触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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東日本大震災をふまえて、学校再編成の計画の見直しを

<教育問題>                               2011.6.23

東日本大震災をふまえて、学校再編成の計画の
見直しを


はじめに 

6月18日の記事「東日本大震災発生から3ケ月が経過して」で書いたように、私は「<東日本大震災と学校>の考察」という項目で新聞記事とネット情報の取りまとめをしています。私自身、この間、栗原市の学校統廃合問題に関わるようになって、一貫して「学校・子どもたち・地域」という関係・結びつきを重視し、見てきました。それで、「3.11の大震災では、どうであったか」という点がずっと気になっているのです。

3.11大震災直後は、まずラジオからの情報、しかし、そのすぐ後には河北新報が、1日遅れて朝日新聞が届けられました。TV・インターネットは、さらにずっと後からでした。ガソリン不足で動きが取れない被災生活をする中で、初めは、新聞とネットからの情報について、あらゆる震災関係のものを整理しました。そのうちこの「<東日本大震災と学校>の考察」という項目に落ち着きました。「震災・(津波)・(原発)・学校・子どもたち」という項目で確認していって「<東日本大震災と学校>の考察」というものをまとめ、途中からそれに加えて、もう一つ、「<原発・エネルギー・環境問題>」という項目でもまとめ出しています。

そうした時、5月31日に持たれた「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」の役員会で、文字小学校の統廃合の条件―「スクールバスを出す」が「市民バス」に矮小化されようとしている問題―が出されました。このことからも、栗原市教委は「子どもたちの教育のため」といいながらあくまで経済効率優先を貫こうとしていることが明白です。最新の広報には一迫地区での統廃合への合意の進捗状況を載せています。この大震災を経ても、栗原市教委は、何ら従前の「経済効率と競争原理重視」を変えようとはしていません。

この大震災は、まだまだ様々な問題が整理されていませんし、まだ充分手が尽くされていません(手が付けられていないことも)学校と地域の再建、子どもたちの安全と安心の確保と教育環境の整備―といったものは沿岸部ほどでなくとも東北3県では、どこでも共通するものです。ですから、栗原市教委のどう考えても従前通りのやり方で行くというのが、私には信じられないのです。そこで、「東日本大震災をふまえて、学校再編成の計画の見直しを」という文章にしてみました。

「東日本大震災をふまえて、学校再編成の計画の見直しを」

今回の東日本大震災では、多くの学校が避難所になりました。地震発生から3か月を迎えた今も、100を超す学校に被災者が身を寄せています。学校は、いざという時に子どもたちだけでなく、地域住民の命を守る「砦」となります。今現在、余震も続き、今後も大地震が再来する可能性も大きいとも言われています。学校の耐震性を一層、高め、防災機能の強化「学校を地域の防災拠点に」にしていくことが緊要です。

 そして、災害時でも、どんなときにもどんな子どもたちにも、育ち、学び、暮らすことを保障できるよう、子どもたちの「安心・安全」そして子どもたちの未来を軸にすべてを見直していくことが必要になっているのではないでしょうか。

 今回の大震災では、学校の役割、地域とのつながりといった子どもたちのための日常のセーフティネットの重要性が浮き彫りになってきています。学校、地域、子どもたち、この3つの結びつきが強いほど、子どもも地域もその多くが救われたのではないでしょうか。このことは、今、例えば学校の統廃合を沿岸地での復興計画に入れたらどうなるか想像すればわかります。

 沿岸地ほどの被害は受けてはいないものの、今後のことは同じような事態にならないとも限らないこの栗原市で、「学校再編計画を、東日本大震災の前と同じ考えで進めてよいものだろうか」という疑問があるのです。

 学校再編計画は、子どもの教育のためとは言っても、所詮は経済効率と競争原理への傾斜であり、「勝ち組」への一極集中を進めるのでしかありません。もっとひとりひとりの子どもを大切にし、ゆきとどいた教育をするため数十人、100人前後であっても、これまで充実した教育をめざしてきたこの栗原の教育を発展させる観点で、いわゆる「適正規模」なるものの撤廃を求めます。

 今回の東日本大震災をふまえ、もう一度、子どもたちの「安心・安全」そして子どもたちの未来を軸に見直しを市民を巻き込んで行うべきではありませんか。

震災体験からー地域・学校・子どもたちー事実・想いなどの共有を 

7月2日1時より仙台のフォレスト仙台で「みんなで語り合いませんかー震災体験から 地域・学校・子どもたちを」という集いがもたれます。妻のところにみやぎ教育センターの「センターつうしんNO.63震災特集」が送られてきていてそれを読みました。多くの方(教師)が書いています。TVでもラジオでもぽつぽつと教師が語り始めています。その時、その後、地域・学校・子どもたちはどうだったのかその事実・想いなどを多くの人が共有することが大切だと思います。そして、私は、震災後は、どうなっていくのか、どうなっていくべきなのかをこれらを聞きながら考えていきたいと思っています。

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東日本大震災日記 (その11)

東日本大震災日記 (その11)

3月24日(木)(14日目)


被災して、2週間が経過して

今回の夫婦内戦の釈明と解説について

―つい先日、珍しく妻より、「ブログ、何も言わないから、見せて」と、私のこのブログの「開示請求」が出されました。少し、ビクッとしましたが、見られたくない携帯メールでもあるまいし、直ぐOKしました。多分、娘のブログを見ていて、そこに私のブログについても書いているので、気になったのだと思います。これは、セーターのことを書いた直前のことです。また、セーターのことを書いた娘のブログを見れば、また直ぐ開示請求がなされるとは思っています。ですから、もう、すっかり、覚悟は決めています。そう、この今回の夫婦内戦のことを書いたことが、その時点では、バレてしまうのです。そこで、今から、予防線を張っておきます。

① 昨日の夫婦内戦に関しては、私の一方的な見方で書いたものであり、そこには、妻側の言い分は、一切書かれていません。そのことは、認めます。

② 勿論、妻の側にも、この件に関して、反論する権利があります。しかも、妻には、その反論を他者に明らかにする手段が限られています。そこで、妻側よりその反論権に基づき、反論の機会の提供が、私に求められた場合、速やかにそれに応じ、このブログなどの場で反論することなどを含め善処いたします。
さて、次に少し<解説>をさせていただきたいと思います。

 前日のブログでは、何か,私は、「綺麗好きで、気難しく、物事をキチンキチンとしないと気が済まない」性格と思われたのでは、と考えました。解説させていただきますと、事実は全く、そうではありません。これらの全くの正反対だとは言いませんが、全て、ほどほどなのです。

 こうしたことを言うと、妻の批判をするようでもあり、また妻の方より、反論はあろうかと思いますが、(そうであれば、また,受けて立ちます。)妻はどちらかというと、「見た目が、第一」です。何かにつけ、見た目を非常に重視する人です。中身、内実は二の次なのです。私は、どちらかというと「中身の重視」派です。しかし、「見た目はどうでもよい」とも思っていません。「見た目も非常に大切である。」ことは、私は、妻に教えられ、妻の影響力を非常に受けて来ました。(「妻に教育された」と言ってもいいと思います。)ですから、だいぶ以前の私に比べて、この点は、明らかに私自身が変わってきたことだと思います。そうしたことから、流しの中や台所は、ピカピカでなくともそれなりに、いつも一応片付いている。家の中も「ゴミ一つ無い」というのではなく、それなりに片付いていて、気持ちがいいこと。家の外も、内と調和して、それなりに片付いていることが大切だと思っています。

ろう城を一時停止し、久しぶりに外出。

―3月11日に被災してからもう2週間も経ちました。19日からは「ろう城生活」に突入し、はや6日目。しかし、昨日には、仙台からの救世軍が到着し、また、少し息をつくとこができ、まだまだ、ろう城を続けられるかと思いました。しかし、そろそろ、いくらなんでも、ガソリン確保をしておかないと、今後のことが心配になってきました。叔父宅へもしばらくサポートに行っていないし、病院に行けないので、私の持病(高脂血症)の薬も切れて2日です。妻は郵便局に用事があると言うし。あと、図書館は閉まり、ネットでは本が注文できなくなって、ふたりとも本を買いたくなっていました。それに食料品も、もう少し補給しておけたらと考えました。そろそろ、また、多目的で外出をしなければならないと決心しました。

そこで、6日ぶりにふたりで、ガソリンが残りわずかな私の車に乗って、外出しました。まず最初にガソリンスタンドへ、宮野地区の大きなJAともう一つはどちらもダメ。丁度その時、9時くらいでしたが、ビッグハウス(ス―パー)が開いて並んでいた20~30人が入っていくところでした。その後から私たちも直ぐに入りました。そこで入手できたものは、ヨーグルト、鶏肉、キャベツ、レタス、もやし、 (最後の) かいわれ2ケ、キノコ、豆腐、魚、(残りわずかな)コーヒー2ケ、焼きソバ、冷凍うどん、酒(これは妻がゲット)などです。カップめんは一つも残っていませんでした。ス-パー内の棚は空のところがまだ多く、入場して30分ほどで目ぼしいものは全て無くなってしまいました。

 この後、築館の街中にある病院に行って私の薬を貰ってきました。(その間、妻は車の中に)2週間分しか貰えませんでした。ついでに街中の3つのスタンドの様子を見るとどこもダメ、一つは緊急車両用専用でした。そして、TSUTAYAへ行きそれぞれ2冊ずつ本を購入し、最後に郵便局に行きました。それで帰るしかないのですが、念のためにもう一ヶ所栗駒のスタンドに寄ってみようということなりました。結果はここもダメでしたが、最後尾に店員の車がつき、張り紙で「ここでおしまい」と表示し、その後から、来る車に全て説明をしていました。(うっかり、明日はどうかと聞き忘れました。)
  
次々に予定の変更・キャンセルをして

―ガソリンが入手できず、叔父宅が心配でした、向こうから妻にTELしてきました。プロパンも湯沸しも直ったし、フロにも入れたので「来なくて大丈夫だ」というものでした。それでも物資が足りているか心配で、東京方面に住む叔父の兄弟たちに、郵便局の定形外郵便を使って物資の郵送をと催促しておきました。

交通網の遮断は今回、思っていた以上に深刻です。この4月初めには妻は、香川の娘のところへ、孫が1年生になるので、手伝いに行くことにしていました。すでに早割りの航空券を取っていたのですがキャンセルしました。次に妻は、妻は、東京時代の元同僚たちとこの時期4月に旅行をするのですが、今回は、妻が当番で米沢方面の旅館の予約をしていました。それもキャンセルをしました。今回、被害を受けていない観光地でも、アクセスの関係で、キャンセルが相次いでいるといいます。原発事故が影響して、外国からの観光客も激減しているとのことです。

車で出歩けない状況の中で、妻は、TELで盛んに友人と連絡を取り合っていました。スタンドの状況についても、妻は、やり取りや、情報交換をして、女性のネットワークを築いていきました。

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宮城県教育委員会への緊急要望 

<教育問題>

宮城県教育委員会への緊急要望     2011.3.29

このところ、数日遅れの東日本大震災日記を連載していますが、飛び込みでこの記事を入れます。連日配信していただいている「民主教育をすすめる宮城の会ニュース」(3月28日)で、宮城県の教職員人事異動に関して次のような内容で「お願い」「訴え」がありました。それを「転送して良い」とのことでしたので、紹介します。その「お願い」「訴え」にもとづき、私が、本日(3月29日)午後5時前に宮城県教育委員会宛に緊急の要望をメールで出しましたので、それも明らかにしておきます。

「お願い」と「訴え」

改めてお願いします!宮教組 書記長 瀬成田です。

県内はもちろん、全国から抗議の声を県教委に届けてください。

許せない事実が判明しました。

昨日、県教委が突然、異動名簿をホームページに掲載したのですが、亡くなった猪又聡さんが「志津川中への異動」と掲載されていたのです。

県教委は今朝の河北報道によると「異動対象者全員の安否確認ができ、保護者や自治体に広く周知する必要がある」との判断で急きょ方針転換し広報した、と報じられていました。

しかし、14日ごろ、県内の教職員で一番始めに死亡が確認された猪又さんが異動名簿に載るということは考えられないことです。天国の猪又さんも怒っていると思います。

「安否確認ができ」とは全くのウソで、県教委がいい加減な作業をしてきたということが証明されました。あまりにずさんです。被災地のことを県庁にいる役人たちは本気で考えていません。

やはり、教職員の犠牲者8名、行方不明者36名という状況での異動発表は無理だったのです。児童生徒も152名が死亡、818名が行方不明という中で教職員配置をすることもできないはずです。

すでに異動準備をしている人には申し訳ありませんが、やはり、一度凍結し、行方不明者が0になった時点で、改めて教職員の希望を聞き、適切な配置をすべきではないでしょうか。

県教委への抗議はもちろんですが、マスコミへの情報提供、県議会への声援などに緊急に取り組んで下さい。その輪を広げて下さい。

明日、県の自由法曹団(弁護士有志)も声明を出すそうです。29日には県議会の災害特別委員会が開かれます。私の友人の県議も怒っています。まだ、間に合います。

私からもあらためて訴えます。 富樫昌良

3月26日の「平成23年東北地方太平洋沖地震を踏まえた教職員人事異動について」では、当初4月20日までとした被災地・避難所の教職員について「兼務発令」が、最長1学期いっぱいとなりました。

「兼務発令によって被災を受けない学校に我慢を押し付けるなど」いろんな問題を含んでいますが、これはこれで宮城県教組や高教組などの抗議行動によって被災地の状況を無視できなくなったことの反映です。いの健加盟団体や個人、全国からの抗議行動や宮城県議会の災害対策特別委員会が全会一致で「人事異動の凍結」を求めるなどの動きに、一定譲歩せざるを得なくなったことの表れでもあると思います。

しかし、瀬成田書記長の報告によれば、今回の人事異動が現場の実態を無視した、まさに独善的で官僚的な県教委の姿勢を示す以外の何物でもありません。

犠牲になった教員を人事異動名簿に掲げて平然としている県教委、家族を失い、家を失った教員を強引に異動させようとする冷酷さに怒りを禁じ得ません。子どもたちを愛し、人を愛することの大切さを教えなければならない教育現場がこんな非人間的なやり方で混乱させられることは何としても食い止める必要があります。
今一番大事なことは、校長以下全教職員の力で、学校を学校らしく再建することであり、すべての子どもたちが安心して通うことのできる環境を整えることです。

そのためには、「非常事態」なのですから、原則的には「全県的な異動は凍結」し、石巻市立大川小学校のように教員の大半を失ったところへの補充や、被災地で救援活動に取り組まなければならない学校への教員の増員を基本とした異動にとどめるべきです。

また、特別の事情のもとに転出を希望する教職員を除いて、被災地の教員は子どもたちのためにも地域のためにも学校再建のためにも「原則として留任」にすべきです。
異動は必要最小限にとどめ、被災を免れた学校の教職員の協力と新任教員の配置によって対応することを基本とすべきです。

宮城県教育委員会への私の要望



宮城県教育委員会様

 宮城県自体は、この春の定期人事異動に際して、東日本大震災の発生で当初予定していた異動を大幅に凍結し、さらに退職者の3割を再任用し、現行部署に引き続き起用する災害復旧シフトを敷いています。ところが、宮城県教育委員会は、教職員人事異動を、そのような体制を取らず、多少の配慮はあるものの、従来通りの大幅な人事異動を行おうとしています。これでは教育現場は混乱してしまいます。この非常事態において一番大事なことは、校長以下全教職員の力で、学校は学校らしく再建させることであり、すべての子どもたちが安心して通うことができる環境を整えることです。

 宮城県の方は、「被害者支援や災害復旧が優先で、現行体制の維持が適当である。被災地の状況が落ち着けば、新年度の本格異動も検討する。」と話している、との新聞報道がされています。宮城県教育委員会も同様の処置を取るよう、次の4項目の実施を要望します。

① 教職員の定期の人事異動は今回凍結し、必要最小限にとどめること。

② 被災地・避難所に勤務する学校には教職員の増員をすること。

③ 校長の異動を凍結し、校長を先頭に全教職員の協力で学校の再建に当たることができるように考慮すること。

④ 被災教職員や被災した子どもたち、被災地に温かい教育行政を行なうこと。
                                                        -以上ー

「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」佐藤 茂雄



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「学校にかかわる入札問題」の背景と解説

<教育問題>                               2011.1.27

「若柳中学校校舎、築館中学校体育館改築をはじめ、学校にかかわる入札問題」の背景と解説

 宮城県栗原市では、昨年末(12月16日)に学校改築落札が2件、最低制限価格と一致していたという官製談合疑惑が起きています。同種の疑惑(落札額と最低制限価格の一致)は過去3年間にも21件あっとも新聞で報じられています。これは、官製談合が常態化していたという疑惑が出てきたということだと思います。

 また、今、栗原市では、学校統廃合(再編)計画のトップバッターとして金成小中一貫校建設がどんどん進められようとしています。この校舎が当初の中学校を17億円で改築するというものから、いきなり25億円新築へ変更されました。確かに保護者等の不安を解消するのにそれなりの施設・体制は必要です。しかし、それがハコモノで引き付けたり、幻想を与える前例にならないか危惧されるところです。しかも、これを、市民に十分に諮らず短期間で決めてしまっています。

 ここ、栗原市では、金成小中一貫校の新築が前例とされ、今後の統廃合計画でもハコモノ(コンクリート)建設が大きなウエイトを占めてくる可能性が出てきています。これは、一方で学校設備を抑えようとしていることと矛盾するようにも思われ不可解なことです。金成地区だけでなく今後、栗原市全体から教職員はどんどん減らされていきます。その一方でこのようなハコモノ(コンクリート)建設がどんどん進むならば、これは、「人からコンクリート」なのかと思わざるを得ません。民主党が政権をとる時に掲げた「コンクリートから人へ」への正反対のことが起きてきています。

 1月26日、―若柳中学校校舎、築館中学校体育館改築をはじめ、学校にかかわる入札についてー「公正な審査」を求める要請書を栗原市教育委員会に提出しました。1月30日には「「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」の第1回新春学習会が開催されます。そこでもこの問題も話されます。要請書の回答期限が2月10日ですので、この後にもこの問題の紹介はしていきますが、まず、問題となった市議会でのやり取り、新聞記事の紹介します。(<資料1>、<資料2>、<資料3>


<資料1> 

日本共産党栗原市議団 市議団ニュース 2011年1月 NO.30
市議会報告(12月定例会) 菅原勇喜議員の一般質問より

ー若柳中学校後者建築工事・築館中学校体育館建築工事ー
最低制限価格ぴったりで落札

(問) 

 若中校舎建築工事は、予定価格比90%、最低制限ぴったりの9億6300万円で落札。築館中体育館建築工事も予定価格比90%、最低制限価格ぴったりの4億860万円で落札した。
1.どのような感想を持っているか。
2.最低制限価格の決定は誰が、いつ行うのか。
3.予定価格または最低制限価格と100%一致した件数は過去3年間で何件あるか。

(答) 

1.(市長)業者間の適正な価格競争による入札結果と考えている。
2.(市長)市役所は副市長、総合支所は総合支所長が入札日に作成する。
(副市長)最低制限価格を設けた以上は、こういうぴったりの数字が出てくる。運用の幅を持たせないとだめかなと    反省している。
3.予定価格と同額の件数は
平成20年度…25件  
平成21年度…13件  
平成22年度…10件
最低制限価格と同額は
平成20年度…3件  
平成21年度…8件  
平成22年度…10件

”事前に価格を知らなければ、ありえない事態"

 最低制限価格は、それを1円でも下回れば失格になるというものです。
 それを"ぴったりで落札"するというのは、"事前に価格を知らなければありえない事態"という声が、建設関連業者の間で広がっています。



<資料2> 

栗原市発注工事 最低制限価格と一致 2件相次ぐ 

                           2010年12月17日 河北新報(Web版)

 宮城県栗原市が発注した大型公共工事の入札で、落札額が最低制限価格と相次いで一致したことが16日、同市議会12月定例会の一般質問で取り上げられた。市議から価格漏えいを懸念する質問が出たが、市は「業者間の適正な競争により行われた結果」との見解を示した。

 価格が一致したのは築館中体育館改築工事(11月22日入札、落札額4億860万円)と若柳中校舎改築工事(同25日入札、9億6300万円)で、いずれも制限付き一般競争入札が行われた。

 築館中は栗原市築館の建設会社、若柳中は同市若柳と仙台市の建設会社の特定建設工事共同企業体(JV)が落
札した。

 いずれも今定例会に請負契約議案が提出されている。わずか4日間に大型建築工事で一致が相次いだことから、地元建設業界で話題になっている。

 菅原勇喜市議が価格決定のプロセスなどについて質問。答弁によると、予定価格と最低制限価格は副市長が入札日に設計額を見て決める。落札額と制限価格の一致は、過去3年間に21件あったという。柳川輝久副市長は「予定価格は設計額に近い価格にしており、過去の例を見れば、ある程度は予定価格と制限価格を類推できる」と答弁。「入札方法を改める必要があるかもしれない」と述べた。 


<資料3> 

最低制限価格と落札価格が一致 栗原市の工事2件                           
                2010年12月17日 朝日新聞宮城版 

 栗原市の2件の中学校改築工事で、業者の落札価格が最低制限価格と一致していた。市側は16日、「適正な価格競争の結果と考える」と説明しながら、最低制限価格の設定方法を見直す考えを示した。

 市議会で菅原勇喜議員(共産)が指摘した。

 一致していたのは、11月に入札があった築館中体育館の改築工事(落札額4億860万円)と、若柳中学校舎改築工事(同9億6300万円)。体育館は地元建設会社、校舎改築は仙台市と地元企業の共同企業体が落札した。

 最低制限価格は予定価格の70~90%の範囲で決めることになっているものの、大半は上限の90%で算出していた、と市は述べた。指摘を受けて、今後は範囲内で弾力的に算出する意向を述べた。

 同市は、入札後まで予定価格や最低制限価格を非公開にしている。県内の建設業者によると、入札希望業者は事前に設計図面や仕様書を閲覧できるため、予定価格はある程度までの推測はできるが、一致させるのは難しい。

 市は、予算書からも予定価格が推測できる、と説明する。



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要請書を栗原市教育委員会に提出

<教育問題>                              2011.1.26 

若柳中学校校舎、築館中学校体育館改築をはじめ、学校にかかわる入札について
「公正な審査」を求める要請書を栗原市教育委員会に提出            

 「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」では、昨年末より、この件について協議を重ねてきました。これは、明らかに官製談合疑惑問題なのですが、私たちの会でこの問題を全面的に捉えて、更に調査を進めて対処することは、難しいという判断をしています。

しかし、① 問題が起きているのが学校建築に関することである ② 今後、金成の小中一貫校の新築問題はじめ学校統廃合絡みでの建築―「入札」が増える ということから、何もしないということではなく、今から事前に教育委員会に(権限は限られていますが)「公正な審査」の要請しておこうということになりました。

そこで、1月26日午後2時過ぎに栗原市教育委員会に代表、事務局長と私の3人が行ってこの件の「要請書」を提出してきました。この日の3時からは平成23年度第1回栗原市教育委員会定例会でしたので、その傍聴を兼ねての行動でした。そうしたこともあって丁度、教育長も教育部長もいましたので、直接少し話をして要請をすることができました。後日、他部局との調整後にも回答する(2月10日までとお願いした)ということでした。

昨年9月1日に「私の提案―自治体財政分析講座の開催を」という呼びかけをだしましたが、その趣旨には多くの方に賛同をいただきましたが、なかなか一緒にしようとする方が増えません。そこで考えていた勉強会=栗原地域自治研究会(仮称)は、財政分析だけでなく行政分析も行うことになり、栗原市における市民オンブズマンの役割も果たしていくことになると考えていました。「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」は、この間の活動を通じて、栗原市における教育オンブズマンの役割を果たそうという共通認識にまで到達しています。しかし、この官製談合疑惑問題の全体に取り組むには、やはり、別の運動体の結成が必要だと考えています。

この1月30日に「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」の第1回新春学習会が開催されます。そこでの主な内容は、① 読書会「小中一貫校を検証する」(花伝社 山本由美編)ですが、その他に ② 新学習指導要領 と ③ 栗原市発注工事「若柳中学校校舎改築」「築館中学校体育館改築」の入札について も話されます。私の考えているような方向に進むかどうかはわかりませんが、これからもいろんな方に働きかけをしていこうと思っています。 




 2011年1月26日
栗原市教育委員会
 教育委員長 後藤邦正様
教 育 長 亀井芳光様

若柳中学校校舎、築館中学校体育館改築をはじめ、学校にかかわる入札について
「公正な審査」を求める要請書

               ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会 代 表 鈴 木 健 三 

 貴職におかれましては、日ごろ栗原市の教育行政の円滑な運営にご努力されていることに深く敬意を表します。
 さて、私たち「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」は、昨年の12月16日付けの朝日新聞、河北新報の新聞記事による、栗原市議会の「若柳中学校校舎、築館中学校体育館、改築の入札の件について」の質疑応答の新聞報道について、大きな疑義を持ちました。この報道には、多くの市民も強く関心を示し、懸念を抱いております。
 私たちは、今後、学校再編計画をはじめ、学校に関わる入札を「公正な審査」で行う必要があると考えます。このことは、現在、栗原市当局が財政縮減策を実施する中で、市民が身にしみて、最も関心を示しているところであります。特に、今後、金成小中一貫校の校舎等の建設をはじめ、幼小中学校の校舎、体育館、プール建物、校内の設備、備品等々多額の財政を伴う事業を予定していると思いますが、これらの金銭に関わる入札の件に関しては、市民にガラス張りに公開をすることを強く望むところであります。 
 以上の観点から、若柳中学校校舎、築館中学校体育館改築をはじめ、学校にかかわる入札について「公正な審査」をするよう、下記の項目について要請します。
 尚、要請事項については、2011年2月10日までに文書で回答をお願いいたします。
 
要請事項
1 今回の各紙の新聞報道について、貴職の見解をお聞かせください。
2 今後、学校建築等で、どのような工事を予定しているか、お聞かせください。
3 今後、予定している工事の 「入札」 は、どのような方法を考えているか、お聞かせください。
4 疑義がもたれないような「入札」の方策はどうあればよいと考えるか、お聞かせください。

 ・回答の宛先:〒989-5361 栗原市栗駒文字葛峰37-3
     ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会 代表 鈴木健三

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