触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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MOVIS BEST 10 (2009)

<MOVIES>                                2010.1.2

MOVIS BEST 10 (2009)

1. グラン・トリノ
 クリント・イーストウッド主演・監督の2008年の作品。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に直面し葛藤する姿を描く。

2. おくりびと
 本木雅弘主演の2008年のアカデミー賞外国語映画賞受賞の作品。「納棺師」となった男(本木雅弘)が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。

3. 幻影師アイゼンハイム
 エドワードノートン主演の2006年の作品。19世紀末のウィーンを舞台にした天才幻影師(エドワードノートン)と、皇太子との結婚を控えた公爵令嬢の禁断の愛を描いたラブストーリー。

4. チェンジング
 これもクリント・イーストウッド監督の2008年の作品。実生活でも母親であるアンジェリーナ・ジョリーが、強さを内に秘めた母親を熱演。

5. アフター・ウエディング

6. ある愛の風景

7. レールズ&タイズ

8. メモリーキーパーの娘
 全米ベストセラー小説を映画化、妻の生んだ双子の赤ん坊のうち一人をある理由で内密に手放してしまった医師の苦悩と、周囲の人々の行く末を描いた2008年の作品。エミリー・ワトソンの演技がいい。

9.君のためなら1000回も
 兄弟のように育った少年2人の心の傷と許しを描くヒューマンドラマ。ソ連とタリバンに翻弄されるアフガニスタンの過去と現在を見せる2007年の作品。原作はアメリカでのベストセラー小説。

10. 最高のともだち

次点
  レッドクリフⅠ,Ⅱ ベンジャミンバトン 天使と悪魔 K20 いつか眠りにつく前に

解説

:正月に貰った娘の新年の家族新聞に、例年のことですが今年も娘夫婦のMOVIE BEST 10(2009)が載っていました。我が家では子ども達が親元を離れるまでの十数年間、新年の家族新聞を発行していました。それを結婚しても娘は引き継いでくれているのです。

 昨年は、<MOVIES>も真面目に書こうと思っていたのですが、途中で息切れをしてしまいました。1~4と8,9はその後のものです。機会があったら詳しい批評も書いてみようと思います。次点のレッドクリフ以外は、DVDでの鑑賞です。なかなか映画館まで足を運ばなくなっていますが、今年は何とか、もう少し行こうと思っています。娘夫婦の方は、同時にWORST3も載せていますが、私の主義としては、WORSTは書かないことにしています。  

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MOVIES レールズ&タイズ

MOVIES- 
女性監督が続きます。                            
 2009.7.29

レールズ&タイズ             2009.7.25
 
製作年度2007年度 101分のアメリカ映画
 関連するリンク先―Yahoo!映画 レールズ&タイズ

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あらすじ

 看護士の妻メーガン(マーシャ・ゲイ・ハーデン)とその夫の鉄道技師のトム(ケヴィン・ベーコン)には、子どもも無く、癌を患っていた妻の病む姿を見たくないトムは仕事に逃げ込んでいました。ある日、トムの運転する列車が前方線路上に停車していた1台の車を轢いてしまいます。その車には一組の母子が乗っていましたが、息子は激突寸前に脱出し、母親は轢死。原因は母親による無理心中でした。そして息子の少年デビッドは里親へ出されることになりますが、やがて、トムを訪ね「母さんを殺した。」と激しく非難します。図らずも加害者となったトムと、彼を憎みながら本当の家族を探し求めるディヴィトでしたが、そこで、子宝に恵まれなかったミーガンの希望によりデビッドを迎え入れることになりました。トムは、徐々にディヴィと打ち解け合い、夫婦仲も取り戻していきます。しかし、そんな中、メーガンの死期は刻一刻と迫っていました。

私の感想

 不慮の事故で出会った少年と家族のような交流を重ねることで次第に絆が芽生え再生していく姿を描いたヒューマン・ドラマです。クリント・イーストウッドの娘である女優アリソン・イーストウッド(39歳)が、ケヴィン・ベーコンを主演に迎えた初監督作品です。

 子どものいない夫婦と母親を失った孤児の少年の出会い。仕事人間だったのが、癌で余命いくばくも無い妻に寄り添う中で、少年を受け入れ、微妙な心の変化とつかの間の幸せを感じるトム。死に直面して、これまでの人生への思いや夫への感謝の気持ち、少年の為に力になれるという喜びを感じるメーガン。一緒に心中しようとした母親でも助けられなかったと自分を責めるデビッド。アリソン・イーストウッド監督は、女性らしい肌理細やかな演出と、たんたんと描く中に三人の激しい感情の揺れを上手く描いています。

 アリソン・イーストウッドの今後の作品(俳優と監督)も気になるところです。

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残り12本、まずスザンネ・ビア監督の作品2本。

MOVIES- 
残り12本、まずスザンネ・ビア監督の作品2本。                

 2009.7.28

 来週からは、娘夫婦と孫(今度は2人とも動きまくる)がやってきて、またもやジジ親家業の再開です。MOVIESの記事アップを再開してもしばらく書けなくなる可能性があります。それまでに残りの12本の内、出来るところまで記事にしてみたいと思っています。8月にも新たに「私のお勧め」の基準、4(5点満点)に到達する映画に出会えるかもしれませんが、とりあえず始めます。まずは、デンマークの女性監督スザンネ・ピアの2作品。「ある愛の風景」と「アフター・ウエディング」からです。

ある愛の風景                                                
2009.7.24

 製作年度2004年 117分のデンマーク映画
関連するリンク先―Yahoo映画 ある愛の風景

あらすじ

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 美しい妻サラ(コニー・ニールセン)と2人の娘を持つ国連軍のエリート兵士ミカエル(ウルリッヒ・トムセン)は、良き夫、良き父として幸せな日々を送っていまいた。しかし、戦渦のアフガニスタンへ赴いた彼は、敵の捕虜となってしまいます。

 一方、サラの元にはミカエルは、作戦中にヘリもろとも撃墜され死亡したとの訃報が届きます。彼の妻子や親兄弟は、戦死の知らせによって喪失感に苛まれます。そして、捕虜になったミカエルは、想像を絶する苦境に立たされていきます。やがて彼は帰還を果たすものの、その苦悩と狂気は、家族の絆を確実に蝕んでいき、主人公たちは、極めて深刻な状況に追いやられていきます。

私の感想

 デンマーク・アカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲得し、ハリウッドでのリメイク企画も進行しているそうです。原題は「Brother」弟(ヤニック)は、優秀な主人公の兄と違って、親にとって頭の痛い存在です。罪を犯して、服役し、出所して来たところ。ところが、このヤニックが壊れていく家族を救っていきます。ですから原題のままでもいいのでしょうが邦題もラストまで見ると頷けるものがあります。

 このデンマークの女性監督スザンネ・ピアは、昨年「アフター・ウエディング」でアカデミー外国映画賞にノミネートされて、現在その作品全てが注目されているようです。女性監督らしく、見ていて、一人ひとり登場人物の心情がとても深く丁寧に描かれていています。この映画は、男性と女性の両方の特徴を非常によく捉えた映画でもあります。環境の劇的変化に適応しやすいのは、やはり女性なのであり、この映画の主人公の男も、帰国後も真実を周囲に打ち明けられず、自分ひとりで抱え込んでしまったがために余計に苦しむ(「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を患ってしまう)わけです。男は地位や名誉、財産など、プライドをかけて守ってきたものを壊されると、割合に脆さや弱さを露呈する事がよく分かります。

 昨年紹介したアメリカ映画でイラク戦争の銃後を描いた「さよなら、いつかわかること」と共通するものがあります。深遠な家族の物語と、根底に流れる反戦のテーマです。しかも、反戦―悲劇に終わらせるだけでなく、ラストでは、「一筋の光―救い」を当てています。Yhoo!映画の解説で「スサンネ・ビアが描き出すのは、必ずしも悲劇ではない。もし彼らが現在の不安定な世界と繋がることがなければ、身の回りの安全だけを確保しようとする社会のなかで、敷かれたレールの上を歩み、画一化された幸福を求めていたかもしれない。彼らは世界と向き合うことで、それぞれに自分の道を見出し、より深い愛に目覚めていくのだ。(大場正明)」とありました。アメリカ、デンマークとそこの国民は戦争に深くかかわらざるを得なくなっています。まだ充分に知られていませんが、日本でも、すでにイラク派遣で自衛隊隊員の間でPTSDは出ているようです。私たちは、他人事でない状況に進んできているのだと思います。

アフター・ウェディング                                      
2009.7.27

fea

製作年度2006年 119分のデンマーク映画
関連するリンク先―Yahoo映画 アフター・ウェディング

あらすじ

 インドで孤児たちの援助活動に従事するデンマーク人のヤコブ(マッツ・ミケルセン)のもとに、デンマーク人の実業家ヨルゲン(ロルフ・ラッスゴル)から巨額の寄付金の申し出が舞い込みます。寄付にあたり一つだけ条件を求められましたが、それは直接会って話をする、という事でした。そこでヤコブは、久しぶりに故郷デンマークへと戻りました。ヨルゲンとの面談後、その週末に彼の娘アナ(スティーネ・フィッシャー・クリステンセン)の結婚式に出席するように強引に誘われ、断りきれずに出席すると、そこで思いがけずに昔の恋人で今はヨルゲンの妻となっているヘレナ(サイズ・バベット・クヌッセン)と再会します。困惑するヤコブ。そしてさらに結婚パーティーでは、両親に向けてスピーチをするアナの話からアナがヨルゲンとは血の繋がりがなく、ヘレネの昔の恋人との子どもであることが分かります。ヤコブと別れた直後に妊娠がわかり、その後ヨルゲンに出会ったというヘレナに、20年間娘の存在を知らされずにいた彼は怒りが抑えられません。

 そして、ヨルゲンはヤコブに、1年毎の寄付ではなく、アナの名を付けた基金を設立し、2人で使い道を決めればいいと提案します。1200万ドルもの額になる基金に「あなたのメリットは?」と問いかけますが、「何もない、普通の暮らしができればいい」と答えるヨルゲン。ヤコブが基金の契約書を確認していると、自分がデンマークに住むことが条件になっている事に気付きます。反発するヤコブはヨルゲンと口論になるが、やがて彼は全てを仕組んだヨルゲンの秘密と、彼の本当の望みを知ることになります。

私の感想

 インドで孤児たちの援助活動に従事するデンマーク人のヤコブ。彼を祖国に呼び寄せ、巨額の寄付と引き換えにその人生を支配しようとする実業家ヨルゲン。スザンネ・ピア監督は、映画でこのふたりを対照的な存在にしています。富と力を持つヨルゲンは、自分の手が届かない未来までコントロールしようとし、喪失を背負うヤコブは、理想に救いを求めようとします。しかし、彼らは、どちらも本質的に西洋人であり、父親としての愛に突き動かされて行動しているところは同じです。西洋対非西洋の構図は、関連する舞台が今回インドになっただけで、「ある愛の風景」でアフガニスタンが登場してきたのと同じです。また、今回は、後半で、主人公たちの位置づけに大きな変化をもたらします。スザンネ・ピア監督は、余命いくばくも無いと分かり、愛する家族のためにとったヨルダンの行動によって、予期せぬ悲劇に翻弄されていく家族や男女を描いていきます。その善悪で単純に割り切ることができない複雑な感情や関係を、一定の距離を保ちながら、繊細にして冷徹な眼差しで描き出していきます。これは、予定調和のハッピーエンドとは違うけれども、何かとても不思議な後味の良さを私は感じました。

 主人公のヤコブを「どこかで見た顔だなあ」と思って見ていたのだが、「007カジノロワイヤル」の悪役でしたね。全く印象の違う役どころですが、なかなかの熱演で、複雑で繊細なヤコブの心境を見事に演じていました。

 このところ、立て続けに2作品を見た、このデンマークの女性監督のスザンネ・ピア監督。その作風がとても私は気に入りました。他の作品、2002年の「しあわせの孤独」ハイウッド進出の2008年「悲しみが乾くまで」も、機会があれば是非見たいと思いました。

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MOVIES 最高のともだち

MOVIES-
8ヶ月もの空白。久々ぶりに記事アップ。                     

2009.7.27

 前回MOVIESの記事をアップしたのが11月30日ですから、もう既に8ヶ月もたっています。ではその間に映画館、DVDで映画を見なかったかというとそうではありません。55本程も見ています。その全てが、記事にしないとした5段階評価の3までかというと、それもそうではありません。13本が「私のお勧め」の基準、4に到達しています。順番に挙げていくと、トゥヤーの結婚、ダークナイト、築地魚河岸三代目、カンフーパンダ、いつか眠りにつく前に、おくりびと、レッドクリフ、レッドクリフⅡ、最高のともだち、ベンジャミンバトン、ある愛の風景、レールズ&タイズ、アフターウェディングの計13本です。(2009.7.27までに)映画としての一応の及第点3がその約3倍、33本ほどあります。残り7~8本が見なければよかったと思った映画です。

 10本も超えると、もう、溜まりすぎてしまって記事にするのも億劫になってしまいました。そもそもこの13本の最初、「トゥヤーの結婚」で引っ掛ってしまったのが始まりです。中国の内モンゴルの問題が背景にあって、それに対してどう言及しようかと考えているうちに時間が経過してしまいました。映画を見て、問題を感じても、その時に全て解明できるわけも無く、どんどん積み残されていきます。しかし、幾つものよい作品を見続ける中で発見することもあります。単に見て、消化だけしているようでも、自分の中に実になっていることもあります。ですから、もっと、気軽にどんどん記事に出来る方法はないかと考えています。とりあえず最近(一週間前より)みた映画で私の評価―4以上のものから再開していくことにします。

最高のともだち 

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2009.7.20

 製作年度2005年 96分のアメリカ映画。

あらすじ

 お母さんと二人で暮らす13歳の少年トム(アントン・イェルチン)は隣に住む、知的障害のあるパパス(ロビン・ウイリアムス)といつも一緒に遊んでいた。といってもパパスはもう41歳の中年のおじさん。二人で肉屋で肉を配達するアルバイトをしたり、肉屋のフランス人の女経営者に鼻の下を伸ばしたり、二人でお金をためて、あこがれの緑の自転車を買おうと約束していた。しかし、少年は少しずつ大人になっていく。恋もして、お母さんの干渉もうっとうしく感じるが、お父さんが死んでから精神が不安定なお母さんも心配でたまらない。パパスにとってトミーが大人になるということは自分からドンドン離れていくことに。そのジレンマと友を失うという喪失感と嫉妬心がパパスに思い切った行動をとらせてしまい、ある事件を起こしてしまう。その時、女性刑務所で声だけだけど知り合ったレディという女性がトミーを支えることになり、そして行くべき道を指し示してくれた。時が経ち、大人となり(デビッド・ドゥカヴニー)、30年後、あの当時のパパスぐらいの年齢になったトミーは再びアメリカへ、そして、生まれ故郷へと帰って行き、感謝の気持ちを胸にレディとそしてパパスとの再会を果たすのでした。

私の感想

 2005年の製作なのに、日本では劇場非公開作品です。アントン・イェルチンがターミネーター4?で有名になり、最近DVDでリリースされ始めたものです。監督は、Xファイルのデビッド・ドゥカヴニー。原題は、「HOUSE OF D」とういもの。意味はよくわかりません。邦題の「最高のともだち」は確かに分かりやすい。アントン・イェルチンの透き通るような透明感のある少年役は好感が持てますし、ロビン・ウイリアムスの41歳と73歳の障害者の役。流石に上手いです。でもネットで調べてもこの映画は彼の代表作には入ってきません。それほど数々の映画で重要な演技をしているのだと思いました。少年から大人へ、しかし、その過程でのことがずっと心のしこりになっていた。自分の息子がその頃と同じ歳になった時、全てを家族に打ち明けて、過去の自分に再会しにゆくという映画。誰にでもそうしたことは、1つや2つありそうですが、そこまで出来ない。何だか、自分に代わってそれをしてくれているような感じもしました。心暖まる映画です。

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Dear フランキー 

MOVIES-11月、続々とはならず、久しぶりのアップ。            
                                       2008.11.30

Dear フランキー    2008.11.26

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 製作年度2004年 102分のイギリス映画 
 関連するリンク先― ヤフー映画 Dear フランキー

あらすじー 主人公のシングルマザーのリジー(エミリー・モーティマー)は、物心つく前に、父親の暴力を受けて難聴になってしまった息子フランキー(ジャック・マケルホーン)を護るために、イギリス中を転々として逃避行のように生きています。「死んでるも同然よ」と同行してくれている母親に言われるような暮らし方です。フランキーが物心ついてからは、「お父さんはね、<アクラ号>という大きな船に乗っていて、世界中を航海しているの」と嘘をついてしまいます。そして、その嘘のためにリジ-は散々苦労することになります。フランキーは郵便局の私書箱宛にせっせと手紙を書き、リジ-が「架空の船乗りの父親」になり代わって返事を書きます。9歳のフランキーは部屋の壁に世界地図を貼り、<アクラ号>の航跡や停泊地を追いかけ、夢を膨らませます。

 ところが、ある日、フランキーの暮らす港町-グラスゴーに、本当の<アクラ号>が寄航することになり、フランキーは大喜びしますが、リジ-は大慌て。リジ-は「1日限りの父親役」を努めてくれるアルバイトを捜そうと奔走します。リジーは、男を漁る女に成り下がっても、自分の体を賭けても男=父親役を見つけようとします。ようやく、友人の協力でニセ者パパ(ジェラルド・バトラー)を確保し、フランキーに対面させることになります。流れ者のようなそのニセパパにフランキーは、直ぐに打ち解けていきます。今さらパパ(ニセ)に会うことを反対していた祖母は、宝物のように水切り石を眺めるフランキーを見て嬉しそうに「良かったわね。キレイな石ね。」と言ってくれます。

 しかし、リジーは、彼が、もしフランキーを傷つける男だったらと考え、どうしても心を開けなません。しかし、彼の人柄がわかるにつれ、お互いに惹かれていきます。予定の1日が2日間になりますが、やがて別れが訪れます。その後、実の暴行父は、危篤状態になっており、息子との面会を求めますが、リジーは危険を感じ、拒否します。やがて、その実父は死亡し、リジーは、フランキーに「お父さんは、病気で死んだの」と告げます。しかし、それでもフランキーは、相変わらず、手紙を書き、出します。

キラリと光るイギリス映画

 11月にも、MOVIESを続々アップしますとは、言ってみたものの、良い作品がなければできません。15日、16日と最新のインディジョンズ…と、私の好きなヴィゴ・モーテンセン主演のイースタン・プロミスを見ているのですが、星が☆☆☆+△で4つに少し届きませんでした。11月はもうダメかと思っていたら、TVのNHKBS2でこの作品を何気なく見てしまいました。期待もしていなかったのですが、偶然に、いい作品に出会えたと感じました。

 もともと私は、「父(この場合、ニセパパ)と息子ものに弱い」という性格?を持っています。つい、涙腺が緩くなってしまいます。何もこの映画のジェラルド・バトラーに自分をダブらせているわけではありません。あの格好良さに憧れますが…母親役のエミリー・モーティマーもいいですね。どこか、若い頃のデミイ・ムーアに似ていて。祖母、友人など脇役もいいですね。それにフランキー役のジャック・マケルホーン、純真で、素朴ないい感じを出していました。

 出演者がよく思えるのは、脚本、演出が丁寧で、しっかりしているということかもしれません。嘘をついてまで、リジーのフランキーを護ろうとする必死な心情が伝わってきます。そして、フランキーが、本当はリジーの嘘に気付いていることも何気なく判るようにしています。この映画のラストは、はっきりとは描かれていません。しかし、見る人に「おそらくハピーエンドになるだろう」と予想させているように思います。フランキーは、ニセパパにまた会えることを確信しているように思われますし、リジーとこのニセパパはやがて必ず結ばれます。(二人のキスシーンは、じれったくなる程、息が詰まりました。)ニセパパは、友人の弟ですし、何よりも、もう、障害となっていた暴力夫は亡くなっています。

 様々な小道具やディテールにも意味があって面白く感じました。まず、何といってもモチーフとしている「手紙」。それに、フランキーへのプレゼントの本、水切り石、ニセパパに渡したタツノオトシゴ、フランキーが住んでいるアパート階段の海面のタイル…それに映画全体の雰囲気を作っているような港町―グラスゴーの風景(特に小高い丘の上から見たーここは、フランキーのお気に入りの場所)。

 イギリス映画の現代を描いたものの中には、こうしたこじんまりとしたものでも、何かキラリと光る良いものを持ってる作品が、時々みられます。私は、こうした作品が大好きです。

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