触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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原発震災に際しての私の行動(判断)基準 (その3)

<原発・環境・エネルギー問題>             2011.7.30

原発震災に際しての私の行動(判断)基準 (その3)         

はじめに

 このシリーズの(その1)7月21日では、私は、「栗原で放射能とどう向き合うのか」ということに関して、まず、「自分で判断を下す」重要性を述べました。その際、「思考停止に陥ってはいけない」こと、そして、ドイツの脱原発への国民的議論の積み重ねに学んで「絶えず考え、議論し、合意を形成してく。」ことの必要性を述べました。

 そして最後に、― 原発災害は、まだしばらくの間は続いていきます。政府によって、放射能の拡散予測が初期に出されなかったため必要な対策がすべて遅れています。正確な計測すら多くのところで未だに十分にされていません。まずは徹底した計測から行うべきです。そして、3月に飛来して着地した放射性元素から放射線が出続けているので、その高濃度なところから取り除いていかなければなりません。 -として、「徹底した計測、除染、そして原発震災への備えを」おこなうことを提唱しました。

 その次の(その2)7月28日では、7月31日の原発・放射能問題学習会に向けての経過と、この学習会のめざすものを明らかにしました。この一週間ほどの間に、NHKテレビの画面に「栗原市」というテロップが幾度も出ました。悪い意味ですが…ホットスポットがある、稲わら汚染の発祥地であるとか、全国的な話題になりました。そうした中で、私たちとしては2回にわたる放射能汚染の自主測定を行い、栗原市にもその通知と取りあえずの要望をしてきました。

 そして、明日(7月31日)の原発・放射能問題学習会では、参加者が現在の放射能汚染の実態の正確な把握を共通認識として持つこと。そして、更に詳しい汚染実態の解明のために、汚染地図の作成の必要性を認識すること。そして、放射能被曝を具体的にどう減らしていくのか--行動を。―とること。栗原市に対して具体的な要望を行い、さらに、宮城県や国の施策の変更も求めていくことに。(電力会社への抗議なども)こうしてー学び認識し、(それを絶えず繰り返し更新する)行動へと進むよう、自分自身も含めて努力するようにとまとめてみました。

さて、この3回目 (その3)では、そのために少し不足していることを補足したいと思います。

私の「汚染被曝の考え方」について、

(その2)で、私は、次のように述べました。 ―

 子どもたちを放射性物質からの影響から守り抜くには私たちは、今、何をしなければならないのか、をさまざまな意見を出し合い、考えていきます。その前提になる「汚染被曝の考え方」が今、定まっていません。しかし、私たち一人ひとりがそれを考えていく材料を出し合い、一緒にみんなで議論してみることが大切だと思います。その中で、これだけは、というものを定めていく必要があります。 - この「汚染被曝の考え方」に少し立ち入らなくてはなりません。前にも述べましたが、まともな人は、誰も年間20ミリシーベルトでいいなどとは思っていません。しかし、年間1ミリシーベルトに(0.19 マイクロシーベルト毎時)では目指すのは良いのですがあまりにもハードルが高過ぎるように思われます。実のところ、私自身は、まだはっきりとした数値が出せないのです。

そうした中で、首都圏では、

埼玉県川口市では、独自の放射線量の年間換算数値の基準を、1.64ミリシーベルトとしました。基準を超えた場合の対応についてー
1. 時間当たり0.31マイクロシーベルトを超えた場合 保育所・幼稚園・小中学校の屋外の保育・授業時間を3時間以内に。
2. 時間当たり0.38マイクロシーベルトを超えた場合 屋外の保育、授業時間を2時間以内に。
3. いずれの場合も、各保育所、幼稚園、小中学校から保護者伝える。 時間当たり0.38マイクロシーベルトを超えた場合には、マスクの着用等を呼びかける。 という内容です。

千葉県野田市も独自の基準値 年間1ミリシーベルトに(0.19 マイクロシーベルト毎時)の暫定基準値を決めました。具体策は?

東京都足立区も0.25マイクロシーベルト毎時の独自基準を設定。そして、区が定めた基準を上回る放射線量が測定されたとして、7月7日区立小中学校七校の砂場の使用中止を決め、砂場の砂の交換をしています。
ホットスポットがこの首都圏で出たといっても、もともとが低濃度の首都圏ではこうした対策も可能とも思えます。

しかし、これが福島県内ということになると事情が違ってきます。

7月25日、 いわき市は、子どもへの影響を懸念する市民の声に応え、子どもの被ばく限度の基準値を毎時0・3マイクロシーベルトに設定すると発表しました。年間では1・58ミリシーベルトに相当するものです。市内全ての小中学校と幼稚園の校舎を夏休み中に高圧洗浄機で除染した後に放射線量を測定し、基準値を上回るところでは校庭の表土を除去する方針だそうです。

私の子ども(妊婦含む)や孫たちにとって…

 私も、今は不勉強ですが、いずれは具体的な数値を出すと思います。しかし、その前にも考えているポイントがあります。それは、私自身とか、妻とかここの義父母にとってどうかということではなく、私の子どもたちと孫たち、まだ30歳代の娘夫婦とその子どもたち、息子夫婦(妻は妊娠しています)にとってどうなのかを考えます。娘と2人の孫(6歳と3歳)が丁度、7月31日学習会終了後にくりこま高原駅に到着します。娘からは「宮城の牛乳、水、野菜、お米は大丈夫?」と事前に問い合わせてきています。これからの約一か月わが家に滞在します。連日のように庭での水遊びや外へも遊びに出かけます。どこが安全で、どこが危険かをジジとしてはっきりと示さなければなりません。食べ物・飲み物も同様です。責任重大です。そうしたことを考えながら、改めて自分が合成作成した栗原市の放射能汚染マップを見てみます。高濃度(モリタリングで0.2~0.5マイクロシーベルト毎時、実測は0.3~0.5)中濃度(同0.1~0.2、実測は0.2~0.3)低濃度(同0.1以下、実測は0.1~0.2)と3段階に区分けしました。それぞれの地域で「私の子ども・妊婦や孫にならどのような行動をするように注意するのか」を具体的に考えてみます。それが私の「汚染被曝の考え方」になるのだと思います。

残されている課題―誰でもできる簡易な食品汚染チェックと原発災害への備え

 こうしてみると、何か不足している、欠けていると思われるのが出てきます。それは、食品汚染を自主的にチェックできる方法がないということです。確か、NHKテレビのチェルノブイリの特集でした。住民が身の回りの食品を地域の保健センターのようなところに持ち込んで簡単な器械に入れて気軽に検査を自分でしていました。そのようなものがあればいいなと思いました。誰でもできる簡易な食品汚染のチェックの確立は今、急いで行わなければならないことです。

 あと一つが、再び原発災害が起きてしまう、万が一の場合の備えです。最悪の事態がこうも簡単に起きてしまったのではそれを想定してかからねばなりません。この間、余震が何度も起こり、再度の大きな地震への備えはある程度できてきています。それは、個人、家族、地域、自治体、企業、国などあらゆる段階で、です。しかし、この原発災害(震災)への備えができていないのです。


<追記>この後、夜中の地震で…

 私は、この記事を7月30日午後11時過ぎにアップした後就寝しました。ところが夜中の4時少し前、突然の地震。この頃こうした夜中の地震が多いのです。しかし、もう慣れてしまったのか、ビックッとし、目を覚ましますが、そのまま布団の中で「治まってくれよ」と念じながら様子を伺います。今回は、久しぶりに少し大きめ、しかも少し長く続きました。

 娘にも、そういえば、放射能だけでなく「地震の方は大丈夫なのか?」と聞かれていました。それで、娘たちが滞在中、「物が落ちてこないか?」など寝る部屋の状態をチェックしました。まあ、何とか大丈夫な状態にはしておきました。しかし、孫たちは「怖がるだろうな」と思いました。早朝起きてから情報のチェックをしました。

 福島で震度5強=原発に異常なし 時事通信 7月31日(日)4時35分配信 - 31日午前3時54分ごろ、福島県を中心に東北や関東甲信越地方で地震があり、同県楢葉町や川内村で震度5強の揺れを観測した。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約40キロ、地震の規模(マグニチュード)は6.4と推定される。この地震による津波の心配はないという。東京電力によると、この地震で福島第1、第2原発に異常は確認されていないという。

― ということです。ここ、栗原市は、震度4でした。この震度5くらいから、「原発が大丈夫だったのか?」が気になるのです。それは、停止中であっても、です。女川原発からも、福島原発からも一関ルートという実績があるためと、文科省の「上空から調べた、広域の放射能物質による影響把握」からも3月12.13日だけでなく、3月15日やその後も含め汚染が到達したことが分かります。原発災害(震災)の再発は決して、あり得ないことではないのです。

(7.31AM6時加筆)


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原発震災に際しての私の行動(判断)基準 (その2)

<原発・環境・エネルギー問題>  2011.7.28 

原発震災に際しての私の行動(判断)基準 (その2) 

ー 7.31 原発・放射能汚染問題学習会開催の意義について -         

7月21日の朝のNHKニュースから、

7月21日朝、NHKの7時のニュースは、文部科学省が、上空から調べた、広域の放射能物質による影響把握(宮城県内の放射性物質による土壌汚染の実態)を公表したことを伝えていました。それによると、「栗原市など北部の一部では、福島県の白河市などと同じ程度の値が計測されたことが分かりました。」としていました。その内容は、

― 文部科学省と宮城県が、先月22日から30日にかけて、福島第一原発から100キロ以上離れた宮城県北部で、ヘリコプターを使って、地表から1メートルの高さの放射線量を測定し、土壌汚染マップを作成しました。汚染マップは、測定された放射線量によって色分けされ、1時間当たり0.2マイクロシーベルトから0.5マイクロシーベルトは水色、0.1マイクロシーベルトから0.2マイクロシーベルトは青色、0.1マイクロシーベルト未満は濃い青色で示されています。岩手県との県境にある栗原市は、ところどころに水色の区域があり、福島県のいわき市や白河市の大部分と同じ程度の値になっていることが分かります。肉牛に与えていた稲わらから放射性セシウムが相次いで検出されている問題では、栗原市の業者が集めた稲わらでも、国の目安を大幅に超える値が検出されていることから、文部科学省は「土壌に蓄積した放射性セシウムと、稲わらからの値が、どの程度関係しているか、今後、農林水産省や地元自治体と検討していきたい」としています。今回の調査結果について、放射性物質に詳しい広島大学原爆放射線医科学研究所の星正治教授は、「こうしたデータを早く把握できていれば、放射性セシウムで汚染された稲わらを牛に与えて、食肉が汚染されてしまうことを防ぐことができた。今からでも、東北から東海にかけての広い範囲で、航空機を使ったデータの収集をすべきだ」と指摘しています。- というものでした。
nhk721

 私は、思わず「このあたりの放射能汚染の全体像を示しているのはこれだ!!」と、画面に食い入りました。すぐにネットからの情報で確認し、プリントアウトしました。

この日は、ちょうど鈴木代表と前日開かれた栗原市教育委員会の内容確認をするのに付き合うのを条件に、(私が)初めて栗原市の危機管理室に一緒に行ってもらうことを約束していました。代表は、教育委員会では、総務部の係長に前日のことは一切言わないで放射能汚染対策のことばかりを話しだしました。私は、ここはその話ではないはずと思いながら3部しか用意していなかった資料(第1回の自主測定や今朝のNHKニュースのプリントアウトなど)を渡さざるを得なくなりました。いつもは、教育委員会へ行っても対立することばかりなのに、この日に限っては、こちらの話をよく聞いてくれました。

この後、急いで本日のメイン。本庁舎の市長室隣の危機管理室へ。実は危機管理室とは、7月11日の第1回の自主測定前に代表が前日までに「文字小学校で捕集係数を得るために計測に同席したい」と申し入れをし、快諾を得ていたところです。この11日が、初めてなので臨時の若い二人の職員だけでなく、担当職員が同席しました。そこで代表からはこの問題では、危機管理室がきちんとした対応をしていると聞いていました。それで、私は、この危機管理室へは、初めての直接の乗り込みでしたが期待するところは大でした。

室長との話の冒頭は、今朝の7時のNHKニュースでした。発表が前日の20日で、もう届いているとのこと。文科省がネットで公開していると聞きました。一関ルートなど宮城北部から岩手南部でのホットスポットの出現がはっきり分かり、これが一番重要だという点で一致しました。ならば計測地点を減らすのではなく、もっと増やす(復活させる)べきと申し入れ、「測定器を揃え、そうしたい」ということでした。注意点や処理対策についても話し、「基本はあまり動かさない」など「今後、県と調整も必要と」。しかし、「子どもたちの周りからこれからどうするのか」については、もっと詰めなければと思いました。「被曝の程度をどう見るか?」は、私自身も不確定なところがあり、室長もはっきりせず、手探り状態や意見交換するような感じでした。それでも、「情報は素早く公開すること」「くまなく測定することが一番の方策である」とした点では一致しました。明日(7月22日)にまた、第2回目の自主測定を行い、「今度は、鶯沢中学校でご一緒したい」と申し入れをしました。

7月25日、栗原市に調査の拡大、現場職員の立ち会い、処理方法の早期確立を要望。

 この後の7月22.23日の第2回自主測定については、すでに報告している通りです。その最後に「今ようやく放射能自主測定スタッフが2回目の自主測定を終えた段階です。今回のこの結果の分析も始めたばかりです。しかしながら、取りあえずそのデータは、早く公表すべきと考えました。」としたように、公表を急ぎました。数値の確定、一覧表の作成をし、経過や取り組み状況をまとめ、数値以外をまず、ネットで流しました。それからマスコミ関係への連絡をしました。そして、7月25日(月)には、この日、丁度発売日だったアエラ最新号(8.1)に「北のホットスポット」放射能汚染マップが取り上げられていたので、急ぎ購入。それから、午前11時市すぎに栗原市総務部危機管理室に、第2回放射能自主測定一覧表つきの「第2回放射能自主測定を実施してみて」を提供しに行きました。その後に、急いでネット上に数値の方も見られるようにしました。

また、この栗原市総務部危機管理室への資料の提供に際して、栗原市に対しての要望もしました。7月31日の学習会で十分な分析をして、後日、きちんとした申し入れはしますが、① 学校、保育所、幼稚園だけでなく、もっと子どもが立ち寄る場所での測定調査の拡大、 ② 教育現場や施設現場を一番よく知っているのは、現地の職員であり、その力を借りないと汚染実態は解明されていかない。職員の調査への同行を、③ 現場は汚染物質の処理に困っている。汚染物質の処理の除去方法の早期の確立を、 の三点をまず要望してきました。

同じく7月25日、「栗原市」の名前が何度も全国的に流れる事態に、アエラ、クローズアップ現代…

このアエラの記事でも「栗原市」が「稲わら問題」とともに大きく取り上げられていました。しかし、このアエラにしても、ここ栗原市の放射能汚染の状況を正確に伝えてはいません。ようやく宮城・岩手県境が注目されてきたのに残念です。

 その日(7月25日)夜の、クローズアップ現代 (NHK)は、「牛肉になぜ ~広がる放射能汚染~」を取り上げていました。その内容は、国が稻わらによる牛肉汚染の拡大を止めることができなかったのは、放射能汚染の広がりに対する政府の危機意識が、極めて甘かったのが大きな要因だとしていました。農林水産省は原発から150キロ離れた「栗原市」のような宮城県の北部で、このような形で汚染が広がるとは、想定できなかった。その理由として、汚染の広がりを示す、詳しいデータや地図が4月や5月の時点では、政府部内でも十分共有できていなかった。国が宮城県の土壌の汚染マップを初めて公表するのは、この7月20日のこと。今回の問題が明らかになったあとのことでした。(7月21日朝のNHKニュースの内容のこと)

 こうして 畜産農家の方の状況の深刻さを、国はきちんと警告できなかったのです。国は、牧草や水については、モニタリングの対象にしていましたが、稲わらについては、していませんでした。また宮城県の農家では、稲わらは乾かすために、春先まで外に置いておくことはよくあることだとしていましたが、農林水産省はこのことは知らなかったとしていました。

こうして、 ① 政府によって、汚染の広がりのデータが示されなかった。 ② 政府は、現場(現地の農家)のことを十分に知らなかった。 この二つによって、被害の拡大につながったのだといえます。

こうした深刻な事態に直面し、遅ればせながら、全頭検査と計画出荷が福島県、山形県に引き続き宮城県でもと広がってきています。番組では、厚生労働省の大塚 耕平副大臣が、「この放射性物質とのつきあいは、もう日本はこれからかなり長い間受け入れざるをえない状況になっており、それぞれに少しずつ我慢をしていただかないと。生産者にとっても消費者にとっても望ましい状況がなかなか作られない。当然、最大限努力すべきは政治であり、行政であることは大前提ですけれども。」と述べていました。

こうした「食の不安にどう向き合うのか」。番組では、「事故から4か月たった今からでも、国や自治体、それに専門家が結集して、放射性物質の汚染の対策で、見過ごされているものがないのか、徹底的に洗い出して、対策に結びつけてもらいたい」としていました。

7月31日の学習会は、何をめざすべきなのか?

こうした中で開催される7月31日の「原発・放射能問題学習会」は,極めて重要な意味を持ってきます。これまで各地で行われてきた原発学習会とはちょっと違ったものになってくるはずです。放射能問題に対して最初から「住民が不安がっているから問題だ」とし、「放射能に正しい理解を」とか、せいぜい「正しく怖がりましょう」と不安解消、誤解を解くというスタンス、上から目線での学習会も結構あるようです。

しかし、ここ栗原では、そんな悠長なことはしていられません。文字通り、タイトルを「栗原で“放射能”とどう向き合うのか」としたことにすべてがあらわされています。ですから、まず、具体的な福島原発からの影響、それに女川原発からもこうしたことが予測されるのか、を取り上げます。そして、

① 現在の汚染の広がりの実態(データ)を示すこと、実態の正確な把握を共通認識に持つこと。 それには、3月中旬の当時の放射能汚染状況を映像で確認すること。 栗原市と私たちの自主測定のデータを分析すること。これらを現時点での全体像―「上空から調べた、広域の放射能物質による影響把握」との関連でとらえること。そして、更に詳しい汚染地図作成の必要性を確認します。

② 放射能被曝を具体的にどう減らしていくのか--行動を。特に子どもたちを放射性物質からの影響から守り抜くには私たちは、今、何をしなければならないのか、をさまざまな意見を出し合い、考えていきます。その前提になる「汚染被曝の考え方」が今、定まっていません。しかし、私たち一人ひとりがそれを考えていく材料を出し合い、一緒にみんなで議論してみることが大切だと思います。その中で、これだけは、というものを定めていく必要があります。
 そうした一致したことに基づいて、個人の行動(自己防衛)に留まらない、集団でとか、あるいは、地域、自治体、でといった協同での行動の範囲を広げることが重要だと思います。そして、栗原市に対して具体的な要望を行い、さらに、宮城県や国の施策の変更も求めていくことになります。(電力会社への抗議なども)

(7月29日AM.PM 一部加筆しました。)

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第2回放射能自主測定値一覧

<原発・環境・エネルギー問題>
第2回放射能自主測定値一覧(H23.7.22.23)   
 2011.7.25報告 
 ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会
連絡先 鈴木 健三 TEL.FAX 0228-47-2932
放射能自主測定スタッフ 
連絡先 :佐藤 0228-22-7412
 
(単位:マイクロシーベルト毎時)
7月22日
NO.1 鶯沢小校庭 1 (鶯沢)  
      5回の平均   MAX     捕集係数を×
地表   0.36 (0.45)  0.32 (平均×0.91) 
50㎝    0.35 (0.42)  0.27 (平均×0.77)
1m     0.33 (0.37)  0.26 (平均×0.77)

NO.2 鶯沢小校庭 2 (鶯沢)
地表      0.29 (0.40)  0.26
50㎝     0.34 (0.48)  0.26
1m       0.36 (0.40)  0.28

NO.3 鶯沢小草地 1 (鶯沢)  
地表      0.37 (0.46)  0.34  
50㎝     0.34 (0.45)   0.26  
1m        0.33 (0.38)  0.26

NO.4 鶯沢小草地 2 (鶯沢)  
地表     0.43 (0.48)   0.39  
50㎝     0.34 (0.47)   0.26
1m      0.37 (0.49)   0.28

NO.5 鶯沢小刈草集積所 (鶯沢)
地表     0.82 (0.92)   0.75  
50㎝     0.71  (0.77)   0.54
1m     0.76  (0.81)   0.56

NO.6 鶯沢小 プラタサスの大木の下 (鶯沢)
地表     0.34          0.31  

NO.7 鶯沢小 畑   (鶯沢)
地表     0.34          0.31  

NO.8 鶯沢中校庭 (鶯沢)  
地表      0.21  (0.29)  0.19        
50㎝  0.26  (0.34)   0.20  
1m     0.31  (0.36)  0.24

NO.9 鶯沢中草地 1 (鶯沢)
地表     0.59 (0.69)   0.54  
50㎝    0.60 (0.78)   0.46
1m     0.55 (0.82)   0.43

NO.10 鶯沢中草地 2 (鶯沢)  
地表     0.44 (0.60)   0.40
50㎝    0.47 (0.64)   0.36
1m     0.58 (0.66)   0.44

NO.11 鶯沢中側溝のドブ上げ (鶯沢)         (水飲み場近く)
地表     4.00 (4.54)   3.63    
50㎝    1.92 (3.47)   1.48
1m      0.98 (1.08)   0.75

NO.12 マインパーク駐車場 1 (鶯沢)
地表   0.43 (0.55)  0.39
50㎝  0.38 (0.47)  0.29
1m      0.40 (0.48)  0.30

NO,13 マインパーク駐車場 2 (鶯沢)
地表      0.51 (0.59)  0.46
50㎝     0.31 (0.35)  0.24
1m       0.32 (0.45)  0.25

NO.14 花山中プールサイドの草地 1  (花山)  
地表   0.95 (1.15)  0.87
50㎝      0.40 (0.49)  0.31  
1m       0.32 (0.40)  0.25

NO.15 花山中プールサイドの草地 2  (花山)  
地表      1.70 (1.77)  1.55  

NO.16 花山青少年自然の家キャンプサイト1 (草地) (花山)  
地表       0.63 (0.83)  0.57
50㎝    0.35 (0.44)  0.27
1m       0.43 (0.50)  0.33

NO.17 花山青少年自然の家キャンプサイト2 (草地) (花山) 
地表       0.50 (0.59)  0.46
50㎝  0.40 (0.62)  0.30
1m      0.42 (0.60)  0.32

NO.18 花山青少年自然の家キャンプサイト3 (灰捨て場) (花山)  
地表      0.59 (0.72)  0.54  

NO.19 花山青少年自然の家キャンプファイアー(すり鉢底) (花山) (水はけ良)
地表      0.44 (0.54)  0.34

NO.20 花山青少年自然の家玄関前 ロータリー  (花山)  
地表       0.36 (0.45)  0.33
50㎝      0.40  (0.47)  0.30
1m      0.33 (0.37)  0.25

NO.21 長崎小校舎正面側溝   (一迫)
地表       0.33 (0.46)  0.30
50㎝       0.26 (0.32)  0.20
1m        0.31 (0.40)  0.24

NO.22 長崎小 学校田   (一迫)  
地表       0.21 (0.30)  0.19  
50㎝      0.30 (0.52)  0.26
1m        0.27 (0.34)  0.21

NO.23 長崎小刈草集積所   (一迫)
地表       0.83 (1.38)  0.75       
50㎝    0.66 (0.75)  0.51
1m        0.58 (0.74)  0.45

NO.24 鳥矢ケ崎古墳A5   (栗駒)  
地表       0.35 (0.45)  0.32
50㎝      0.35 (0.43)  0.27
1m        0.33 (0.39)  0.25

NO.25 鳥矢ケ崎古墳A3下   (栗駒)
地表       0.36 (0.47)  0.33  
50㎝       0.30 (0.43)  0.23
1m       0.28 (0.37)  0.21

7月23日

NO.26 花山青少年旅行村キャンプファイアー中央(シート無) (花山) (水はけ悪) 
地表       5.26 (5.41)   4.78  
50㎝      2.63 (2.82)   2.02  
1m        1.55 (1.62)   1.20

NO.27 花山青少年旅行村キャンプファイアー中央(シート有)  (花山) 
地表       5.94 (6.59)   5.41
50㎝       2.21 (2.48)   1.70
1m         1.32 (1.47)  1.01

NO.28 花山青少年旅行村キャンプファイアーシート有5m離れる。 (花山)  
地表        0.49 (0.68)  0.44  
50㎝       0.35 (0.47)  0.27
1m         0.44 (0.59)  0.34

NO.29 花山青少年旅行村テニスコート隅 (落ち葉上) (花山)
地表        0.74 (0.81)  0.67
50㎝       0.47 (0.67)  0.37
1m         0.42 (0.55)  0.32

NO.30 花山青少年旅行村山の上キャンプファイアー中央  (花山)
地表        0.57 (0.72)  0.52
50㎝       0.33 (0.37)  0.25
1m         0.38 (0.51)  0.29

NO.31 花山青少年旅行村バンガロー軒下  (花山)  (屋根からの雨が集中)
地表     1.36 (1.95)  1.24
50㎝       0.44 (0.51)  0.34
1m        0.36 (0.47)  0.28 

NO.32 花山青少年旅行村バンガロー (路) (花山)
地表        0.50      0.46   

NO.33 花山小校舎裏(側溝からのドロ落ち葉) (花山) (市も計測した地点)
地表         2.14 (2.28)  1.94
50㎝        1.37 (1.44)  1.05
1m         0.95 (1.09)  0.73

NO.34 花山小校舎裏 (シート有その上) (花山)  
地表         2.21 (2.42)  2.01

NO.35 花山小体育館裏(側溝からのドロ落ち葉)  (花山)
地表      5.19 (5.84)  4.72
50㎝        2.34 (2.98)  1.80
1m         1.02  (1.31)  0.78

NO.36 花山小体育館裏( 〃 )(シート有その上)  (花山) 
地表        3.03 (3.29)  2.76

NO.37 花山小体育館裏 キノコの山(落ち葉で)    (花山)  
地表        0.94 (1.37)  0.86
50㎝       0.59 (0.81)  0.45
1m         0.39 (0.60)  0.30

NO.38 牛渕公園 川岸近くの芝生 (一迫)  
地表        0.43 (0.49)  0.39
50㎝        0.38 (0.50)  0.29  
1m      0.29 (0.37)  0.22

NO.39 文字藍の館(旧角ヶ先小)砂利中央 (栗駒)  
地表        0.44 (0.60)  0.40
50㎝     0.34 (0.47)  0.26
1m        0.33 (0.47)  0.25

NO.40 文字藍の館(旧角ヶ先小)軒下(雨樋なし) (栗駒)  
地表        2.24 (2.46)  2.04
50㎝        1.04 (1.29)  0.80
1m         0.63 (0.75)  0.48

NO.41 世界谷地 第一湿原 木道入口から100m (栗駒)  
地表        0.19 (0.25)  0.18
50㎝       0.21 (0.24)  0.16
1m         0.24 (0.32)  0.18

NO.42 ハイルザーム駐車場中央ブロック (栗駒)
地表         0.41 (0.53)  0.37  
50㎝       0.23 (0.30)  0.18
1m        0.29 (0.40)  0.22

NO.43 ハイルザーム駐車場 アスファルト  (栗駒)  
地表       0.40 (0.45)  0.36
50㎝       0.29 (0.39)  0.23
1m        0.27 (0.38)  0.20

NO.44 いわかがみ平駐車場 標識の真下  (栗駒)
                  (週刊現代2.17マイクロシーベルト毎時と報道)
地表         0.23 (0.31)  0.21  
50㎝       0.31 (0.39)  0.24  
1m        0.34 (0.50)  0.26

NO.45 いわかがみ平駐車場 西端 (栗駒)  (水はけ少し悪)
地表        1.16 (1.32)   1.06 
50㎝        0.61 (0.73)  0.47                
1m         0.54 (0.67)  0.42

NO.46 いわかがみ平 中央コース入口 1 (栗駒)
地表        0.35 (0.44)  0.31 
50㎝     0.19  (0.30)  0.15
1m       0.28 (0.32)  0.21

NO.47 いわかがみ平 中央コース入口 2 (栗駒)
地表        0.29  (0.32)  0.26  
50㎝      0.20  (0.28)  0.16
1m        0.17  (0.25)  0.13

NO.48 くりこま高原自然学校(耕英)駐車場中央 (栗駒)
地表      0.33 (0.39)  0.30                 
50㎝        0.22 (0.28)  0.17                  
1m         0.25 (0.32)  0.19

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第2回放射能自主測定を実施してみて

<原発・環境・エネルギー問題>  2011.7.25 

第2回放射能自主測定を実施してみて                                       

ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会
連絡先 鈴木 健三 TEL.FAX 0228-47-2932
放射能自主測定スタッフ 連絡先 :佐藤 0228-22-7412

この間の経過

6月18日 大崎市で行われた原発問題学習会に会の役員多数が参加。

6月28日 会の役員会で7月中に栗原でも原発問題の学習会を開催することを決定。

7月5日 栗原母親連絡会と共催で開催(7月31日に)することを決定。

7月11日 会の自主測定スタッフで6カ所の第一回放射能自主測定を実施。萩野第二小で、刈草から1.25マイクロシーベルト毎時を検出。校長先生に伝え、そこから市の危機管理室へ。(詳細は、会の7月16日「放射能の自主測定を始めました」に)

7月12日 会の役員会でチラシ、ポスター決定。配布と参加のよびかけへ。

7月12日 市は、学校線量調査をし、刈草集場 1 マイクロシーベルト超 立ち入りを禁止へ。金成の萩野第二小と栗駒の鳥矢崎小の刈草集積所で毎時1.3マイクロシーベルトを観測したため、市は幼稚園と小中学校全74校の刈草置き場を立ち入り禁止とし、刈草はシートで覆うように指示。

7月15日 市は75カ所の小中学校、幼稚園・保育園の校庭、草地、集積所を調査。

7月19日 その結果を発表。文字小3.6マイクロシーベルト毎時など1.0マイクロシーベルト毎時以上が計6カ所に。

7月21日 朝7時のNHKニュースで「文科省と宮城県が県北部の土壌汚染マップを航空調査で作成し、発表。栗原市などは、福島の白河市などと同程度の値が計測」と報道。(いわゆる一関ルートがはっきりと示されていた。)

7月21日 会は市教育委員会総務課へ学校等の子どもたちの環境を徹底的に調査するよう要請。
続いて、市総務部危機管理室へ行き、同様の要請を行い、この間の放射能汚染についても意見交換を行う。一関ルートと文科省と宮城県の土壌汚染マップ航空調査結果の重要性を確認。

7月22.23日 会は、第2回放射能自主測定(15ケ所、48地点)を実施。

取り組み状況

7月21日 前日にネット(佐藤のブログ「触媒生活」)でこの22日の自主測定への参加を呼び掛ける。

7月22日 AM9時半、栗駒のくりこまクリニック駐車場に集合。いつものスタッフ3人(代表、佐藤、S氏)に会員のM氏が加わる。

  S氏の車に乗って、まず鶯沢方面へ。ここは、群馬大の早川氏の汚染図に奥州市のポイントを加えて投稿者(pino )のものが0.25マイクロシーベルト毎時以上の地域に鶯沢が入っていないように見えたためより詳しく調べたかったのです。鶯沢小では、市の計測とそれほど違いはありませんでした。ただ、校長先生が皆で一生懸命作った畑を気にしていたので、そこも計測。地表もほぼ大丈夫。まっかに熟れたミニトマトは「私たちなら食べますよ」と伝えました。

  鶯沢中では、草地でそれなりの高濃度を示しました。ふと周りをみると草地奥、校庭隅の水飲み場まわりで、側溝のドブ上げが何カ所も数十メートルにわたって続いていました。ここがMAXで4.54マイクロシーベルト毎時、係数かけても3.63マイクロシーベルト毎時というスーパー高濃度を示しました。生徒が近づかないようにと処理を市と相談するよう伝えました。

  続いてマインパークに。ここで、計測後、昼食にしました。ここは、営業をしているところなので邪魔にならぬよう、駐車場だけ測らせてもらいました。(通告はせず)地表(アスファルト)だけが少し高い値を示しました。少なくとも放射能の高濃度汚染がここまでは来たことは確かです。
  (この後、花山小、花山青少年旅行村へ行き、計測しましたが、次の日(23日)に再計測(補充も)行いましたので後述します。)

  地理的にはこの花山湖の湖畔からかなり奥に入った国立の花山青少年自然の家へ。この日、湖畔のキャンプ場でスーパー高濃度がつかった(詳しくは,後述します)ので、ここにも来ました。結果は思ったほどでもありませんでした。キャンプファイアーの場所が水はけがよいことと、そもそもここは湖畔ほどの汚染が来ていないように思われました。それは、更に高いところにある宿泊施設で計測してもそう感じられました。ここでは、次長さんとあって、国としての取り組みなど聞きました。常時の計測は間もなく始めるそうです。

  この後、山を下りて一迫方面に向かいました。長崎小では、教頭先生が対応されました。刈草の集積の計測では市の計測の値よりも高く出ました。「気になるところは、」と聞いたところ側溝と学校田をあげられましたのでそこを計測。今、問題となっている稲わらと違って米に関しては私たちは基本的には心配していない(最終的には収穫後に検査が)必要ですが)と伝えました。

  この日の最後には、栗駒猿飛来にある鳥矢ケ崎古墳を調べました。ここは、どうも高濃度とそれよりは低くなる分岐点のように思われます。結果はどうもここまでは高濃度が来ていないように思われました。

 7月23日 AM9時半、路田理はなやま に集合。この日は代表は不参加。運転手はM氏にお願いしました。3人でまず、昨日5マイクロシーベルト毎時以上のスーパー高濃度の最高値を出した花山青少年旅行村へ。管理人が昨日の方とは交代していましたが、事情を話して協力していただきました。

  市と連絡を取られたのか、問題のキャンプファイアーの場所は、既に広範囲にビニールカバーが被せてあり、近づけなくしてありました。そこで、再計測を行いました。シートを取った状態では昨日とほぼ同じ値に。しかし、カバーをして上から測っても数値が下がるどころか、逆に少し上がってしまいました。少なくともカバーの効果が放射能対策では無効だと思われました。(危険ケ所であるという目印になります。)昨日と同じく高い値を出したテニスコート隅 (落ち葉上)も測りました。少し水はけが悪いところは要注意です。

  今日の管理人さんと話していたらもう一ケ所、キャンプファイアーの場所があるといいます。少し山の上へ行くとキャンプファイアーがあり、そこの中央で計測しましたが、地表が高い位でした。(水はけも良かった)その横に家族などで利用するのによい素敵なバンガローがありました。しかし、よく見るとその軒下には雨どいがなく屋根から雨が集中しそうな場所がずっとありました。それで、そこを測ると、大当たり、軽く1.0マイクロシーベルト毎時を超えてしまいました。(係数をかけても1.24マイクロシーベルト毎時)しかし、そこからちょっと離れた砂利道では、直ぐに下がってしまいます。問題はその雨どいがない軒下だけなのです。

  花山小は、この日当然ですが土曜日なのでどなたもおいでになりませんでした。しかたなく再度確認の意味で少し測らせていただきました。昨日は、校長先生に対応していただき、まず市が計測した校舎裏の集積所(すでに「立入禁止」の立札と厳重にビニールシートでカバー)で測定。ほぼ市と同程度の高濃度でした。また、この日も同程度でした。ただ昨日と違って20分後にシートの上からも計測しました。やはりほとんど下がっていませんでした。昨日は、校長先生に市が測っていった場所と別の体育館裏の集積所にも案内され、そこで計測。そうしたら5マイクロシーベルト毎時以上のスーパー高濃度が出ました。今日それを見るとすっかりビニールシートでカバーされていました。計測するとやはり、MAXで5.84マイクロシーベルト毎時のスーパー高濃度。平均値(5.19)に係数をかけても4.72マイクロシーベルト毎時でした。ここではシートの上からでは、若干下がりました。

  この後は、学校など以外で、私たちがずっと気になっていた栗駒山、いわかがみ平(ハイルザームも含めて)へ向かいました。その途中、牛渕公園の川岸近くの芝生を計測しました。(これは、佐藤の要望で)丁度この日も小さな子ども2人を連れた家族が来ていました。芝生の上でも遊んでいましたが、ただ、声をかけるのはためらってしまいました。(地表だけが0.4マイクロシーベルト毎時と、数値が微妙な高めでしたが…)

 この後、目的地の途中でM氏の要望で是非測っていきたいというので、文字藍の館(旧角ヶ先小)へ。そこの校庭だったところ、砂利中央で計測。この地域ほどの値かと納得したものの(それでも地表0.4マイクロシーベルト毎時と高めですが)、軒下に雨樋がないのが気にかかりました。そこで計測してみると何と、地表で2マイクロシーベルト毎時越えのスーパー高濃度。50㎝、1mでも1マイクロシーベルト毎時前後を出し続けていました。ここも、大変危険です。

 さらに目的地にむかうものの、運転手のM氏は途中で道を間違えて世界谷地へと。入口まで来てしまったら、もう3人とも湿原まで久しぶりに歩いてみようということになってしまいました。(3人とも、世界谷地は好きで、この放射能汚染でどうなってしまっているのだろうかと気にはなっていました。)結果は大丈夫、安全宣言が出せます。木道では、中に入ることは出来ませんから上から1m、50㎝(ちょうど木道の高さ)と図っていき、最後の地表は、木道の上に這いつくばって、湿地すれすれに手を伸ばして測りました。2日間、ずっと高濃度のところを計測してきて、ここでは、「高く出ないでくれよ」と祈りながらの計測でした。今、除染対策として、校庭や公園の土を削る試みが始まっています。しかし、この自然の財産である世界谷地でそれだけはしたくないと思っていましたから安心しました。そもそも人が住んでいるわけでもないのですから良いのですが、私たちが近づけなくならないで済んだということだと思います。後で、7月21日に分かった航空調査による汚染マップを見ると、この世界谷地付近の濃度が薄くなっていました。

 この後、ようやく目的地へと、お昼もだいぶまわり、山脈ハウスで昼食中に地震が来ました。昼食後、まず、ハイザームへ。ここも営業中(最近営業再開しました)ですから、邪魔にならぬように駐車場だけの計測にしました。結果は、地表が少し高いものの、それほどでもないと安心しました。しかし少なくとも、ここまで放射能汚染は来ていた、という数値でした。(0.4マイクロシーベルト毎時以下でしたが)続いて最後のいわかがみ平へ。何故ここの計測か?と言うと、週刊現代(7月16.23日号)での全国のホットスポット編で、ここの駐車場標識下(地表)が、2.17マイクロシーベルト毎時とこの表でも第2位(1位が2.27)のスーパーホットスポットとして指名されていたためです。同じく同誌では、ここの残雪(地表)で、0.78マイクロシーベルト毎時となっていました。私たちの計測の結果は、全く同じ場所での現在の汚染状況は、問題なし。それは、登山口を含めて言えることだと思いました。ただし、問題はあります。その駐車場の西端の水はけの悪そうな場所です。地表で、係数をかけても1.06マイクロシーベルト毎時、50㎝、1mでも同0.4マイクロシーベルト毎時を超えてしまいました。その辺りさえ何とかすればクリアするという感じです。残雪は当然のこととして残ってはいません。多分、その当時は、そのように計測されたとは思います。雪が残っていて、そこに放射能汚染が来て、その雪が解けた場合、どうなるのか?航空調査による汚染マップでも、栗駒山山頂から西にかけてさらに世界谷地周辺の広域で濃度が少し薄くなっていることと残雪との関係は私たちにはまだ分かりません。

 帰りがけに会の会員もいるくりこま高原自然学校(耕英)に寄っていきました。7月31日の案内もしようと思ったのですが、ここにはこの日は誰もいませんでした。そこで、駐車場だけ、その中央を計測してみました。ここもほぼ安心できるレベルでした。

若干の考察と提言。

  福島第一原発以後その放射能汚染の拡大は、とどまるところを知りません。最近の稲わら汚染による牛肉汚染では、それが全国に広がり、消費者のみならず、生産者が追いつめられていっています。放射能汚染のホットスポットの広がりが次第に明らかにされてきていること。それに従って、福島や宮城県南部での除染の取り組みが始まっています。

 そこまで至らなくとも、今、全国でこの放射能汚染への不安が増大してきています。私たちは今、こうして放射能汚染と否応なしに向き合っていく生活を始めています。不確実な情報もあふれる中、「もう、自分たちのことは自分たちで判断するしかない」として、自主測定や自主防衛も各地で始まっています。これらは一種の混乱状態です。そして、これらの混乱は、すべて当初から放射能汚染の拡散予想が的確に示され、迅速で的確な対応が取られなかったことから起きています。

 しかし、ここにきてようやく、航空調査による汚染マップが示され、放射能汚染の広がりの全体像が見えてきています。しかし、それだけでは全く不十分で、それに基づいて、地上での徹底した汚染計測を行い、汚染地図を作成しなければなりません。そしてそれに従って優先順位をつけて除染、安全の確保を図っていくことが必要です。
こうしたことは、当然、行政の責務です。市民個人ができることには限界があります。しかし、このことは、即効性が求められており、行政だけでできることでもなく、行政、市民、地域組織や企業などの協働や役割分担ですすめることが必要です。

  「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」でも、今ようやく放射能自主測定スタッフが2回目の自主測定を終えた段階です。今回のこの結果の分析も始めたばかりです。しかしながら、取りあえずそのデータは、早く公表すべきと考えました。7月31日には、会と栗原母親連絡会の共催で「原発・放射能問題学習会」を開催します。そこで、この間2回の自主測定や市の測定結果、その他を用いて考察を行います。そして、こうした放射能汚染が広がっている中での、教育は、子育ては、くらしは、ということを、とりわけ未来を担う子どもたちの環境をどうしていくのかーこの学習会では、こうしたことを参加者とともに一緒に考えていきたいと思っています。


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栗原で子どもを取りまく放射能 MAXで6.59 

<原発・環境・エネルギー問題>   2011.7.24

栗原で子どもを取りまく放射能 
MAXで6.59 マイクロシーベルト/毎時

学校刈草だけでない危険箇所 
               
ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会
(連絡先 鈴木 健三 TEL.FAX 0228-47-2932)

放射能自主測定スタッフ(連絡先 :佐藤 0228-22-7412)

7月15日に栗原市は市内75カ所の小中学校、幼稚園・保育園の校庭、草地、集積所を調査しました。7月19日に、その結果「文字小3.6マイクロシーベルト毎時など1.0マイクロシーベルト毎時以上が計6カ所に。」などと発表しました。これは、会が7月11日に第1回目の放射能自主測定を実施し、萩野第二小で、刈草から1.25マイクロシーベルト毎時を検出したことを受けてのことでした。さらに栗原市はその後、75カ所の小中学校、幼稚園・保育園の校庭、草地、集積所を調査し、7月19日 その結果を「文字小3.6マイクロシーベルト毎時など1.0マイクロシーベルト毎時以上が計6カ所に。」と発表しました。

そして7月22.23日には、会は、第2回放射能自主測定(15ケ所、48地点)を実施しました。その結果、花山青少年旅行村キャンプファイアーで6.59マイクロシーベルト毎時をMAXとして、他にも同じく花山青少年旅行村のバンガロー軒下、花山小校舎裏と体育館裏の集積所、花山中プールサイドの草地、鶯沢中側溝のドブ上げ、文字藍の館軒下、いわかがみ平駐車場西端、など1.0マイクロシーベルト毎時以上が計8カ所にものぼりました。

会では今回の測定箇所を学校等に限定せず、子どもたちを取りまく環境全般、その中で、放射能汚染が心配される地域、場所へ重点的に拡大しました。そのため、市がそれまで対策を指示した学校刈草集積所に加えて、今回の調査はキャンプ場や公園、世界谷地、栗駒山なども加えています。さらに学校等でも市の計測では気づかない地点を今回も発見しました。危険箇所でも栗原の場合は、その地点、地域全体が危険なのではなく、そこのどこに問題箇所があるのかもわかってきました。それによってより現実的な対策を取るのが可能になります。また、一方で今回の計測では危険個所を指摘するだけでなく、比較的安全な場所も発見しました。しかしながら、こうした会の取り組みは危険な問題箇所発見のヒントを見つけたに過ぎません。

今、全国で放射能汚染への不安が増大してきています。私たちは今、放射能汚染と否応なしに向き合っていく生活を始めています。不確実な情報もあふれる中、「もう、自分たちのことは自分たちで判断するしかない」として、自主測定や自主防衛も各地で始まっています。これは一種の混乱状態で、この混乱は、すべて当初から放射能汚染の拡散予想が的確に示され、迅速で的確な対応が取られなかったことから起きています。ここにきてようやく、航空調査による汚染マップが示され、放射能汚染の広がりの全体像が見えてきています。しかし、それだけでは全く不十分で、それに基づいて、地上での徹底した汚染計測を行い、汚染地図を作成しなければなりません。そしてそれに従って優先順位をつけて除染、安全の確保を図っていくことが必要です。今回の会の自主測定のデータがそのために活用されるよう望みます。

7月31日には、会と栗原母親連絡会の共催で「原発・放射能問題学習会」を開催します。そこで、この間2回の自主測定や市の測定結果、その他を用いての考察を行います。そして、こうした放射能汚染が広がっている中での、教育は、子育ては、くらしは、ということを、とりわけ未来を担う子どもたちの環境をどうしていくのかーこの学習会では、こうしたことを参加者とともに一緒に考えていきたいと思っています。

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花山青少年旅行村キャンプファイアー中央5回計測のうちの1回
5.61マイクロシーベルト毎時(7月23日)



<追記> 

 第2回目の放射能自主測定値一覧は、明日(7月25日)午前に栗原市総務部危機管理室に提供します。私は、ブログには上手く表が載せられません。その後に手作業でブログに数値の記入を行うことになります。明日中には数値のアップができると思います。

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明日(7月22日)、第2回目の自主測定を行います。

<原発・環境・エネルギー問題>       2011.7.21

明日(7月22日)、第2回目の自主測定を行いなす。

一緒に測定してみたい方、歓迎します。

集合時間:9時30分 

集合場所:岩ケ崎のくりこまクリニック駐車場

この日は、一日がかりになりそうです。時間の許す範囲だけでも構いません。

鶯沢中には、10時30分ごろに行っていて、11時少し過ぎまで栗原市の測定スタッフを待つつもりです。

(栗原市の方にはそのことを伝えてあります。市のスタッフの横で一緒に測定してまた捕集係数を出すつもりです。)

鶯沢小には、その様子をみながら同時に同じ時間帯で測定したいと考えています。

問い合わせ先:0228-22-7412 佐藤 茂雄  まで

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原発震災に際しての私の行動(判断)基準(その1)

<原発・環境・エネルギー問題>      2011.7.21

原発震災に際しての私の行動(判断)基準(その1)

はじめに

 前回の記事(7月18日)「古川での原発問題学習会 (7月16日)の感想。」の文中の中ごろで、私は次のように書きました。

― 私は、この間、栗原市北部での高濃度汚染の出現について調べてきました。ネットや、TV,雑誌で、一関ルートが分かったり、栗原市のデータを分析したり、自分たちでも自主測定を行ったりしてきました。これらは、できるだけ正確な情報を多くして、「自分で的確な判断を下す」ためです。
 この講演の中でも、伊東氏は、「人間が放射能を浴びた時の影響」について話した最後に、同じように「自分で判断を下す」重要性を言っていました。この問題のとらえ方は人によって違ってきます。内部被曝や様々な放射能汚染の複合化、子どもたちに関してのことを考えると放射能被曝は少なければ少ないほど良いことは確かなのです。しかし、最終的にどうするかは、その人、その家族、個々のケースによって違ってくるのは当然です。それぞれが「自分で判断を下す」しかないのです。その場合、情報が多くあり、それが正確で的確なこと。子どもたちのためには少しでも客観的な行動がとれるようにしなければなりません。人の話、考えもよく聞くこと、それを財産に自分の考えを確立すること、…そんなことを言っていました。
 もう一つ私がこれに加えるとするならば、これらとも関連しますが、「思考停止に陥らない」ということだと思います。… -

 また、7月10日の記事「栗 原 で 放 射 能 と ど う 向 き 合 う の か」でも、最後に次のように書きました。

 ― 今、年間1ミリシーベルトとか、20ミリシーベルトとか、さまざまな基準値が議論されています。こうした数値は、十分な科学的根拠に基づいて直接導かれたものではなく、まだ学者による合意はないようです。したがって、がんになるリスクのある放射線にどの数値まで我慢?するかは、それが、妊婦・幼児・子どもなのか、や社会的条件との兼ね合いで違ってくると思います。
 そして、たとえば、1ミリシーベルト以下でも我慢できず、安全な場所に引っ越そうとする人もいるし、引っ越しにはそれなりの経済的、精神的負担が伴います。人によっては「20ミリシーベルトを超えてもまだ故郷に残りたい」「農業を続けたい」という判断もあるに違いありません。放射能をどこまで我慢?するか。この難しい判断を市民一人ひとりが迫られているわけです。それは、人によって違ってくるのも当然だと思います。しかし、これへの対応・対策はひとりひとりの各個人ですることには限界があります。
 そうした時、私たちは決して「思考停止に陥ってはいけない」と思います。ドイツは、25年前のチェルノブイリ事故以来、脱原発の国民的議論を重ねてきて今回の福島の事故でそれへ思い切って踏み出しました。そこから学ぶべきものは多くあります。絶えず考え、議論し、合意を形成してく。この日本でもできるはずです。いや、今こそしなければならないのです。 -

 私は、このことを7月11日萩野第二小で校庭の隅にあった刈草から放射線高濃度異常値を発見し、その直後に校長先生にお話しした時、このことを強く訴えました。さらにこのことは、「私が、今度の震災で沿岸部での宮城の多くの先生方の経験から学んだこと」だ。と手短に説明しました。

「私が、今度の震災で沿岸部での宮城の多くの先生方の経験から学んだこと」 

 このことを書き出すと長くなってしまいますが、三つだけ例を出します。① 5月8日の朝日新聞「教育」の欄に出た「先生ら機転 犠牲者ゼロ」での東松島・浜一小の渡辺先生。 ② みやぎ教育文化研究センター「センターつうしんNO.63」の「あの日のこと」-亘理・荒浜小の中寛先生ら。 ③ 7月2日「震災体験から 地域・学校・子どもたちを」という語り合いの集いでの山元町・山元第二小の阿部先生。 大川小を例外としても、今回、この他にも数多くの学校現場での宮城の先生方の奮闘がありました。

 朝日新聞に東北福祉大の数見教授の上手くまとめた話が出ていました。「日常の学校づくりが生きた。…教員がふだんから「生きる力」につながる学びを意識していた…住民との信頼関係… 天災の被害を最小限にとどめ、人災にしないために学校は何をすべきか。東北の学校の経験は重い。全国の学校で共有してほしい。」

 これは、今の政権や政治家に不足していることなのですが、ともかく、現場力、教師力がすごい!! 先生方は,勿論、教育委員会や市役所など行政からのマニュアルには熟知しているのですが、決してそれに留まらない。事態は、マニュアルの想定を次々に超えてしまい、「想定外」どころか、その想定を幾度も瞬時に変えざるを得ない連続。そうした中で決して「思考停止には陥らない」のです。難しい判断を次々に迫られる中で、的確な情報の収集、絶えず考え行動し、集団の力を引き出す。そうして、子どもたちの安全を確保し、安心へと持っていく。住民の安全も確保していく。先生方には、「子どもたちを守る、子どもの未来のために」というミッションが明確なのです。

徹底した計測、除染、そして原発震災への備えを

 原発災害は、まだしばらくの間は続いていきます。政府によって、放射能の拡散予測が初期に出されなかったため必要な対策がすべて遅れています。正確な計測すら多くのところで未だに十分にされていません。住民や子どもたちの近いところにいる自治体職員、教職員は決して「20ミリシーベルトで安全」などと自分も思ってもいないことは言うべきではありません。思考停止をしてしまい、「安全神話」を信じるのではなく、「実害」の現実を直視すべきです。まずは徹底した計測から行うべきです。そして、3月に飛来して着地した放射性元素から放射線が出続けているので、その高濃度なところから取り除いていかなければなりません。

 さらに、今後、万一、福島第一原発で不測の事態が起きたらどうするのか、また、停止しているといっても存在する女川原発での事故等の事態も考えられます。そうした最悪の事態を想定するのも今回の震災からの教訓のはずです。

 今回の一関ルートという汚染パターンからは、福島からも女川からもここ、一関市(奥州市まで)や栗原市とその以南(今後、大崎市西部の汚染実態が判明してくかも知れません)が、放射能汚染拡大の射程範囲であると判明してしまいました。今から、原発震災への備えをしていかなければなりません。

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古川での原発問題学習会の感想。

<原発・環境・エネルギー問題>            2011.7.18

古川での原発問題学習会 (7月16日)の感想。

「国策による災難 ―いま、日本における最大、最悪の公害が進んでいる」
                        伊東 達也

<講師紹介>

S39、東北大卒し高校教師に、 S47,いわき市議会議員 H3、福島県会議員 

現在は、原発問題住民運動全国センター代表、福島浜通り医療生協理事長

全国各地で、原発問題について講演活動を行っている。

はじめに

 7月16日、私は、妻に連れられて古川の母親大会に行きました。メインというより全てが、伊東 達也氏の講演でした。この後、伊東氏は夜、一関での講演だと言っていました。話の中で、伊東氏は一関ルートに言及しましたが、栗原についての高濃度の認識はなかったようです。私は、最後に短時間、7月15日のブログの記事「放射能の自主測定を始めました。」の内容のように栗原の状況を話しました。講演後に伊東氏にその資料を渡し、また古川の測定をこれからしようとしている方にも接触できました。それで、今後、古川、栗原、一関の市民が結びつく、ネットワークを組むことが出来る可能性が出てきています。ここでは、講演内容から私が印象に残ったこと、私の感想や考えたことを書いていきます。

<講演から>

1、 福島第一原発事故は、

① 大量の放射能を放出する「苛(過)酷事故」は世界で3回目だが日本では初めて。

② 地震災害に原発災害が重なる「原発震災」は世界で初めて。

③ 10万人以上の人がふるさとから追い出され、広範囲な地域の農産物・水産物・水道水ばかりか、海洋を放射能で汚染し、その被害の広さ、深刻さ、被害額の大きさ、広範囲な国民の健康への」不安など、日本における最大・最悪の公害となっている。

2、 しかし、地震・津波による苛酷事故も原発震災も、その発生の危険が想定(予見)されていた。…

3、 いま、大事なことはこれ以上放射能を放出させないよう全力をつくすことである。日本の原発の総点検を住民の意見にも耳を傾けてすすめること。

4、 福島県内では4月初旬に再び放射能の恐怖(パニック)に、その一つに、汚染されて学校のグランドが問題化。文部科学省は年間の被曝線量を20ミリシーベルト限度にするとした暫定基準を出したが、多くの親から不安の声が沸きあがった。(「冷静に 対処しましょう」という資料を配布)

5、 放射能について、情報隠し(後出し)と県民に共通理解がなかったことがパニックに拍車をかけた。…

6、 「復興」はおろか「復旧」さえ困難な課題が生まれている。…

7、 「原発をどうするか」は、「日本のエネルギー政策をどうするか」にかかわる。…再生可能エネルギーに大きくかじをきるためには、

 ①原発に使っている莫大な予算を削って、再生可能エネルギーの爆発的な開発に振り向ける。-決断(政策転換)が必要。

 ②再生可能エネルギーで間にあうようになるまでは原発と引き続き共存となるか。その際、最低、苛酷事故を起こさせない体制が求められる。

<印象に残ったこと>

 私は、1970~80年代にかけて千葉市において大気汚染公害(主に川崎製鉄による)に取り組んできました。この「日本における最大・最悪の公害」というとらえ方は、これまでの日本における様々な公害問題の歴史を考えると、それらとの関連性や継続性から、その延長線上に起きた「日本における最大・最悪の公害」であり、極めて的を得た表現だと思いました。

 伊東氏が、4、の「冷静に 対処しましょう」の中で、取り上げていることから、

―被曝を防止するには、・外出には、帽子・マスクを ・外から帰ったら手洗い、うがいを ・雨の日の外出時は、髪洗いを ・葉物や果物はよく洗い、魚は贓物を取って。 ただし、それら全部を、必ず、実行することが「なんともイライラする」とか「うつうつとした気分になる」なら、一つや二つを手抜きしたほうがよいでしょう、と私は思っています。―

 この「私は思っている」というのを、先に言ったら反発されて、大変なことになったそうです。「あなたの言っていることは矛盾している」と。この放射能の恐怖(パニック)は、大変なもののようです。汚染の影響について相談の談話がよくかかってくるのですが、不安に同調しないでこうしたことを言うとすぐ切られてしまうということです。高校の教師をした後、市議会議員と県議会議員を長くして、話すことは大変上手で説得力のある伊東氏ですらこうです。私などがこうしたことを話したり、相談に応じる時には、気をつけねばと思いました。

<私が考えたこと-放射能汚染は広域で考えなければ>

 私は、この間、栗原市北部での高濃度汚染の出現について調べてきました。ネットや、TV,雑誌で、一関ルートが分かったり、栗原市のデータを分析したり、自分たちでも自主測定を行ったりしてきました。これらは、できるだけ正確な情報を多くして、「自分で的確な判断を下す」ためです。

 この講演の中でも、伊東氏は、「人間が放射能を浴びた時の影響」について話した最後に、同じように「自分で判断を下す」重要性を言っていました。この問題のとらえ方は人によって違ってきます。内部被曝や様々な放射能汚染の複合化、子どもたちに関してのことを考えると放射能被曝は少なければ少ないほど良いことは確かなのです。しかし、最終的にどうするかは、その人、その家族、個々のケースによって違ってくるのは当然です。それぞれが「自分で判断を下す」しかないのです。その場合、情報が多くあり、それが正確で的確なこと。子どもたちのためには少しでも客観的な行動がとれるようにしなければなりません。人の話、考えもよく聞くこと、それを財産に自分の考えを確立すること、…そんなことを言っていました。

 もう一つ私がこれに加えるとするならば、これらとも関連しますが、「思考停止に陥らない」ということだと思います。「安全神話」に浸かったり、地震・津波のことを考えなかったりすることは「思考停止」です。「原子力がなければ電力が賄えない」というのもです。

 私自身も、放射能汚染を栗原市だけで考えているのは、「思考停止」なのです。また、いまある測定地点だけから汚染を見てしまうのもそうです。まず、「放射能汚染は広域で考えなければならない」と思い至りました。
 
<岩手県側のデータにあたり、次に栗原市以南も…>

 そこで、まず早川氏のブログでの岩手県及び一関市とのやり取りを思い出しました。

― 6月23日1750、一関市教育委員会から電話で「0.5等値線を引いているのは風評被害に当たる」の指摘。「どうぞ法的処置を取ってください」「それは、学問の自由への侵害である」と答えた。

 6月24日、岩手県庁環境保全課からメールが来た。「岩手県一関市近辺が0.5μSv/h以上の地点(地図上で黄色となっている地点)となっておりますが、本県の測定結果では0.5μSv/h以上となる地点はありませんので、データのご確認をお願いいたします。」 

「承知しています。なぜこのような問い合わせが岩手県から何度も来るのか真意を測りかねます。公開の場で討論したく思います。岩手県庁環境保全課から問い合わせが来た事実を公開します。以後の岩手県からの問い合わせはその内容を担当者名を含めて公開します。」 -

 これによって岩手県の監視体制が遅れていることも分かりました。また、それで一関などの汚染状況のデータが気になり、ホームページで一関市、平泉町、奥州市、藤沢町のそれにあたってみました。それらと栗原市のデータ(私たちの自主測定も含めて)と照合していくとあることが分かってきました。

 それは、一関市の東部(大東、室根 東山、千厩、川崎 )から南部(一関萩荘、花泉)そして、栗原市北部(金成萩野 栗駒 鶯沢 一迫川口 花山)にかけて比較的高濃度の汚染(0.4μSv/h程度)が幅約10キロにわたっての帯状に続いていること。奥州市の南部でも水沢、胆沢、前沢、衣川とこれも約15キロの幅で帯状の比較的高濃度の汚染がみられること。

 これらから、6月18日の早川氏の放射能汚染地図(改訂版)―0.25μSv/hと0.5μSv/hのラインは、ほぼ正確だと判断できました。しかし、これには奥州市のデータが入っていないようで、奥州市の3か所のデータを加えた早川氏のブログへの6月5日作成 • 投稿: pino の放射能汚染地図の方がより正確だと思われました。

http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,0&t=p&msa=0&ll=38.603993,140.608521&spn=3.215044,4.048462&z=8&msid=210951801243060233597.0004a4f5311a2612c91f3
 しかし、そのpino の放射能汚染地図に従って、一関ルートの南端を見ると栗原市の西部の花山が最後になっているのではなく、更に大崎市にかかっています。岩出山の上野目、池月、鳴子の川渡へ、更に最終的には隣の加美町の薬来山の麓まで行っています。これらは全て放射能測定が行われていない地点です。まわりの大崎市岩出山支所、同鳴子支所は、7月中旬を見ると、同じ大崎市の他地域と比べ少しだけ高い位(~0.13μSv/h)、加美町に至っては薬来山から遠く離れた町役場は低濃度(0.09μSv/h)でした。今後、これらの地点については、より詳細な放射能測定をする必要があります。

 実は、この7月16日の原発問題学習会の会場で、伊東氏は、会場内外の汚染状態を測定した数値を示しました。およそ0.10μSv/hで、比較的低濃度でした。自治体(大崎市)の測定でも古川の中心街ではそんなところだったと思います。しかし、やはりそれだけでは不十分だったのです。大崎市といっても大変広いのです。測定も栗原市などに比べても大変遅れています。

<広域の市民のネットワークを組む必要が、>

 大崎市でももっときめ細かい地点・場所での測定をすることが早急に求められています。さらに市町村をまたぐ広域にわたる放射能汚染について、宮城県の取り組みは市町村以上に遅れています。これらも市民の側で行っていく必要があります。そして、県境を越えてのつき合せも大事です。今後、大崎、栗原、一関(さらに奥州も)の市民が結びつく、ネットワークを組むことが必要になってきます。

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放射能の自主測定を始めました。

<原発・環境・エネルギー問題>              2011.7.15

放射能の自主測定を始めました。 

栗原市の2校の刈草集積場への処置を引き出した
自主測定
( 7. 11 )


7月15日付の河北新報に、「学校線量調査 刈草集場 1 マイクロシーベルト超 栗原市、立ち入りを禁止」という記事が出ました。14日の栗原市の調査で金成の萩野第二小と栗駒の鳥矢崎小の刈草集積所で毎時1.3マイクロシーベルトを観測したため、市は幼稚園と小中学校全74校の刈草置き場を立ち入り禁止とし、刈草はシートで覆うように指示し、今後埋める方向で検討していると報じていました。この2校は、「前回調査で数値が高かった市北部から抽出。12日に校庭や昇降口など1校当たり10か所程度を調べた結果、2校とも刈草の集積場の数値が高かった。」ということからの処置のようです。

 実は、これに先立って、7月11日に「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」の放射能自主測定スタッフ3人(私と代表とS氏)が、この2校を含めて朝から6か所の測定を行いました。(その様子はこの後に詳しく報告します。)まず、スタートの文字小で栗原市の測定スタッフの測定に立ち会いました。そこで、市の測定方法を把握し、私たちの自主測定との捕集係数を出して整合性をはかりました。この文字小でも、市の測定と自主測定この日は、すべての小学校で比較的高濃度が測定されました。午後2時から行った鳥矢崎小は、市の測定で6月9日に0.448マイクロシーベルトを出しながらもそれ以後の縮小で行われなくなったケ所でした。ここでは私たちは校庭の真ん中のみ(市の測定に倣い)の測定をしました。(やはり0.4マイクロシーベルトを超えました。)校長先生はそれを見てとても心配し、市の測定の再開を望んでいました。

その後問題の金成萩野地区に入り、まず萩野小へ、最後に萩野第二小へ行きました。いずれも校庭真ん中で高濃度を観測しました。萩野第二小では、すでに私たちより前に来た市のスタッフによる測定でも高かったと言っていました。(しかしそれがホームページから分かるのはいつも7日くらい後です。)高濃度の時は2度測るとしていた市のやり方を真似て、ここでも校庭真ん中で2度目の測定が終わったのが午後3時40分。ふとその校庭の片隅を見ると藤棚の下に何やら怪しい刈草が無造作に積んであるではありませんか。ちょっと気になってしまって最後に測ってみようということになりました。

まず、1m、次に50㎝、最後に刈草の真近(5㎝離して)。最初から黄色表示になり、異常に高くでてました。50㎝、真近では真っ赤に表示され。ビックリしました。2度目の測定は逆に真近,50㎝、1mの順でしました。自主測定の計測器では0.4マイクロシーベルト毎時を超えると表示のバックが黄色くなり警告を示します。それが、1.2マイクロシーベルト毎時を超えると真っ赤になり、異常状態で大変危険であると最大限の警告に変わります。ですから、集計は5回平均で、それでも1マイクロシーベルト近くを出しました。しかし、実際には、もっと高い1.22,1.35,1.37、1.39という数値を頻繁に出しました。デジカメで撮るのを忘れてしまっていて1.25というのを撮ることができました。大変危険な状態ですので、直ぐ校長先生に事態を詳しく説明しました。そして、市と相談して一刻も早い処理をするように伝えました。その説明している途中で私は、目の周りがモヤモヤしてきて気分が悪くなってきました。(暑い中の一日の行動で疲れてしまったのかもしれません。放射能のせいでは無いとは思います。)

この後、12日すぐに市が飛んできてそれを確認し、さらに類似校の調査へと発展し、今回の素早い処置となったのです。このことから、栗原市の今回の素早い処置を私たちの自主測定が引き出すことができたと自負しています。勿論、萩野第二小の校長先生の適切な判断や、市の「放射能と向き合う」(公報6月16日) 真摯な姿勢も高く評価したいと思います。そして、12日の市の調査結果については、早急に公開を求めます。私たちも来週(7月22日を予定)に、今回出来なかったケ所を中心にさらに校庭真ん中以外の場所も含めて自主測定調査を行います。行政の目が行き届かないとことを市民が行い、それを基にして行政に働きかける。そして行政が動く。さらに市民も動く。これも一つの行政と市民の協働だと思っています。

放射能自主測定値一覧(H23.7.11) ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会

2011.7.12の「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」役員会での報告
                                 
 (単位:マイクロシーベルト毎時)

NO.1 S氏宅居間 (文字地区)
   9:30             50㎝ 0.24    1m  0.26

NO.2 S氏宅庭(コンクリ)
   9:45                        1m  0.29

NO.3 文字小校庭 (文字地区)
   11:06  地表 0.44(0.40) 50㎝ 0.46(0.35) 1m 0.33(0.25)     
(備考/括弧の中は 地表は、×0.91 50㎝と1mは、×0.77の捕集係数をかけた数値)

NO.4  〃(2回目)
   11:15   地表 0.42(0.38) 50㎝ 0.45(0.35) 1m 0.41(0.32)

NO.5 文字小プール
   11:35  地表 0.39(0.35) 50㎝ 0.36(0.28) 1m 0.32(0.25)

NO.6 栗駒小校庭 (栗駒地区)
   13:20  地表 0.46(0.42) 50㎝ 0.45(0.35) 1m 0.46(0.35)

NO.7  〃(2回目)
   13:30  地表 0.54(0.49) 50㎝ 0.49(0.38) 1m 0.44(0.34)

NO.8 栗駒幼稚園砂場 (栗駒地区)
   13:35  地表 0.28(0.25)  50㎝ 0.24(0.18) 1m 0.33(0.25)      
(備考/午前中に大量の水まき)

NO.9 鳥矢崎小校庭 (栗駒地区)
   14:05  地表 0.62(0.56)  50㎝ 0.49(0.38) 1m 0.42(0.33)

NO.10  〃(2回目)
   14:10  地表 0.53(0.48)  50㎝ 0.51(0.39)  1m 0.44(0.34)

NO.11 萩野小校庭  (金成地区)
   14:50  地表 0.69(0.63)  50㎝ 0.49(0.38)  1m 0.41(0.32)

NO.12  〃(2回目)
   14:55  地表 0.59(0.54)  50㎝ 0.41(0.32)  1m 0.42(0.32)

NO.13 萩野第二小校庭 (金成地区)
   15:30  地表 0.56(0.51)  50㎝ 0.51(0.39)  1m 0.47(0.36)

NO.14  〃(2回目)
   15:40  地表 0.52(0.47)  50㎝ 0.50(0.39)  1m  0.47(0.36)

NO.15 萩野第二小校庭(刈草)
   15:50  地表 1.04(0.95)  50㎝ 1.12(0.86)   1m 0.86(0.66)     
(備考/5月6日~7月2日までの草)

NO.16  〃(2回目)
   15:55  地表 1.03(0.94)  50㎝ 1.02(0.79)

doia
萩野第二小校庭(刈草)7月11日16:00 1.25マイクロシーベルト/毎時を表示

<測定器について>

SOEKS-01M 最新型ガイガーカウンター放射能・放射線測定器。2011年5月末新発売の最新モデル ロシア製。ロシア政府公認。CEマーク付き。普及版の安価なものなので、測定した数値は相対的な意味しか持ちません。従って、栗原市の測定する正規のものとの整合性をみるため、3と4の時点で比較をしてみました。それで、地表5㎝では、×0.91 50㎝と1mの高さでは、×0.77という捕集係数を出しました。つまり、比較的濃度の高い地表近くでは、それほど違わなくて、少しだけ高めに出る。それが50㎝と1mの高さではもう少し、精度が落ちてくるように思われます。いずれにしてもこの自主測定値は参考値の意味しか持たず、高濃度が出て、問題がありそうな場所を見つけたら、さらに詳しく栗原市で測ってもらう必要があります。

<測定の説明>

2回測っているところが多いのは、文字小で栗原市の測定が高い値の時、2度測るのを見ていて、それにならってすることにしました。市の測定は、60秒づつしてくものでしたが、私たちのは、10秒で数値が変わってくものでしたから、1ケ所を5回づつ測りました。それの平均をここに示しています。0.4マイクロシーベルト毎時を超えると表示のバックが黄色くなり警告を示します。それが、1.2マイクロシーベルト毎時を超えると真っ赤になり、異常状態で大変危険であると最大限の警告に変わります。ですから、15と16では、1マイクロシーベルト毎時以上を多く出していますが、実際には、もっと高い1.22,1.35,1.37、1.39という数値を出しています。大変危険な状態ですので、校長先生に市と相談して一刻も早い処理をするように伝えました。

6と9栗駒小と鳥矢崎小は、最初の6月9日の測定で高濃度を出したにもかかわらず、20日からの規模の縮小にともなってこの日までずっと市のほうでは測定が行われていません。私たちが調べたらやはり高い値をしましました。市の測定の復活が必要です。

栗原市でもホットスポット出現!

 栗原市では、今、首都圏で騒がれている0.4マイクロシーベルト/毎時以上のホットスポットが多数の場所(小学校、保育園、幼稚園)で、出現しています。それは、栗原市が、広報で「放射能問題と向き合う」として、市民の安全・安心の確保に務めるべく、宮城県や周辺自治体よりも積極的に放射能測定に取り組みだしたため分かりました。ところが、一般には、5月20日からの市内5カ所の消防施設(地上1メートル)で大気中の放射線量を一日3回(午前8時、正午、午後4時)測定したもの(だいたい0.06~0.23マイクロシーベルト毎時(μSv/h))しか知られていません。メールで知らさせるもの、ホームページですぐ分かるようになっているもの、7月11日より宮城県で集約し、発表しているのもすべてこの5か所だけです。実際には6月9.10日には、市内の74か所すべての保育所、幼稚園、小・中学校校庭の大気中放射線測定値が測られました。結果は多くの場所で高濃度が計測されました。しかし、その後、6月20日からは、週2回(月曜と金曜)に、どうしたわけか測定ケ所を19ヶ所に絞っていました。それでも特定場所に比較的濃度が高い状況が続き、特に、金成萩野地区で高濃度が続いているのが目立ちます。それは、更に詳しくそのデータを見ないと分からないことです。(一般には知られていません。)

 汚染は、3月12・13日の一関(栗原を含む)ルートで

それが、7月16.23日の週刊現代の記事「スーパーホットスポットを次々発見」で、放射能独自調査として、いわかがみ平など3か所栗原市のホットスポットが記載されていました。しかし、その記事というより、記事の中の群馬大の早川由紀夫教授(専門―火山学)による3月12日の夜。21時に、南相馬(20(マイクロシーベルト毎時)から、太平洋を北上して時計と反対回りに女川を経由し千厩、一関に向かった。平泉を汚染したのはこのルートです。」(第1のルート、一関ルート)の指摘で初めて、栗原市内でのホットスポット出現の根拠が分かりました。

これは、3月12日0時から13日1時にかけて女川のモニタリングポストデータが21(マイクロシーベルト毎時)を短時間記録していることと整合性がありました。さらに、何故、栗原市内でも金成萩野地区で高濃度が続いているのか、さらにその延長線上の栗駒、鶯沢、一迫、花山も相対的に高いのか、市の消防施設でも、栗駒分署、西出張所(一迫嶋躰)が他より高めなのか、ということとも整合性がでてきます。

 一方、7月3日午後9時放送の「NHKスペシャル シリーズ 原発危機 第2回「広がる放射能汚染」でも、福島第1原発から200キロも離れた首都圏でどうして局地的高濃度汚染が出現したかを解説していました。 画面では、3月12・13日からすでに放射能の大量放出は確認でき、3月15日の2号機3号機の事故でセシウム137が大量に放出されていました。それが周辺のみならず一旦、北へ向かい太平洋に出て、それから福島、群馬に帯状に伸び、その間、栃木北部では降下(雨が強く降った)したようです。この後さらに東京方面から最後は静岡まで広がっていったと確認しました。この上空を漂って行ったものは、「放射能プルーム」(雲のようなもの)というものだそうです。NHKは、早川氏の指摘している一関ルートについては何も言っていませんでしたが、3月12・13日に福島第1原発から同じく200キロ離れた一関(栗原を含む)周辺でも同様のことが起きたことは、画面では確認できました

子どもが居る場所の徹底した測定を、7月31日に市民の側は、集約します。

週刊現代の調査も、栗原市を岩手県に入れてしまうなど、大変荒っぽいものであって、説得力に欠けます。今後は、市内各地の汚染状況、とりわけ子どもたちの周り、居る場所の徹底した測定をして、汚染の全体像を把握すること。そして、出来るだけ早く除染を始めなければなりません。

仙台市では、6月8日に750か所で調査を実施。その後も地域バランスを考慮し、中学、高校は地表から1m、小学校や保育所などは50㎝で、63か所でもモニタリング調査を継続してきました。それが保護者からは、「1つの施設のなかでも放射線量が高い場所と低い場所があるのではないか」としてより詳しい測定を求める声が相次ぎ、このため仙台市は、子どもが集まる学校や公園など10の施設を選び、それぞれについて改めて花壇や側溝、遊具の下など(地表面も含めて)の放射線量を細かく測定し、傾向を調べることにしました。測定は、14日から今月22日まで行い、結果はホームページなどで公開することになっています。

宮城県の取り組みは、この仙台市や栗原市それに被害が大きい県南の自治体に比べて遅れています。これまで原子力発電推進を行ってきたせいでもあると思います。この宮城県や国の動向に合わせるのではなく、自治体がそこの市民を、とりわけ子どもたちを守る立場を優先した施策を早急にとることが今、求められています。

私は、7月10日の「栗原で放射能とどう向き合うのか」の「⑤ 私たちのすべきことは、」で次のように指摘しました。

① データ、情報をすべて正確に出させること(調べる、調べさせる) 調査ケ所(小学校、保育園幼稚園など)を74から19に減らしたのは?数を元に戻させる。疑わしいところはもっとよく調べさせる。自分たちでも調べてみること。(それをもとにして)
その少し前の文章でも次のように指摘しました。

「行政に汚染の実態を確認させなければ対策は取らないのでしょうから、要求はしますが、そのためには、自分たちで調べることもしていきます。こうしている間にもセシウムは土壌に浸透し、凝縮が進んでいきますので、時間は限られています。」

放射能汚染のルートや実態はようやく分かりかけてきました。被爆についての考え方が今、様々なバラツキを見せています。したがって対策についても遅れがちです。しかし、全部が分かっていなくとも、合意されていなくとも、「少なくともこれだけは、」という:施策だけでも確定して急いで実施して行かなければなりません。そのために、来週ももう少し範囲を広げて動きます。そして、7月31日の「原発・放射能問題学習会」で、市民の側の総まとめをしたいと思っています。

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原発・放射能問題学習会

<原発・環境・エネルギー問題>

栗 原 で“放 射 能”と ど う 向 き 合 う の か

  原発・放射能問題学習会のご案内

 栗原でもホットスポットが出現しています。

   放射能汚染の中での 教育は、子育ては、くらしは…

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県。4か月がたちましたが復旧は遅々として進みません。その上、レベル7の史上最悪の福島原発事故。県内では女川原発があります。

 栗原市でも放射線の測定が行われています。0.4マイクロシーベルト/毎時以上のホットスポットが小学校、幼稚園、保育所で確認されています。

 私たちの自主測定でも、それがはっきりと確認されました。

 こうした放射能汚染が広がっている中での、教育は、子育ては、くらしは、とりわけ未来を担う子どもたちの環境をどうしていくのか・・・・ということを一緒に考えていきましょう。

講師 : 中島 廉 さん
        (原発問題住民運動宮城県連絡センター事務局)             

* 福島原発事故はなぜ起きたのか? 女川原発は大丈夫か? その他放射能汚染についての疑問に答えます。

(当日は、中島さんに当時の放射能汚染状況を映像で説明します。) 

* 栗原のデータ(市の測定と自主測定)について

 ―さまざまな疑問に答え、一緒に考えます―

 是非、ご参加ください。 

と き : 7月31日(日13:30~16:30

ところ : 栗原市市民活動支援センター2F多目的室      
             築館総合支所(築館伊豆2-6-1?21-2060)

資料代 : 200円

【主 催】   

  ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会
       (連絡先 鈴木 健三 TEL.FAX 47-2932)
   栗 原 母 親 連 絡 会 
       (連絡先 佐藤 澄子 TEL.FAX 22-7412)

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栗原で放射能とどう向き合うのか(補足)

<原発・環境・エネルギー問題>

栗原で放射能とどう向き合うのか(補足の資料)
                                         2011.7.13poll

週刊現代 7.16・23号より

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栗原で放射能とどう向き合うのか

<原発・環境・エネルギー問題>

栗原で放射能とどう向き合うのか     2011.7.10 

はじめに


 栗原市はホームページや広報や栗原市安全安心メール【災害情報】を通じて、市内5カ所の大気中の放射線の測定数値を公開しています。それは、5月20日(金曜日)から、市内5カ所の消防施設(地上1メートル)で大気中の放射線量を一日3回(午前8時、正午、午後4時)測定したもので、そこの測定値で、だいたい0.06~0.23マイクロシーベルト毎時(μSv/h)といったところです。私は、栗原市安全安心メール【災害情報】に登録して「栗原市放射線モニタリング情報」を、毎日午前8時に測定した結果の配信を受け取っています。そして、毎日のようにこれまでそれで、安心・安全を確認してきました。

 しかし、6月末に知人より「いや、もっとすごい数値が出ているよ」と知らされ、栗原市のホームページを確認してみました。それには、市内5カ所の消防施設の放射線モニタリング情報のほかに、市内保育所、幼稚園、小・中学校校庭の大気中放射線測定値とプール水の放射性物質測定値、水道水中の放射性物質、牧草に含まれる放射性物質を公表していました。そして、そのホームページには、以下のように「最高は0.381マイクロシーベルトを測定し、」(7月10日現在)と何気なく書き、「健康には影響ありませんからご安心ください」というようにしていますが、更に詳しくそのデータを見ると様々なことがわかってきました。

 6月9日の栗駒幼稚園の地表0.471をMAXに、金成萩野保育所、鳥矢崎幼稚園、栗駒小学校、鳥矢崎小学校、萩野小学校、萩野第二小学校でも軒並み一般的にホットスポットと言われている0.4以上に。0.3以上でも栗駒中野保育所、岩ケ崎幼稚園、文字幼稚園、金田幼稚園、一迫幼稚園、花山幼稚園、岩ケ崎小学校、文字小学校、金田小学校、長崎小学校、花山小学校、鴬沢中学校と続きます。

 6月20日からは、どうしたわけか測定ケ所を19ヶ所に絞っています。それでも0.452の金成萩野保育所0.448の金成萩野第2小学校0.391の鴬沢中学校、0.359の文字小学校、0.326の金田小学校と続きます。6月24日、27日、7月1日でも同様の傾向が続き、特に金成萩野地区で高濃度が続いているのが目立ちます。

今、首都圏では

 今、首都圏などで問題となっているホットスポットは、おおむね0.4マイクロシーベルト毎時(難関換算3.5ミリシーベルト)です。その首都圏では、住民が子どもへの影響を心配する声が高まり、自治体への要請、議会への請願・陳情が行われ、専門家の協力を得ながらの放射線自主測定などの動きが活発になっています。

千葉県柏市では母親たちが1万人の署名を集め、自治体への対策の要望を行っています。

そして、埼玉県川口市では、独自の放射線量の年間換算数値の基準を、1.64ミリシーベルトとしました。基準を超えた場合の対応についてー
1. 時間当たり0.31マイクロシーベルトを超えた場合 保育所・幼稚園・小中学校の屋外の保育・授業時間を3時間以内に。
2. 時間当たり0.38マイクロシーベルトを超えた場合 屋外の保育、授業時間を2時間以内に。
3. いずれの場合も、各保育所、幼稚園、小中学校から保護者伝える。 時間当たり0.38マイクロシーベルトを超えた場合には、マスクの着用等を呼びかける。 という内容です。
 千葉県野田市も独自の基準値 年間1ミリシーベルトに(0.19 マイクロシーベルト毎時)の暫定基準値を決めています。

 東京都足立区も少し高めの0.25マイクロシーベルト毎時の独自基準を設定したようです。そして、区が定めた基準を上回る放射線量が測定されたとして、7月7日区立小中学校七校の砂場の使用中止を決め、今後、砂場の砂の交換をします。区は現在、小中校や幼稚園、保育園、公園などの砂場と屋外プール計六百八十七カ所の放射性物質の測定を実施中。7日に、一回目の結果を発表した。(7月8日 東京新聞 朝刊)

 確かにそこまでする必要があるか(お金かかりますし)議論を呼ぶところですが、国がしっかりとした基準を示さない中では、「安心」のためには仕方がないとも思われます。

 しかし、ここ栗原市内でも多数の場所(小・中学校、保育所・幼稚園)で、放射能汚染ホットスポットが出現しているのですから、逆に今、この栗原でこの高濃度汚染が問題になっていないことの方が不思議です。ようやく最近になって部分的にそれが分かるようなことが出てきました。

① シリーズ原発危機「第2回 広がる放射能汚染」7月3日(日)NHK)を見て
(7月9日4時半再放送)


<番組の紹介から> 

 原発事故からまもなく4ヶ月。未だに事態収束の見通しがつかない中、原発から300キロメートル以上離れた静岡県でお茶から基準値以上の放射性物質が検出されるなど、福島県だけでなく、首都圏をふくめた広い地域で汚染への不安が広がっています。

 そこで番組では、放出された放射性物質の量をもとにした拡散シミュレーションをもとに、汚染の実態を独自に調査、高いレベルの汚染地帯=ホットスポットが生まれるメカニズムを解明します。また、福島で行われている子供たちの被ばく量を減らすための取り組みや、食品の検査体制の課題を取材、東日本に広がってしまった放射性物質による汚染に、私たちは、どう立ち向かっていけばよいかを探ります。

<私が注目した点は、一関(栗原を含む)ルートの確認ははっきりと示されていませんが、その関連性が分かった点です。>

 この7月3日午後9時放送の「NHKスペシャル シリーズ 原発危機 第2回「広がる放射能汚染」は、大変良心的な番組でした。(年間1ミリシーベルト、という法定基準に基づいています。)放射能汚染地域とわかっていながらも、そこに住み続け、授業を続けなければならない家族・学校の苦悩や、福島県のみならず、関東各地に広がるホットスポットや、神奈川・静岡のお茶の放射能汚染の問題などをきちんと報道していました。 

 私が注目したのは、ホットスポットについてです。番組では、福島第1原発から200キロも離れた首都圏でどうして局地的高濃度汚染が出現したかを解説していました。画面では、3月12・13日からすでに放射能の大量放出は確認でき、3月15日の2号機3号機の事故でセシウム137が大量に放出されていました。それが周辺のみならず一旦、北へ向かい太平洋に出て、それから福島、群馬に帯状に伸び、その間、栃木北部では降下(雨が強く降った)したようです。この後さらに東京方面から最後は静岡まで広がっていったと確認しました。この上空を漂って行ったものは、「放射能プルーム」(雲のようなもの)というものだそうです。これが第1波の放射能プルーム。さらに、第2波の放射能プルームが3月21日に確認できているとしていました。再び薄いプルームが福島第1原発から太平洋上に出て首都圏へ。これが今、問題となっているものようです。

 画面で一瞬、3月12・13日の一関ルートは確認できたのですが、番組自身は何も言っていません。しかし、同じ仕組みでそれが起きたことは確認できました。番組の中でも広島大学原爆放射線医学研の星 正治教授は、①放射能放出のシュミレーションの計算と広域の測定、②(周辺の)ホットスポットの精密調査、③それよりも広域の100、200、300キロの調査が必要だーとし、「自分たちの住んでいるところがどれだけ汚染されているか正しく知ることが大事だ。」としていました。首都圏と一関(栗原を含む)周辺がちょうど福島第一原発から200キロの地点です。

② 「週刊現代(7.4)スーパーホットスポットを次々発見」を読んで

<特集記事紹介の内容から>

 「壊れるのは子供、そして子供の子供」という表紙の最初のタイトルから始まって、「独自調査第3弾 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!千葉・東京ほかスーパースポット次々発見!全国1000ヵ所を独自調査〈後編〉●高濃度汚染地帯 流山・柏・松戸をさらに細かく調査●意外な数値が!東京・文京区、目黒区、足立区の詳細●観光地の厳しい数値 日光・ロマンチック街道、那須、軽井沢、世界遺産・平泉●汚染隠しの疑惑ほか」となっていました。

 そして、最初の記事の書き出しは、

「岩手県平泉町――。6月25日に世界文化遺産の登録が決まったばかりの同町には、観光客がいま大挙押し寄せている。JR平泉駅を降りると、いたるところに「祝 平泉世界遺産登録決定」の幟のぼりが見える。世界の観光名所に名を連ねたことで、地元は喜びに沸いている。しかし、地元民も観光客も知らない事実がある。平泉駅前ロータリーの街路樹の下で、本誌記者はガイガーカウンター(線量計)のスイッチを入れた。0.47、0.54、0.65……。約30秒ごとに更新される値は、いずれも0.4マイクロシーベルト/時(以下、単位はすべて同じ)を超えている。画面の背景が黄色く変わり、「HIGH」の文字が危険を知らせる。」
となっていました。さらに読んでいくと、

「金色堂前植え込み 0.88 参道入口 0.75 釈迦堂前 0.45 … 参道駐車場 0.77
 近くの栗駒山いわかがみ平で、2.17 奥州市で1.35 …
 放射線量は0.19がひとつの安全基準で、それ以上なら要注意、0.60を超えたら避難も検討したほうがよい。」
 などという。

 そして、記事はこのホットスポットの出現について科学的に解明したのは、群馬大の早川由紀夫教授(専門―火山学)で、

 火山灰の拡散メカニズムをもとに放射能物質の動きを研究しています。早川氏によると「データを分析すると、福島第1原発からの放射能物質の大量放出は、大きく4回あったとわかりました。最初が3月12日の夜。21時に、南相馬(20(マイクロシーベルト毎時)から、太平洋を北上して時計と反対回りに女川を経由し千厩、一関に向かった。平泉を汚染したのはこのルートです。」(第1のルート、一関ルート)、あとは、3月15日の午前(第2のルート)、3月15日の午後(第3のルート)3月21日午前(第4のルート)。「多くの国民はこのルート(第3、3月15日夕)しかないと思っている。」「恐ろしいのは、原発からいつ放射能物質が大量発生したか、誰もわかっていなかったという事実」…「今後、暴発がなくとも再び大量放出される危険性は十分あるということ。」

と書いています。全国1000ヵ所を独自調査〈後編〉ということで、ホットスポット編の表に100カ所ほどが載っているのですが、残念ながら栗原市も栗駒山(いわかがみ平)も岩手県の中に入れられてしまっています。

栗原市 県道42号線薄木トンネル付近0.33(空間線量)0.58(地表線量)
栗駒山 いわかがみ平駐車場の残雪 0.33(同)0.78(同)
栗駒山 いわかがみ平駐車場標識下 0.32(同)2.17(同)

③ <NHKスペシャルやこの記事をどうとらえるか?―自分たちでも検証してみる必要があります。>

 この記事と、前のNHKスペシャルの内容とはかなり重複・一致するところがあります。しかし、この記事は(というより早川氏の分析)は、3月12日0時から13日1時にかけて女川のモニタリングポストデータが21(マイクロシーベルト毎時)を短時間記録していることと整合性があります。

 私は、この間、栗原市におけるホットスポットの出現の問題を追ってきて、それが何故、栗原市内でも金成と栗駒、そして最後が花山なのか、また牧草地の草なのか(メカニズムはお茶と同じだと分かりました。)がよく分かりませんでした。それがこの2つ(NHKと週刊現代)のことからその仕組みと実態の一部が見えてきました。

 週刊現代の調査も、大変荒っぽいものであって、説得力に欠けます。今後は、市内各地の汚染状況(とりわけ子どもたちの周り)を把握し、出来るだけ早く除染を始めなければなりません。行政に汚染の実態を確認させなければ対策は取らないのでしょうから、要求はしますが、そのためには、自分たちで調べることもしていきます。こうしている間にもセシウムは土壌に浸透し、凝縮が進んでいきますので、時間は限られています。

④ その他の情報等から、

7月6日、『放射性物質の影響拡大 ホットスポット、汚泥物質処理…山積する問題にどう対応するのか』  BSフジ プライムニュース

 渡邉浩氏 横浜労災病院中央放射線部医師 日本核医学技術学会理事長 「リスクは放射線だけでない」ICRPが基本。

伊達市のアドバイザー  田中俊一氏
グランドだけでなく周りの高いところをトータルで除染をー今、酷い30校のうち10校をしている。(除染プロジェクト) 
・校舎の窓やベランダを高圧洗浄機で洗浄した後でデッキブラシで磨く。 ・学校周辺の除草。 ・校舎前のコンクリートの表面(1ミリ?)を削る。アスファルトもセシウムが表面の穴に入っている。これは水では落ちず機械で削ってフィルター付きの集塵機で集める。10分の1になる。 ・プールは、汚染が確認されれば、周りの汚れ(水で洗浄)くみ上げてゼオライトと凝固剤で放射性物質を取り除きフィルターで浄化を ・土手の草刈り。 手間暇,人手、お金がかかる。1千万円単位、しかし、こうして方が結局安上がりになる。
特に、雨どい、水受け、などに。水の落ちるところを丹念に取り除く。砂埃を立てないように。水撒いて、軽装で、マスク、手袋ぐらいで大丈夫。水田ならひまわりを。

国(園田康博氏)-基本は自治体事務であるが、財政面でのサポート、それにいろいろな検証、有効策を示していく。 「放射線に対する考え方」政府として、」正しく、」分かりやすく」伝えるようにする。

提言(田中俊一氏)放射線廃棄物の定義ができてない。国の責任。ルールの確立と処理場の確保を。

7月9日付 朝日新聞のニュースがわからん!でホットスポット問題を取り上げ早川氏の図を取り入れています。しかし、作為的か?
0.5マイクロシーベルト毎時のホットスポットから宮城県分(栗原市金成萩野地区)がすっぽり抜け落ちていました。早川氏自身は各自治体の:データを基にしてその図を作成しているとしているので、当然、この地区の高濃度データを入れていると思われます。ネットで公開された図をよく見ても0.5マイクロシーベルト毎時の範囲は、一関市役所から南に10キロに及んでおり、丁度この地区が入ります。それにこの朝日の記事(朝日新聞全体基調になっているけど)は、「神経質になりすぎないように」とするのは良いのですが、放射線汚染を少し楽観的に書きすぎているきらいがあるように思われます。しかし、次の日(7月10日)の「被曝 影響どこまで」では、甲斐倫明(ICRP委員・大分県立看護科学大教授)に2007年の」ICRP勧告の1ミリシーベルトの意味を丁寧に解説させ、さらに「子ども」「内部被曝」などについても詳しく書いて、先日のこの大雑把で”楽観的”ともいえる一面的な記事とのバランスを取っています。(朝日新聞がいつもすることですが…)

7月4日付 K県議の議会報告(新聞折り込みされていました)でも、「放射能汚染不安を考える」を特集しています。まずタイトルからして「放射能汚染問題」としていないところから疑問を持ちました。それは、考える情報や基準を提示したつもりでしょうがそれが、政府の言っていることの範囲を超えていないことに過ぎません。その問題点(今、それが問われている)」をはっきりと指摘していないこと、国、県、市に求めるべき対策を提起していないこと、私たち自らがとるべきことも「不安がらずに、正しい判断を」といっているだけでなんらの説得力を持っておらず残念です。またこの報告には、早川氏作成の図が掲載されていて栗原を含む一関周辺のホットスポットも分かります。

7月2日付河北新報―「放射能の理解深める」 6月25日、白石一小PTAなど300人放射能について学ぶ研修会。元岩大大学院教授亘文雄氏(量子化学)「空気中には(放射性物質は)何もないと思う。今は白石には新たな放射性物質はきていないだろう」などと答えた。―こうした安心させるための講演会・研修会も持たれているけど、その中身には疑問を感じます。―

⑤ 私たちのすべきことは、     

① データ、情報をすべて正確に出させること(調べる、調べさせる)
調査ケ所(小学校、保育園幼稚園など)を74から19に減らしたのは?数を元に戻させる。疑わしいところはもっとよく調べさせる。自分たちでも調べてみること。(それをもとにして)

② 国だけでなく宮城県の原子力行政のチェックをしていくこと。

③ 市には、住民の安全・安心をさせる確保のためその役割をきちんとしてもらう(要求)していく、その立場で一緒にやってもらうこと。(協働する。)
栗原市は、広報で「放射能問題と向き合う」として、市民の安全・安心の確保に務めるべく、宮城県や周辺自治体よりも積極的に放射能測定に取り組みだしました。しかし、「安心してください」としている基準が、国並み?の緩さ(年間20ミリシーベルト)で、とても安心できるものではありません。そのため、調査カ所を減らしてしまったり、健康への影響も丁寧な説明をしていません。今後の対策(除染、校庭・土壌などの入れ替え)を避けるためか、調査を始めたのはよいのですが、完全に及び腰になっています。ここは、「市民の安全・安心の確保のため」きちんとした姿勢に立ってもらいたいものです。そうして初めて市民より「信頼」されることができます。

④ 脱原発へと進むにはどうすればよいか。それには、今ある、原発をこれからどうしていくのか、日本のエネルギー問題はどうすればいいか、住民の安全・安心を確保するに何をすればよいか、 ―こうしたことを議論し、学習し、行動し(ネットワークを組んで)広げて、県・国の政策を、脱原発へと変更をさせること。

 原発・エネルギー問題以前の問題でも、放射能汚染(それも低濃度長期汚染と内部被爆など)をどう捉えるかという問題があります。

 今、年間1ミリシーベルトとか、20ミリシーベルトとか、さまざまな基準値が議論されています。こうした数値は、十分な科学的根拠に基づいて直接導かれたものではなく、まだ学者による合意はないようです。したがって、がんになるリスクのある放射線にどの数値まで我慢?するかは、それが、妊婦・幼児・子どもなのか、や社会的条件との兼ね合いで違ってくると思います。

 そして、たとえば、1ミリシーベルト以下でも我慢できず、安全な場所に引っ越そうとする人もいるし、引っ越しにはそれなりの経済的、精神的負担が伴います。人によっては「20ミリシーベルトを超えてもまだ故郷に残りたい」「農業を続けたい」という判断もあるに違いありません。放射能をどこまで我慢?するか。この難しい判断を市民一人ひとりが迫られているわけです。それは、人によって違ってくるのも当然だと思います。しかし、これへの対応・対策はひとりひとりの各個人ですることには限界があります。

 そうした時、私たちは決して「思考停止に陥ってはいけない」と思います。ドイツは、25年前のチェルノブイリ事故以来、脱原発の国民的議論を重ねてきて今回の福島の事故でそれへ思い切って踏み出しました。そこから学ぶべきものは多くあります。絶えず考え、議論し、合意を形成してく。この日本でもできるはずです。いや、今こそしなければならないのです。

 そのために、国にさせること、企業にさせること、自治体にさせる、一緒にすること、自分たちですること、などを一緒に調べ、学習し、議論し、行動する。こんな共同し、連帯する市民の運動が今、必要とされています。   

 これが、今、私たちに求められていることだと思います。



―7月31日原発問題学習会ー参加のお誘いー

午後1時半~栗原市市民活動支援センター

  講師 中島 廉さん(原発問題住民運動宮城県連絡センター事務局)             

* 福島原発事故のこと、女川原発のこと、放射能汚染についての疑問、
(当日は、中島さんに当時の放射能汚染状況の可視化を行っていただく予定です。)      

* 栗原のデータ(市の測定と自主測定)について、                      

さまざまな疑問に答え、一緒に考えます。

こうした放射能汚染が広がっている中での、教育は、子育ては、くらしは、ということを、

とりわけ未来を担う子どもたちの環境をどうしていくのかーということを一緒に考えていきます。

 是非、ご参加ください。 
        
主催/栗原市母親連絡会 (連絡先 佐藤 澄子 TEL.FAX 22-7412)            
   ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会(連絡先 鈴木 健三 TEL.FAX 47-2932)  

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記事7月4日「栗原市における放射能汚染ホットスポット問題を考える」の訂正

<原発・環境・エネルギー問題>

記事7月4日「栗原市における放射能汚染ホットスポット問題を考える」の訂正をします。                                     2011.7.10

① シリーズ原発危機「第2回 広がる放射能汚染」(7月3日(日)NHK)を見て 
の<私が注目した点は、栗原にも到達していること> の最後のほう


「再び薄いプルームが福島第1原発から太平洋上に、それから二手に分かれていって、ひとつは首都圏へ。これが今、問題となっているもの。もう一つがそこから北上して宮城県女川で降りて、岩手県南部沿岸部から一関を経由して栗原市へ、金成、栗駒、と行って最後は花山までというルートが画面を見ていて確認できました。

としましたが、7月9日午後4時半より再放送で確認したところ、この3月21日は、二手に分かれての一関ルート形成は確認できませんでした。下線部分を削除します。

 <この記事をどうとらえるか?―自分たちでも検証してみる必要があります。> のところの最初のほう

NHKが一関・平泉と栗原の汚染は、3月21日としていたように思いますし、この記事は3月12日です。私は、多分3月12日の方だと思います。

NHKは一関ルートが3月21日にあるとは全く示していませんでした。下線部分を削除します。

 こうした私の取り違い(いつもですと録画しておいて確認して記事を書くのですが、別の番組の録画をしていたため、確認が昨日まで伸びてしまいました。

 ただ、それでもこのNHKスペシャルと週刊現代(7月4日)との整合性と、一関ルートを確認する手がかりはこの番組からもはっきりと読み取れました。この後、あまり時間を置かずに、その辺りについて記事にする予定です。

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栗原市における放射能汚染ホットスポット問題を考える

<原発・環境・エネルギー問題>

栗原市における放射能汚染ホットスポット問題を考える                            2011.7.4 

① シリーズ原発危機「第2回 広がる放射能汚染」(7月3日(日)NHK)を見て

<番組の紹介から>

 原発事故からまもなく4ヶ月。未だに事態収束の見通しがつかない中、原発から300キロメートル以上離れた静岡県でお茶から基準値以上の放射性物質が検出されるなど、福島県だけでなく、首都圏をふくめた広い地域で汚染への不安が広がっています。

 そこで番組では、放出された放射性物質の量をもとにした拡散シミュレーションをもとに、汚染の実態を独自に調査、高いレベルの汚染地帯=ホットスポットが生まれるメカニズムを解明します。また、福島で行われている子供たちの被ばく量を減らすための取り組みや、食品の検査体制の課題を取材、東日本に広がってしまった放射性物質による汚染に、私たちは、どう立ち向かっていけばよいかを探ります。

<私が注目した点は、栗原にも到達していること>

 この7月3日午後9時放送の「NHKスペシャル シリーズ 原発危機 第2回「広がる放射能汚染」は、大変良心的な番組でした。(年間1ミリシーベルト、という法定基準に基づいています。)放射能汚染地域とわかっていながらも、そこに住み続け、授業を続けなければならない家族・学校の苦悩や、福島県のみならず、関東各地に広がるホットスポットや、神奈川・静岡のお茶の放射能汚染の問題などをきちんと報道していました。

 私が注目したのは、ホットスポットについてです。このところ、週刊現代やアエラ、女性自身などが取り上げています。今、首都圏で問題となっているこのホットスポットは、おおむね0.4マイクロシーベルト毎時(難関換算3.5ミリシーベルト)以上のことを言っているようですが、ここ栗原市内でも多数の場所(小・中学校、保育所・幼稚園)で、放射能汚染ホットスポットが出現しているからです。

 番組では、福島第1原発から200キロも離れた首都圏でどうして局地的高濃度汚染が出現したかを解説していました。3月15日の2号機3号機の事故でセシウム137が大量に放出されました。それが周辺のみならず一旦、北へ向かい太平洋に出て、それから福島、群馬に帯状に伸び、その間、栃木北部では降下(雨が強く降った)したようです。この後さらに東京方面から最後は静岡まで広がっていったと確認しました。この上空を漂って行ったものは、「放射能フルーム」(雲のようなもの)というものだそうです。これが第1波の放射能フルーム。

 さらに、第2波の放射能フルームが3月21日に確認できているとしていました。再び薄いプルームが福島第1原発から太平洋上に、それから二手に分かれていって、ひとつは首都圏へ。これが今、問題となっているもの。もう一つがそこから北上して宮城県女川で降りて、岩手県南部沿岸部から一関を経由して栗原市へ、金成、栗駒、と行って最後は花山までというルートが画面を見ていて確認できました。

* 番組は、7月9日午後4時半より再放送の予定だそうです。是非確認してみてください。

② 「週刊現代(7.4)スーパーホットスポットを次々発見」を読んで

<特集記事紹介の内容から>

 「壊れるのは子供、そして子供の子供」という表紙の最初のタイトルから始まって、「独自調査第3弾 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!千葉・東京ほかスーパースポット次々発見!全国1000ヵ所を独自調査〈後編〉●高濃度汚染地帯 流山・柏・松戸をさらに細かく調査●意外な数値が!東京・文京区、目黒区、足立区の詳細●観光地の厳しい数値 日光・ロマンチック街道、那須、軽井沢、世界遺産・平泉●汚染隠しの疑惑ほか」となっていました。

 そして、最初の記事の書き出しは、

「岩手県平泉町――。6月25日に世界文化遺産の登録が決まったばかりの同町には、観光客がいま大挙押し寄せている。JR平泉駅を降りると、いたるところに「祝 平泉世界遺産登録決定」の幟のぼりが見える。世界の観光名所に名を連ねたことで、地元は喜びに沸いている。しかし、地元民も観光客も知らない事実がある。平泉駅前ロータリーの街路樹の下で、本誌記者はガイガーカウンター(線量計)のスイッチを入れた。0.47、0.54、0.65……。約30秒ごとに更新される値は、いずれも0.4マイクロシーベルト/時(以下、単位はすべて同じ)を超えている。画面の背景が黄色く変わり、「HIGH」の文字が危険を知らせる。」

 となっていました。さらに読んでいくと、

 「金色堂前植え込み 0.88 参道入口 0.75 釈迦堂前 0.45 … 参道駐車場 0.77
 近くの栗駒山いわかがみ平で、2.17 奥州市で1.35 …
 放射線量は0.19がひとつの安全基準で、それ以上なら要注意、0.60を超えたら避難も検討したほうがよい。」

 などという。そして、記事はこのホットスポットの出現について科学的に解明したのは、群馬大の早川由紀夫教授(専門―火山学)火山灰の拡散メカニズムをもとに放射能物質の動きを研究している。早川氏によると「データを分析すると、福島第1原発からの放射能物質の大量放出は、大きく4回あったとわかりました。最初が3月12日の夜。南相馬から太平洋を北上して時計と反対回りに女川を経由し一関に向かった。平泉を汚染したのはこのルートです。」(第1のルート)あとは、3月15日の午前(第2のルート)、3月15日の午後(第3のルート)3月21日午前(第4のルート)。「多くの国民はこのルート(第3、3月15日夕)しかないと思っている。」「恐ろしいのは、原発からいつ放射能物質が大量発生したか、誰もわかっていな買ったという事実」…「今後、暴発がなくとも再び大量放出される危険性は十分あるということ。」

 と書いています。全国1000ヵ所を独自調査〈後編〉ということで、ホットスポット編の表に100カ所ほどが載っているのですが、残念ながら栗原市も栗駒山(いわかがみ平)も岩手県の中に入れられてしまっています。

栗原市 県道42号線薄木トンネル付近0.33(空間線量)0.58(地表線量)
栗駒山 いわかがみ平駐車場の残雪 0.33(同)0.78(同)
栗駒山 いわかがみ平駐車場標識下 0.32(同)2.17(同)

<この記事をどうとらえるか?―自分たちでも検証してみる必要があります。>
 
 この記事と、前のNHKスペシャルの内容とはかなり重複・一致するところがあります。しかし、この記事は(というより早川氏の分析)という意味ですが、NHKが一関・平泉と栗原の汚染は、3月21日としていたように思いますし、この記事は3月12日です。私は、多分3月12日の方だと思います。確かに3月12日0時から13日1時にかけて女川のモニタリングポストデータが21(マイクロシーベルト毎時)を短時間記録していることと整合性があります。

 私は、この間、栗原市におけるホットスポットの出現の問題を追ってきて、それが何故、栗原市内でも金成と栗駒、花山なのか、また牧草地の草なのか(メカニズムはお茶と同じ)がよく分かりませんでした。それがこの2つ(NHKと週刊現代)のことからその仕組みと実態の一部が見えてきました。

 週刊現代の調査も、大変荒っぽいものであって、説得力に欠けます。今後は、市内各地の汚染状況(とりわけ子どもたちの周り)を把握し、出来るだけ早く除染を始めなければなりません。行政に汚染の実態を確認させなければ対策は取らないのでしょうから、要求はしますが、そのためには、自分たちで調べることもしていくつもりです。こうしている間にもセシウムは土壌に浸透し、凝縮が進んでいきますので、時間は限られています。

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放射能汚染ホットスポット出現!

<原発・環境・エネルギー問題>

栗原市内でも放射能汚染ホットスポット出現!の事態をうけて私たちのすべきことは?                            2011.7.2 

はじめに

 栗原市はホームページや広報や栗原市安全安心メール【災害情報】を通じて、市内5カ所の大気中の放射線の測定数値を公開しています。それは、5月20日(金曜日)から、市内5カ所の消防施設(地上1メートル)で大気中の放射線量を一日3回(午前8時、正午、午後4時)測定したもので、そこの測定値で、だいたい0.06~0.23マイクロシーベルト毎時(μSv/h)といったところです。私は、栗原市安全安心メール【災害情報】に登録して「栗原市放射線モニタリング情報」を、毎日午前8時に測定した結果の配信を受け取っています。そして、毎日のようにこれまでそれを確認してきました。

 一方でホームページには、市内保育所、幼稚園、小・中学校校庭の大気中放射線測定値とプール水の放射性物質測定値、水道水中の放射性物質、牧草に含まれる放射性物質を公表しています。ホームページには、以下のように「最高は0.388マイクロシーベルトを測定し、」と何気なく書き、「健康には影響ありませんからご安心ください」というようにしていますが、更に詳しくそのデータを見ると様々なことがわかってきました。

 6月9日の栗駒幼稚園の地表0.471をMAXに、金成萩野保育所、鳥矢崎幼稚園、栗駒小学校、鳥矢崎小学校、萩野小学校、萩野第二小学校でも軒並み0.4以上に、0.3以上でも栗駒中野保育所、岩ケ崎幼稚園、文字幼稚園、金田幼稚園、一迫幼稚園、花山幼稚園、岩ケ崎小学校、文字小学校、金田小学校、長崎小学校、花山小学校、鴬沢中学校と続きます。

 6月20日は、少し減らして19ヶ所に絞られています。それでも0.452の金成萩野保育所0.448の金成萩野第2小学校0.391の鴬沢中学校、0.359の文字小学校、0.326の金田小学校と続きます。6月24日でも同様の傾向が続いています。

 今、首都圏などで問題となっているホットスポットは、おおむね0.4マイクロシーベルト毎時(難関換算3.5ミリシーベルト)です。栗原市内でも多数の場所(小・中学校、保育所・幼稚園)で、放射能汚染ホットスポットが出現しているのです。

 私たちのすべきことは          

① データ、情報をすべて正確に出させること(調べる、調べさせる)

 調査ケ所(小学校、保育園幼稚園など)を74から19に減らしたのは?数を元に戻させる。疑わしいところはもっとよく調べさせる。自分たちでも調べてみること。(それをもとにして)

② 国だけでなく宮城県の原子力行政のチェックをしていくこと。

③ 市には、住民の安全・安心をさせる確保のためその役割をきちんとしてもらう(要求)していく、その立場で一緒にやってもらうこと。(協働する。)

 栗原市は、広報で「放射能問題と向き合う」として、市民の安全・安心の確保に務めるべく、宮城県や周辺自治体よりも積極的に放射能測定に取り組みだしました。しかし、「安心してください」としている基準が、国並み?の緩さ(年間20ミリシーベルト)で、とても安心できるものではありません。そのため、調査カ所を減らしてしまったり、健康への影響も丁寧な説明をしていません。今後の対策(除染、校庭・土壌などの入れ替え)を避けるためか、調査を始めたのはよいのですが、完全に及び腰になっています。ここは、「市民の安全・安心の確保のため」きちんとした姿勢に立ってもらいたいものです。そうして初めて市民より「信頼」されることができます。そのためには、私たちもこの課題については、一緒にやる、協働するというスタンスを取るべきです。

④ 原発をこれからどうしていくのか、日本のエネルギー問題はどうすればいいか、住民の安全・安心を確保するに何をすればよいか、―こうしたことを議論し、学習し、行動し(ネットワークを組んで)広げて、県・国の政策の変更をさせること。

   原発・エネルギー問題以前の問題でも、放射能汚染(それも低濃度長期汚染と内部被爆など)をどう捉えるかという問題があります。

 今、年間1ミリシーベルトとか、20ミリシーベルトとか、さまざまな基準値が議論されています。こうした数値は、十分な科学的根拠に基づいて直接導かれたものではなく、まだ学者による合意はないようです。したがって、がんになるリスクのある放射線にどの数値まで我慢?するかは、それが、妊婦・幼児・子どもなのか、や社会的条件との兼ね合いで違ってくると思います。

 たとえば、1ミリシーベルト以下でも我慢できず、安全な場所に引っ越そうとする人もいるし、引っ越しにはそれなりの経済的、精神的負担が伴います。人によっては「20ミリシーベルトを超えてもまだ故郷に残りたい」「農業を続けたい」という判断もあるに違いありません。放射能をどこまで我慢?するか。この難しい判断を市民一人ひとりが迫られているわけです。

 しかし、これへの対応・対策はひとりひとりの各個人ですることには限界があります。国にさせること、企業にさせること、自治体にさせる、一緒にすること、自分たちですること、などを一緒に調べ、学習し、議論し、行動する。こんな市民の運動が今、必要とされています。   
  
 これが、今、私たちに求められていることだと思います。

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