触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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「放射線 私たちの体と健康」は、画期的な講演会になりました。

<原発・環境・エネルギー問題>       2011.10.30

「放射線 私たちの体と健康」は、画期的な講演会になりました。
 
 10月30日にゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会・栗原母親連絡会の共催で金成ほたるホールを会場として、放射能問題の講演会を持ちました。
講師の矢崎先生とは、栗原市のデータや、私たちのこの間の取り組みを詳しく知らせ、事前のやり取りを密にしてきました。先生ももう何度もこの種の講師をされているとのことでしたが、今回は特に十分な準備をされてのぞまれたことがすぐに分かりました。当日は、いろいろな企画がぶつかっている中でも70人を超える方の参加がありました。

開催の前から各方面より「参加できないけど内容を知らせて」という問い合わせが相次ぎました。取りあえず、私のブログで報告させていただくとお答えしてきました。その第1弾として、まず先生の持ち込まれた資料そのままを紹介します。これだけでも読んでもらえば、今、まさに私たちが「知りたい、学習したい」と思っていることにピッタリであると少し分かってもらえると思いました。しかし、実際の会場での雰囲気や参加者とのやり取りなどは、伝わりません。非常に緊迫した中でも、講師も、参加者もこれから放射能の中で生きていく困難に立ち向かおうとする覚悟や姿勢が強く出ていました。

そこで、第2弾を考えています。DVDにできるか、音声だけになるか、まだよく分かりませんが、準備していきます。それを今回参加できなかった方たちにも見てもらいたいと思っています。
アンケートや市への要望も出されています。11月4日(午後6時~若柳公民館 )では、今回の反省会とこの内容の普及、それに栗原市長に11月7日(午後2時~1時半市役所ロビー集合)に持っていく要望のとりまとめを行います。

今回の講演会は、今後、ここ、栗原で私たちが、原発・放射能問題と長期にわたって向き合っていくうえで、エポックとなる画期的なものとなったことを報告します。


                                                       
ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会・栗原母親連絡会 主催 学習会

「放射線 私たちの体と健康」-どう考え行動するか―                           
  2011.10.30 坂総合病院・内科 矢崎とも子

<はじめに>

 7ヶ月以上の月日が流れても収束をみない福島原発事故。今もって事実を隠そうとする国や東電の対応は私たちの不安をあおっています。放射能を不要に恐れることなく生活する為に、そして、健康で人間的な生活する権利を求める為にも、学習し正しく理解する必要があります。私は、放射線の専門家ではありませんが、親として医師として、皆さんとともに考え行動していきたいと思っています。

<放射能災害は自然災害とはまったく異なるもの>

 今回の震災は多くの命を奪い、残された人々を心身ともに大きく傷つけました。それでも我々は時間とともに少しずつ前向きに生きていこうとしています。しかし放射能災害は自然豊かにみえる大地でも、何十年たっても人が立ち入ることができない地域を作り出します。目に見えず、においもせず、痛くもない放射線障害のために、想像を絶する大きな被害が今後何十年(何百年)も続くのです。

<3.11をさかいに世界はかわってしまった>‥日本は放射能まみれが現実

 福島・宮城・茨城だけでなく東京の母親の母乳からもヨウ素やセシウムが、福島だけでなく埼玉県の子どもたちの尿からもセシウムが検出。内部被曝した牛が市場に出回り全国で消費されてしまったことが判明。日本各地でホットスポットがみつかっています。福島に限らず日本は放射能まみれ。10年後、20年後に子どもたちに癌が多く発生する可能性があります。その時になって2011年を悔やんでも遅いのです。変わってしまった世界を引き受けて生きていかなければなりません。

<どんなに低線量でも放射能には害がある・原爆被爆者の調査でも実証>‥いまや常識

 更にバインスタンダー効果(被曝した細胞から隣接する細胞に被曝情報が伝わる)、ゲノム不安定性など生物学的影響も発見され、低線量の方がむしろ単位あたりの危険度が高いことも明らかに。

 放射線は癌を作りますが、喫煙・遺伝的要因・ウイルス等による癌との区別はつきません。低線量被曝と癌の因果関係は科学的に証明されないからといって、害がないということではありません。

 原爆被爆者の調査でも低線量被曝による晩発性障害は明らかにされています。66年後の今も調査するほど低い被曝線量の人に癌が増えていることが分かってきています。癌だけでなく、疲れやすい、貧血になりやすい、病気にかかりやすい、ホルモンのバランスが崩れる等、様々な影響も出ます。

<子どもは大人の10倍放射能の影響を受けやすい>‥年齢が低いほど影響は大きくなる。

 子どもは新陳代謝が活発で細胞分裂が盛ん。これから生きていく時間が長いので影響が顕在化する率が高い。外部被曝線量が同じでも、子どもは大人よりも皮膚が薄く減衰がすくない為より多くの影響を受けます。これらを統合すると子どもは大人に対して放射線の影響を10倍受けやすいといわれています。反対に45歳を過ぎると低線量被曝の影響を殆ど受けなくなります。また、大人は10年後から癌の発病が始まり、40年後にピークになりますが、乳幼児は早ければ2・3年後には影響が出始めます。何の責任もない、未来をになう子どもと胎児(妊婦)は絶対に守っていかなければなりません。

<放射線被曝障害の特徴>‥みえない、におわない、あじもしない、いたくない。

・被曝したことを直接知ることが出来ない・潜伏期があり症状が遅れて現れる・症状の現れ方に個体差がある・時間経過に伴う症状の変化が複雑・遺伝的影響がある・少量の被曝による障害では他の原因による障害発生との区別が困難

<被曝(体に放射線をあびること)の種類と影響>‥ほたるや懐中電灯とその光の関係

個人差・臓器による感受性の違い・被爆時の年齢・被曝線量の程度が問題になります。
・内部被曝:呼吸や食事や傷から体内に取り込まれた放射性物質からの放射線被曝
・外部被曝:体外にある放射性物質からの放射性被曝
・急性障害:一度に大量の放射線をあびるとおこる障害
・晩発性障害:直ちに影響がなくても年単位で症状が現れる低線量被曝による障害
・確定的影響:高い放射線量をあびると誰にも同じような傷害が生じる(しきい値がある)
⇒脱毛・白内障・皮膚障害・不妊・胎児の形態異常など
・確率的影響:低線量ではあるが、線量の増加に応じて癌などの影響が比例的に増加する(しきい値がない)
⇒発がん・遺伝的影響など

<外部被曝を防ぐためには>‥事故が起こったら風向きと位置を確認することが大切

①放射性物質からできるだけ離れる:距離の二乗に反比例して弱くなる
②放射線をできるだけさえぎる:屋外より屋内、木造よりコンクリート
③放射線にさらされる時間を少なくする:身体に放射線を付着させない→帽子・平滑な布地の衣服
着衣を洗濯機で水洗 露出した顔や手足を水洗 雨にあたらない ビニール製の傘やレインコート

<内部被曝を防ぐためには>:内部被曝の経路は3つ(吸い込む・食べる・傷から)

①口や鼻からの吸入を防ぐ:マスクの着用で一工夫(緊急時はぬらしたハンカチ)
②素肌を外気になるべくあてない:長袖・傷口は水で洗い落す・雨水を直接当てない
③汚染された飲料水や食べ物を口にしない

<栗原の放射線量は?>‥ホットスポット0.4μS/時で計算してみました。

(((0.4-0.038)×8時間)+((0.4-0.038)×(1-0.6)×16時間))×365日÷1000=1.90(m㏜/年)
0.4×24時間/日×365日÷1000=0.4×8.76=3.50(m㏜/年)24時間外にいた場合

<基準値以下なら食べても大丈夫?・洗えば大丈夫?>

・ヨウ素131が1㎏当たり15020㏃(洗浄後)含まれたほうれん草を毎日20gずつ1年間食べたら
 15020㏃×20g/1000g×0.000022μ㏜/㏃×365=約2.4m㏜

・セシウム134が1㎏あたり650㏃含まれた牛肉を毎日100gずつ1年間食べたら…
 650㏃×100g/1000g×0.000019mSV/㏃×365=約0.45m㏜

<国の安全基準をどう考え行動するか>‥「どこまで安全」であるという基準はない

 学校での許容量3.8μ㏜/時は20mS/年から逆算して求められた値で、到底子どもたちに許せる値ではありません。学校校庭などは1m㏜/年(0.19μ㏜/時)未満を目標に、できるだけ低くすべきです。

 基準を超えた食品を一度食べたらすぐ影響が出るレベルではありませんが、汚染が長期に続くことを考えればできるだけ線量の低いものを食べる努力は必要。特に子どもと妊婦には低線量のものを。そのためにはすべての食品の線量が測定・表示され、購入者が選べるようにすることが必要です。

 健康への影響は今すぐにはわからないので長期で慎重な健康管理が必要です。

 放射線量の引き下げについては、自主的な放射線量のモニタニングや汚染マップ作りも含め、地域をあげての住民運動が大切です。政府によるすみやかな情報公開が必要なのは言うまでもありません。多くの人が意見を挙げていく必要があります。

<おわりに>

 汚染されてしまった世界でどう生きていくか、一人一人が考え、自分で判断していかなければなりません。それには、正しい知識を身につけること、地域で協力して活動していくことが大切です。内部被曝を減らすためにはちょっとした手間をかけることが必要です。みんなで意思統一してやれば長続きします。地域の産業を守り、子どもたちを守るために力を合わせていきましょう。

<おまけ>‥内部被曝を減らすためにできること(セシウムは水溶性・油には溶けない)

 果物・野菜は水洗い→根菜は地上部を大きめに切りとり皮をむく(りんごなすトマトきゅうりも)→流水洗い。できれば水のさらす・塩水に10分浸す(酢を加えるとさらに効果的)→再度しっかり水洗→塩水でゆで、ゆで汁は捨てる→ゆで汁をよくきり流水洗い/結球野菜は外側の葉を4‐5枚取り除いてから上記を/穀類は脱穀してもみ殻を取り除きよく洗う

 肉や魚は洗って小さめに切る(魚はエラ皮膚・内蔵を除く)→2%の塩水に12時間以上さらす(表面積が大きいほど時間が長いほど水を取り替えるほど効果がある・酢かビタミンCを加えるとたんぱく質が落ちるのを防げる)→沸騰の状態で8‐10分(魚は数分)ゆでる→さっと流水洗い後使う、ゆで汁は捨てる

 放射能物質を取り込みにくい順:豚肉<牛肉・鶏肉<野生動物の肉(いのししなど)
 放射能物質を取り込みにくい順:キャベツ<きゅうり<ズッキーニ<トマト<ほうれん草<玉ねぎ<パプリカ<にんにく<ジャガイモ<ビーツ<人参<大根<丸い形の豆<大豆、長い形の豆

家庭菜園をするためには:セシウムはカリウムと、ストロンチウムとカルシウムは性質が似ている
→有機肥料、ミネラル肥料、石灰分の多い土をすきこむ(高濃度の汚染地域は除染してから)
 放射能から体を守るために:バランスのとれた食生活(被曝を恐れて偏った食事は逆に健康を害する)、セシウムの排出を早める食物繊維を十分とる、免疫力を落とさないよう規則正しい生活をする

(注:野菜や果物の取り込みにくさは、海外でのデータであり、品種などが日本と異なっている可能性があるため、あくまで参考にする程度に。極端に偏った食生活はいろいろな意味でマイナスです)

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「加美町・岩出山放射能測定会」

<原発・環境・エネルギー問題>            2011.10.23

「加美町・岩出山放射能測定会」に参加して
1マイクロシーベルト超を3ヵ所発見


測定会実施までの経過

  昨日(10月22日)の加美町・岩出山放射能測定会は、あいにくの雨でしたが、私は、「一関ルートのネットワーク」と言った手前、そのお手伝いをするため参加しました。そこで、初めて私も加美町の方にお会いしました。この間、私のブログを見て、連絡をされてこられて方です。10月14日の記事「今、大切なこと、―人と人とのネットワークを」で書きましたように、この加美町での学校等施設での測定数値が結構、高いのです。そこで、「原発問題住民運動宮城県連絡センター」の中嶋 廉さんに相談したところ、センターの主催で10月22日に放射能自主測定会をしようということになりました。時間があまりないので、私は、急いでその下準備に取り掛かりました。

 10月14日の記事には、私は、こう書きました。

―「もう一度6月22日~30日に行った文科省―宮城県の航空機モニタリングの結果をよく見ると、下多田川全域より広い範囲が、1mで0.2~0.5マイクロシーベルト/毎時と見て取れます。上多田川小がそれに入るか少し外れるくらいです。つまりもっと高濃度の地域が広範囲にありそうなのです。そのまわり、加美町の中央部の大部分が中濃度の地域になります。栗原市での学校等施設を詳しく調べて分かったことですが、この中濃度の所では、ホットスポットはいくつも発見されます。高濃度の所にいたっては、いたることころにホットスポットがあり、危険なのです。要はそれを本気で探す気になるかどうかということ、放射能を除染し、子どもたちが安心できる安全な環境を作り、子どもたちの命と健康を守る気があるかどうかということです。校庭のど真ん中だけ測っていては、実態は絶対につかめません。」-

 その直後の10月18日に文科省は、ネット上により詳細なマップを公開してきました。(翌日の新聞で知る)そこで、栗原ももちろんですが、この加美町、それに大崎市(岩出山地区)の詳細を調べました。すると様々な疑問が生じてきましたので、直接文科省に聞くことにしました。

10月20日、午後、文科省の担当者に聞きました。

  10月20日午後、文部科学省の航空機モニタリング調査の担当者(原子力対策本部の堀田or奥さん)に聞いてみたところ、いろいろ分かりました。

① 「7月22日のマップと今回の詳細マップの違いー形の変化は、この間に計算し直したため。」

② 「1mの空間線量は、平均化したものであり、大まかなことしか言えない。したがって、それで特に高濃度の出ている所では、各自治体でさらに詳しい実地での測定をして、ホットスポットを探し出してほしい。」と言われました。

③ 「宮城県北部につながる岩手県の航空機モニタリング調査は、すでに終了しているが、集計中で、結果の発表は、はっきりとは、申し上げられませんが、11月に入ってしまいます。」(電話では、向こうで、どのように言おうかと相談しているようで、その後の担当者の言っているニュアンスでは中旬ごろのように感じました。)

私は、栗原市の佐藤茂雄と名前をきちんと名乗り、現地での感想を伝えました。それは、

① 「このモニタリング調査は、6月下旬だけのものであり、栗原市では、239カ所の測定が行われている。72の学校等施設では、各施設の中で、この数か月間、毎週二~十数カ所詳細な調査が行われている。それを全体的に見ると、図の1mの空間線量で、0.2~0.5の所は、実測では、0.3~0.5(50㎝ではあるけれど…)0.1~0.2の所は、0.2~0.3.0.1以下の所は、0.1~0.2になっている。」と申し上げました。

② 「各施設の校庭等中心部50㎝での濃度の値をマップ(図)に落とすと、むしろ、Cs134とCs137の合計の地表沈着の分布の濃淡とほぼ一致してきます。」(それへの感想までは、聞けませんでしたが、否定もしませんでした。)

③ 「モリタリング調査での1mの空間線量0.1以下の所でも、首都圏のようにホットスポットは見つかっており、0.1~0.2の所では、それが数カ所に増え、0.2~0.5の所にいたっては、あらゆる所から出てきています。」(これに対しては、電話口では、納得しているような感じで聞いてくれました。)

10月21日、マップ作りをしました。

 その後、測定日の前日ですが、文科省のネット上の詳細なマップ(放射線量分布マップ拡大サイト電子国土版)からの現地の詳細な(等高線まで見える)高濃度地域が分かるマップ作成をしました。大崎市では、岩出山地区に2カ所あります。岩出山中学校から北西部の保土沢と栗原市に近い上真山地区です。加美町では、上多田川と下多田川地区にあります。

10月22日当日、雨の中を測定しました。

 9時半に岩出山中学校の駐車場に集まりました。参加者は、主催者の「原発問題住民運動宮城県連絡センター」の中嶋さん、お手伝いの私とうちの奥さん、大崎市からは4人。加美町からは1人の参加で、計8人での行動になりました。大崎市では、どうも各学校等ですでに詳しく施設内を測定していて、かなりの高濃度を把握していることが分かりました。問題は、それが栗原市のように公表されていないことです。ですから、岩出山中学校も校内には入らず、集合場所の駐車場だけでの測定をしました。全体の集約や発表は主催者からということになり、ここでは、私だけのデータを示すことになります ①。計測器はロシア製の私のものの他、堀場製作所のもの、その他で計4種類もそろいました。それぞれ同じところを測ってみて比べてみました。だいたい同じでが、中には少し低めに出るような計器もありました。

 このあと、有備館に移り、そこを少し測定 ②。それからいよいよ高濃度地帯へ。岩出山中学校を出て、北西部に進みそこの保土沢というあたりの山間部です。畑などは少しありましたが、やがて森林ばかりなりました。その中の杉林で測ってみました ④。やはり住宅地―街中よりも高く出ました。それも高さを変えてもあまり下がりませんでした。この高濃度の山間部の地域には、ほとんど人は住んでいないように見えました。しかし、この森が、ずーっと高濃度であるということは、その近くに住宅地にも影響するということだと感じました。福島でも住宅地を除染しても近くに高濃度の森があると、少し経つと再び濃度が高くなるということでした。

 午前中だけの予定でしたので、この後すぐに加美町へと移動しました。加美町の中でも、常に高めに数値が出ている上多田川小学校へと向かいました。私は、土地勘がないもので、大崎市の方の車に乗せてもらいました。一番早く着いて、駐車場に車を置き、あたりを見ますと、土曜でしたから誰もいません。ふと見ると、怪しい場所がすぐ目に入りました。校庭の隅、それも滑り台から近く子どもたちがすぐ行ける場所に怪しい残土―草もあってかなり大きな山です。測ってビックリ!1マイクロシーベルトを超えました ⑤。それが野ざらしにされているのです。極めて危険です。遅れて到着した方々にも測ってもらいました。ほぼ同様の数値が出ました。次に、近くの滑り台へ。どこもコケは高めに出るのですが、ここでも高く出ました。子どもが滑った後にも接触する場所です ⑥。この後、あたりを見ると雨どいのない建物が結構ありました。雨が降っているので、余計に気になりました。1つ目の近くの建物でも少し高く出て、次にと思って見ると、ずーっと雨が一列に10メートルくらいか?垂れている場所がありました。プール脇トイレの後です。そこには、石が敷き詰められていて、雨を受けているようでした。しかし、それではダメなのです。一列のホットスポットになってしまっているのです ⑦。こうしてみるとこの施設では、まだかなり多くの場所でホットスポットが見つかることが想定されます。それでも、濃度的には、ここは、中濃度だと思われます。これ以上は、栗原市ではやっているように、ここの管理者が子どもたちを守るために、本気になってホットスポットを探し一日も早く処理をすべきです。野ざらしにするなどということは、あってはならないはずです。

 さて、時間も12時を過ぎてしまい、私は大崎の方の車に乗せられて私の車を駐車した有備館まで送っていただくことにしました。ところが、この方、途中でここも測ってくれと西大崎小学校に連れていかれました。私は、やむを得ず付き合いました。ここの誰もいないようでしたが、校庭に入りあたりを見ると、また気になるところが目に入りました。校庭の中にある体育用具を入れるプレハブだそうで、そこの雨どいの下です。叩き付けで、土の上に雨がどんどん直接落ちているのです ⑧。非常に狭い範囲なのですが、MAXで2.39マイクロシーベルト/毎時も出てしまいました。本日の最高値です。高さを変えれば低くなりますし、高濃度なのもせいぜい1m四方だけ。上多田川小学校もですが、ここも建物の上、屋根がどうなっているか気になるところです。それでも近くの体育館の排水工事済の雨どい下(コンクリ)を比較するために計測したら、0.17と10分の1でした。どうも問題となるのはここくらいしかないようで、こうした処置をすれば解決すると思われました。誰もいないと思っていましたが、工事の関係者のおじさんがいて、のぞきに来たものでいろいろ説明しました。おじさんに、「ここの工事の発注があればいいね」と言っておきました。ここは、濃度的には、低濃度なのです。それでもこのように集まってしまえば高濃度の線量も出るのです。

① 岩出山中学校駐車場 9:40 5㎝ 0.38(0.45)0.35(5回の平均、MAX、平均×0.91)
               50㎝ 0.24(0.32)0.18( 〃    〃    ×0.77)
               1m  0.24(0.30)0.18( 〃    〃    ×0.77)
② 有備館駐車場   10:30 5㎝ 0.32(0.44)0.29
③    川岸コケ        5㎝ 0.42-0.38(×0.91捕集係数)
   ほかのメンバーでは、トイル周りが少し高いようでした。
④ 保土沢の杉林        5㎝ 0.50-0.46(×0.91捕集係数)
                高さを変えてもあまり下がりませんでした。
⑤ 上多田川小学校校庭隅の残土の山 11:50 5㎝ 0.82(1.11)0.75
                        50㎝ 0.70(0.87)0.54
                        1m 0.74(0.92)0.57
⑥        滑り台近くのコケ 11:55 5㎝ 0.43(0.50)0.39
                        50㎝ 0.32(0.37)0.25
⑦      プール脇トイレの後一列10m雨だれ 5㎝ 1.54(1.79)1.40                 
                  12:00 50㎝ 0.50(0.79)0.39
                        1m  0.35(0.55)0.27
⑧ 西大崎小学校校庭内の体育道具入れるプレハブ雨どい下(土)
                        5㎝ 1.72(2.39)1.57                      
                        50㎝ 0.22(0.30)0.17
                        1m  0.20(0.25)0.15

 私以外の方の測定された詳しい数値はよく知りません。雨の中での測定会で自分の記録を取るのが精いっぱいでした。詳細は、主催が「原発問題住民運動宮城県連絡センター」ですので、中嶋さんに、データの集中をしています。今後は、主催者の方で、宮城県への働きかけ、記者会見、大崎と加美の教育委員会への申し入れをすることになると思います。それが出てから、また記事にしたいと思っています。

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「加美町・岩出山放射能測定会」のご案内

<原発・環境・エネルギー問題>         2011.10.20

「加美町・岩出山放射能測定会」のご案内

私が記事に書いている「一関ルートのネットワーク」との関連でこの週末に動きます。もともとは、私に、加美町の方から相談が来ていて、「加美町・岩出山放射能自主測定会」をすることになったのです。私は、「ネットワークを」と言った手前、そのお手伝いをすることになりました。一緒に測定をしてみたい方、連絡ください。地元の加美町や岩出山からも参加があり、道案内をしていただけます。
主催は、古川にも栗原にも学習会に来ていただいた、「原発問題住民運動宮城県連絡センター」ですが、参加の連絡は、私―佐藤 茂雄 TEL 0228-22-7412 でもかまいません。


*日時:10月22日午前9時半集合 午前中いっぱいはかかります。

*集合場所:岩出山中学校駐車場 

*測定場所:岩出山地区(岩出山中、有備館、浄水場など)
  加美町(上多田川、下多田川、その他学校、幼稚園、保育園のいくつか)
 
*測定器は、いろいろ複数以上用意しています。

 主催:「原発問題住民運動宮城県連絡センター」 
                  連絡先―中嶋 廉 09044790905


<少し解説>―今、国と自治体との間で年間1ミリシーベルト以下への除染をめぐって、綱引きが行われていきます。栗原市では、239カ所の小中学校、幼稚園、保育園や、公共施設、公園、観光施設などの細かな計測マップができていて、それに備えています。しかし、同様の高濃度汚染のある大崎市、加美町では、データが少なく、初めから、試合放棄をしそうな状況です。そこで、ホットスポット探しをしようということになりました。「原発問題住民運動宮城県連絡センター」としては、宮城県南だけでなく、県北の高濃度汚染の問題でも、宮城県に申し入れをするそうです。一関ルートへの宮城県の対応を求めるための、データ集積の一環として、今回の調査をすることになりました。また、空間線量や土壌の汚染の問題にとどまらず、当然、食材の放射能検査、子どもたちの健康検査へと言及していくと思います。

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私が、交流集会でフクシマから学んだこと

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今、大切なこと、―「人と人とのネットワークを」

<原発・環境・エネルギー問題>     2011.10.14

今、大切なこと、―「人と人とのネットワークを」

 この今、大切なことーは、10月3日の記事―チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」を作成してーの最後に書きました。それは、「想像力、思いを共有すること、つながり、絆、結びつき、ネットワーク、協働、など。それは、一人ひとりの、一つ一つの、心と思いを、丁寧に繋げていくこと」です。

ここ、栗原市内では、…

まず、栗原市内では、この放射能汚染問題で、ここへ来て、私たちの「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」と栗原母親連絡会との共同歩調が、しっかりととれるようになってきました。前者は、会員には女性も結構いますが、役員がオール男性でしかもほとんど団塊の世代です。言わば、ジジ友。それに対して後者は勿論、オール女性でこれも団塊の世代が主流の言わば、ババ友。これに加えて、このところ若い男性達が、地域からや私のこのブログを見ての接触をしてくるようになってきています。彼らの中には、独身者もいますが、言わば、パパ友です。

私たちは、放射能汚染問題に真正面から向き合う仲間、同志です。ですから、あとこれらに、若い女性、お母さんたちのママ友さえ加われば、鬼に金棒です。10月30日の講演会「放射線 私たちの体と健康」-医師が語る内部被ばくの危険性―の開催とその宣伝(チラシなどで)をしている最も大きな目的は、若い女性や小さい子を持つお母さんや妊婦さんに、放射能汚染に「不安になったり、心配したり、疑問を持つことは、当たり前なんだよ」と言ってあげること。そして、そこから出発して、この講演会に来てもっとよく知っていこう、そして一緒に子どもたちを守るために現状を変えていこう、と呼びかけているのです。

「東北地方の人たちは従順で無口で耐え忍んでいる。」しかも「農業県で米づくりがどうなるかが一番気がかり。」ときます。(知事は作為的ですが、)市長から、議員から、地元の有力者から、JAから末端の農家の親父にいたるまで、そのほとんど多くの人たちが、ともかく早く「米の安全宣言」をしたかったのです。中身は二の次です。風評被害を防ぎたいと被害者意識だけが先走って、思考停止になってしまっています。そうした中で、若い女性や小さい子を持つお母さんや妊婦さんの声は、押し潰されてきています。周りから波風を立たせないようにと圧力がかかり、彼女たち自身もそうした周囲に気兼ねしがちになっています。でも、その彼女たちがーママ友―を作って動き出した時、事態は急展開することは、すでに全国各地で起きてきています。学校や幼稚園・保育園の除染、給食食材の放射能検査、子どもたちの健康調査、そのいずれもママ(パパ)友ネットワークが一番力を発揮して、成果を上げています。

今日も、わが家にもうじき出産を控えてお母さんから電話がありました。「当日参加できるか分からないけど、是非、内容を知りたい」というのです。「出られない場合のために、テープ、録画を」と言われてしまいましたが、ちょっと私には厳しくて、「私のブログで必ず詳しく報告しますから」とお答えしました。(頑張ってやります。!!)

今回の取り組みで、すぐにママ(パパ)友ネットワークができるとは思っていません。その取っ掛かりになればと考えています。それこそ、「一人ひとりの、一つ一つの、心と思いを、丁寧に繋げていこう」と思っています。

一関ルートのネットワークを、…

 10月8~10日に宮城県鳴子温泉「農民の家」を会場として「復旧・復興全国交流集会inみやぎ」が持たれました。福島、宮城、岩手を中心に全国から240人余が参加しました。その初日の8日に、第6分科会「放射能汚染からくらしと健康を守る」に参加してきました。第1日目に席を隣にした方が、丁度、一関からみえた方でした。その方の自己紹介の中で、「一関市の幼児・児童の4人の尿からセシウムが検出された」ことを聞きました。その方とは、名刺を交換して、詳しい情報をいただけるようお願いしました。(現在、取り寄せ中です。)第2日目に、また席を隣にした方も、岩手県の科学者で、かなり冷静に事態を見ている方でした。この後、岩手県の文科省の航空機モニタリング調査結果が出る(おそらく10月20日頃出るのでは)と、平泉町をはじめ一関市、奥州市などで衝撃が走るだろうという見方で私と一致しました。

放射能汚染を巡って、今、一関市は武田氏と深刻なトラブルを抱えています。私は、武田氏の言っていることが、全く間違っているとは思いません。彼の主張は、極端で分かりやすく、一般受けはするでしょう。しかし、東北で暮らす私たちへの配慮は全くありません。事実をことさら拡大して極論を言ったり、けんか腰になったりと、少なくとも、その表現の仕方は間違っています。私は、事実認識についても、日本(世界も)の今後のエネルギー政策の在り方などでも意見を異にします。(防衛論に至っては、全く違います。)

 また、私は、当然、一関市の方を持つわけでもありません。この一関ルートの岩手県側で、そこの子どもたちや住民を守るために、この集会に来られて方々ともに連携してやっていこうと思っています。

 この集会では、福島から来られて方々より様々のことを学びました。そこで生きる決意をはじめ、その活動のエネルギーと工夫・ヒントなど…今、私は、それをまとめている途中なのですが、そんな時、以前に連絡のあった加美町の方より電話がありました。私の8月7日の「薬莱山にも放射能が来ていました。」という記事を見て連絡されてきました。その時の連絡先のメモをなくし、今回もメモしたのですが、誤記したようです。(スミマセン、また、連絡ください。)「きめ細かな放射能の計測と対策を」と要望しても、行政も、学校も動かない、ということでした。8月初めの時点でこの記事を書くのに加美町のデータをあたりました。私も人のことを言えないなと思ったのは、その時、私も、役場庁舎・支所のデータしか見ていなかったのです。2度目の電話があり、責任も感じて、少し調べました。すると、小・中学校、こども園、幼稚園等22カ所で7月初めから8月が週1、9月からは週2で、校庭(園庭)の真ん中で50㎝(中学校以外)1m(中学校)の1カ所だけ測っていることが分かりました。しかも、その数値が結構、高いのです。えらいことがこの加美町では起きていて、非常に驚きました。(単位はマイクロシーベルト/毎時)

上多田川小  0.43 (9月5日)
東小野田小  0.29 (9月20日)
西小野田小  0.38 (7月6日)
鹿原小    0.23 (7月4日)
宮崎小    0.31 (9月1日)
旭小     0.23 (9月20日)
賀美石小   0.30 (9月8日)
宮崎中    0.24 (9月20日)
おのだひがし園(幼)0.29 (9月29日)
おのだひがし園(保)0.32 (9月29日)
おのだにし園(幼) 0.35 (10月3日)
おのだにし園(保) 0.36 (10月13日)
みやざき園    0.36 (10月3日)
賀美石幼稚園   0.36 (10月5日)

このように、0.4~が1カ所、0.3~0.39が8カ所、0.23~0.29が5カ所で、計14カ所、全体の65%。0.19~までにすると更に1カ所増えて、計15カ所、を入れると約7割までなってしまいます。

 国は、「年間被ばく線量が1ミリシーベルト(毎時0・23マイクロシーベルト)以上の地域の除染をする」としていますので、この14カ所がそれに該当します。しかし、それも自治体の方で要望しないとどうなるか分かりません。多分、国は、いろいろ制約や条件を付けて、出来るだけ値切ろうとしてきます。

 そもそも、もう一度6月22日~30日に行った文科省―宮城県の航空機モニタリングの結果をよく見ると、下多田川全域より広い範囲が、1mで0.2~0.5マイクロシーベルト/毎時と見て取れます。上多田川小がそれに入るか少し外れるくらいです。つまりもっと高濃度の地域が広範囲にありそうなのです。そのまわり、加美町の中央部の大部分が中濃度の地域になります。栗原市での学校等施設を詳しく調べて分かったことですが、この中濃度の所では、ホットスポットはいくつも発見されます。高濃度の所にいたっては、いたることろにホットスポットがあり、危険なのです。要はそれを本気で探す気になるかどうかということ、放射能を除染し、子どもたちが安心できる安全な環境を作り、子どもたちの命と健康を守る気があるかどうかということです。校庭のど真ん中だけ測っていては、実態は絶対につかめません。それから、加美町は10月13日の時点でも、未だに「文部科学省が示す屋外活動制限制限値は、毎時3.8マイクロシーベルトです。」という数値をホームページ上に持ち出しています。あきれるほかありません。

 同様のことが、この加美町と栗原市の間大崎市についても言えます。岩出山地区から鳴子地区にかけての全域が中濃度地域です。栗原市の一迫地区長崎小学校から南、大崎市に入っての真山地区の一部と、岩出山地区の浄水場あたりが高濃度とみられます。施設的には、そこに近い上野目小学校が、0.30(10月12日)、上野目学童保育が0.29(6月23日)です。少し離れて、池月小学校0.23(6月23日)、池月保育所0.23(6月23日)、岩出山小学校0.24(6月25日)岩出山中学校0.23(6月25日)と6カ所、全て岩出山地区の施設です。0.19~にしますとプラス数カ所で、鳴子地区の川渡が入ってきます。いずれにしても施設的には大崎市のほんの一部なのですが、実態は、面積では約半分の市域が中濃度なのです。ここも、公表されているデータは、加美町よりも少ない位です。校庭(園庭)の中心部だけです。しかし、大崎市の各施設では、これ以外の施設内の場所を測っています。そこの教職員が行っているはずです。何故だか、それが全く公表されていません。僅かなデータの載った報告や公報(役場庁舎・支所の分しか載せていません)には、数値の説明は一切ありません。知らせる気がないのです。それが反映してなのか、大崎市の市民の動きがさっぱり伝わってきません。

 そもそも栗原市で、私たち「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」が放射能汚染問題に取り組みだしたのは、6月18日の大崎市で開催された原発問題の学習会に刺激されてからです。約1か月後の7月16日には、同じ大崎市で古川母親大会が原発問題だけで開催されました。私は、それにも参加し発言しました。私たちの活動は、ほぼそれ以後で、後発組なのです。ここの栗原母親連絡会も、私たちと同様に、元気にこの問題で動いています。それに比べて、私には、大崎市全体が、あたかも思考停止になっていると見えてしまいます。

 「年間被ばく線量が1ミリシーベルト(毎時0・23マイクロシーベルト)以上の地域は環境相が「汚染状況重点調査地域」に指定し、自治体が除染する区域や計画を立てて実施する(除染費用は国が負担)―(10月10日付毎日新聞)とあるように、これから各自治体が除染計画を立てていくことになります。0.23で線を引くことの問題はありますが、そこからのスタートとなるでしょう。しかし、自治体にその気(子どもや住民を守る気)がなければ始まりません。それ以前に、そもそもそこの住民自身が自治体を使って、国、東電に対峙していく気がなければ何も始まりません。一関市とここ栗原市の市民は動きます。奥州市と平泉町の市民も多分、動くでしょう。しかし、大崎市と加美町がどうなるか?

 岩手県南部から宮城県北部の一関ルートは、是非、市民のレベルでネットワークを作って一緒にやっていきましょう。

市民がネットワークを組みながら、個別の自治体を動かす。それで、部分的に、個別の自治体で、成果を上げたら、それを全体に波及させる。そんな運動をしませんか。

私自身は、もともとこちらの出身でないため、「人と人のネットワーク」といってもたいして人脈はありません。しかし、私の周りには、様々な方々がいます。それを一つ一つ、丁寧に繋げていけば何とかなると思っています。

連絡をお待ちしています。


私(佐藤 茂雄)への連絡は、TELは、携帯を持っていてもあまり使わない旧石器時代の人間ですから、

自宅へは、0228-22-7412 (昼間は、留守が多く、朝夕なら可)へ、

メールが一番確実です。(相手のTEL番号を聞いて誤記する心配もありません。)

fa43725@yb3.so-net.ne.jp まで、お気軽に連絡ください。

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今、急いで若いお母さんたちに放射能汚染状況を知らせる必要があります。

<原発・環境・エネルギー問題>   2011年10月12日
                                              
今、急いで若いお母さんたちに放射能汚染状況を知らせる必要があります。

10月30日の講演会を準備しています

今、私たち(ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会と栗原母親連絡会)は、10月30日開催の講演会「放射線 私たちの体と健康」-医師が語る内部被ばくの危険性―の成功をめざして各方面への働きかけを強めています。チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」は、市内の北から西にかけての半分の地域(中・高濃度汚染の金成、栗駒、鶯沢、花山、一迫の各地区)に新聞折り込みの全戸配布。市内の全保育所への配布も、今日、母親連絡会の保健婦OBの働きかけで決まりました。明日からは、市内の残り半分の地域を中心にチラシとポスターの持ち込みが始まります。今回の講演会開催の目的は、そのチラシの内容にあるように、「小さい子を持つお母さんや妊婦さんに、子どもを放射線被ばくから守るために、正確な情報にもとづいて注意しながら生活するよう呼びかけ」その学習の機会を提供するものです。

これまでの私たちの取り組み

私たちは、これまで、7月31日に「栗原で放射能とどう向き合うのかー原発・放射能問題学習会」を開催しました。そこで私は、「栗原市ホットスポットマップ」(NO.1)を発表しました。6月下旬に行われた文科省の航空機モニタリング調査の0.2~0.5マイクロシーベルト/毎時は、6~7月での地上での栗原市の実測では、0.3~0.5マイクロシーベルト/毎時となること。同じく0.1~0.2マイクロシーベルト/毎時が0.2~0.3マイクロシーベルト/毎時となることを、ホットスポットマップの地図上にそれを落とし明らかにしました。このようにして、前述の市内北―西の半分の地域が、0.2~0.5マイクロシーベルト/毎時の中・高濃度汚染の地域であることを明らかにしてきました。また、そこで出された様々な市民の声をもとにして、8月4日には、栗原母親連絡会とともに、栗原市での放射能対策を求める栗原市長への要請(12項目)を行いました。さらに、8月26日には、高濃度汚染地域で「原発・放射能問題学習会in栗駒」を開催しました。再びそこで出された様々な市民の声をもとにして、9月1日には、市長への追加の次の重点3項目の要請を行いました。① 安全基準の数値を、現在の法定基準「年間1ミリシーベルト以下」にすること。汚染が高止まりしている0.3マイクロシーベルト/毎時~0.4超マイクロシーベルト/毎時の所から土、砂などの除染をすること。。② 各給食センターに、食の安全を支えるために「食品放射能測定システム」を配置すること。③ 子どもの健康調査について、内部被ばくの検査ができるようにすること。

3~4か月健診会場でブックスタートを手伝いに行って

今日(10月12日)の午後、私は、図書館のボランティアの仕事として、3~4か月児健診の会場でブックスタートのお手伝いに行ってきました。初めに保健婦さん、栄養士さんの話があり、小児科の先生からもとても分かりやすい育児に良い話がありました。しかし、それを聞いていて、今、もっとこのお母さんたちが聞きたいことがあるのではないかと思いました。ーそれは、「子どもたちへの放射能の影響の話なのだ」と、小児科の先生のとても良い話を聞いていて痛切に感じました。-先生の話の後、個別の診断を待つ間が私たちの出番でした。本当は、私以外にあと3人女性の仲間が来るはずでしたが、図書館司書1人と私だけで19組の築館と志波姫地域(汚染濃度は低濃度)の親子を受け持ちました。私はその半分の近くの親子に、といってもお母さん(2組はお父さんも)たちが主な相手でしたが、時間をかけて丁寧にブックスタートの説明をして回りました。そして、その中に、たまたま私の知人がいました。一緒に来た図書館の司書さんには、「ちょっと目をつぶっていて」とお願いしました。彼女は私が何をしようとしているか察知していました。図書館では、私は、そのボランティアの仲間や司書さんたちに、日頃から栗原市での放射能汚染状況を知らせてきているからです。今日も女性の仲間のために10月30日の講演会の案内と最新の資料を持ってきていました。彼女たちが来なかったためその資料を持って、最後にその知人の所へ向かうのを司書さんには、見ていないことにしてもらったのです。

久しぶりに会った彼女にブックスタートの話は手短に済ませ、こっそりと資料を見せながら、栗原市内の放射能汚染状況や講演会で来て、ぜひとも女医さんの内部被ばくについての話を聞くようにすすめました。彼女はやはり、赤ちゃんへの放射能汚染の影響を非常に心配していました。しかし、栗原市が北のホットスポットに入っているなど汚染状況については全く知りませんでした。いろいろ心配はしているけれど、どうして良いのやら、大気だけでなく、やはり、これから赤ちゃんの口に入る食べ物、飲み物が、一番、心配のようでした。この会話がたまたま隣にいたお母さんにも聞こえてしまい、その方にも資料を渡しましたら、大変感謝されました。

隣の一関で子どもの尿からセシウム検出。栗原でも学校給食の放射能検査へ、

昨日から今日にかけて、私が、ネットでいろいろ検索していたら「『一関市の幼児・児童の4人の尿からセシウムが検出された』という記事が岩手日日新聞に出ていた。」という情報が、複数以上見つかりました。まだ肝心のその岩手日日新聞を入手できていないのですが、これは重大な事態になると思いました。セシウムが子どもの尿から出る原因は、環境(大気)と学校給食などの地元の食べ物からだからです。一関と栗原は地続き、放射線汚染濃度も同程度で、条件はほぼ一緒と考えるのが妥当です。

また、この間、高濃度汚染地区に住む保護者が、学校給食による被ばくを心配して、給食食材の放射能測定を要望し、それが実現するまで、給食停止(弁当持参)を申し入れていました。それに対して市の教育委員会は説得にかかりました。しかし、文科省自体がすでに基本的に弁当持参を受け入れるようにと指示し、さらに、学校給食への放射能測定器導入へ補助等を打ち出しているのですから、結局、その保護者の主張の正当性が勝りました。10月7日に、教育委員会は、市場に出す農産物の放射能測定に予定していた器材を、まず要望のあった地域から使用を始め、各給食センターでも使っていくと決定したとの報告が入りました。

 重点3項目の要請の中の ② 給食食材の放射能測定システムの導入③ 内部被ばくの検査ができる子どもの健康調査の実施 がますます重要になってきています。

除染を進めるには、深刻な現状を市民に知らせることから、

 さて、あと残った ① 放射線高濃度校庭(園庭)の除染です。私は、10月8日に「栗原市における放射線高濃度校庭(園庭)マップ(栗原市ホットスポットマップNO.2)」を発表しました。その中で、ー福島原発事故以前、宮城県は、0.031マイクロシーベルト/毎時であったこと。0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時の校庭(園庭)は、72カ所の学校等全施設の実に3分の1の24カ所にもなること。ーを明らかにしました。この24カ所は、以前の10倍(~13倍)の高濃度になったままであり、いつまでも放置していることは、出来ません。一日も早く、子どもたちが安全な環境で安心して過ごすことができるようにすることは、私たち大人の責任です。

 この後、10月10日になると「国の除染基準、1ミリシーベルトに引き下げ」と新聞報道で出ました。「文科省が実施した航空機モニタリングによる線量調査では1ミリシーベルト以上の地域は福島県をはじめ宮城、茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京の8都県に上るが、同省は、地上での計測で実際には1ミリシーベルト以上にならないエリアも考えられるとしている。」(朝日新聞)「年間被ばく線量が1ミリシーベルト(毎時0・23マイクロシーベルト)以上の地域は環境相が「汚染状況重点調査地域」に指定し、自治体が除染する区域や計画を立てて実施する(除染費用は国が負担)―(毎日新聞)ともありました。現地自治体の反発を受けて、「国は、1ミリシーベルトまではやる」と修正してきたものの、まだまだ出来るだけ値切ろうとしてきています。年間1ミリシーベルト=0.19マイクロシーベルト/毎時がこれまで、換算として使われてきたのにここへきて、0.23マイクロシーベルト/毎時と引き上げてきています。また、私が2度もホットスポットマップで示したように、航空機モニタリングによる線量調査と地上での実測では、逆に1ミリシーベルト以上になるエリアは広がっています。

 このように国がごまかしてきても、この24カ所に関しては除染対象に該当します。それだけ除染が急がれる場所です。その後、それに近い中濃度の地域にある施設の除染が必要となってきます。さらに通学路、公園、その他の公共施設。そして、住宅地へと除染の必要範囲が広がっていきます。国は、すでに福島以外でも茨城で自治体への説明を始めており、そのうち宮城でも行われます。いよいよ栗原市でも除染計画を作らねばならなくなります。

そしてその線引きでも、国は範囲を狭めようとしてきますので、市には頑張ってもらわなくてはなりません。それには、私が2度も示したように、栗原市でも放射能汚染マップを作成し、市民に分かりやすく説明していくことが肝心です。10月10日に書きましたが、「説明が一切ない、栗原市の放射能関連情報」なのです。たしかに栗原市は学校等の施設に関しては非常によく計測し、一応その情報は、開示しています。10月号の広報にしても9月15日~21日の1回ですが72カ所すべて (3つの高さで)の数値(216)は載っています。しかしそれの説明が一切ありません。0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時の高濃度がいくつも載っていても、それが高濃度で危険だと知らせないと意味が半減します。国が言っている0.23マイクロシーベルト/毎時にしてみても20カ所にもなっています。私が「放射線高濃度校庭(園庭)の少なくとも24カ所ですぐに除染を」とした24カ所の根拠は、9月末までの間に行われた学校等施設72カ所の約3000点、数値(約10000)を見た上で出したということです。

福島でもこれまでに同じようなことが起きてきています。国の発表する数値が膨大過ぎて、何を示そうとしているか全く分からないという住民の声を聞きます。もっとも国の基準が緩められたものですから、余計に住民には理解しがたいものになってしまっています。同様に、栗原市も、厳しい安全基準を示し(数値の説明を)、それをもとに、栗原市の現状がどうなっているか、市民がよく理解できるような工夫をして現状の厳しい栗原市内の放射能汚染状況を知らせるべきです。

特に今、急いで若いお母さんたちには、自らと子どもたちを放射線被ばくの影響から守るために、放射能汚染状況をより分かりやすく知らせる必要があります。

「栗原市内は、北のホットスポットに入っていること。」「市内は、高濃度、中濃度、低濃度の各地域があること。」「詳しい測定が行われてきた学校等施設(72カ所)では、北~西にかけての施設(24カ所)の校庭(園庭)が、高濃度であり、優先的な除染が必要なこと」などの警告を直ちに全市民に向けて発すべきです

今後、年間1ミリシーベルトを目指して、あらゆる場所で除染をしていかなければなりません。放射能廃棄物については、最終処理は国・東電に負わせるとしても、仮置き場や、自治体内での一時(期間を明示すべき)置き場など必要になってきます。こうしたことには、市民を巻き込んで、しっかり話し合って、効率的に必要な除染とその処理を進めるべきです。除染と処理を進めるには、深刻な現状を市民に知らせることから始めなければなりません。

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放射線高濃度校庭(園庭)マップを発表!!

<原発・環境・エネルギー問題>            2011.10.10

「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」放射能測定スタッフ 佐藤 茂雄

放射線高濃度校庭(園庭)マップを発表!!

 10月8日より宮城県鳴子温泉「農民の家」を会場として「復旧・復興全国交流集会inみやぎ」が始まりました。岩手、宮城、福島を中心に全国から240人余が参加しました。その初日の8日に、第6分科会「放射能汚染からくらしと健康を守る」で「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」として、私が、栗原からの報告の中で初めて「栗原市内における放射線高濃度校庭(園庭)マップー(栗原市ホットスポットマップNO.2)」を発表しました。

ホットスポットマップNO.1(7.31に発表)からNO.2発表まで

  会では、既にこれまで「栗原市放射能ホットスポットマップ」(NO.1)を7月31日の原発・放射能問題学習会で発表しているところです。それは、7月20日に文科省によって発表された航空機モリタリング調査結果で、宮城県北地方のポットスポットの存在が明らかになりました。それに栗原市が計測した6月9.10日~7月15日までの地表から1mの高さの空間線量率のMAXを落としていったものでした。

  さらに、私たちの自主測定によるホットスポットの指摘もあって、栗原市では、この間、最も危険な場所(1マイクロシーベルト/毎時=年間5ミリシーベルト 以上)の除染を迅速に行ってきています。しかし、それ以上に首都圏をはじめ多くに自治体では、市民の強い要望や、国が最終目標を年間1ミリシーベルトの戻したこともあって、次のこの年間1ミリシーベルトを目指しての校庭等の除染を次々に始め出してきています。しかし、栗原市は、1マイクロシーベルト/毎時の除染でストップしたままなのです。

 更なる除染を進めるため、10月30日には、講演会「放射線 私たちの体と健康」-医師が語る内部被ばくの危険性―を開催するとともに、その案内のチラシのウラ面に、―チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」―を載せています。その中で、「市内の72の学校等施設の中の24施設の校庭(園庭)で、法定基準(年間1ミリシーベルト=0.19マイクロシーベルト/毎時 以下)の1.5~2倍にあたる0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時の放射線量を常時出しており、子どもたちが毎日、運動し、遊ぶ場所で放射能線量が高止まりし、非常に危険な状態なのです危険な状態を一刻も早く解消する」よう訴えています。

 NO.2マップー「栗原市内における放射線高濃度校庭(園庭)マップー(栗原市ホットスポットマップNO.2)」の発表は、この裏付けを行おうとするものです。

説明が一切ない、栗原市の放射能関連情報

 栗原市は、最新の広報「くりはら」10月号のトップ2~3面で放射能関連情報を比較的詳しく(保育所、幼稚園、小・中学校の72カ所も)知らせています。それは良いことなのですが、その数値の説明が一切ありません。詳しい正確な数値なのですが、説明なしでわかる市民は、ほとんどいないと思われます。栗原市は、ホームページでの毎回の測定値の最後に数値の説明を載せています。その記載は、6月から8月半ばまでは、学校での屋外活動利用制限基準を当時の文科省の言っていた年間20ミルシーベルト、3.8マイクロシーベルト/毎時としていました。それがいつの間にか消え、現在は「文科省が学校では年間1ミリシーベルト以下に目指している」としか書かれていません。それで、栗原市は、どうするかは、「1マイクロシーベルト以上の除染をする」としか示していないのです。広報にいたっては、それすらもう、書いていません。

 放射能は、恐ろしいことに、目に見えないし、臭いません。どうしても「見える化」をする必要があるのです。そこで、この放射線高濃度校庭(園庭)マップを作成し、発表することにしたのです。

3000点を各施設ごとに集計し直し、
一覧表とマップを作成。


 当初の測定対象とする学校等施設は、1回19カ所1地点(×3種の高さ)だけでした。それが毎週1回72カ所(2~11地点)計約350点(×3種の高さ)になったわけですからで膨大な測定点数になっています。点数だけで6月8・9日から9月末までが約3000点になると思います。それを単に積み上げてもかえってよく分からなくなってしまいます。そこで、これらを各施設ごとに集計し直しました。

  すると、それまで見えていないものが見えてくるのです。① 途中から詳しく調べることによって各施設で、次々に危険カ所=ホットスポットが見つかっていること。② それが、1マイクロシーベルト以上なら、ほとんど除染処理されていったこと。③ 中には、1マイクロシーベルト以下でも危険と思われる高濃度の地点の除染も行われていったこと。④ 処理されたところでも、その後の経過が観察され、更なる処置が必要かどうかの判断材料になっていること。⑤ 突如として高濃度が出てくる地点も見られ、それの原因究明にこの継続的な測定が有効なこと。などです。私たちは、いくつかの学校等には、1回、2回の自主測定で訪問し、校長先生などと懇談もしながら、また詳しく見て回り、測定をしています。一つ一つの学校等の施設を丸ごと把握すること、また、時間経過的に把握することが有効な除染をするには必要なことです。

 次に、各学校等施設の8月1日から9月28日までの校庭(園庭)の中心点での50㎝測定値MAXをピックアップし一覧表にしました。前回のホットスポットマップNO.1は、6月8日から7月31日までの1m測定値MAXでした。そのころは1m測定値で比較するのが主流でしたが、現在は小さな子どものことを考えると50㎝測定値の比較が多くなってきています。施設は38カ所(前回は40カ所)主に問題となる施設(24カ所)とその比較に適した施設(12カ所)を選びました。そしてそれを、前回同様に、文科省によって発表された航空機モリタリング調査結果から作成した地図の上に落としていったのです。こうして「栗原市内における放射線高濃度校庭(園庭)マップー(栗原市ホットスポットマップNO.2)」が完成しました。

放射線高濃度校庭(園庭)の少なくとも24カ所ですぐに除染を

 0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時の校庭(園庭)の除染を、としたのは、それだけでも先行して行って欲しいということです。㉕と㉖、それに㉘なども、今後、除染が必要となってくると思います。24カ所のうち18カ所は、常に0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時なのです。残りの6カ所は、場所的に前者とほぼ同一であり、その施設を丸ごと見た場合、校庭(園庭)中心では0.3を切っていてもその施設のいたるところでホットスポットが出たりしているのです。

 また、地図に落としてみるとはっきりしてくることがあります。地図上では、高濃度、中濃度、低濃度と色分けをしています。低濃度の施設でも、この間、各施設の学校長等管理責任者の意向もあってか、かなり詳細な測定が行われてきています。その結果、私が、全く予想していなかった施設でもホットスポットがぽっつと見つかったり、無視できない高濃度の場所も出てきたりしています。それが、中濃度の施設になると途端にその数が数カ所になっていています。そして、高濃度では、いたるところでホットスポットが発見され、そしてその処理をするという流れができていっています。

この24カ所は、以前の10倍以上の高濃度になっています。

 この24カ所の学校等施設は、子どもたちが毎日、遊び、運動する場所です。そこでは、放射能線量が高止まりし、非常に危険な状態が、今も続いているのです。その危険な状態を1日も早く解消する必要があります。

 このチラシの中に-「地域的には、栗原市の北部から西部の金成(萩野)、栗駒、鶯沢、花山、一迫(長崎、金田)の学校等の施設です。一方、同じ栗原市でも南部の高清水、瀬峰では、0.1マイクロシーベルト/毎時に満たない(それでも今回、上乗せさせられて)低濃度なのです。その差は、3~4倍です。こうした施設での危険な状態を一刻も早く解消し、少なくともすべての学校等で、法定基準の0.19マイクロシーベルト/毎時以下にしなければなりません。」-と書きました。

 しかし、よく考えてみると、この法定基準の年間1ミリシーベルト=0.19マイクロシーベルト/毎時以下というのも、それでいいのかという問題があります。4~5倍も影響を受けやすい子どもと大人が、同一の基準というというのもおかしな話です。秋田県は、それで、基準を子どもに関しては、0.12マイクロシーベルト/毎時以下に下げてきています。次に、もともと、福島原発事故以前は、ここ栗原での空間放射線量はどれくらいだったかということです。文科省が放射線に対する恐怖心緩和の目的で国民に貸し出していた放射線測定器「はかるくん」の添付資料を見ると(平成2年から10年を平均したものとされています。)宮城県は、0.031マイクロシーベルト/毎時でした。

安全・安心な環境を作るのが、私たち大人の責任です。

 このマップで、比較として取り上げた低濃度の栗原市内の地域は、0.1マイクロシーベルト/毎時を切っています。瀬峰で高くて。0.09マイクロシーベルト/毎時、他も高くても、だいたい0.13マイクロシーベルト/毎時ですが、いつもはやはり0.1マイクロシーベルト/毎時を切っています。それでも、これらの低濃度の地域だって、福島原発事故以前は、0.03マイクロシーベルト/毎時程度。それが3倍くらいに跳ね上がってしまっているということです。ですから稀にですが、ここでもホットスポットや高濃度は出てしまうのです。

 まして、その10倍以上の場所―24カ所の放射線高濃度校庭(園庭)をいつまでも放置していることは、出来ません。これを何とかすること、子どもたちが安全な環境で安心して過ごすことができるようにすることは、私たち大人の責任です。


栗原市高濃度校庭(園庭)マップ

栗原市学校等校庭(園庭)測定値




栗原市における学校等の校庭(園庭)放射線測定値

(2011年8月1日~9月28日までの50㎝測定値のMAX)栗原市役所調べ(μSv/h)

№   施設名 地区 天気  測定月日 測定時間 校庭50㎝測定値  備考
1  萩野小学校 金成 晴れ 8月30日  10時40分 0.43 多数ホットスポット有
2  金成萩野保育所 金成 晴れ 8月9日 14時25分 0.44
3  萩野第二小学校 金成 晴れ 9月13日 12時00分 0.41 多数ホットスポット有
4  鳥矢崎小学校 栗駒 晴れ 9月26日 13時20分 0.42 多数ホットスポット有
5 鳥矢崎幼稚園 栗駒 くもり 9月16日 10時15分 0.35 全般的に高い
6 岩ヶ崎小学校  栗駒 晴れ 9月20日 10時45分 0.30
7 岩ケ崎幼稚園 栗駒 晴れ 9月5日 11時35分 0.27 全般的に高い
8  栗駒岩ヶ崎保育所 栗駒 晴れ 8月15日 11時40分 0.29
9  栗駒中野保育所 栗駒 晴れ 8月29日 9時15分 0.30 全般的に高い
10  栗駒小学校 栗駒 くもり 8月11日 10時55分 0.39
11  栗駒幼稚園 栗駒 くもり 8月8日 16時25分 0.32 全般的に高い
12  栗駒中学校 栗駒 晴れ 9月12日 14時30分 0.22 グランド南が高い
13  尾松小学校 栗駒 晴れ 9月5日 15時55分 0.27 全般的に高い
14  文字小学校 栗駒 晴れ 8月15日 16時25分 0.36
15  文字幼稚園 栗駒 くもり 9月15日 13時45分 0.29 全般的に高い
16  鶯沢小学校 鶯沢 くもり 9月15日 14時45分 0.23 全般的に高い
17  鶯沢幼稚園 鶯沢 くもり 9月15日 15時00分 0.27 全般的に高い
18  鶯沢中学校 鶯沢 くもり 9月15日 15時15分 0.40
19  花山小学校 花山 くもり 9月26日 9時20分 0.33 多数ホットスポット有
20  花山幼稚園 花山 くもり 9月15日 11時55分 0.32 全般的に高い
21  花山中学校 花山 晴れ 8月15日 13時55分 0.33 草地が高い
22  金田小学校 一迫 晴れ 9月6日 13時55分 0.28 所々に高濃度
23  金田幼稚園 一迫 晴れ 9月13日 13時20分 0.29 全般的に高い
24  長崎小学校 一迫 晴れ 9月7日 13時20分 0.35 所々に高濃度
25  金成小学校 金成 晴れ 9月27日 13時10分 0.23
26  宝来小学校 栗駒 晴れ 8月16日 9時20分 0.21
27  一迫小学校 一迫 雨 9月2日 9時20分 0.10 所々に高濃度
28  姫松小学校 一迫 晴れ 8月16日 9時30分 0.19
29  築館北保育所 築館 晴れ 8月17日 10時35分 0.12
30  富野小学校 築館 雨 9月14日 9時35分 0.13
31  志波姫中学校 志波姫 晴れ 9月27日 14時05分 0.18
32  大目小学校 若柳 雨 9月20日 13時45分 0.10
34  若柳川北保育所 若柳 晴れ 9月20日 11時15分 0.09
33  大岡小学校 若柳 雨 9月1日 9時50分 0.13 軒下が高い
35  高清水小学校 高清水 晴れ 9月28日 11時45分 0.12
36 瀬峰小学校 瀬峰 くもり 9月1日 14時45分 0.08

栗原市では、8月5日より毎週それまでの19カ所の定点計測施設から全ての小・中学校と幼稚園・保育所の計72カ所に拡大しました。各施設では、2~11点の計測を行っており、それが1回に350点以上になります。6月8・9日から9月末までの全計測は約3000点になります。
表では、その内、高濃度を計測している24施設(校庭・園庭の除染が必要)とその対照となる12の施設を選びました。これらでは常時ほぼ、同様な値を計測しています。      (資料作成者:佐藤 茂雄)

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講演会-「医師が語る内部被ばくの危険性」

<原発・環境・エネルギー問題>       2011.10.7

講演会のご案内

「放射線 私たちの体と健康」-医師が語る内部被ばくの危険性

とき:10月30日(日)午後2:30~4:45

ところ:金成総合支所2F ほたるホール 栗原市金成沢辺町沖200 TEL0228‐42‐1111

講師:矢崎とも子さん(坂総合病院・内科医)
   プロフィール:東京女子医大卒業、坂総合病院、古川民主病院を経て現在、坂総合病院付属北部診療所
スケジュール:
2:30~3:00 会場受付・(よろしければ質問記入を)
 3:00~4:00 講話
 4:00~4:30 Q&A(質疑応答)
 4:30~4:40 よろしければアンケートを
 4:45      閉会
参加費無料、申込不要、当日参加OK
Q&A(質疑応答)の時間があります。よろしければ質問用紙に、不安、疑問などを記入し3時までにお出しください。

【主 催】  ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会
(連絡先 鈴木 健三 TEL.FAX 0228-47-2932)
           栗 原 母 親 連 絡 会 
(連絡先 佐藤 澄子 TEL.FAX 0228-22-7412)

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チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」を作成して

<原発・環境・エネルギー問題>          2011年10月3日

チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」を作成して

<これまでの経過>

 「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」は、2年前に学校統廃合問題を契機につくられました。しかし、その問題にとどまらず、「栗原のどの子も、どの保護者も、安心して暮らし学べるような環境づくり」をめざしています。そのために、教育・福祉・医療などにかかわる諸団体や幅ひろい市民が、協力の輪をひろげるよう、呼び掛けてきていました。今回の東日本大震災、福島原発事故では、まず自分たちの身の回りの被害、地域の学校等の施設チェック等を行いました。また、沿岸部の学校での教師たちの奮闘を応援したりしてきました。その延長で、女川原発からの報告があった、古川での原発学習会(6月18日)に多数の役員が参加しました。そこで初めて、福島からも放射能がこの栗原にも到達していることと、女川原発の危険性(女川から栗原まで50キロ)を認識しました。

 その頃、栗原市は市内4消防署(現在5に)の放射能測定(1日3回を毎日)を始め、私は、それをメールで受信していました。いずれもおよそ0.2マイクロシーベルト/毎時以下程度で、ある意味で安心していました。しかしこの日(6月18日)を境にしてもっとよく調べてみようと思い始めました。そして市のホームページには6月9.10日に75カ所の学校等の放射線量(校庭等の中心のみ)が載っており、いくつもの地点で高濃度が出ている(0.3~0.4超が17カ所)こと、それが、その後は、19カ所に絞ってしまったことが分かりました(0.3~0.4超は、5カ所に)。

 「これでは子どもたちのおかれている環境は把握できない」と6月28日の役員会で話されました。「自分たちでも放射能測定をしよう」という意見を出しました。その趣旨には、みなさん賛成のようでしたが、測定器の入手方法とか、お金の問題で議論が先に進まなくなりました。私は、前にも同じような経験(「学校統廃合の問題点」のニュースを、私は、全戸配布すべきと主張しましたが却下されました。)をしていますので、ここは個人で測定器を購入し、それを会で使えばいいと即断しました。

 このあと、これまでに3回にわたって、会の「放射能測定スタッフ」(3人~6人)で測定してきています。栗原市の協力で、7月11日文字小学校と7月22日鶯沢中学校で2回にわたって一緒に測定させてもらい、その方法の伝授、捕集係数の割り出しに協力していただきました。そのこともあって、7月11日萩野第二小学校での初めてのホットスポット(草刈り置き場)の発見、7月22.23日には、学校等や子どもの行く施設で、そこの施設管理者の声を聴いて多数のホットスポットを発見、8月14日(15日の陸上大会直前)に会場のホットスポットの摘発を行ってきました。

 私たちの放射能自主測定活動の影響もあって、市の測定が再び学校等72カ所に増えたと思います。そして、そればかりでなく、各施設1地点(校庭等の中心のみ、3つの高さ)から2~11地点と大幅に増え多数のホットスポットが次々に発見されていきました。このことは、施設の管理者が本気になって「子どもにとっての危険カ所を探す」ことに徹し始めたからです。6月~9月末までに市が行った放射能測定は、学校等の施設で3000点を超え、消防署を加えると4000点を超えています。福島以外で、これほど徹底して放射能測定を行っている自治体はないと思っており、その点は高く評価しています。

 こうした中で、国、県の指導もあって、最も危険な場所(1マイクロシーベルト/毎時=年間5ミリシーベルト 以上)の除染は、迅速に行われました。しかし、国が最終目標を年間1ミリシーベルトの戻したこともあって、首都圏をはじめ多くに自治体では、市民の強い要望もあって、さらに、次のこの年間1ミリシーベルトを目指しての校庭等の除染を次々に始め出しています。しかし、栗原市は、残念ながらこのチラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」に書きましたが、そこでストップしてしまっているのです。

 こうした中で、私たちは、7月31日に「栗原で放射能とどう向き合うのかー原発・放射能問題学習会」を開催。8月4日には、栗原母親連絡会とともに、栗原市での放射能対策を求める栗原市長への要請(12項目)を行いました。さらに、8月26日には、高濃度汚染地域で「原発・放射能問題学習会in栗駒」を開催。9月1日には、市長への追加の要請。9月14日午後には、栗原市主催の市民放射能対策セミナー参加し、午前中に行った第3回の放射能自主測定の結果を示し、多くの学校等で高濃度のまま放射能線量が高止まりしている現状の除染をと訴えました。9月24日には定例市議会を前にして、議員との懇談し、レクチャーをし、9月26日には、会の役員(3人)が市議会を傍聴しています。そして、10月2日には、若い人たちが企画・準備してきた「放射能を正しく学ぶ」(成長期の子どもたちへの影響)という講演会にも会から何人も参加しました。

「自分の感覚」がまだまだです。

 私は、8月中は、娘と2人の孫(3歳と6歳)が来ていて、さすがにこの時は、環境や、食べ物に細心の注意を払っていました。この間、学習会を開いたり、この原発・放射能問題に取り組む中で、若い人たちとも接する中で、いろいろな人の考え、思いを聞いて、意見交換もしてきています。この問題での主に医師の方の著作も何冊か紹介してきました。そして、「内部被曝の真実」(児玉龍彦著)を読んでーこれが決定打となると確信を持つことができました。本は読んで確信は持ったのですが、私の感覚の方がまだまだな、と思っています。

 この本の冒頭で、児玉氏の言っていることー「内科の医師として、東大病院の放射線の除染などに数十年関わって…3月15日東京でも0.5マイクロシーベルト/毎時…3月21日にも雨が降り0.2マイクロシーベルト/毎時…枝野官房長官が「さしあたり健康にあまり影響がない」と。私は実際にこれは大変なことになると思いました。」ーこの後、児玉氏は、重要な放射線汚染物の排出総量の問題も言うのですが、まず、この汚染のレベルのとらえ方が、児玉氏は、福島原発事故以前は、ずっと0.1マイクロシーベルト/毎時以下だったと、とらえているように思われました。科学者・専門家の良心にかけて、彼は発言し、行動しています。そのもとになる科学的な確信と感覚がしっかりしていると感じました。私は、児玉氏と自分と比較しても仕方がないのですが、その点で私は「科学的な確信」もですが、「自分の感覚」の方もまだまだな、と思うのです。この感覚について「今の私」を固定的にとらえるのではなくもっと柔軟に、さらに敏感にとらえられるよう努力して行こうと思っています。

マスコミも、国も、現地との「感覚」がズレています。

 9.27の朝日新聞「除染基準 満たされぬ安心」(森冶文)「…ホットスポットとは、周辺は1ミリシーベルト以下なのに、雨どいや側溝などが局所的に1ミリシーベルト以上の高い線量を示す地点のことで、どの範囲まで除染するかも未知数だ。…」

 これは栗原 (及び、首都圏) の実態―ホットスポットをめぐっての現地住民の心配・感覚とは大きくズレています。

 別の記事―「環境省は、除染実施計画の策定にあたり、追加被ばく量が年5ミリシーベルト以上を除染が必要な場所と位置づけた。その理由について、環境省は「5ミリシーベルト以下なら、時間経過による減量や風雨による拡散で、政府目標の追加被ばく量の年間1ミリシーベルト以下になる」と説明。…国は5ミリシーベルト未満の除染を基本的に市町村の自己負担としており、既に除染計画を策定した自治体からは『国は現状を知らなすぎる』と厳しい声が上がった。」

―この後、細野豪志環境・原発事故担当相は、国が対象として指定しない場所についても、年間追加被ばく量が1~5ミリシーベルトの場所で自治体が除染を実施した場合は、国が予算を負担する考えを示し、修正してきました。しかし、…

「当事者意識」の欠如に対しては、

 わが身に降りかかってこないと、皆さん、なかなか真剣に考えてくれません。特に放射能は目に見えないし、症状が出るのがずっと後のことです。栗原市の中でも、放射線量によって、地域差が大きくあります。低濃度、中濃度、高濃度と。その地域差からくる意識の差や違い、また、農家と非農家でも意識の差や違いがあります。そして、その世帯に小さな子どもがいるか、いないか、同じ世帯でもジジババと子どもを持つ親とでの意識の差や違い、女性(母)と男性(父)でもか?妊婦、若い女性は、…と同じ市民でも、その意識の差や違いは非常に大きいと思われます。

 チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」で、最初に書いたのは、そうした中で、都会と違って声を上げにくい人たち、小さい子を持つ母親、妊婦さんたちに対して、私は、「不安になったり、心配したり、疑問を持つことは、当たり前なんだよ」と言いたかったのです。そこから出発して、もっとよく知っていこう、そして一緒に子どもたちを守るために現状を変えていこう、と呼びかけているのです。(このあたりは、「放射線被ばくから子どもたちを守る」旬報社 を参考にしました)せめてこのチラシをよく読んでほしい。そしてできれば10月30日の「放射線 私たちの体と健康」(医師が語る内部被ばくの危険性)講演会に来て、話を聞いたり、不安、疑問などを出してほしいのです。

 多くの人たちは、小さな子を持つ親たち、妊婦さんやこれから子を産む若い女性たちといったー「直接の当事者」でなくともその関係者であり、ともに地域で、世帯で暮らしています。広い意味では、こうした私たちも「当事者」なのではないでしょか。その意識-広い意味での当事者としての意識を、欠如させることのないよう、当事者(狭義の)に寄り添う意識を持ち続けたいものです。

 私自身では、この9月下旬の連休に、川崎に住む息子夫婦が来ていました。嫁が妊娠6ヶ月で、お腹の中の赤ちゃんの写真を見せてもらいました。今回、彼女と放射能対策などじっくり話すことができました。-情報に惑わされないためには? 数値(を持ち出すだけでなく)でない判断する基準は? 水、牛乳、母乳、野菜は?…子育てに不安を抱え、その中でも子どもを守るためには、どうしたら良いか?あまり細かく考えるのも?それは男性に任せておいて…でも、具体的な確かな情報が欲しい。彼女は、ネットではよく調べているようでした。

 子どもたちやその子どもたちに、この放射能で汚してしまった日本を、できるだけきれいにして手渡すのが、私たちジジババの責任だと思うのです。

「加害者と被害者」「風評被害」について

 加害者は、東電・原子力村・国(アメリカ仕込みの学会、学者。国の原子力関係者。経団連などの産業界。電力労連。経済産業省。官僚・政治家(ほとんどの自公と民主)誘致した県知事など自治体の首長も。…)などでしょう。

 それに対して、私たちだけでなく、JA,生産者,畜産農家、…それに、栗原市長だって、基本的には、被害者なのです。しかし、彼らの多くは、すぐ「安全宣言」を出そうとするし、「すべて風評だ」など言ってしまって、思考停止に陥ってしまっています。私は、これでは、かえって、後から傷を大きくしてしまうと思うのです。

 結局、彼らは、「腹が括れていない。」のです。すべてを検査し、公表する、オープンにする、見落としがないか厳しくチェックする、今の基準でいいのか?新しい知見が出てこないかも絶えず目配りを(想定外にも対処を)することが重要です。

 深刻な事態を見ないよう、見えないように、避けてしまう、のではなく (思考停止に陥るのではなく)、正面から向き合って、取り組む。そうしないと、施策が、後手、後手になっていきます。問題の先送りや県・国任せ、では何も解決しません。

 一方、私は、村井知事は、加害者だと思うのです。これまでの原発推進の責任は免れませんし、まだその立場を変えていません。そして、宮城県の「米の安全宣言」は、きわめて欺瞞的です。「思考停止に陥っている。」というよりも、もっと悪質なのです。思考停止するように周りに指示し、仕向けています。「すべてが基準を満たし、安全だ。」と言ってもその基準自体も問題ですし、そもそも20ベクレル以下は(出ても)出ないことにしているだけなのです。

 「県は、本検査を1950年当時の旧市町村単位で実施。97.6%に当たる372地点で「不検出」だった。白石市(旧越河村)、気仙沼市(旧津谷町)、栗原市(旧栗駒村、旧岩ケ崎町、旧鳥矢崎村2地点、旧文字村、旧大岡村、旧津久毛村)で101.6~20.3ベクレルが検出されたが、国の暫定基準値(500ベクレル)を大幅に下回り、重点調査区域に指定される200ベクレルにも達しなかった。」 (検出が栗原に集中していることに注目を!)

 大崎の農業団体は「安全性の証明をしっかりやろう」と決定。厚生労働省登録検査機関の「日本環境科学」(山形市)に依頼し、玄米と白米をそれぞれ検出限界1キロ当たり5ベクレル基準で測定してもらい、「不検出」の報告を受けた。国の指示による県の新米放射性物質調査の検出限界は一律に1キロ当たり20ベクレル。同会は徹底した安全米を顧客に提供しようと厳密な調査を求めた。 (新聞記事より)

 こうした責任ある者の無策・無作為、あるいは誤施策によって、リスクは大きくなり、被害が弱者>(子ども、妊婦、若い女性、などは、声を上げられない、上げにくい。情報が伝わっていない)に集中してしまいます。

 また今回の原発事故では「被害者」が場合によっては「加害者」になってしまうことさえ起きてしまいます。

 生産者は、消費者の視点を考えないと、結局、消費者から信用されず、見放されます。ただ生産していればよいのではなく、あくまで安全なものを生産しなければなりません。それは、自家消費や、地産地消を考えても明らかです。その他の産業(観光、商業…)でも「風評被害だ」と言うだけではなく、その根拠を示さねばならなりません。その際、あいまいな自己満足的なものでは説得力はありません。

 これは、日本国内だけでなく、世界を視野に入れた場合、世界に思いを巡らせた場合、日本がガラパゴス化していることがはっきりしてきます。このままでは、世界の人たちから、今回の大震災で一時的に同情されても、信用されず、見放されていってしまいます。ドイツの楽団員らの来日拒否の話(400人中100人)。これは多分、その中でも比較的若い人が多いと思います。単なる放射能アレルギーとか風評だけではなく、その多くは、彼らなりの正常な感覚、防衛策なのでは…。本当に、こうした感覚を持った、多分若い?海外の人たちたくさんに、喜んで、この私たちの素晴らしい日本に来てもらえるよう、日本をきれいにしていかなければなりません。厳しい基準をクリアし、まずそこで生活をしている私たち日本人が安心して暮らせるようにすることが大前提になります。(これが児玉氏の言っている総量の問題―総量を抑え込んでいくーと関連してきます。)農産物はもちろん、工業製品の輸出までも、これから影響する可能性があります。

これらを克服するために

 今、よっぽど用心しないと、私たちの中でさえ、意識に差やズレが出てきたり、それが大きく開いて行ってしまう危険性があります。地域差、年齢化、性差、情報リテラシー(情報格差)…

 それに対して、克服するには、どうすればよいのか?―想像力、思いを共有すること、つながり、絆、結びつき、ネットワーク、協働、など。それは、一人ひとりの、一つ一つの、心と思いを、丁寧に繋げていくことしかないのではないでしょうか。

 私自身もこのところ忙しく、少々疲労気味に。気持ちが途切れてしまいそうになりました。この課題は、長期の取り組みになります。休みを取りながらじっくりやっていきます。

<メモ>

校庭(園庭)等の除染について

市の幹部、危機管理室(別に新たな担当ができそう)、教育委員会、校長等施設管理者、先生など職員、それに何と言っても保護者がどう思っているのかが決定的になってきます。国の動向、他の自治体の動向も影響してきます。

学校給食の放射線検査について

市長に、市民の声が届いていないのでは? (川口市の市長の例や岡崎市でもやはり市長へ声を届けて、事態が動いていきました。) 市議会の様子を聞いても、どうも議員さんたちもズレています。
結局、市長、市の幹部(教育長など)、議員、…こうした責任ある人たちの心を動かさないと事態が好転しないのでは?
感性に訴える手紙、メール、要請行動を。映画「チュルノブイリ・ハート」の上映会をするとか…。

運動の主体について、

この問題で全国各地の様子を見ると、若いお母さん(お父さん)たちのネットワークが、一番力を発揮しています。その次が女性たちのグループです。市民の会と母親連絡会だけでない、(仮称)「子どもたちを放射能から守る栗原ネットワーク」のような新たな運動体をつくるのも、可能ならいいと思いますが…。署名運動をするのもそこの方がいいのでは…

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放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために

<原発・環境・エネルギー問題>       2011.10.1

放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために
    
      ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会・栗原母親連絡会

<私たちは、今も被ばくし続けています。>

 福島原発事故以後、私たちは、放射能汚染に向き合って生活せざるをえなくなりました。放射能の影響は小さな子どもほど受けやすく、妊娠中の方や小さなお子さんをもつ方は、子どもを被ばくから守るために、正確な情報にもとづいて、注意しながら生活することが求められています。

 国は「ただちに健康に影響がない」「安全な基準を設けている」といいますが、放射能に汚染された物質を吸い込んだり、食べたり飲んだりすることから起こる内部被ばくを説明しません。10年後、20年後になったから現れる晩発性障害の危険性を考慮していません。

 水、牛乳、野菜、肉、魚など何を食べればよいのか、放射能ホットスポットなど周りの環境はと、いろいろと不安になることが次々に起きています。それに対して、「過剰な心配は必要ない。かえって健康に良くない」とか「出荷されている食品はまったく問題ない」とか「誤った情報が風評被害を生んでいる」などという声が多く聞かれます。しかし、心配し、疑問を持つことは、当たり前です。放射能は、「ここまで被ばくしても大丈夫」ということはいえません。安全を第一に考えるのであれば、最大限注意して、最大限予防対策をとることは当然のことで、「よく分からないけど安心してしまおう」ではなく、「分からないからこそ最大限注意して、避けられる被ばくは可能な限り避ける」という姿勢を持ち続けることが大切です。

<栗原市は「北のホットスポット」多くの学校等では高濃度のまま>

 栗原市は、岩手県南部とともに「「北のホットスポット」になっています。私たちは、放射能自主測定でホットスポットを多数明らかにしてきました。それを受けて、栗原市は、学校等の施設できめ細かな放射能測定を行ってきています。しかし、栗原市は、最も危険な場所(1マイクロシーベルト/毎時以上)の除染しか行っていません。市内の72の学校等施設の中の23施設の校庭(園庭)では、法定基準(年間1ミリシーベルト=0.19マイクロシーベルト/毎時 以下)の1.5~2倍にあたる0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時の放射線量を常時出しています。子どもたちが毎日、運動し、遊ぶ場所で放射能線量が高止まりし、非常に危険な状態なのです。

 地域的には、栗原市の北部から西部の金成(萩野)、栗駒、鶯沢、花山、一迫(長崎、金田)の学校等の施設です。一方、同じ栗原市でも南部の高清水、瀬峰では、0.1マイクロシーベルト/毎時に満たない(それでも今回、上乗せさせられて)低濃度なのです。その差は、3~4倍です。こうした施設での危険な状態を一刻も早く解消し、少なくともすべての学校等で、法定基準の0.19マイクロシーベルト/毎時以下にしなければなりません。

<食材の安全を、まず学校給食の放射線量検査を>

 子どもたちが毎日食べる学校給食の食材の安全性について、全国で放射線量の独自検査の動きが広がっています。それは、客観的な数値をもとに判断し、それを公開して、お母さんたちの安心につなげようとするものです。今、県レベルでは福島、福井、埼玉、山形の3県が既に、この後も秋田、新潟、栃木の各県と続きます。市町村レベルでも首都圏を中心に広がってきています。こうした動きを受けて、国も機材の融通や半額補助を打ち出しています。それでも栗原市は、「流通しているのが規制値以下のもので検査の必要はない」と言って、思考停止に陥っています。しかし、① 今の国の食品に関する暫定規制値自体が緩すぎて問題があることと、② 規制値を超えたものが、後日、学校給食の食材として使われたと次々に判明してきたこと(栗原市でも、8月に3施設で、汚染稲わらを与えた牛肉の使用が判明)など見逃しがあることも分かってきています。そこで、9月21日には、北海道から沖縄まで170団体余でつくる「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」が、国に、食品に関しては、子どもと妊婦のため、より厳しい「子ども基準」を作るよう要望しています。

<子どもたちの健康状態を確認する検査体制の整備を>

 もうすでに子どもたちの被ばくは始まっています。この放射線被ばくの影響から子どもたちを守るために、フイルムバッチの配布と、早期発見を目的とした放射線関係を入れた健康診断を実施するよう求めます。被ばくの低減と健康被害の最小化のため、低線量被ばくによる影響を重視し、被ばくによる影響を甲状腺がんに限定せず、起こりうるあらゆる疾患について対処できるよう、検査項目や健康診断の項目を見直すことなどが必要となってきます。

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