触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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栗原市の除染計画を充実させるために(その1)

<原発・環境・エネルギー問題>           2012.8.27

栗原市の除染計画を充実させるために(その1)

 9月例会では「栗原市除染実施計画(第1・2版)と私たちの要望書(第5次)に対する栗原市の回答について計画に漏れている所はないか、除染、食品・土壌調査、健康調査を前進させるには、」について情報提供をしなければなりません。すでにこれまでの7・8月例会などでも部分的には資料を配布したり、会場に掲示したりしてきました。今度の9月例会(9月8日AM10時~12時:栗原市市民活動支援センター)には、私の報告をもとに参加者の意見交換・集約をしたいと思っています。この記事(一連の)では、まとまりに欠けるかもしれませんがそのための資料集のようなものになると思っています。どうぞよろしくお付き合いください。



 9行政区など追加 栗原市が除染計画(第2版案)     2012.8.11 

 最終案?は空間放射線量が毎時0.23マイクロシーベルトを超えた9行政区

追加されたのは栗駒、金成地区の各2行政区、花山地区の5行政区。
栗駒鳥沢下、栗駒高松、金成上片馬合、金成下片馬合、花山小豆畑、花山天ヶ沢、花山座主、花山花山沢、花山北の前
と、学校、公園など9施設を除染対象に追加した。

施設は花山小、花山幼稚園、(除染対象地区)
①金田小、②岩ケ崎高鶯沢校舎のほか、
③栗駒里谷、④栗駒文字上、⑤栗駒文字下、の各児童遊園、⑥鶯沢柳沢、⑦花山ミズバショウの各公園。

 最終案?は、所在地の行政区が除染対象外でも施設内の数値が高かった子ども利用施設7カ所除染対象にした。
 第1版では全255行政区のうち51行政区で放射線量測定を実施。最終案で残る204行政区の測定を行い、結果を反映させた。除染対象は、合計24行政区になった。
 学校施設等については来週から当該校の保護者と住民への除染手順の説明会を開始。今月下旬から除染作業に入る。

第2版案で抜け落ちている可能性があるところ。(0.23にとらわれないで考えてみました。)

1 学校等
文字小の跡地は? 花山中の跡地は? 栗駒中野保育所が0.23未満でも高い(0.19 地表で 0.29 7/2)

2 児童遊園
  市のマップ(昨年9月末)で1m0.23以上あったこの他の所
四日町(0.30)上野(0.24)猿飛来(0.23)深谷(0.28)新山(0.35)高松(0.32)
大鳥中(0.23)尾松(0.21 地表で0.23)栗原(0.17 同0.25)滝野(0.20 同0.43)
鶯沢(0.26)町館(0.20 同0.27)

3 公園
  市のマップ(昨年9月末)で1m0.23以上あったこの他の所
 若柳ふるさとの森(0.21 同0.35)栗駒鳥矢ヶ崎史跡公園(0.20 同0.30)一迫牛渕公園((0.24)
高清水新堤自然公園トイレ(0.37)一迫伊豆野せせらぎ農村公園(0.30)鶯沢千刈田公園(0.23)
鶯沢金田森公園(0.36)金成有壁太田社公園(0.38)志波姫新堰ふれあい公園(0.12 同0.27)
花山二反田百目木公園(0.27)花山ダム湖畔公園(0.28)

4 都市公園
栗駒つるが公園(0.31 同0.67)栗駒館山公園(0.30)栗駒軽辺親水公園(0.30)
栗駒三迫川河川公園((0.25)

5 市営住宅内公園
栗駒上町裏住宅公園(0.25)一迫鶴町住宅(0.14 同0.24)鶯沢森下住宅公園(0.26)
鶯沢堰根住宅公園(0.27)

6 社会教育施設
金成野球場(0.25)金成多目的広場(0.32)金成テニスコート(0.28)小田ダム湖畔パークゴルフ場(0.25)

7 その他の公共施設
栗駒農村環境改善センター(0.22 同0.31)栗駒農林水産物直売所(0.30)あやめの里(0.13 同0.36)
一迫農村環境改善センター(0.20 同0.28)一迫農村婦人の家(0.17 同0.27)湖畔の店旬彩(0.23)花山農山村交流センター(0.25)牛渕特産物直売センター(0.20 同0.38)
志波姫農村環境改善センター(0.10 同0.28)

8 商工・観光施設
栗駒みちのく風土館(0.29)細倉マインパーク(0.29)花山青少年旅行村(0.28)

 昨年9月末から少しは空間線量が下がっています。8月9日に市の危機管理室へ行って確認したところ、やはり「第1版と第2版作成に際して測定し直したところ下がっているために入らなかった。」「栗駒つるが公園は、岩ケ崎保育所と同じ場所でそちらが対象に入っている。」としていました。しかし、地表には放射性物質が多く付着したままです。すべての地点での土壌調査が必要です。特に子ども達の動線にそってより細かな調査されたのか疑問が残ります。特に、全ての施設の砂場などは地表で判断すべきであり、そこの土壌調査も不可欠です。(砂の入れ替えが必要になってきます。)そのことは、市の方に指摘してきました。




(つづき 資料集)

除染基準 区市35%国より厳格 首都圏 住民に配慮 除染に挑む自治体 
2011.12.5 [東京新聞] 

 福島第一原発事故で飛散した放射性物質の除染基準を設けている関東地方の153区市のうちの約35%が、環境省の除染基準「地表から50センチ~1メートルで毎時0.23マイクロシーベルト」よりも基準を厳しくしていることが、本誌が1都6県の全区市に行った取材で分かった。子どもへの影響や住民の不安に配慮するためで、自治体の担当者からは「住民の理解が得られず、環境省の基準は使えない」との声が上がる。

 16市が基準を毎時0.19~0.223マイクロシーベルトに設定。37区市が毎時0.23~0.59マイクロシーベルトだが、測定する高さを「地表面」「地上5センチ」など下げて事実上、同省よりも厳しい設定にしている。

 「今更基準を緩めるわけにいかない」。埼玉県桶川市の担当者がこぼす。同市は6月から、年間の被ばく限度を1ミリシーベルトとして「地表面で毎時0.19マイクロシーベルト」の基準を設け、除染を進めてきた。関東地方の自治体では最も厳しい基準だ。

 10月に環境省が除染対策特措法に基づく除染の助成対象を、「毎時0.23マイクロシーベルト以上の地域」としたため、市が基準の変更を検討。しかし、市民に安心してもらうため変更を見送った。

 線量を測定する地点の高さを環境省よりも低くしている東京都港区は「子どもへの影響を考え、地上5センチに設定した」。埼玉県上尾市は「市民の要望で地上1センチでも測定している」と話す。

 放射線量は土壌から離れるほど低減することも理由の一つだ。同省基準の地表50センチ~1メートルでは毎時0.23マイクロシーベルト未満の線量しか検出されない地域も多い。地表付近で測定してる神奈川県の市の担当者は「環境省の基準にできれば楽なんですが」と苦笑。別の市の担当者も「国の基準では住民の安心につながらない。現場を持つ自治体とは温度差を感じる」。

 群馬県高崎市ではこれまで、地上1メートルで0.23マイクロシーベルトを超えた地点がなかったことから、測定する地点を最近、地表面に変更した。

 国の助成を受けようと、除染基準を環境省に合わせて緩くする動きも出てきている。

 毎時0.19マイクロシーベルトを基準としてきた千葉県野田市は、助成を受けられる重点調査地域の指定を申請する方針を決め、毎時0.23マイクロシーベルトに基準を変更した。担当者は「支援は受けたいが、住民の安心感も大事。(基準変更は)相当悩んだ」と明かす。

 ただし、同市は、市民の不安を和らげるため測定地点を地上5センチに下げており、地上50センチ~1メートルを基準とする環境省から助成を受けられるかは不透明だ。

 環境省は「地表付近での測定を否定はしないが、空間放射線量を正しく把握する上で50センチ~1メートルの測定高は妥当と考えている」と説明している。


 この東京新聞の記事は、昨年の12月時点のものですが、現在では、50%を超えてきていると思われます。

 宮城県でも、この4月以降になってからようやく市民の安心確保のため、独自判断し、施策をすすめる自治体が出始めてきています。まず、角田市が、24年度除染実施方針で、「国の基準値以下でも、子ども、保護者等の不安解消のため全施設を対象とする。」と決定しました。除染対象自治体に入っていない柴田町でも独自に町の空間線量調査(地上50㎝計測)で毎時0.20マイクロシーベルト以上の子供施設9カ所の幼稚園など除染するとしました。

 白石市は、市内の幼稚園と保育園、児童館について、一部を除き市独自で除染する方針を決めた。夏休み期間中に作業を進め、8月末までに終える見通し。 除染を実施するのは、私立を含む3幼稚園と6保育園、2児童館の計11施設。市の除染実施計画に基づいて近く除染に着手する大鷹沢保育園と、既に除染を終えた越河保育園は今回の対象から外した。 対象施設には、敷地平均の空間放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト未満で国の財政支援を受けられない6施設も含まれているが、部分的に放射線量が高い場所を除染し、保護者らの不安解消を目指す。




「砂場の砂の入れ替え」問題を考える。(その1)     2012.8.3

ー市民の安心確保のため、自治体の独自判断・施策が進行中です。-

東京都港区

砂場の砂の入替状況について 更新日:2012年7月23日
 
 区では、平成23年6月から、区立保育園(こども園、緊急暫定保育室含む)、幼稚園、小学校及び中学校、公園・児童遊園等の全ての砂場について、その地表近く(5センチメートル、50センチメートル、1メートル)の放射線量と砂に含まれる放射能を測定しており、現在も継続して実施しています。(測定結果は、地表5㎝で0.044~0.098μ㏜/h)

 これまでの測定では、緊急対応を要する高い数値は測定されていませんが、子どもたちの安全・安心をより確かなものとし、また、保護者の皆さんの不安を解消するという観点から、全ての砂場において、通常の維持管理の範囲の中で、順次、砂の追加・入替えを実施しています。現在の入替え状況については、下記のとおりです。

砂場の砂の入替え状況(全区有施設)
 
 区では、子どもたちの安全・安心をより確かなものとし、また、保護者の皆さんの不安を解消するという観点から、全ての砂場において、通常の維持管理の範囲の中で、原則として砂の表層部を10センチメートル取り除き、20センチメートル追加しています。

東京都葛飾区

 区立小中学校の砂場の砂の入れ替えを実施しました 更新日 平成23年10月13日

 9月21日に「砂場の空間放射線量の再測定結果について」でお知らせしたとおり、区立小中学校については、9月26日から10月4日にかけて砂の入れ替えを実施いたしました。砂の入れ替え後の空間放射線量の測定結果をお知らせします。

 学校の砂場から取り除いた砂は、学校敷地に埋設しました。埋設の方法・手順は原子力災害対策本部の「市町村による除染実施ガイドライン」に従っています。具体的には、砂を二重のフレキシブルコンテナバッグに詰め、さらに全体を遮水シートで覆い、厳重に梱包したうえで穴に埋め、厚さ40cmの土を被せました。この方法は福島県でも行われており、30cmの土を被せることにより、空間放射線量を98%低減させることができるとしています。

対象施設 再測定の結果、毎時0.25マイクロシーベルト以上の砂場 14箇所

東京都足立区

砂場の砂の入れ替え工事について 最終更新日  2011年10月31日

 7月に区内の保育園、幼稚園、小・中学校および公園などの593カ所の砂場の放射性物質の測定を行い、35カ所で区の指標値である0.25μSv/h(マイクロシーベルト/時)を上回る放射性物質が検出されました。

 これらの砂場については、砂の入れ替え等の対策を行いました。対策を行った施設は以下のとおりです。

 小学校・中学校  全て入れ替えが完了しています。

取手市(茨城県)

放射線低減のため公園の砂場の「砂」を入れ替えました(11月22日更新)

「砂」の入れ替えは終了しました

 市内には、公園・緑地が220か所あります。そのうち、90か所に砂場がありますが、「砂」の入れ替えはすべて終了しました。

阿見町(茨城県) 平成24年4月24日

公園の砂場について

 砂場について、放射性物質が不検出となっている砂と入替工事が完了している公園を下記のとおりお知らせいたします。

1、合計26公園 2.工事期間 平成24年2月21日~3月30日
3.特記 放射性物質が不検出とは、検出限界値未満であることを表し、検出限界値は、おおむね1キログラムあたり30ベクレルになります。

松戸市(千葉県)

●低減対策委託の進め方(一般の公園緑地)

 現在、 業者と委託契約し、放射線の低減対策を進めています。低減対策の対象は、松戸市で管理している約350箇所の公園緑地。
除染作業:12月5日より実施

・除染作業を実施していくにあたり、当面、目安とする数値を0.23μSv/h(砂場は地表5㎝)。(「放射線被ばく線量低減のための指標値」より)・除染作業は、砂場は砂の入れ替え、遊具の下や広場などは天地返しや表面切除などの対策を行います。・第一段階として、砂場、遊具の下、U字溝や桝などを対象に行います。・第二段階は、広場を中心に実施します。・除染作業で発生した土砂等は、国より保管場所の指示があるまで園内に一時保管(穴埋め)します。埋めた後に放射線測定を行い、安全に努めます。

・詳細測定や除染作業を行った際は、現地の園名板付近に看板を建て、公園緑地毎の放射線量マップを掲示します。※平成24年度も放射線対策を継続して行います。

この他、ネット上で確認すると

柏市(千葉県) 流山市(千葉県) 我孫子市(千葉県) 守谷市(茨城県) 墨田区、江東区 などが、国の基準では市民の安心確保に繋がらないとして、自治体の独自判断でより厳しい施策を進めていることが分かりました。




「砂場の砂の入れ替え」問題を考える(その2)  
2012.8.27


墨田区立八広幼稚園 砂場の砂入れ替えへ 
SAVECHILD 砂場
を参照のこと。

(1m 0.134μ㏜/h→680ベクレル/㎏ 1m 0299㏜/h→2700ベクレル/㎏)


 墨田区に限らず、全ての幼稚園・保育園・公園で同様のことを早急に行う必要があります。自治体が動かない場合は、市民が働きかける必要があります。自治体が聞き入れない時は、まずお近くの議員事務所か市議会議員の事務所に要望に行ってみてください。

墨田区立八広幼稚園 砂場の砂入れ替えへ 放射線量再測定受け   2011年7月26日 東京新聞

 墨田区は二十五日、区内の学校などで行った放射線量測定の結果を受け、比較的数値が高かった区立八広幼稚園 (八広五)の砂場の砂を、夏休み期間中に入れ替えることを決めた。区は、「健康に影響があると考えられる数値ではないが、保護者の不安解消のため」として いる。原発事故を受けた砂の入れ替えは同区では初めて。

 区は先月から今月にかけ、区立小中学校と区内の区・私立幼稚園・保育園、認証保育所の計百十カ所で大気中の放射線量を測定。八広幼稚園、柳島幼稚 園(横川五)、竪川中学校(亀沢四)の、いずれも砂場の地表面から五センチで毎時〇・二五マイクロシーベルト以上だった。区は今月十五日、これらの砂場で 再測定を実施。三つの高さで放射線量を測り、深さ五センチまでの砂を五カ所ずつ採取、専門機関に委託して分析した。その結果、八広幼稚園では放射線量が毎時〇・二九九~〇・五一九マイクロシーベルトで、砂からは放射性セシウム134、137がそれぞれ一キロあたり一三〇〇、一五〇〇ベクレル検出された。

 区によると、同園の砂場は敷地内でも低い位置にあり、近くに排水口があるという。柳島幼稚園、竪川中では、いずれも最初の測定値より低かった。また郊外学習施設「あわの自然学園」(栃木県鹿沼市)でも〇・二五マイクロシーベルトを超えていたため再測定したが、数値が下がっていた。        

東京都文京区、区立小中学校の砂場を測定 7校で毎時0.23マイクロシーベルトを超え 砂の入れ替え  

 東京都文京区が区立小中学校の砂場の放射線量を測定しました。その結果、地上5cmで毎時0.23マイクロシーベルト以上の値が測定された、礫川小学校、柳町小学校、大塚小学校、千駄木小学校、本郷小学校、本郷台中学校、音羽中学校、計7校について、砂の入れ替え等を行うことが決まりました。地上1mの線量ではなく5cmを採用してくれたことは良いこいことですね。
区立公園・児童遊園の砂場については、今後放射線量の測定を行なう予定とのことです。 2011年11月2日

7校で砂場使用中止 足立区、線量 独自基準超え 2011年7月8日 東京新聞

 区が定めた基準を上回る放射線量が測定されたとして、東京都足立区は七日、区立小中学校七校の砂場の使用中止を決めた。該当した学校では今後、砂場の砂を交換する。基準を上回ったのは東渕江小、大谷田小、長門小、中川小、中川北小、谷中中、花畑中の七校。同区では、放射線量の測定値が毎時〇・二五マイクロシーベルト以上となった場合、年間被ばく量が国際放射線防護委員会が定める平常時の上限一ミリシーベルトを超えると設定。超過時は、土壌を取り換えるなどの対策を取ることにしている。
区は現在、小中校や幼稚園、保育園、公園などの砂場と屋外プール計六百八十七カ所の放射性物質の測定を実施中。七日に、一回目の結果を発表した。

栗原市鳥矢崎小学校校庭土壌調査結果 (7月31日 栗原市危機管理室発表)

0-1㎝ 1459±70 2920±90 4379±114 (Cs134、Cs137、合計㏃/㎏)およそ
4500㏃/㎏
もある。
1-2㎝  205±25  320±28  525±37
2-3㎝   48±12   45±11    94±16
3-4㎝   20±8    16±7    36±10
4-5㎝   ND     ND      ND      (NDは、10㏃/㎏以下)
5-6㎝   ND     ND      ND 




その他、除染問題では次のブログを参考にさせていただきます。
たゆまぬ除染、東葛地区二市の公園に見たもの

また、除染計画に漏れているところの問題、マイクロホットスポット=「高線量の黒い土(路傍の土)=藍藻(らんそう)?」では、NO!放射能「東京連合こどもを守る会」を参考にさせていただきます。





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9月例会の お 知 ら せ

<原発・環境。エネルギー問題>         2012.8.27
  
 「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」  
    か ら の9月例会の お 知 ら せ 


 2012年7月29日、私たちは放射能から子どもたちを守るため、健康で安心な暮らしを取り戻すため、市民、各団体、地域と連携しながら、考え、学習し、行動することを目的として、 「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」 を結成しました。
 どなたでも参加できます。できれば会員になっていただき登録をしていただければ定期的に連絡をさしあげます。

「情報共有」「学習」「つながり」「交流」の広場

9月 例 会 9月8日 (土) 午前10時~12時 栗原市市民活動支援センター

① つながり、交流 

「子どもたちの生活や行動の中には、にはどんな放射能の危険性があるのか」を出し合いましょう。
(学校・保育所・幼稚園、家庭・地域で)

「放射能に対する意識の違う人たちとどう理解し合えばよいのか」を話し合いましょう。 
② 情報共有、意見交換・集約 

栗原市除染実施計画(第1・2版)と私たちの要望書(第5次)に対する栗原市の回答について
計画に漏れている所はないか、除染、食品・土壌調査、健康調査を前進させるには、…

③ 学 習 国会事故調ダイジェスト版

④ その他


 8月例会のテーマは、「原発・エネルギー問題と、女川原発の危険性」でした。 DVD映画「原発、ほんまかいな?」を上映しましたが、原発とネネルギー問題を取りまく状況がよく分かって、大変好評でした。

 上記の②と③の資料が配布され若干の説明がされました。9月例会ではこれらについてもっと深めていきます。③は、ネットでも入手できます。②も近日中にネットワークのブログにアップします。ネット入手ができない、あるいは実物を事前に入手したい場合は、事務局まで問い合わせください。

                    
こ の 後 も 毎 月 ( 第 2 土 曜 日 午 前 10 時 ~ 12 時 )
栗原市市民活動支援センターで、 月 例 会 を持ちます。(出入り自由です。)


* 参加費:300円(資料代として)
* 会場には資料、汚染マップなどいろいろな展示を用意しています。
* お子さん連れの方も歓迎します。(託児コーナーもあります)

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「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」 

 連絡先/本田敏夫 TEL・FAX 0228-23-7707 E‐mail gsbjj525@yahoo.co.jp
  「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」のブログ http://kuriharasimin.blog.fc2.com/




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政府は必ず嘘をつく

<BOOKS> 46           2012.8.26 

政府は必ず嘘をつく  アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること

出版社: 角川マガジンズ(角川新書) (2012/2/25)

<著者> 堤/未果 

ジャーナリスト。東京都生まれ。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連婦人開発基金(UNIFEM)、アムネスティ・インターナショナル・NY支局員を経て、米国野村證券に勤務中、9・11同時多発テロに遭遇。以後、ジャーナリストとして各種メディアで発言、取材・執筆・講演活動を精力的に続けている。主な著書に『ルポ・貧困大国アメリカI・II』(岩波新書)、『アメリカから自由が消える』(扶桑社新書)など。

<内容紹介> 

3・11以降、原発事故・放射能問題からTPPまで、政府や東電、大手マスコミの報道は隠ぺいされたり、偏った見方が蔓延るなど、国民に真実が知らされない中で、洪水のように情報が発信されている。アメリカでは9・11の同時多発テロ以降、大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義「ショック・ドクトリン」によって貧困格差が拡大し続けている。 何が本当なのかが信じられなくなった今、どうすれば私たちは真実を手にできるのか。
 著者は日本国内の状況を追いながら、並行して貧困大国化するアメリカに何度も足を運び取材した。アメリカで目にした惨状、日本に帰るたびに抱く違和感は、やがて1本の線としてつながる。それは、3・11後の日本の状況が、9・11後に格差が拡大していったアメリカの姿に酷似し始めているということだ。そして、その背景にあるものは、中東の春やTPPなどと、同一線上にあるものだった。「情報が操作され、市場化の名の下に国民が虐げられているアメリカの惨状を見るにつれ、このままでは日本が二の舞になる」と警告。今こそ、自らが考え、行動し、真実を見抜く目を持つことの意義を問いかける。

<目次>

プロローグ 「ウォール街のデモが意味するもの」
第1章 「政府や権力は嘘をつくものです」(「ただちに健康に影響はない」には気をつけろ―9・11作業員の警告―、
「情報隠ぺい」が作ってきた世界の原発の歴史、御用学者の作り方、スリーマイル島がん発事故後のがん増加はストレス!?
ノーベル平和賞を受賞した国際機関IAEAは原発推進、WHOがチェルノブイリの被ばくを過小評価するわけ、<風評被害防止>という大義名分の下政府がネットを監視する、「復興特区」の名の下に市場化されつくしたニューオリンズ、TPPでも政府は嘘をつく)
第2章 「違和感」という直感を見逃すな(「民主党と共和党、どっちが貧困を悪化させますか?」、「民主化革命」という名の新しい侵略、報道されなかったもうひとつのリビア、これは「メディア戦争」です、嘘と真実を見分けるのは年々難しくなっている、
従順な人間を作る教育ファシズム、客観性を奪うテレビ個人情報が売られるネットなど)
第3章 真実の情報にたどりつく方法(市場化を導入するための国民“洗脳”ステップ、腑に落ちないニュースは、資本のピラミッドを見る、ニュースに登場する国際機関の裏をチェック! 、日本のTPP加盟はアメリカの陰謀だという誤解、グローバリゼーションは世界に何をもたらしたのか?、顔のない消費者でなく人間らしく生きる
エピローグ 「3.11から未来へ」

<内容からの要約メモ(私が注目したところ)

WHOがチェルノブイリの被ばくを過小評価するわけ

チェルノブイリ出身のジャーナリスト、ジプシー・トープ-「IAEA、WHO、ICRP,UNSCEARといった国際機関は、チェルノブイリ原発事故について非常に過小評価した報告を出し続けている」「彼らはみな原発推進の機関…」「世界唯一の被曝国として半世紀もの間、核廃絶を訴えている日本の国民が、なぜこんなにも放射能について無知なのか。そして、地震大国でありながら54基もの原発と共に生きる子供たちに、なぜ大人は放射能に関する教育をしないのか?」 福島原発事故を<人災>にしたものとは何だろうか。<教育>というセクターもまた、<原子力村>の闇を支える一因になっている。(P55)

TPPでも政府は嘘をつく

 TPP全加盟国の中でアメリカだけが、自国内法と異なるルールが検討事項に挙がった際、議会の承認が得られないことを理由に拒否できるのだ。これはTPPが自由貿易ではなく、アメリカ政府が要求するルールに支配されるものであることを示している。(P79)
歴史学者のハワード・ジンがイラク戦争真っ只中の学生たちに繰り返し伝えた「政府や権力は嘘をつくものです。」という言葉。それは単なる政府批判ではなく、未来を創る際の選択肢を他人任せにするなという、力強いメッセージだ。(原子力村)を肥大化させ、無責任な政府や選択肢を提供しないマスコミを野放しにしてきたものの存在が、アメリカの<失われた10年>を通して私たちを揺さぶってくる。問われているのは、私たち自身のだと。(P91)

「民主化革命」という名の新しい侵略

 戦争の大義名分が「大量破壊兵器」から「独裁者を倒してイラク民主化を支援」に変わったイラクも、分かりやすい例のひとつだ。投資家や金融機関のための大幅な規制撤廃と民営化が行われ、国内企業が次々と倒産する中で、外資が巨額の利益を手に入れている。仕掛けているのは誰なのか、何のための<民主化>なのか、体制転覆に利益を得ているのは誰なのか。…「民主化」「市民運動」という言葉のイメージに騙されず、背景や利害関係を見て判断しなければならない。(P112)

報道されなかったもうひとつのリビア

 どんな戦争にもその背景には<資源>や<通貨>といった巨大な利権に対する、各プレイヤーの思惑が絡んでいるのだ。豊かな国有資源を持つイラクが、フセイン転覆後に大資本の“特売場”と化したように、リビアの富もまた開かれた市場に”新商品“として並べられるだろうか。(シリアでも同様なことが…)(P125)

従順な人間を作る教育ファシズム

「アメリカの<失われた10年>で最も打撃を受けたのは、<公教育>です」「9.11以降、政府が進めてきた教育改革は、強力に規格化された点数至上主義と厳罰化による教育現場の締め付けでした。<恐怖>は国民を委縮させ、統制するのに有効なツールです。テストでいい点数を取らなければ、生徒は学校から切り捨てられ、教師は無能だとして処罰される。効果はあったようです。その結果、皆が怖がってモノを言わなくなってきましたから」(P137)
 イギリス、日本でも…大阪府が出した<教育基本条例>がこれと同じ路線の教育改革を掲げています。「教育を<商品>に、子供たちや保護者を<消費者>にし、テストの点数というサービスを提供できない教師は処分され、結果が出せない学校は売り上げの悪い店舗のようにつぶされていく。アメリカのあらゆる分野で行われていることと同じです。」…ファシズムを産み育てるのはいつだって大衆の無知と無関心だ。(P140)

腑に落ちないニュースは、資本のピラミッドを見る

 「どうしても腑に落ちないニュースがあったら、カネの流れをチェックしろ」(恩師ブドロー教授の言葉)
なぜ、東京都は都民の反対を無視して、瓦礫の受け入れと焼却をすることになっているのか。入札とはいえ、条件を備えた業者は1社のみ。東電の出資先(95.5%)の子会社が受託することになっている。東電は、瓦礫処理にかかる費用を一切負担しなくていいどころか、汚染瓦礫の処理で利益を、さらに瓦礫焼却による発電からも利益を。東電に天下りした官僚の約半数を、東京都幹部が占めている。そして東京都は、東電の大株主。
 除染事業でも同じ構図が。除染作業も日本原子力機構が受注など、巨額のお金が、事故後も「原子力村」の中でぐるぐる回っている様子が説明されています。<原子力村>とイラク戦争、共通しているのは、閉じられた世界の中で巨額の利益が効率よく回り、いのちが軽視される構図だ。(P168)
グローバリゼーションは世界に何をもたらしたのか?
 「<グローバル化>が途方もない豊かさをもたらすというのは本当でした。その繁栄を謳歌したのが、1%と呼ばれる、ほんの一握りの人だけだったということを除いては」「アメリカはグローバリゼーションと<コーポラティズム(政府と企業の癒着)>の二つによって国家が内部崩壊したモデル。多国籍企業は市場にとって最も邪魔な国家の規制を、自由貿易という旗を掲げながら、国家間の枠組みを次々に緩めていった。アメリカでは多国籍企業は政治を買い、メディアを手に入れ、<コーポラティズム>が社会のあらゆる場所に、市場原理支配を浸透させてきた。金融の大幅な規制緩和で引き起こされたリーマン・ショックをはじめ、教育や医療、環境や雇用、メディアや福祉など、あらゆる分野の“商品化”が進んでいる。(P185)
 「非正規社員、正社員ときたら、次のターゲットは公務員…」 初めは教育、…次に財政難になった自治体に資本の手が伸びた。(自治体民営化) 住民の公民権が剥奪されようとし、多くの公務員が解雇され、…多くの公共サービスが次々に廃止。コスト削減?結果は逆で、今後は税金がうなぎのぼりに上がる。(P187)

顔のない消費者でなく人間らしく生きる

 点のニュースに騙されないために最も大事なことは、歴史をしっかりと見ること。
 <アメリカ型独裁資本主義>の最大の功罪は、国民を市民でなく消費者にしてしまったこと。顔があり名前があり、生きる選択肢を持つことを根底に置いた市民と、単に生産を支える数として位置づけられることは、天地ほど違う。(P200)
 TPP,FTA,格差と貧困の拡大、商品化した医療と教育。情報統制に<原子力村>、切り捨てられる被災地。未来に希望を持てない若者と高齢者、<革命>という言葉の裏に別な力が見え隠れする<アラブの春>。それらの点と点をつなぎ、一本の線を描いた時、浮かんでくるのは… 国境を越えて世界を飲み込むこのシステムに対する99%側の問いかけー<誰が民主主義を作るのか?>
 顔のない消費者から、名前や生きてきた歴史、将来の夢や健やかな暮らしを手にする権利を持つ「市民」になることと決めること。失望した政治を見捨てる代わりに、誰もが人間として尊厳を持って生きられる参加型民主主義の枠組みを作るために自分の行動に責任を持つこと。もう一つのグローバリゼーションは国境を超え、このシステムの中、さまざまな形でバラバラにされた私たちを、再びつなげる力に。(P201)

エピローグ 「3.11から未来へ」

 <原子力村>と<戦争ビジネス>。どちらもシステム維持のための強力なプレイヤーは、政・官・民・学とマスコミ、そして私たち国民の思考停止。(P.208)。推進する業界や癒着したマスコミ以上に、それを長い間支えてきたのは、私たちの無関心と、利益と効率至上主義の価値観。私たちの生活やこの社会を覆っている、歪んだ価値観そのものを問い直さない限りアメリカの二の舞になる。
 大切なのはひとつの情報を鵜呑みにせず、多角的に集めて比較し、過去を紐解き、自分自身で結論を出すことだ。震災をきっかけに多くの人にもたらされた、大切なものの優先順位や<自分自身にとって本当の幸せとは何か>という問いの答えが、生き延びるための情報を選り分ける、自分だけのものさしになるだろう。溢れかえる情報の中から、そうやって見つけ出した<真実>を手にした時,私たちはモノではなく人間になる。(P212)

<感想を少し> 

本書を読んでみて、著者が言っている「3.11後の日本政府の対応は、9.11後の米国政府とそっくりだ」「1%の人間が、99%の人間の尊厳を踏みにじる、その流れは「確実に」日本へ迫って来る」というのが頷けました。原発問題で<原子力村>に関心を持ちましたがそれが世界中にあること、この<コーポラティズム(政府と企業の癒着)>はかなり手強く今回も政府によって温存されているだけでなく、焼け太りにすらなりかねないことが分かりました。日本と世界の仕組みを変えていく長期のたたかいになりそうです。「日米だけで世界をみていては見誤る」という著者のメッセージも分かりました。私たちは、著者自身の言っていることも含めて多角的に情報を入手し、真実を見抜き、自分たち自身で判断しなければなりません。参加型民主主義のことも含め、今、進めている月例会の継続的な開催で、仲間とともにそれをやっていきたいと思っています。

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