触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

緑の風そよぐ 皐月(さつき) 放射線量(土壌・空間)測定会を実施

<原発・環境・エネルギー問題>             2013.6.2

 緑の風そよぐ 皐月(さつき)
  放射線量(土壌・空間)測定会を実施(5/23)しました。


                「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」
                 放射能測定チーム ・ 佐藤 茂雄
                 連絡先/ TEL/FAX0228-22-7412 Emale fa43725@yb3.so-net.ne.jp

写真 1 < 一迫の牛渕公園 >                         

fbn

  今回の測定会の目的

 5月になっても少し肌寒い日が続きましたが、ようやく中旬以降になってこの時期らしい薄暑の日が出てきました。この間、私の大学時代の後輩から高性能な「日立アロカサーベイメーターTCS-172B」を借りて空間線量を測定してきました。しかし、返却する時期が来てしまいましたので、その前に残されている課題を果たすべく、また、放射線量(土壌・空間)測定会を実施することにしました。今回も「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」放射能測定チームの4名(私と、本田事務局長と役員の鈴木(徳)と松田)で実施しました。土壌調査は、「ベラルーシ製、PKC-107放射線測定器」で行うのですが、この機器は、低濃度(~2,000㏃/㎏位まで)での信頼性がイマイチのものです。(栗原市には、再三にわたって一般持込みの土壌調査を行うよう働きかけてきています。)

 残されている課題とは、まずは次の新聞記事を

 
5.16 栗原市、線量測定6割で終了 205世帯で局所的に基準超 河北新報

 宮城県栗原市は15日、福島第1原発事故を受けて実施する住宅地の除染に先立つ空間放射線量測定について、対象世帯の6割に当たる841世帯で終えたと公表した。佐藤勇市長が定例記者会見で明らかにした。
 各世帯5カ所程度で行っている測定では、同市金成地区の1世帯の平均値が国の除染基準(毎時0.23マイクロシーベルト)を超えた。市は「わずかに超えた程度」とし、詳しい線量を明らかにしていない。
 ほかに市内計205世帯で、雨どいや側溝など局所的に基準を超えた。危機管理室は「環境省と手法を協議し、早急に除染に着手したい」と話した。
 空間放射線量測定は市内24行政区の一戸建て住宅1596世帯を対象にしている。市は6月28日までに終える方針。
 市独自に導入した内部被ばく検査装置「ホールボディーカウンター」の運用状況では、小学校2校の在校生、卒業生ら計118人が4月に測定を受けた。全て検出下限値(セシウム134は270ベクレル、セシウム137は300ベクレル)未満だった。
 今後も除染実施区域内にある幼稚園、保育所、小中学校の計14施設の1598人の測定を進め、8月には小学生と幼稚園児の測定を終える予定。


 栗原市は、このように除染の実施状況を明らかにしていますが、これだけでよいのか、詳しくチェックしていく必要があります。予定していたところは、すべて終わったのか?残されているところはないか?そもそも計画から漏れてしまっている場所や、箇所がありますが、それはどうなっているのか?いろいろな問題点がまだまだあります。今回は、それの全てを明らかにすることはできませんが、それを考えるヒントとなることを、この測定会で明らかにして行こうと思います。

<測定会(5月23日)当日>

10:00 栗駒総合支所に集合し、まず栗駒中野保育所へ、

 放射能測定チームの4名が集まったところで、本日の測定会の目的、予定を確認。最初に行ったのは、栗駒中野保育所です。ここは、昨年9月から始めた第1回土壌分析等の独自調査でもその周辺を取り上げました。その時の結果をまず以下に示します。


⑦ 栗駒田町遊園地(除染対象外)栗駒田町遊園地(中央)
9月19日AM測定 空間線量(     0.22 0.19) μ㏜/h             
           (東フェンス近く)      (0.39          )μ㏜/h
           (壊れた雨樋下)       (0.69          )μ㏜/h
  結果― 4,100 ㏃/㎏ (ここは、このすぐ近くの栗駒中野保育所の土壌と同レベルと考えられます。)
 「てとてと」結果― セシウム137 2,030、セシウム134 1,240 合計 3,270 ㏃/㎏

⑧ 栗駒田町会館と栗駒中野保育所の中間の空地(ドブ上げ)(除染対象外,但し、申請すれば除染対象になる筈)
9月19日AM測定 空間線量(1.38 0.42 0.28)μ㏜/h
  結果― 2万4800 ㏃/㎏
 「てとてと」結果― セシウム137 12,600、セシウム134 7,600 合計 2万200 ㏃/㎏

⑨ 栗駒中野保育所駐車場東側溝近く(ドブ上げ)(除染対象外,但し、申請すれば除染対象になるかも?)
9月19日AM測定 空間線量(0.61 0.32 0.24)μ㏜/h ここは、空間線量の測定のみです。



今回は、
                         時間 地表   50㎝   1m μ㏜/h   土壌  ㏃/㎏
① 中野保育所東空き地側溝       10:43  0.70  0.25 0.18   30,400
② 中野保育所駐車場フェンス前側溝上  10:53  0.44  0.28 0.21 18,270

という結果になりました。前回の測定後も、栗原市には、報告しましたし、この間の数回の調査もすべて公表してきています。しかし、事態は、一向に改善されておらず、対策がとられていないことが判明しました。写真3は、この栗駒中野保育所の所庭です。

写真2<栗駒中野保育所東空き地側溝>  
g8p

写真3 <栗駒中野保育所の所庭>
rg7


栗原市が除染計画を作る際に調査した栗駒中野保育所関係のデータ(2012.4.13)では、所中央で、0.22(50㎝)0.22(1m)で基準の0.23にほんの少し及びませんでした。5カ所の測定の中で1ヶ所だけは0.23を超えていました。平均は、0.20です。

 汚染状況を判断するのに私たちは、栗原市に空間線量だけでなく、そこの土壌の汚染度でも判断するよう求めています。

 それは、鶯沢地区の鶯沢幼稚園が0.23ギリギリで入っています。(園中央は0.21)近くの鶯沢中が0.32で一番高く、幼稚園の隣の鶯沢小が、0.24です。ところが除染するため詳しい土壌測定をしたところ、鶯沢小(0~1㎝7,999㏃/㎏、5㎝平均2,678㏃/㎏)鶯沢幼稚園(4,987㏃/㎏と2,002㏃/㎏)鶯沢中(4,615㏃/㎏と1,258㏃/㎏)という順序結果となっています。幼稚園はいつも空間測定値が低めに出ていたため、もしかして除染されないのではとも思っていましたが、この土壌測定の結果を見て、除染対象に入っていてよかったと安心しました。もっともこの地区(鶯沢堰根)の平均が0.23ギリギリで除染実施地区に入っています。

 一方の栗駒中野保育所の地区(栗駒中野下)の平均は、0.18となっており、除染実施地区に入っていません。学校等教育施設74カ所中、除染対象となった14カ所は、すべての除染が終わり、測定値は大幅に低下しました。その結果、栗駒中野保育所は、残された学校等教育施設の中では、いつも、トップクラスの高い数値を示しています。

 この辺りの事情を保育所々長さんに説明し、所庭の土の提供を求めましたが、拒否されました。想定内のことでしたから、市の危機管理室に「土壌検査をしてもらうよう。」要望しました。そこで、前回と同様にその周りの測定を行いました。それが、保育所東空き地側溝と保育所駐車場フェンス前側溝上です。またこの地区の中野集落センターは1m平均で0.25であり、集会施設として除染が必要です。 

文字甚句と藍の館・児童公園へ、

写真4 <文字甚句と藍の館の全体>
2a5

 次に栗駒文字地区へ向かいました。栗駒川西地区の旧文字小学校などは、後回しにして、その先の栗駒角ヶ崎地区の文字甚句と藍の館へ行きました。ここは、初期ですが、2011年7月に自主測定(ロシア製ガイガイカウンターで空間線量を測定)を行っています。


文字藍の館(旧角ヶ崎小) 軒下(雨樋なし)  
7月23日 ( 2.24  2.04  1.04)μ㏜/h


 このように空間線量だけですが、結構、高い値を測定していました。そこで、今回は、より正確な空間線量と土壌測定をしようということになりました。栗原市が除染計画を作る際に調査したデータ(2012.5.24)では、中央で50㎝1mともに0.27で、5カ所中もう1カ所も同じくらいでしたので、栗駒角ヶ崎地区平均が、0.19なので、ここは、少し高いところ(1m平均で 0.23 になる)だと分かります。

私たちの測定結果は、
                  時間    地表    50㎝  1m μ㏜/h 土壌 ㏃/㎏
③ 文字藍の館児童公園中央芝   11:18  0.27  0.21  0.19  

④ 文字藍の館児童公園すべり台下 11:21  0.72  0.28 0.21 5,400
⑤ 文字藍の館入り口正面    11:26  1.03      

⑥ 文字藍の館入り口右松の木脇   11:29  1.82  0.49 0.35 59,100

⑦ 文字藍の館右角(北)     11:34 1.20  0.38 0.27  

⑧ 文字藍の館庭の芝        11:39  0.18  0.21  0.20    5,870
⑨ 文字藍の館駐車場砂利舗装    11:46  0.36          19,570

写真5<文字藍の館児童公園中央芝>          
7k0

写真6<文字藍の館児童公園すべり台下 >
fk0
 
写真7<文字藍の館入り口右松の木脇 >   
9n1

写真8<文字藍の館右角(北)>
4d7

写真9<文字藍の館駐車場砂利舗装>                       
3h8

写真10<文字藍の館庭の芝>
IMGP6678.jpg

 2年前にも 高濃度を測定しましたが、今回の空間線量測定でも、当時からたいして下がっていないことが分かりました。⑥ 文字藍の館入り口右松の  木脇、が空間線量と土壌測定でともにこの日のMAXでした。この地区ではもう一カ所「柿ノ木集会所」は、1m平均で0.20ですが、5カ所中1カ所で( 0.32 0.26)も出ており、地区全体が除染実施地区でなくとも除染しなければならない施設があることは確かです。この文字藍の館の周りを見渡しても、同じような構造(雨樋の無い大きな建物)の民家はたくさんありました。これらが全て、この文字藍の館と同程度に汚染されていると考えるべきだと思いました。この横にある児童公園も、結構高い数値が出てしまいました。                                                                                                                                                                                  
栗駒川西地区の旧文字小学校などへ、

 この栗駒川西地区は、平均が0.20で、少しだけ除染実施地区になるのに足りませんでした。それで、問題がないかというと、そうではありません。この地区にある 文字上児童遊園 が50㎝平均で0.24(0.23 ~ 0.26)でしたので、施設単位で除染対象施設に入っています。そこで、そこの確認を行おうと旧文字小学校の方へ戻りました。実は旧文字小学校自体も0.22(0.18~0.25)ですから、もうほんのちょっとだけ除染対象施設に足らないだけなのです。また、この文字上児童遊園というのは、小学校に隣接した公園で、⑩と⑪がそれに当たります。小学校と一体のものです。また、この地区の文字生活改善センターも1mの平均では、0.22で結構高く、しかも小学校に隣接しています。これらをまとめてチェックすることにしました。

 ⑩と同様な建造物(プレハブも)、⑪と同じような構造の民家(雨樋の無い大小の建物)は、この地区にも周りを見渡すと多数あります。ギリギリで除染実施地区になっていなくとも個別に詳細に調べれば、マイクロホットスポットは、多数見つかることは明らかです。

私たちの測定結果は、
             
                         時間   地表    50㎝  1m μ㏜/h  土壌 ㏃/㎏

⑩ 文字小相撲場脇        12:00  1.23 0.43  0.31 11,570      
⑪ 文字小すべり台下       12:06 0.44 0.25 0.21     6,170
⑫ 文字小校庭中央       12:08 0.18      
⑬ 文字小体育館東側溝     12:15 0.73 0.35 0.23    1,930(参考値)
⑭ 文字生活改善センター駐車場   12:26 0.35 0.30  0.24     7,170
⑮ 文字生活改善センター南東庇下  12:30 0.49 0.29  0.24 12,400

 写真11<文字小案内板>                    
ki1

 写真12<文字小校庭中央>
s9o
    
 写真13<文字小相撲場脇>                   
3n9

 写真14<文字小体育館東側溝> 
dv8

 写真15<文字生活改善センター駐車場>                
zej

 写真16<文字生活改善センター南東庇下>
rgm


午後は、花山地区に向かいました。

 この花山地区は、除染計画の第2版で5つの地区(花山幼稚園と花山小学校を含む)と花山松ノ原地区としては、0.21で入りませんが、施設として花山ミズバショウ公園が、子どもの生活空間として、平均で0.30(0.28~0.36)で除染対象に入っています。また、花山中学校のある花山座主地区は、0.23で除染実施地区に入りっていて今後、除染されていくと思われます。しかし、その花山中は、平均で0.27となり、除染対象の筈ですが、実施されたという情報がありません。そこで、この辺りを中心に測定を行うことにしました。花山中は、どうしたわけかあまり高濃度のところは見つかりませんでした。ミズバショウ公園は、なかなか良いところでした。しかし、施設自体が除染対象となっていることがうかがえるマイクロホットスポットが次々に見つかりました。ここの地区―花山松ノ原地区では集会所の1m平均が0.23で、ここも除染すべきです。花山荒谷地区も、地区平均が、0.21であり、そこの集会所も、1m平均が0.23であり、除染すべきです。

私たちの測定結果は、         

                  時間   地表    50㎝    1m μ㏜/h 土壌  ㏃/㎏
⑯ 花山中グランド中央      13:35   0.14  0.13   0.13    3,000
⑰ 花山中自転車置き場側溝上げ土 13:43   0.24  0.21   0.19   2,270(参考値)
⑱ ミズバショウ公園ミニスベリ台下 13:57   0.51  0.23   0.22   1,370(参考値)
⑲ ミズバショウ公園中央右の草地 14:00   0.18  0.16  0.16  
⑳ ミズバショウ公園高台の東屋 14:10 1.12   0.40 0.30   11,030
㉑ ミズバショウ公園トイレ軒下 14:17 0.81   0.34 0.22   36,230

 写真17<花山ミズバショウ公園全景>             
7om

 写真18<ミズバショウ公園ミニスベリ台下>
2t6

 写真19<ミズバショウ公園高台の東屋>            
fgu

 写真20<ミズバショウ公園トイレ軒下>
d5j
   

最後に、一迫牛渕公園へ、

 この一迫牛渕公園は、一迫滝野地区にあり、地区の平均で0.15です。公園施設としても、0.18(0.13~0.21)にすぎません。それでもここは、草原に寝そべったり、川原で水遊びをしたりして子どもたちが直接、土壌などに触れやすいところです。野外炊飯場もあり、草原で燃やした跡が多くあったりもします。高濃度地区にも比較的近くにあり、いろいろと気になるところです。2011年7月にも自主測定(ロシア製ガイガイカウンターで空間線量を測定)を行っています。やはり、ある程度は出ていました。



牛渕公園 川岸近くの芝生   7月23日    (0.43  0.39 0.38)μ㏜/h


 私たちの今回の測定結果は、    
                    時間    地表     50㎝ 1m μ㏜/h   土壌  ㏃/㎏

㉒ 牛渕公園すべり台下  14:30 0.30  0.20    0.16   3,970
㉓ 牛渕公園トイレ左軒下 14:40 0.40    0.18 0.16  
㉔ 牛渕公園トイレ正面軒下 14:50 0.80 0.28 0.18   15,770
㉕ 牛渕公園板橋の下 15:00 0.75    0.24 0.22   8,570
㉖ 牛渕公園川近くの芝   15:10 0.20 0.17 0.17  4,400
㉗ 牛渕公園水なし池      15:20 0.18 0.17   0.16
㉘ 牛渕公園野外炊飯場灰捨て場 15:30 0.73 0.30 0.19   22,500
㉙ 牛渕公園野外炊飯場軒下 15:40 0.85   0.25 0.16  11,200

(㉚ は、個人宅の焼却灰を土壌測定し、高濃度を検出しました。しかし、現時点ではこれは、公表を差し控えます。)

写真21<牛渕公園すべり台下>    
xti

写真22<牛渕公園トイレ正面軒下>
loy

写真23<牛渕公園板橋の下>                  
lpc

 写真24<牛渕公園川近くの芝>
dfv
  
 写真25<牛渕公園野外炊飯場灰捨て場>              
njk

写真26<牛渕公園野外炊飯場軒下>
seta
  
今回の測定で、初めて土壌を測りましたが、だいたい空間線量が高かったところで、土壌も高くなることが分かりました。マイクロホットスポットは、ここでもいたるところにあります。この公園の活用には、注意の案内なども欲しいところです。勿論、除染もしていく事が必要です。野外炊飯場関係では、この灰捨て場の処理は一刻も早くすべきです。雨樋の修理も、その下の土壌の処理も必要です。薪自体の規制や、灰の取り扱いについても注意喚起が必要で、本格的に夏に使用する前には修理・整備、清掃などやらなければなりません。

追加: 5月15日 に更生組合集会所(猿飛来)の測定をしました。

写真27<猿飛来更生組合集会所 左側のプラ屋根には雨樋なし>  
r5y

この日の放射線量測定会に先立って、私だけ単独で、5月15日に栗駒猿飛来地区にある更生組合集会所の空間線量を測りに行っています。この地区は、平均で0.18であって、勿論、除染実施地区には入っていません。しかし、この集会施設は、栗原市が除染計画を作る際に調査したデータ(2012.5.1)を見ると1m 平均で 0.27 もあり、飛びぬけて高いので詳しく知りたいと思っていました。栗駒猿飛来地区には、鳥矢崎史跡公園近くに叔父の家があり、猿飛来とは、その辺りだと思い、ここは、栗駒地区の除染実施地区とは少し離れていると思い込んでいました。

車を走らせ少し調べて回ってみましたが、一向に見つかりません。そこで、叔父に聞いてみると旧鳥矢崎小学校のあった所、ということでした。結構、除染実施地区の近くで、林にも囲まれて、見るからに少し汚染が進んでいそうな所でした。この日、栗駒総合支所に集合する前に更生組合集会所に行って、土壌を採取しました。
 
 ゲートボールをしているおじいさんたちがいましたので話しかけました。名刺を渡しながら危険な場所の説明をしました。ここには、マイクロホットスポットが何カ所もあって、除染が必要なこと。「土壌は、 
   これから調べるので、後日また、お知らせします。」と言っておきました。

 私たちの今回の測定結果は、          
                      時間    地表     50㎝ 1m μ㏜/h   土壌  ㏃/㎏

㉛ 更正組合(猿飛来)前砂利・土    9:30  0.23  0.21  0.21     6,970
㉜ 更正組合(猿飛来)倉庫後雨樋下  9:35  1.37  0.43  0.32  14,870
㉝ 更正組合(猿飛来)倉庫前雨樋下  9:40  0.80  0.29  0.25     6,570 
㉞ 更正組合(猿飛来)後少し黒い土  9:43  0.40
㉟ 更正組合(猿飛来)後のコケの山  9:49  0.75  0.53  0.42   7.970
㊱ 更正組合(猿飛来)後5㎝はがし  9;50  0.13
㊲ 更正組合(猿飛来)前コンクリ    9:53  0.21   0.17  0.17
㊳ 更正組合(猿飛来)前プラ屋根下  9:55 0.87    0.26  0.23       7,270
㊴ 更正組合(猿飛来)後砂利      10:00  0.27   0.25  0.25
㊵ 更正組合(猿飛来)ゲートボール場中央 10:10  0.21   0.21  0.21  7,470

 この更生組合集会所(猿飛来)の周りは、やはり空間・土壌ともにいたるところで高い値を示しました。地区(猿飛来)平均が0.23になっていなくとも施設、場所によっては、こうしたところは、市が除染計画を作る際に調査したデータをみても結構見つけられます。
 ここが特に目についた(5カ所の測定点の平均が 0.27 もあるため)にすぎません。まず、施設で 0.23 ある、同様の所が同じく問題です。しかし、各施設等で、5カ所しか測定していませんので(それは、意味があって、合理的ですが…)0.23になっていなくともその近くの数値を出しているところにもマイクロホットスポット等の除染すべき場所があります。
また、こうした施設等と当然のことですが、その周辺の同じような構造の民家や建造物(特に雨樋の無い大小の建物)は、同様の汚染状況だと判断できます。



 写真28<ゲートボール倉庫後雨樋下>  
s32

 写真29<ゲートボール倉庫前雨樋下>   
55k

 写真30<ゲートボール倉庫とゲートボール場>  
g38
 
写真31<更正組合(猿飛来)後のコケの山>           
09m

写真32<更正組合(猿飛来)後少し黒い土>
xo9



除染の必要があると思われる要注意場所をピックアップしました。

これらの場所は、地区平均が1m0.23未満のため除染実施地区とはなっていない地区内です。しかし、施設等の単独で平均で、0.23以上か、それに近い値を出している所です。栗原市の調査では、1つの場所で5カ所の測定と限定されています。もう少し、詳しくこれらの要注意の場所を測定すればマイクロホットスポットはかなりの地点で見つかるものと思われます。

                                  地区の平均 【単位:μSv/h】
① 花山荒谷集会所    1m平均で、0.23            花山荒谷 (0.21)
② 花山松ノ原集会所   1m平均で、0.23            花山松ノ原(0.21)
③ 花山中村集会所    1m平均で、0.21            花山中村 (0.18)
④ 山内集会所      1m平均で、0.21            花山浅布 (0.18)
⑤ 花山金沢集会所   1m平均で、0.21 50㎝で、0.25   花山金沢 (0.18)
⑥ 一迫伊豆野せせらぎ農村公園 1m平均で、0.21           一迫輝井 (0.18)
⑦ 八幡生活センター   1m平均で、0.21            一迫八幡 (0.18)
⑧ 小田ダム湖畔パークゴルフ場  1m平均で、0.21           一迫荒町上(0.18)
⑨ 森下住宅公園     1m平均で、0.21            鶯沢秋法下(0.21)
⑩ 細倉マインパーク  1m平均で、0.24 50㎝で、0.25   鶯沢秋法下(0.21)
⑪ 鶯沢柳沢集会所    1m平均で、0.23            鶯沢秋法下(0.21)
⑫ 鶯沢金田森公園   1m平均で、0.21 50㎝で、0.22   鶯沢秋法下(0.21)
⑬ 新反田集会所     1m平均で、0.21            鶯沢秋法下(0.21)
⑭ 山田生活センター   1m平均で、0.25             栗駒若木 (0.22)
⑮ 栗駒三迫川河川公園 1m平均で、0.21 50㎝で、0.22   栗駒茂庭町(0.19)
⑯ 栗駒軽辺親水公園  1m平均で、0.22 50㎝で、0.22   栗駒茂庭町(0.19)
⑰ みちのく風土館   1m平均で、0.20 50㎝で、0.21   栗駒六日町(0.17)
⑱ 栗駒中野保育所   1m平均で、0.20 50㎝で、0.19   栗駒中野下(0.18)
⑲ 中野集落センター  1m平均で、0.25 50㎝で、0.25   栗駒中野下(0.18)
⑳ 上野児童遊園    1m平均で、0.20 50㎝で、0.21   栗駒上野 (0.16)
㉑ 更生組合集会所    1m平均で、0.27            栗駒猿飛来(0.18)
㉒ 猿飛来児童遊園   1m平均で、0.19 50㎝で、0.20   栗駒猿飛来(0.18)
㉓ 荒砥沢上水道     1m平均で、0.21            栗駒荒砥沢(0.20) 
㉔ 荒砥沢ダム管理事務所 1m平均で、0.21            栗駒荒砥沢(0.20)
㉕ 文字甚句と藍の館   1m平均で、0.23            栗駒角ヶ崎(0.19)
㉖ 柿ノ木集会所     1m平均で、0.20 50㎝で、0.23   栗駒角ヶ崎(0.19)
㉗ 文字生活改善センター 1m平均で、0.22 50㎝で、0.24   栗駒川西 (0.20)
㉘ 文字幼稚園     1m平均で、0.20 50㎝で、0.20   栗駒川西 (0.20)
㉙ 文字小学校2      1m平均で、0.22 50㎝で、0.22  栗駒川西 (0.20)
㉚ 山口集会所       1m平均で、0.20            栗駒山口 (0.20)
㉛ 深山牧場        1m平均で、0.25           栗駒山口 (0.20)
㉜ 栗駒農林水産物直売所  1m平均で、0.23            栗駒下文字(0.20)
㉝ 下文字上集会所     1m平均で、0.23            栗駒下文字(0.20)
㉞ 宝領集落センター   1m平均で、0.21 50㎝で、0.22  栗駒宝領 (0.20)
㉝ 尾松小学校      1m平均で、0.20 50㎝で、0.21  栗駒大鳥東(0.17)
㉞ 宝来小学校2     1m平均で、0.19 50㎝で、0.21 栗駒町田 (0.16)
㉟ 金成赤児集会所    1m平均で、0.24           金成赤児 (0.20) 
㊱ 金成普賢堂集会所   1m平均で、0.21 50㎝で、0.22  金成普賢堂(0.20)

これらは、いずれも栗原市の北西部の5地区(花山、一迫、鶯沢、栗駒、金成)です。私たちが前回4月15日に実施した測定会では、築館地区の薬師山のあづま屋と薬師堂で、以下のようにマイクロホットスポットが見つかっています。


薬師山あづま屋の屋根下    
  空間線量 地表 0.54μ㏜/h  50㎝ 0.19μ㏜/h  1m 0.13μ㏜/h
  土壌分析⑦ 4,240 ㏃/㎏(ここは、ある程度高めに出ました。)
薬師堂正面屋根下        
  空間線量 地表 0.80μ㏜/h  50㎝ 0.24μ㏜/h  1m 0.15μ㏜/h
  土壌分析⑧ 9,070 ㏃/㎏(この屋根の面積から雨樋なしで落ちてくるのですから)



 ⑦と⑧は、雨樋なしの部分の屋根の広さ・面積の違いだと思われます。これは一例にすぎませんが、(別のパターンがあるかも知れません。)上記の5地区以外でも、少なくとも、築館、若柳、志波姫の3地区には、同様の場所は、数多くあると思われます。

除染実施対象となった学校等施設の土壌調査結果から (栗原市から提供されて資料から作成) 

学校等施設    0-1㎝ ㏃/㎏ 5㎝平均 ㏃/㎏   50㎝空間線量μ㏜/h
①鳥矢崎小学校    4,379     1,007       0.36
サンスポ-ツランド栗駒(グランド)  
              4,581     1,026        0.33
③栗駒野球場     6,814     1,779        0.31
④岩ケ崎小学校     4,188     1,053        0.24
⑤栗駒小学校     5,426     1,177        0.28
⑥金田幼稚園     3,043       928        0.23
⑦長崎小学校     4,568     1,017        0.24
⑧鶯沢中学校     4,615     1,017        0.26
⑨鶯沢小学校     7,999     2,688        0.24
⑩鶯沢幼稚園     4,987     2,002        0.23
⑪萩野小学校     1,713       367        0.33
⑫萩野第2小学校     4,809     1,007        0.33

 花山小学校などのデータを入手していませんが、この除染にあたって行われた土壌調査は貴重です。ここから、空間線量とそこの土壌自体に含まれているセシウム量とがきれいには、相関していないことが分かります。特に⑧~⑩は、近くにあって⑧と⑩とが土壌で逆転しています。⑩は、ギリギリで対象に入ったくらいですが、実際には、土壌が大変危険であったことが分かります。 除染されて良かったのですが、それでもまだ少し高めです。継続的な測定でチェックが必要で、場合によっては、再除染も考量すべきです。 

 校庭等の除染は、子どもたちがそこで活動する時、土けむり(吸入摂取)や接触(経口摂取)から直接に体内へ取り込む可能性が高いため、重要です。(これは、内部被ばくになります。)特に、吸入摂取は、大変危険であり、除染と共にうがい手洗いなどの注意を徹底する必要があります。

さ い ご に

こうした空間線量と土壌の調査から実態は、見えてきます。しかし、まず、「この数値をどう見るか?」という問題があります。そして、この後、どうすべきか、具体的には、どのくらいまで除染すべきか、できるか、という問題が出てきます。

原子炉等規制法に基づく基準は、従来、IAEA(国際原子力機関、国際的な原子力推進体)の基準100㏃/㎏が唯一、何とか合理性がありそうなくらいです。福島第一原発事故以前の通常土壌から検出されていた放射線量は、概ね2~4㏃/㎏ともせいぜい、10㏃/㎏以下といった水準でした。

それが、福島第一原発事故以後は、このあたりでは、一般的な土壌であれば、宮城県の農地の調査(栗原市分203カ所)の平均が、419㏃/㎏になってしまいました。ところが、国は、どさくさに紛れて作った、放射性物質汚染対処特措法で、放射性セシウムが8,000㏃/㎏以下の廃棄物については埋め立てを認め、8,000㏃/㎏以上、10万㏃/㎏以下の焼却灰などまでの「指定廃棄物」ついては、福島県以外の各県に県内1カ所の「指定廃棄物」最終処分場(管理型最終処分場)に集中すると決めました。10万㏃/㎏以上は、福島県以外にはないとの前提で、(実際にはあります。)福島県内に30年間の中間貯蔵施設に建設し、その後に福島県以外に最終貯蔵(処分)地を持っていくとしています。ところで、「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」の放射線管理区域設定基準 3項によれば、部外者以外立ち入り禁止となる放射線管理区域設定基準は4万Bq/㎡(615㏃/㎏)なのです。現在の栗原市内では、かなりの所で該当しそうです。

 現実的にどのレベルから除染(=移染?かも知れませんが、)子どもたちの周りから緊急に取り除くべきか?まだ私たち自身、はっきりと分かっていません。試行錯誤にならざるを得ませんが、それでも、子どもたちの健康を守るためには、除染はしなければなりません。一緒に考え、行動していきましょう。

<資料1>
栗原市除染計画第2版

 ページ6~7にかけて、「除染実施計画の対象となる区域と施設」

●第1版で除染実施地区とした行政区、第2版で除染実施地区とした行政区、対象となった子どもの生活空間


<資料2>
除染実施状況の一覧と放射線測定値

スポンサーサイト

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。