触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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女性賛歌の映画「ボルベール<帰郷>」

  女性賛歌の映画「ボルベール<帰郷>」

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 私の評価基準

 MOVIESで取り上げた一作目が、少し大掛かりになり過ぎ(時間もかけ過ぎ)もう少し気軽に、肩の力を抜いてとは反省いています。しかし、二作目がこれ。気が重くなります。(何故かは後で分かります。)感想、批評に入る前に、このカテゴリーで取り上げる映画の私としての一応の基準を説明します。評価の満点を5点とし、4点以上に評価した作品から選びます。あまりに古いもの、一般にDVD等で見られないものは除きます。ちなみに昨年一年間に映画館(これは少ない)DVD、TVで見た映画は約100本、そのうち5点はゼロ、4点は10本で一割です。数少ない4点のため1月にもう2つ目ですが、そして少し気が重いのですが「ボルベール<帰郷>」を取り上げます。

 この映画の解説

 この映画の詳しい、解説、あらすじ、いろいろな人の感想は例によって Yahoo!映画ーボルベールで、特にユーザーレビューの方がトップページより詳しいものがいくつもあります。とは言っても少しは自分で解説をします。
 この作品は2006年にスペインで製作されたもの。監督はペドロ・アルモバル。彼の作品を見るのは「オール・アバルト・マイ・マザー」」「トーク・トゥ・ハー」に続いて3本目。この3本で女性三部作というらしいです。ちょっと癖のある感じですがいずれもいろいろ考えさせられる作品ばかり、前2作は私の好みではありませんが優れた作品とは思いました。主演のペネロペ・クルスもどちらかというと私の好みではありません。そんな前提でこの作品を初めからちょっと引いて見始めました。
 冒頭は死んだ男たちの墓掃除をする大勢の女たちののんびりしたシーンから始まります。主に登場するのは母、二人の娘(妹の方がベネロペ)、孫娘、伯母、隣人の女性達。(6人の女優がカンヌで女優賞を獲得) 男は付けたし???ここにはろくな男は登場しません。物語は、突発的に近親相姦がらみの殺人が起きて、そこから、幽霊話あり、闘病あり、その合い間にコメディもありのごちゃまぜ、しかもこれがノンストップでときます。しかし、二つのテーマ 「ボルベール<帰郷>」と「贖罪」 は、しっかりと描かれています。豊かな色彩の使い方と舞台がスペインということもあるとは思いますが、暗くなりそうな重いエピソードばかりなのに何故か明るい印象が残りました。このあたりは、さすがに脚本の力、監督の力量だと思いました。
 登場する女性たちは様々な秘密、悩みを抱えながら気丈に生きていく。そしてそれぞれの安らぎのある帰る場所へー帰郷ーを果たしていきます。主人公たちの死んだはずの母親が登場し、その事情が暴かれていく。そして、ラスト、母が娘に赦しを請います。そしてその後、母が取った選択は… 私の解説はこの位にしておきます。後はまだ見てない方はあまり事前にあらすじを知らない方がいいのです。
 
 映画を誰と一緒に見るか

 ともかく私は、女性(特に母親)の強さ、逞しさ、したたかさに圧倒されました。と同時にこの映画を一人で見て正解だったと思いました。また少し脱線しますが映画を誰と一緒に見るのかということに触れたいと思います。もう15年ほど前のこと、大林宣彦監督の「ふたり」という映画のビデオを自宅で家族と見ていました。その中で確か母親が病気か何かの時、父親が浮気にはしる設定があり、(この後、主人公は父親の問題を乗り越えていく)この時、私は、ついうっかり「父親の気持ちが分かる…」ようなことを言ってしまいました。これに対する当時高校生だった娘の反応は「お父さんという人は…」。確かこの「…」部分は=「浮気容認者」だったと思います。この年頃の娘は、浮気容認者→浮気実行者と受け止めかねません。私がとんでもないと否定しても娘は取り合わず、一緒に見ていた妻に「何とか言ってくれよ」と頼んでもニヤニヤするばかり。(冗談じゃない!) この一件、この後一体いつまでこの誤解が続いたものやら見当がつきません。当たり前かもしれませんが、映画の内容によって誰と一緒に見るかは重大問題となります。

 女性は元気に、男性は?

 そんな訳でこの映画も男性は、女性と(特に愛している)一緒に見ることを私はお勧めしません。この映画に男の存在感はないし、男の立場などありません。一緒に見ていても辛くなるだけです。ペネロペの豊かな胸の谷間に自分の目が行ってしっまているところでも見られたら堪ったものではありません。(実際、目はいっちゃいます。しかし、ペネロペの演技の方も格段に上手くなっています。) それでも男性にも敬遠しないで、是非一人でも見て欲しいと思いました。勿論、女性たちはどんな組み合わせでもいいのではないでしょうか。親子、姉妹、友人、… 何しろ、これほど徹底した女性賛歌は、男の私が見てもかえって清々しい感じすらします。女性たちが見たら更に元気になるのではないでしょうか。妻には後日、DVDを借りてきて見てもらうことになっています。その時、私は別室で読書でもしていることにします。
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