触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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東日本大震災日記(その6)

東日本大震災日記 (その6)

3月17日(木)(7日目) 

「メディアと災害」について考えさせられる。

井戸水で6日分の洗濯。

―2日前、激震地の中では4日後というのは、比較的、早い方でしたが、3月15日の午後3時頃にようやく電気が回復しました。そこで昨日、6日ぶりに、あまり綺麗ではない井戸水を使ってですが、母屋も我が家もお風呂に入ることができました。そして、今日、この6日間、溜まりに溜まってしまった洗濯物を、母屋と我が家と2軒分、水道が断水のままなので、その濁った風呂水を使って洗濯をしました。電気が来ても、両方とも全自動洗濯機(我が家はドラム式乾燥洗濯機)で水道水しか使えません。風呂水をポンプで使うことは、昔の二槽式洗濯機なら容易にできたはずです。(全自動でも工夫すればできるのかも知れませんが…)

 そこで、2ケ所の風呂場で、浴槽と漬物用の大きなプラスティク樽を使って、原始的な足踏み洗濯を、私は、初めて(両方ですから、)2回もしました。私は、戦後生まれの団塊世代で、しかも、ここ栗原・築館黒瀬という「ど田舎」(←これ、娘の表現です。)に26年前に来るまで、都会生まれの都会育ちでした。幼い頃、確かに「タライに洗濯板」という世界は見ています。しかし、昔話にでも出てくる(お婆さんが)「川で洗濯をして」はありませんでした。けれども、妻によれば、この地域では、近所の人は当たり前にそうしていたということです。(ここは、井戸水でしていた。)

 水道の断水は、まだまだ当分の間、続きそうでした。この頃には、もう各家庭では、旧町村に1ケ所の給水所まで行くガソリンが無くなってきていて、自転車でいける各小学校などにまで、きめ細かく給水車が来るようになっていました。

只今、白井建築K君営業中!!

―この白井建築というのは、6年前、母屋の新築建て替えと、2年前に我が家の当時築24年のセキスイハウスを1階部分を中心にリフォームしてもらった施工者です。そこの次男K君は、妻の教え子で、大工工事もしますが、主に営業担当。彼は、3年前の宮城・岩手内陸地震の時も、いち早く被害を確認しに駆けつけてくれましたが、嬉しいことに、今回も来てくれました。「ガソリンはどうした?」と聞くと「直ぐに、秋田に行って、確保しました。その後はもう…」ということでした。つい先日も、明るく元気な彼女を連れてきて、「この4月に結婚します!」と報告し、妻にスピーチを頼んでいきました。丁度、息子と同じ世代の好青年で、とてもフットワークが良く、大変、頼もしく、私も大好きです。被害が無いか、2軒分の内部・外部をチェックし、母屋の食器棚ストッパーの部品が無くなってしまったので、注文しました。さらに、外塀の崩壊状況を見てもらい、今後の対応策を相談しました。そして、瓦礫の撤去や全面的な建て替えをお願いすることにしました。瓦礫の撤去方法、撤去場所などについても、アイデアを出してくれて大変助かりました。地震の被害の見舞いをすると同時に、りっぱに営業もして行きました。ただ、今回の大震災で彼の仕事は超多忙になると思われ、4月の結婚式、5月の海外への新婚旅行も、どうも怪しくなってきているみたいです。

 白井建築のアドレスを紹介します。http://www.shirai-kenchiku.com/cms/building/index.php?1そこの「施工実績の紹介2」の「S様邸(宮城県栗原市)」が母屋のことです。

夜、インターネットがやっと接続。

―この日、夜の10時過ぎになって、インターネット回線が回復・接続し、ようやくインターネット使えるようになりました。電気は、2日前には回復して、同時に電話の方はすぐさまつながりました。しかし、インターネットの方がどういう訳なのかつながりませんでした。幾度も、幾度もトライしましたがダメでした。それが突然なのか、この日、夜10時過ぎにトライして、やっと接続しました。これで入手できる情報量が格段に多くなりました。多くなっただけでなく、より多様で、多角的になりました。

 このインターネットについては、他のメディアに比べて、その人の持っているメディアリテラシーが、どの程度のものか、どう活用できるか、がより問われます。私自身が、それが十分に備わっているとは思いません。しかし、私は、4年前よりこのブログ「触媒生活」をスタートさせ、それを用いて、私なりの情報発信をしてきてきました。インターネットが、これで接続したことによって、それまで様々な各メディアからの「情報」に対して、私自身が、ただの「受身」であったのが、これからは、私なりの考えを発信する「情報」の「送り手」に変身することができます。しかし、私に、それがどれほど出来るものか、あまり自信はありません。けれども、今回のこの同時多発的な相次ぐ巨大地震、大津波、原発事故の発生とその被害の広がりは、誰も想定していなかったことなのです。ですから、いまのところ、誰もこの全体の状況を、正確に、十分に、多角的に把握できていないと思います。微力ながら、地方の片田舎の地域からですが、ある意味で、そこからしか見えないものを見つけ、私なりに、この「東日本震災日記」を付けていきます。

災害時に、各メディアの果たす役割は重要です。 

 11日午後2時46分の地震発生時から、時間経過を追って活用でできたメディアを見ていくと、そのメディアの種類の違いによって、その特徴がはっきりと分かってきました。

 まず、初めから活用できたのはラジオでした。普段、私は、車でもカーステレオを愛用し、妻のようにカーラジオを聴いていません。青春時代も深夜ラジオ族ではありませんでした。むしろ、子育て時代からの子どもの本の読み聞かせ、図書館づくり運動や図書館ボランティアをする中で、ラジオで人が話(声)を「耳で聴く」という行為の大切さを再認識しました。今回は、災害直後から時々刻々と変わる災害情報を伝えるのに、ラジオほど大きな役割を果たしたメディアはありません。停電が長期になり、暗闇でも、移動中でも、持って歩くことができました。電池式携帯ラジオ2ケは、我が家でも、叔父宅でもTVが映るまでは、ラジオからリアルな情報を得て、的確な状況把握をし、安心することができました。

 その次に来たのが、新聞です。直後は日常のように早朝に届くというわけにはいきませんでした。しかし、地元紙の河北新報は、驚いたことには、もう午後には配達されてきました。特別紙面を組んで、ページは大幅に減らしていました。しかし、その「宮城 震度7 大津波」の強烈な見出し、沿岸部の惨状を撮った巨大な航空写真は、極めて衝撃的でした。これが現実なのか!!と自分の目を疑いました。ラジオで、既に状況は、耳から聴いていたのですが…。この河北新報は母屋でとっていて、我が家のは朝日新聞です。翌々日(3月13日)の昼、我が家に突然、タクシーが乗り付けてきました。こんな時、誰なのかと見ると、販売店の社長でした。朝日新聞は、2日分をまとめて配達しにきたのです。その後もこの2紙はきちんと毎朝届けられました。この間、毎朝、この2紙を私は隅から隅まで読んで、状況の把握・分析をし、自分なりに今後の見通しを立てます。そして、一日の行動予定を決めています。新聞は、詳細性、記録性、一覧性、論評性において極めて優れた特性を持っていることが再認識させられました。

 そして、TVです。TVは、地震発生時から4日後(3月15日)に電気の回復と同時につきました。私は、すでに少し前から新聞で沿岸部の惨状を、見てはいますが、TVによって、それが、より視覚的に訴える力が強烈に感じられました。映像の迫真性、臨場性、そして、すぐさま伝わる速報性。加えて、画面に部分的に地域情報が書き出され、知らされます。情報が多重に伝えられます。しかし一方では、それが長く続けられると私たち(視聴者)にとって刺激が薄まっていきます。麻痺してくるようです。時間とともに被災者と視聴者の関係がどうなっていくのか、規模や内容がこれまでの災害を大きく超えているだけに難しい問題があります。それに基本的には映像はその場限りのものです。(いずれ、忘れられてしまう。)また、このところ増えてきている原発事故の映像やその伝え方は、津波被災者の取り扱いとの比重や、原発問題の性格からしても複雑化していきそうです。TVは、速報性が極めて高く、私たちの生活への浸透性においても他のメディアに比較にならないほど強力で、その影響力は絶大です。デジタルへの移行で双方という側面も出てきていますが、まだまだ全国民に一方的に絶大な影響を与え続ける恐ろしい巨大メディアです。

 インターネットに関しては、この前の項で述べて通りです。

 「災害とメディア」に関しては、今回の巨大地震・大津波・原発事故と被害の全体像すらまだまだ把握できていません。さらに、それが今、与え、影響してくる地域経済と日本経済や国民生活全般に至る問題については、まだいまの段階でメディアがそれをどう伝え、どのような役割を果たしてくのか、またそこに、どんな問題があるのか、解明途中ということです。また改めて後日、この続きは述べたいと思います。ただ一点、インターネット以外は、必ずその発信される「情報」は、コントロールされているという点は押さえておかなければなりません。
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