触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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原発震災に際しての私の行動(判断)基準(その1)

<原発・環境・エネルギー問題>      2011.7.21

原発震災に際しての私の行動(判断)基準(その1)

はじめに

 前回の記事(7月18日)「古川での原発問題学習会 (7月16日)の感想。」の文中の中ごろで、私は次のように書きました。

― 私は、この間、栗原市北部での高濃度汚染の出現について調べてきました。ネットや、TV,雑誌で、一関ルートが分かったり、栗原市のデータを分析したり、自分たちでも自主測定を行ったりしてきました。これらは、できるだけ正確な情報を多くして、「自分で的確な判断を下す」ためです。
 この講演の中でも、伊東氏は、「人間が放射能を浴びた時の影響」について話した最後に、同じように「自分で判断を下す」重要性を言っていました。この問題のとらえ方は人によって違ってきます。内部被曝や様々な放射能汚染の複合化、子どもたちに関してのことを考えると放射能被曝は少なければ少ないほど良いことは確かなのです。しかし、最終的にどうするかは、その人、その家族、個々のケースによって違ってくるのは当然です。それぞれが「自分で判断を下す」しかないのです。その場合、情報が多くあり、それが正確で的確なこと。子どもたちのためには少しでも客観的な行動がとれるようにしなければなりません。人の話、考えもよく聞くこと、それを財産に自分の考えを確立すること、…そんなことを言っていました。
 もう一つ私がこれに加えるとするならば、これらとも関連しますが、「思考停止に陥らない」ということだと思います。… -

 また、7月10日の記事「栗 原 で 放 射 能 と ど う 向 き 合 う の か」でも、最後に次のように書きました。

 ― 今、年間1ミリシーベルトとか、20ミリシーベルトとか、さまざまな基準値が議論されています。こうした数値は、十分な科学的根拠に基づいて直接導かれたものではなく、まだ学者による合意はないようです。したがって、がんになるリスクのある放射線にどの数値まで我慢?するかは、それが、妊婦・幼児・子どもなのか、や社会的条件との兼ね合いで違ってくると思います。
 そして、たとえば、1ミリシーベルト以下でも我慢できず、安全な場所に引っ越そうとする人もいるし、引っ越しにはそれなりの経済的、精神的負担が伴います。人によっては「20ミリシーベルトを超えてもまだ故郷に残りたい」「農業を続けたい」という判断もあるに違いありません。放射能をどこまで我慢?するか。この難しい判断を市民一人ひとりが迫られているわけです。それは、人によって違ってくるのも当然だと思います。しかし、これへの対応・対策はひとりひとりの各個人ですることには限界があります。
 そうした時、私たちは決して「思考停止に陥ってはいけない」と思います。ドイツは、25年前のチェルノブイリ事故以来、脱原発の国民的議論を重ねてきて今回の福島の事故でそれへ思い切って踏み出しました。そこから学ぶべきものは多くあります。絶えず考え、議論し、合意を形成してく。この日本でもできるはずです。いや、今こそしなければならないのです。 -

 私は、このことを7月11日萩野第二小で校庭の隅にあった刈草から放射線高濃度異常値を発見し、その直後に校長先生にお話しした時、このことを強く訴えました。さらにこのことは、「私が、今度の震災で沿岸部での宮城の多くの先生方の経験から学んだこと」だ。と手短に説明しました。

「私が、今度の震災で沿岸部での宮城の多くの先生方の経験から学んだこと」 

 このことを書き出すと長くなってしまいますが、三つだけ例を出します。① 5月8日の朝日新聞「教育」の欄に出た「先生ら機転 犠牲者ゼロ」での東松島・浜一小の渡辺先生。 ② みやぎ教育文化研究センター「センターつうしんNO.63」の「あの日のこと」-亘理・荒浜小の中寛先生ら。 ③ 7月2日「震災体験から 地域・学校・子どもたちを」という語り合いの集いでの山元町・山元第二小の阿部先生。 大川小を例外としても、今回、この他にも数多くの学校現場での宮城の先生方の奮闘がありました。

 朝日新聞に東北福祉大の数見教授の上手くまとめた話が出ていました。「日常の学校づくりが生きた。…教員がふだんから「生きる力」につながる学びを意識していた…住民との信頼関係… 天災の被害を最小限にとどめ、人災にしないために学校は何をすべきか。東北の学校の経験は重い。全国の学校で共有してほしい。」

 これは、今の政権や政治家に不足していることなのですが、ともかく、現場力、教師力がすごい!! 先生方は,勿論、教育委員会や市役所など行政からのマニュアルには熟知しているのですが、決してそれに留まらない。事態は、マニュアルの想定を次々に超えてしまい、「想定外」どころか、その想定を幾度も瞬時に変えざるを得ない連続。そうした中で決して「思考停止には陥らない」のです。難しい判断を次々に迫られる中で、的確な情報の収集、絶えず考え行動し、集団の力を引き出す。そうして、子どもたちの安全を確保し、安心へと持っていく。住民の安全も確保していく。先生方には、「子どもたちを守る、子どもの未来のために」というミッションが明確なのです。

徹底した計測、除染、そして原発震災への備えを

 原発災害は、まだしばらくの間は続いていきます。政府によって、放射能の拡散予測が初期に出されなかったため必要な対策がすべて遅れています。正確な計測すら多くのところで未だに十分にされていません。住民や子どもたちの近いところにいる自治体職員、教職員は決して「20ミリシーベルトで安全」などと自分も思ってもいないことは言うべきではありません。思考停止をしてしまい、「安全神話」を信じるのではなく、「実害」の現実を直視すべきです。まずは徹底した計測から行うべきです。そして、3月に飛来して着地した放射性元素から放射線が出続けているので、その高濃度なところから取り除いていかなければなりません。

 さらに、今後、万一、福島第一原発で不測の事態が起きたらどうするのか、また、停止しているといっても存在する女川原発での事故等の事態も考えられます。そうした最悪の事態を想定するのも今回の震災からの教訓のはずです。

 今回の一関ルートという汚染パターンからは、福島からも女川からもここ、一関市(奥州市まで)や栗原市とその以南(今後、大崎市西部の汚染実態が判明してくかも知れません)が、放射能汚染拡大の射程範囲であると判明してしまいました。今から、原発震災への備えをしていかなければなりません。
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