触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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第2回放射能自主測定を実施してみて

<原発・環境・エネルギー問題>  2011.7.25 

第2回放射能自主測定を実施してみて                                       

ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会
連絡先 鈴木 健三 TEL.FAX 0228-47-2932
放射能自主測定スタッフ 連絡先 :佐藤 0228-22-7412

この間の経過

6月18日 大崎市で行われた原発問題学習会に会の役員多数が参加。

6月28日 会の役員会で7月中に栗原でも原発問題の学習会を開催することを決定。

7月5日 栗原母親連絡会と共催で開催(7月31日に)することを決定。

7月11日 会の自主測定スタッフで6カ所の第一回放射能自主測定を実施。萩野第二小で、刈草から1.25マイクロシーベルト毎時を検出。校長先生に伝え、そこから市の危機管理室へ。(詳細は、会の7月16日「放射能の自主測定を始めました」に)

7月12日 会の役員会でチラシ、ポスター決定。配布と参加のよびかけへ。

7月12日 市は、学校線量調査をし、刈草集場 1 マイクロシーベルト超 立ち入りを禁止へ。金成の萩野第二小と栗駒の鳥矢崎小の刈草集積所で毎時1.3マイクロシーベルトを観測したため、市は幼稚園と小中学校全74校の刈草置き場を立ち入り禁止とし、刈草はシートで覆うように指示。

7月15日 市は75カ所の小中学校、幼稚園・保育園の校庭、草地、集積所を調査。

7月19日 その結果を発表。文字小3.6マイクロシーベルト毎時など1.0マイクロシーベルト毎時以上が計6カ所に。

7月21日 朝7時のNHKニュースで「文科省と宮城県が県北部の土壌汚染マップを航空調査で作成し、発表。栗原市などは、福島の白河市などと同程度の値が計測」と報道。(いわゆる一関ルートがはっきりと示されていた。)

7月21日 会は市教育委員会総務課へ学校等の子どもたちの環境を徹底的に調査するよう要請。
続いて、市総務部危機管理室へ行き、同様の要請を行い、この間の放射能汚染についても意見交換を行う。一関ルートと文科省と宮城県の土壌汚染マップ航空調査結果の重要性を確認。

7月22.23日 会は、第2回放射能自主測定(15ケ所、48地点)を実施。

取り組み状況

7月21日 前日にネット(佐藤のブログ「触媒生活」)でこの22日の自主測定への参加を呼び掛ける。

7月22日 AM9時半、栗駒のくりこまクリニック駐車場に集合。いつものスタッフ3人(代表、佐藤、S氏)に会員のM氏が加わる。

  S氏の車に乗って、まず鶯沢方面へ。ここは、群馬大の早川氏の汚染図に奥州市のポイントを加えて投稿者(pino )のものが0.25マイクロシーベルト毎時以上の地域に鶯沢が入っていないように見えたためより詳しく調べたかったのです。鶯沢小では、市の計測とそれほど違いはありませんでした。ただ、校長先生が皆で一生懸命作った畑を気にしていたので、そこも計測。地表もほぼ大丈夫。まっかに熟れたミニトマトは「私たちなら食べますよ」と伝えました。

  鶯沢中では、草地でそれなりの高濃度を示しました。ふと周りをみると草地奥、校庭隅の水飲み場まわりで、側溝のドブ上げが何カ所も数十メートルにわたって続いていました。ここがMAXで4.54マイクロシーベルト毎時、係数かけても3.63マイクロシーベルト毎時というスーパー高濃度を示しました。生徒が近づかないようにと処理を市と相談するよう伝えました。

  続いてマインパークに。ここで、計測後、昼食にしました。ここは、営業をしているところなので邪魔にならぬよう、駐車場だけ測らせてもらいました。(通告はせず)地表(アスファルト)だけが少し高い値を示しました。少なくとも放射能の高濃度汚染がここまでは来たことは確かです。
  (この後、花山小、花山青少年旅行村へ行き、計測しましたが、次の日(23日)に再計測(補充も)行いましたので後述します。)

  地理的にはこの花山湖の湖畔からかなり奥に入った国立の花山青少年自然の家へ。この日、湖畔のキャンプ場でスーパー高濃度がつかった(詳しくは,後述します)ので、ここにも来ました。結果は思ったほどでもありませんでした。キャンプファイアーの場所が水はけがよいことと、そもそもここは湖畔ほどの汚染が来ていないように思われました。それは、更に高いところにある宿泊施設で計測してもそう感じられました。ここでは、次長さんとあって、国としての取り組みなど聞きました。常時の計測は間もなく始めるそうです。

  この後、山を下りて一迫方面に向かいました。長崎小では、教頭先生が対応されました。刈草の集積の計測では市の計測の値よりも高く出ました。「気になるところは、」と聞いたところ側溝と学校田をあげられましたのでそこを計測。今、問題となっている稲わらと違って米に関しては私たちは基本的には心配していない(最終的には収穫後に検査が)必要ですが)と伝えました。

  この日の最後には、栗駒猿飛来にある鳥矢ケ崎古墳を調べました。ここは、どうも高濃度とそれよりは低くなる分岐点のように思われます。結果はどうもここまでは高濃度が来ていないように思われました。

 7月23日 AM9時半、路田理はなやま に集合。この日は代表は不参加。運転手はM氏にお願いしました。3人でまず、昨日5マイクロシーベルト毎時以上のスーパー高濃度の最高値を出した花山青少年旅行村へ。管理人が昨日の方とは交代していましたが、事情を話して協力していただきました。

  市と連絡を取られたのか、問題のキャンプファイアーの場所は、既に広範囲にビニールカバーが被せてあり、近づけなくしてありました。そこで、再計測を行いました。シートを取った状態では昨日とほぼ同じ値に。しかし、カバーをして上から測っても数値が下がるどころか、逆に少し上がってしまいました。少なくともカバーの効果が放射能対策では無効だと思われました。(危険ケ所であるという目印になります。)昨日と同じく高い値を出したテニスコート隅 (落ち葉上)も測りました。少し水はけが悪いところは要注意です。

  今日の管理人さんと話していたらもう一ケ所、キャンプファイアーの場所があるといいます。少し山の上へ行くとキャンプファイアーがあり、そこの中央で計測しましたが、地表が高い位でした。(水はけも良かった)その横に家族などで利用するのによい素敵なバンガローがありました。しかし、よく見るとその軒下には雨どいがなく屋根から雨が集中しそうな場所がずっとありました。それで、そこを測ると、大当たり、軽く1.0マイクロシーベルト毎時を超えてしまいました。(係数をかけても1.24マイクロシーベルト毎時)しかし、そこからちょっと離れた砂利道では、直ぐに下がってしまいます。問題はその雨どいがない軒下だけなのです。

  花山小は、この日当然ですが土曜日なのでどなたもおいでになりませんでした。しかたなく再度確認の意味で少し測らせていただきました。昨日は、校長先生に対応していただき、まず市が計測した校舎裏の集積所(すでに「立入禁止」の立札と厳重にビニールシートでカバー)で測定。ほぼ市と同程度の高濃度でした。また、この日も同程度でした。ただ昨日と違って20分後にシートの上からも計測しました。やはりほとんど下がっていませんでした。昨日は、校長先生に市が測っていった場所と別の体育館裏の集積所にも案内され、そこで計測。そうしたら5マイクロシーベルト毎時以上のスーパー高濃度が出ました。今日それを見るとすっかりビニールシートでカバーされていました。計測するとやはり、MAXで5.84マイクロシーベルト毎時のスーパー高濃度。平均値(5.19)に係数をかけても4.72マイクロシーベルト毎時でした。ここではシートの上からでは、若干下がりました。

  この後は、学校など以外で、私たちがずっと気になっていた栗駒山、いわかがみ平(ハイルザームも含めて)へ向かいました。その途中、牛渕公園の川岸近くの芝生を計測しました。(これは、佐藤の要望で)丁度この日も小さな子ども2人を連れた家族が来ていました。芝生の上でも遊んでいましたが、ただ、声をかけるのはためらってしまいました。(地表だけが0.4マイクロシーベルト毎時と、数値が微妙な高めでしたが…)

 この後、目的地の途中でM氏の要望で是非測っていきたいというので、文字藍の館(旧角ヶ先小)へ。そこの校庭だったところ、砂利中央で計測。この地域ほどの値かと納得したものの(それでも地表0.4マイクロシーベルト毎時と高めですが)、軒下に雨樋がないのが気にかかりました。そこで計測してみると何と、地表で2マイクロシーベルト毎時越えのスーパー高濃度。50㎝、1mでも1マイクロシーベルト毎時前後を出し続けていました。ここも、大変危険です。

 さらに目的地にむかうものの、運転手のM氏は途中で道を間違えて世界谷地へと。入口まで来てしまったら、もう3人とも湿原まで久しぶりに歩いてみようということになってしまいました。(3人とも、世界谷地は好きで、この放射能汚染でどうなってしまっているのだろうかと気にはなっていました。)結果は大丈夫、安全宣言が出せます。木道では、中に入ることは出来ませんから上から1m、50㎝(ちょうど木道の高さ)と図っていき、最後の地表は、木道の上に這いつくばって、湿地すれすれに手を伸ばして測りました。2日間、ずっと高濃度のところを計測してきて、ここでは、「高く出ないでくれよ」と祈りながらの計測でした。今、除染対策として、校庭や公園の土を削る試みが始まっています。しかし、この自然の財産である世界谷地でそれだけはしたくないと思っていましたから安心しました。そもそも人が住んでいるわけでもないのですから良いのですが、私たちが近づけなくならないで済んだということだと思います。後で、7月21日に分かった航空調査による汚染マップを見ると、この世界谷地付近の濃度が薄くなっていました。

 この後、ようやく目的地へと、お昼もだいぶまわり、山脈ハウスで昼食中に地震が来ました。昼食後、まず、ハイザームへ。ここも営業中(最近営業再開しました)ですから、邪魔にならぬように駐車場だけの計測にしました。結果は、地表が少し高いものの、それほどでもないと安心しました。しかし少なくとも、ここまで放射能汚染は来ていた、という数値でした。(0.4マイクロシーベルト毎時以下でしたが)続いて最後のいわかがみ平へ。何故ここの計測か?と言うと、週刊現代(7月16.23日号)での全国のホットスポット編で、ここの駐車場標識下(地表)が、2.17マイクロシーベルト毎時とこの表でも第2位(1位が2.27)のスーパーホットスポットとして指名されていたためです。同じく同誌では、ここの残雪(地表)で、0.78マイクロシーベルト毎時となっていました。私たちの計測の結果は、全く同じ場所での現在の汚染状況は、問題なし。それは、登山口を含めて言えることだと思いました。ただし、問題はあります。その駐車場の西端の水はけの悪そうな場所です。地表で、係数をかけても1.06マイクロシーベルト毎時、50㎝、1mでも同0.4マイクロシーベルト毎時を超えてしまいました。その辺りさえ何とかすればクリアするという感じです。残雪は当然のこととして残ってはいません。多分、その当時は、そのように計測されたとは思います。雪が残っていて、そこに放射能汚染が来て、その雪が解けた場合、どうなるのか?航空調査による汚染マップでも、栗駒山山頂から西にかけてさらに世界谷地周辺の広域で濃度が少し薄くなっていることと残雪との関係は私たちにはまだ分かりません。

 帰りがけに会の会員もいるくりこま高原自然学校(耕英)に寄っていきました。7月31日の案内もしようと思ったのですが、ここにはこの日は誰もいませんでした。そこで、駐車場だけ、その中央を計測してみました。ここもほぼ安心できるレベルでした。

若干の考察と提言。

  福島第一原発以後その放射能汚染の拡大は、とどまるところを知りません。最近の稲わら汚染による牛肉汚染では、それが全国に広がり、消費者のみならず、生産者が追いつめられていっています。放射能汚染のホットスポットの広がりが次第に明らかにされてきていること。それに従って、福島や宮城県南部での除染の取り組みが始まっています。

 そこまで至らなくとも、今、全国でこの放射能汚染への不安が増大してきています。私たちは今、こうして放射能汚染と否応なしに向き合っていく生活を始めています。不確実な情報もあふれる中、「もう、自分たちのことは自分たちで判断するしかない」として、自主測定や自主防衛も各地で始まっています。これらは一種の混乱状態です。そして、これらの混乱は、すべて当初から放射能汚染の拡散予想が的確に示され、迅速で的確な対応が取られなかったことから起きています。

 しかし、ここにきてようやく、航空調査による汚染マップが示され、放射能汚染の広がりの全体像が見えてきています。しかし、それだけでは全く不十分で、それに基づいて、地上での徹底した汚染計測を行い、汚染地図を作成しなければなりません。そしてそれに従って優先順位をつけて除染、安全の確保を図っていくことが必要です。
こうしたことは、当然、行政の責務です。市民個人ができることには限界があります。しかし、このことは、即効性が求められており、行政だけでできることでもなく、行政、市民、地域組織や企業などの協働や役割分担ですすめることが必要です。

  「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」でも、今ようやく放射能自主測定スタッフが2回目の自主測定を終えた段階です。今回のこの結果の分析も始めたばかりです。しかしながら、取りあえずそのデータは、早く公表すべきと考えました。7月31日には、会と栗原母親連絡会の共催で「原発・放射能問題学習会」を開催します。そこで、この間2回の自主測定や市の測定結果、その他を用いて考察を行います。そして、こうした放射能汚染が広がっている中での、教育は、子育ては、くらしは、ということを、とりわけ未来を担う子どもたちの環境をどうしていくのかーこの学習会では、こうしたことを参加者とともに一緒に考えていきたいと思っています。


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