触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

放射線高濃度校庭(園庭)マップを発表!!

<原発・環境・エネルギー問題>            2011.10.10

「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」放射能測定スタッフ 佐藤 茂雄

放射線高濃度校庭(園庭)マップを発表!!

 10月8日より宮城県鳴子温泉「農民の家」を会場として「復旧・復興全国交流集会inみやぎ」が始まりました。岩手、宮城、福島を中心に全国から240人余が参加しました。その初日の8日に、第6分科会「放射能汚染からくらしと健康を守る」で「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」として、私が、栗原からの報告の中で初めて「栗原市内における放射線高濃度校庭(園庭)マップー(栗原市ホットスポットマップNO.2)」を発表しました。

ホットスポットマップNO.1(7.31に発表)からNO.2発表まで

  会では、既にこれまで「栗原市放射能ホットスポットマップ」(NO.1)を7月31日の原発・放射能問題学習会で発表しているところです。それは、7月20日に文科省によって発表された航空機モリタリング調査結果で、宮城県北地方のポットスポットの存在が明らかになりました。それに栗原市が計測した6月9.10日~7月15日までの地表から1mの高さの空間線量率のMAXを落としていったものでした。

  さらに、私たちの自主測定によるホットスポットの指摘もあって、栗原市では、この間、最も危険な場所(1マイクロシーベルト/毎時=年間5ミリシーベルト 以上)の除染を迅速に行ってきています。しかし、それ以上に首都圏をはじめ多くに自治体では、市民の強い要望や、国が最終目標を年間1ミリシーベルトの戻したこともあって、次のこの年間1ミリシーベルトを目指しての校庭等の除染を次々に始め出してきています。しかし、栗原市は、1マイクロシーベルト/毎時の除染でストップしたままなのです。

 更なる除染を進めるため、10月30日には、講演会「放射線 私たちの体と健康」-医師が語る内部被ばくの危険性―を開催するとともに、その案内のチラシのウラ面に、―チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」―を載せています。その中で、「市内の72の学校等施設の中の24施設の校庭(園庭)で、法定基準(年間1ミリシーベルト=0.19マイクロシーベルト/毎時 以下)の1.5~2倍にあたる0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時の放射線量を常時出しており、子どもたちが毎日、運動し、遊ぶ場所で放射能線量が高止まりし、非常に危険な状態なのです危険な状態を一刻も早く解消する」よう訴えています。

 NO.2マップー「栗原市内における放射線高濃度校庭(園庭)マップー(栗原市ホットスポットマップNO.2)」の発表は、この裏付けを行おうとするものです。

説明が一切ない、栗原市の放射能関連情報

 栗原市は、最新の広報「くりはら」10月号のトップ2~3面で放射能関連情報を比較的詳しく(保育所、幼稚園、小・中学校の72カ所も)知らせています。それは良いことなのですが、その数値の説明が一切ありません。詳しい正確な数値なのですが、説明なしでわかる市民は、ほとんどいないと思われます。栗原市は、ホームページでの毎回の測定値の最後に数値の説明を載せています。その記載は、6月から8月半ばまでは、学校での屋外活動利用制限基準を当時の文科省の言っていた年間20ミルシーベルト、3.8マイクロシーベルト/毎時としていました。それがいつの間にか消え、現在は「文科省が学校では年間1ミリシーベルト以下に目指している」としか書かれていません。それで、栗原市は、どうするかは、「1マイクロシーベルト以上の除染をする」としか示していないのです。広報にいたっては、それすらもう、書いていません。

 放射能は、恐ろしいことに、目に見えないし、臭いません。どうしても「見える化」をする必要があるのです。そこで、この放射線高濃度校庭(園庭)マップを作成し、発表することにしたのです。

3000点を各施設ごとに集計し直し、
一覧表とマップを作成。


 当初の測定対象とする学校等施設は、1回19カ所1地点(×3種の高さ)だけでした。それが毎週1回72カ所(2~11地点)計約350点(×3種の高さ)になったわけですからで膨大な測定点数になっています。点数だけで6月8・9日から9月末までが約3000点になると思います。それを単に積み上げてもかえってよく分からなくなってしまいます。そこで、これらを各施設ごとに集計し直しました。

  すると、それまで見えていないものが見えてくるのです。① 途中から詳しく調べることによって各施設で、次々に危険カ所=ホットスポットが見つかっていること。② それが、1マイクロシーベルト以上なら、ほとんど除染処理されていったこと。③ 中には、1マイクロシーベルト以下でも危険と思われる高濃度の地点の除染も行われていったこと。④ 処理されたところでも、その後の経過が観察され、更なる処置が必要かどうかの判断材料になっていること。⑤ 突如として高濃度が出てくる地点も見られ、それの原因究明にこの継続的な測定が有効なこと。などです。私たちは、いくつかの学校等には、1回、2回の自主測定で訪問し、校長先生などと懇談もしながら、また詳しく見て回り、測定をしています。一つ一つの学校等の施設を丸ごと把握すること、また、時間経過的に把握することが有効な除染をするには必要なことです。

 次に、各学校等施設の8月1日から9月28日までの校庭(園庭)の中心点での50㎝測定値MAXをピックアップし一覧表にしました。前回のホットスポットマップNO.1は、6月8日から7月31日までの1m測定値MAXでした。そのころは1m測定値で比較するのが主流でしたが、現在は小さな子どものことを考えると50㎝測定値の比較が多くなってきています。施設は38カ所(前回は40カ所)主に問題となる施設(24カ所)とその比較に適した施設(12カ所)を選びました。そしてそれを、前回同様に、文科省によって発表された航空機モリタリング調査結果から作成した地図の上に落としていったのです。こうして「栗原市内における放射線高濃度校庭(園庭)マップー(栗原市ホットスポットマップNO.2)」が完成しました。

放射線高濃度校庭(園庭)の少なくとも24カ所ですぐに除染を

 0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時の校庭(園庭)の除染を、としたのは、それだけでも先行して行って欲しいということです。㉕と㉖、それに㉘なども、今後、除染が必要となってくると思います。24カ所のうち18カ所は、常に0.3~0.4超マイクロシーベルト/毎時なのです。残りの6カ所は、場所的に前者とほぼ同一であり、その施設を丸ごと見た場合、校庭(園庭)中心では0.3を切っていてもその施設のいたるところでホットスポットが出たりしているのです。

 また、地図に落としてみるとはっきりしてくることがあります。地図上では、高濃度、中濃度、低濃度と色分けをしています。低濃度の施設でも、この間、各施設の学校長等管理責任者の意向もあってか、かなり詳細な測定が行われてきています。その結果、私が、全く予想していなかった施設でもホットスポットがぽっつと見つかったり、無視できない高濃度の場所も出てきたりしています。それが、中濃度の施設になると途端にその数が数カ所になっていています。そして、高濃度では、いたるところでホットスポットが発見され、そしてその処理をするという流れができていっています。

この24カ所は、以前の10倍以上の高濃度になっています。

 この24カ所の学校等施設は、子どもたちが毎日、遊び、運動する場所です。そこでは、放射能線量が高止まりし、非常に危険な状態が、今も続いているのです。その危険な状態を1日も早く解消する必要があります。

 このチラシの中に-「地域的には、栗原市の北部から西部の金成(萩野)、栗駒、鶯沢、花山、一迫(長崎、金田)の学校等の施設です。一方、同じ栗原市でも南部の高清水、瀬峰では、0.1マイクロシーベルト/毎時に満たない(それでも今回、上乗せさせられて)低濃度なのです。その差は、3~4倍です。こうした施設での危険な状態を一刻も早く解消し、少なくともすべての学校等で、法定基準の0.19マイクロシーベルト/毎時以下にしなければなりません。」-と書きました。

 しかし、よく考えてみると、この法定基準の年間1ミリシーベルト=0.19マイクロシーベルト/毎時以下というのも、それでいいのかという問題があります。4~5倍も影響を受けやすい子どもと大人が、同一の基準というというのもおかしな話です。秋田県は、それで、基準を子どもに関しては、0.12マイクロシーベルト/毎時以下に下げてきています。次に、もともと、福島原発事故以前は、ここ栗原での空間放射線量はどれくらいだったかということです。文科省が放射線に対する恐怖心緩和の目的で国民に貸し出していた放射線測定器「はかるくん」の添付資料を見ると(平成2年から10年を平均したものとされています。)宮城県は、0.031マイクロシーベルト/毎時でした。

安全・安心な環境を作るのが、私たち大人の責任です。

 このマップで、比較として取り上げた低濃度の栗原市内の地域は、0.1マイクロシーベルト/毎時を切っています。瀬峰で高くて。0.09マイクロシーベルト/毎時、他も高くても、だいたい0.13マイクロシーベルト/毎時ですが、いつもはやはり0.1マイクロシーベルト/毎時を切っています。それでも、これらの低濃度の地域だって、福島原発事故以前は、0.03マイクロシーベルト/毎時程度。それが3倍くらいに跳ね上がってしまっているということです。ですから稀にですが、ここでもホットスポットや高濃度は出てしまうのです。

 まして、その10倍以上の場所―24カ所の放射線高濃度校庭(園庭)をいつまでも放置していることは、出来ません。これを何とかすること、子どもたちが安全な環境で安心して過ごすことができるようにすることは、私たち大人の責任です。


栗原市高濃度校庭(園庭)マップ

栗原市学校等校庭(園庭)測定値




栗原市における学校等の校庭(園庭)放射線測定値

(2011年8月1日~9月28日までの50㎝測定値のMAX)栗原市役所調べ(μSv/h)

№   施設名 地区 天気  測定月日 測定時間 校庭50㎝測定値  備考
1  萩野小学校 金成 晴れ 8月30日  10時40分 0.43 多数ホットスポット有
2  金成萩野保育所 金成 晴れ 8月9日 14時25分 0.44
3  萩野第二小学校 金成 晴れ 9月13日 12時00分 0.41 多数ホットスポット有
4  鳥矢崎小学校 栗駒 晴れ 9月26日 13時20分 0.42 多数ホットスポット有
5 鳥矢崎幼稚園 栗駒 くもり 9月16日 10時15分 0.35 全般的に高い
6 岩ヶ崎小学校  栗駒 晴れ 9月20日 10時45分 0.30
7 岩ケ崎幼稚園 栗駒 晴れ 9月5日 11時35分 0.27 全般的に高い
8  栗駒岩ヶ崎保育所 栗駒 晴れ 8月15日 11時40分 0.29
9  栗駒中野保育所 栗駒 晴れ 8月29日 9時15分 0.30 全般的に高い
10  栗駒小学校 栗駒 くもり 8月11日 10時55分 0.39
11  栗駒幼稚園 栗駒 くもり 8月8日 16時25分 0.32 全般的に高い
12  栗駒中学校 栗駒 晴れ 9月12日 14時30分 0.22 グランド南が高い
13  尾松小学校 栗駒 晴れ 9月5日 15時55分 0.27 全般的に高い
14  文字小学校 栗駒 晴れ 8月15日 16時25分 0.36
15  文字幼稚園 栗駒 くもり 9月15日 13時45分 0.29 全般的に高い
16  鶯沢小学校 鶯沢 くもり 9月15日 14時45分 0.23 全般的に高い
17  鶯沢幼稚園 鶯沢 くもり 9月15日 15時00分 0.27 全般的に高い
18  鶯沢中学校 鶯沢 くもり 9月15日 15時15分 0.40
19  花山小学校 花山 くもり 9月26日 9時20分 0.33 多数ホットスポット有
20  花山幼稚園 花山 くもり 9月15日 11時55分 0.32 全般的に高い
21  花山中学校 花山 晴れ 8月15日 13時55分 0.33 草地が高い
22  金田小学校 一迫 晴れ 9月6日 13時55分 0.28 所々に高濃度
23  金田幼稚園 一迫 晴れ 9月13日 13時20分 0.29 全般的に高い
24  長崎小学校 一迫 晴れ 9月7日 13時20分 0.35 所々に高濃度
25  金成小学校 金成 晴れ 9月27日 13時10分 0.23
26  宝来小学校 栗駒 晴れ 8月16日 9時20分 0.21
27  一迫小学校 一迫 雨 9月2日 9時20分 0.10 所々に高濃度
28  姫松小学校 一迫 晴れ 8月16日 9時30分 0.19
29  築館北保育所 築館 晴れ 8月17日 10時35分 0.12
30  富野小学校 築館 雨 9月14日 9時35分 0.13
31  志波姫中学校 志波姫 晴れ 9月27日 14時05分 0.18
32  大目小学校 若柳 雨 9月20日 13時45分 0.10
34  若柳川北保育所 若柳 晴れ 9月20日 11時15分 0.09
33  大岡小学校 若柳 雨 9月1日 9時50分 0.13 軒下が高い
35  高清水小学校 高清水 晴れ 9月28日 11時45分 0.12
36 瀬峰小学校 瀬峰 くもり 9月1日 14時45分 0.08

栗原市では、8月5日より毎週それまでの19カ所の定点計測施設から全ての小・中学校と幼稚園・保育所の計72カ所に拡大しました。各施設では、2~11点の計測を行っており、それが1回に350点以上になります。6月8・9日から9月末までの全計測は約3000点になります。
表では、その内、高濃度を計測している24施設(校庭・園庭の除染が必要)とその対照となる12の施設を選びました。これらでは常時ほぼ、同様な値を計測しています。      (資料作成者:佐藤 茂雄)
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。