触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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「加美町・岩出山放射能測定会」

<原発・環境・エネルギー問題>            2011.10.23

「加美町・岩出山放射能測定会」に参加して
1マイクロシーベルト超を3ヵ所発見


測定会実施までの経過

  昨日(10月22日)の加美町・岩出山放射能測定会は、あいにくの雨でしたが、私は、「一関ルートのネットワーク」と言った手前、そのお手伝いをするため参加しました。そこで、初めて私も加美町の方にお会いしました。この間、私のブログを見て、連絡をされてこられて方です。10月14日の記事「今、大切なこと、―人と人とのネットワークを」で書きましたように、この加美町での学校等施設での測定数値が結構、高いのです。そこで、「原発問題住民運動宮城県連絡センター」の中嶋 廉さんに相談したところ、センターの主催で10月22日に放射能自主測定会をしようということになりました。時間があまりないので、私は、急いでその下準備に取り掛かりました。

 10月14日の記事には、私は、こう書きました。

―「もう一度6月22日~30日に行った文科省―宮城県の航空機モニタリングの結果をよく見ると、下多田川全域より広い範囲が、1mで0.2~0.5マイクロシーベルト/毎時と見て取れます。上多田川小がそれに入るか少し外れるくらいです。つまりもっと高濃度の地域が広範囲にありそうなのです。そのまわり、加美町の中央部の大部分が中濃度の地域になります。栗原市での学校等施設を詳しく調べて分かったことですが、この中濃度の所では、ホットスポットはいくつも発見されます。高濃度の所にいたっては、いたることころにホットスポットがあり、危険なのです。要はそれを本気で探す気になるかどうかということ、放射能を除染し、子どもたちが安心できる安全な環境を作り、子どもたちの命と健康を守る気があるかどうかということです。校庭のど真ん中だけ測っていては、実態は絶対につかめません。」-

 その直後の10月18日に文科省は、ネット上により詳細なマップを公開してきました。(翌日の新聞で知る)そこで、栗原ももちろんですが、この加美町、それに大崎市(岩出山地区)の詳細を調べました。すると様々な疑問が生じてきましたので、直接文科省に聞くことにしました。

10月20日、午後、文科省の担当者に聞きました。

  10月20日午後、文部科学省の航空機モニタリング調査の担当者(原子力対策本部の堀田or奥さん)に聞いてみたところ、いろいろ分かりました。

① 「7月22日のマップと今回の詳細マップの違いー形の変化は、この間に計算し直したため。」

② 「1mの空間線量は、平均化したものであり、大まかなことしか言えない。したがって、それで特に高濃度の出ている所では、各自治体でさらに詳しい実地での測定をして、ホットスポットを探し出してほしい。」と言われました。

③ 「宮城県北部につながる岩手県の航空機モニタリング調査は、すでに終了しているが、集計中で、結果の発表は、はっきりとは、申し上げられませんが、11月に入ってしまいます。」(電話では、向こうで、どのように言おうかと相談しているようで、その後の担当者の言っているニュアンスでは中旬ごろのように感じました。)

私は、栗原市の佐藤茂雄と名前をきちんと名乗り、現地での感想を伝えました。それは、

① 「このモニタリング調査は、6月下旬だけのものであり、栗原市では、239カ所の測定が行われている。72の学校等施設では、各施設の中で、この数か月間、毎週二~十数カ所詳細な調査が行われている。それを全体的に見ると、図の1mの空間線量で、0.2~0.5の所は、実測では、0.3~0.5(50㎝ではあるけれど…)0.1~0.2の所は、0.2~0.3.0.1以下の所は、0.1~0.2になっている。」と申し上げました。

② 「各施設の校庭等中心部50㎝での濃度の値をマップ(図)に落とすと、むしろ、Cs134とCs137の合計の地表沈着の分布の濃淡とほぼ一致してきます。」(それへの感想までは、聞けませんでしたが、否定もしませんでした。)

③ 「モリタリング調査での1mの空間線量0.1以下の所でも、首都圏のようにホットスポットは見つかっており、0.1~0.2の所では、それが数カ所に増え、0.2~0.5の所にいたっては、あらゆる所から出てきています。」(これに対しては、電話口では、納得しているような感じで聞いてくれました。)

10月21日、マップ作りをしました。

 その後、測定日の前日ですが、文科省のネット上の詳細なマップ(放射線量分布マップ拡大サイト電子国土版)からの現地の詳細な(等高線まで見える)高濃度地域が分かるマップ作成をしました。大崎市では、岩出山地区に2カ所あります。岩出山中学校から北西部の保土沢と栗原市に近い上真山地区です。加美町では、上多田川と下多田川地区にあります。

10月22日当日、雨の中を測定しました。

 9時半に岩出山中学校の駐車場に集まりました。参加者は、主催者の「原発問題住民運動宮城県連絡センター」の中嶋さん、お手伝いの私とうちの奥さん、大崎市からは4人。加美町からは1人の参加で、計8人での行動になりました。大崎市では、どうも各学校等ですでに詳しく施設内を測定していて、かなりの高濃度を把握していることが分かりました。問題は、それが栗原市のように公表されていないことです。ですから、岩出山中学校も校内には入らず、集合場所の駐車場だけでの測定をしました。全体の集約や発表は主催者からということになり、ここでは、私だけのデータを示すことになります ①。計測器はロシア製の私のものの他、堀場製作所のもの、その他で計4種類もそろいました。それぞれ同じところを測ってみて比べてみました。だいたい同じでが、中には少し低めに出るような計器もありました。

 このあと、有備館に移り、そこを少し測定 ②。それからいよいよ高濃度地帯へ。岩出山中学校を出て、北西部に進みそこの保土沢というあたりの山間部です。畑などは少しありましたが、やがて森林ばかりなりました。その中の杉林で測ってみました ④。やはり住宅地―街中よりも高く出ました。それも高さを変えてもあまり下がりませんでした。この高濃度の山間部の地域には、ほとんど人は住んでいないように見えました。しかし、この森が、ずーっと高濃度であるということは、その近くに住宅地にも影響するということだと感じました。福島でも住宅地を除染しても近くに高濃度の森があると、少し経つと再び濃度が高くなるということでした。

 午前中だけの予定でしたので、この後すぐに加美町へと移動しました。加美町の中でも、常に高めに数値が出ている上多田川小学校へと向かいました。私は、土地勘がないもので、大崎市の方の車に乗せてもらいました。一番早く着いて、駐車場に車を置き、あたりを見ますと、土曜でしたから誰もいません。ふと見ると、怪しい場所がすぐ目に入りました。校庭の隅、それも滑り台から近く子どもたちがすぐ行ける場所に怪しい残土―草もあってかなり大きな山です。測ってビックリ!1マイクロシーベルトを超えました ⑤。それが野ざらしにされているのです。極めて危険です。遅れて到着した方々にも測ってもらいました。ほぼ同様の数値が出ました。次に、近くの滑り台へ。どこもコケは高めに出るのですが、ここでも高く出ました。子どもが滑った後にも接触する場所です ⑥。この後、あたりを見ると雨どいのない建物が結構ありました。雨が降っているので、余計に気になりました。1つ目の近くの建物でも少し高く出て、次にと思って見ると、ずーっと雨が一列に10メートルくらいか?垂れている場所がありました。プール脇トイレの後です。そこには、石が敷き詰められていて、雨を受けているようでした。しかし、それではダメなのです。一列のホットスポットになってしまっているのです ⑦。こうしてみるとこの施設では、まだかなり多くの場所でホットスポットが見つかることが想定されます。それでも、濃度的には、ここは、中濃度だと思われます。これ以上は、栗原市ではやっているように、ここの管理者が子どもたちを守るために、本気になってホットスポットを探し一日も早く処理をすべきです。野ざらしにするなどということは、あってはならないはずです。

 さて、時間も12時を過ぎてしまい、私は大崎の方の車に乗せられて私の車を駐車した有備館まで送っていただくことにしました。ところが、この方、途中でここも測ってくれと西大崎小学校に連れていかれました。私は、やむを得ず付き合いました。ここの誰もいないようでしたが、校庭に入りあたりを見ると、また気になるところが目に入りました。校庭の中にある体育用具を入れるプレハブだそうで、そこの雨どいの下です。叩き付けで、土の上に雨がどんどん直接落ちているのです ⑧。非常に狭い範囲なのですが、MAXで2.39マイクロシーベルト/毎時も出てしまいました。本日の最高値です。高さを変えれば低くなりますし、高濃度なのもせいぜい1m四方だけ。上多田川小学校もですが、ここも建物の上、屋根がどうなっているか気になるところです。それでも近くの体育館の排水工事済の雨どい下(コンクリ)を比較するために計測したら、0.17と10分の1でした。どうも問題となるのはここくらいしかないようで、こうした処置をすれば解決すると思われました。誰もいないと思っていましたが、工事の関係者のおじさんがいて、のぞきに来たものでいろいろ説明しました。おじさんに、「ここの工事の発注があればいいね」と言っておきました。ここは、濃度的には、低濃度なのです。それでもこのように集まってしまえば高濃度の線量も出るのです。

① 岩出山中学校駐車場 9:40 5㎝ 0.38(0.45)0.35(5回の平均、MAX、平均×0.91)
               50㎝ 0.24(0.32)0.18( 〃    〃    ×0.77)
               1m  0.24(0.30)0.18( 〃    〃    ×0.77)
② 有備館駐車場   10:30 5㎝ 0.32(0.44)0.29
③    川岸コケ        5㎝ 0.42-0.38(×0.91捕集係数)
   ほかのメンバーでは、トイル周りが少し高いようでした。
④ 保土沢の杉林        5㎝ 0.50-0.46(×0.91捕集係数)
                高さを変えてもあまり下がりませんでした。
⑤ 上多田川小学校校庭隅の残土の山 11:50 5㎝ 0.82(1.11)0.75
                        50㎝ 0.70(0.87)0.54
                        1m 0.74(0.92)0.57
⑥        滑り台近くのコケ 11:55 5㎝ 0.43(0.50)0.39
                        50㎝ 0.32(0.37)0.25
⑦      プール脇トイレの後一列10m雨だれ 5㎝ 1.54(1.79)1.40                 
                  12:00 50㎝ 0.50(0.79)0.39
                        1m  0.35(0.55)0.27
⑧ 西大崎小学校校庭内の体育道具入れるプレハブ雨どい下(土)
                        5㎝ 1.72(2.39)1.57                      
                        50㎝ 0.22(0.30)0.17
                        1m  0.20(0.25)0.15

 私以外の方の測定された詳しい数値はよく知りません。雨の中での測定会で自分の記録を取るのが精いっぱいでした。詳細は、主催が「原発問題住民運動宮城県連絡センター」ですので、中嶋さんに、データの集中をしています。今後は、主催者の方で、宮城県への働きかけ、記者会見、大崎と加美の教育委員会への申し入れをすることになると思います。それが出てから、また記事にしたいと思っています。

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その後・・・

測定会のその後、どうなのでしょうか?

気になっています・・・

きこりん | URL | 2011年11月10日(Thu)14:02 [EDIT]


Re: その後・・・


いつものことですが、コメントに気づくのが遅くてスミマセン。
測定会のその後ですが、主催者(原発問題住民運動宮城県連絡サンター)の関係するところが、県知事に10月25日に要請書を出しています。
http://blog.canpan.info/miyagikenmin/
その中で加美町、大崎市に幾度も触れていますが、相手が、なにせ問題が多々ある宮城県ですから、これだけで事態が動くわけはありません。
11月1日の会議で、国の「汚染状況重点調査地域」に結局、0.23がある加美町も大崎市も(あと登米市と気仙沼市)も手をあげませんでした。
まだ、最終決定ではないはずですが、今から大変です。加美町も大崎市も、直接自治体に対しての働きかけが必要です。
でも、それをする主体は、そこに住む方々です。私は、いつでもお手伝いはしたいと思っています。10月22日の測定会の後、当日参加できなかった方も含め、関係する現地の方々が連絡をとれるように働きかけは少ししました。
まずはその方々が連絡と取りあい、ネットワークを広げ、課題を明確にすること。それから、前回の主催者にも入ってもらい、再度の測定会を持ちつつ、それを自治体に持っていくとかの方策もあるかなと思います。


> 測定会のその後、どうなのでしょうか?
>
> 気になっています・・・

触媒生活 | URL | 2011年11月14日(Mon)23:52 [EDIT]


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