触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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この間参加した講演会、学習会などから、

<原発・環境・エネルギー問題>       2011.11.30

この間参加した講演会、学習会などから、

 10月30日の私たちが主催した学習会「放射線 私たちの体と健康」-どう考え行動するか― 以後、この11月にはさまざまな講演会、学習会に参加しました。かなりの数になってしまってなかなかそれをまとめることもできないでいます。大雑把になってしまいますがそのポイントを少しまとめることにしました。加えて、この間の私の行動したことの中から、今後のこの問題に影響してきそうなことをまとめて書き出してみました。

① 11.10 「市民による県南の放射能土壌検査・尿検査結果報告および放射能学習会」

 11月10日、一関市総合防災センターで、主 催: 子どもたちのいのちと未来を守る会・放射能から子どもを守る岩手県南・宮城県北の会で、学習会が開催されました。京都に帰った新谷さんからの紹介で私と松田さんが参加しました。

内容は、まず、9月・10月に一関の市民有志で土壌および尿検査をして、結果を集約したものの報告が行われました。すでに一関でも、栗原でも内部被ばくは始まっていますが、それでも、今後子どもたちを守っていくために参考となる貴重なデータが示されました。また、結果数値をどう評価したら良いのか、特に専門家でも評価が大きく分かれる内部被ばく数値について、奥州市江刺で、自然農法をされている河内山 耕さんが講師をして解説されました。それについては、11月12日のブログにも次のように書きました。
―講師の河内山さんの話にあったベラルーシのベルラド研究所の指摘が、今後は大いに参考になると思って帰ってきました。それは、「・充実した測定をすること(移動型ホールボディカウンターなど)・理解しやすい評価であること(体重1キロ当たりのベクレル数)・効果の確認された対策であること(保養とクリーン食とアップルペクチン)」ということです。また、学習会で強調されていたのは、放射能汚染が岩手県南は、宮城県北と同様(あるいはそれ以上)に進んでいるという事実があること。それに対して,まずは、十分な測定と視野の広い冷静な評価が必要であること。それが達成されて、初めて有効な対策が見えてくるとしていました。この「測定」「評価」「対策」という三方面から、それぞれきちんとした捉え方をして行かなければならないと思いました。―

 この「測定」というのは、これまで栗原でも先行して進められてきた「空間線量」だけでなく、「食べ物・飲み物」「人の体(健康)」の全てです。「評価」についても、この学習会で、ベラルーシのベルラド研究所のバベンコ所長が、先月来日講演された際、「問題はある。その問題に対して、極端から極端に走ってはなりません。過大評価も過小評価もしてはなりません」という話が、大変参考になる言葉だとして紹介されていました。

 栗原でも、今後、地域で土壌・食べ物の放射能検査(測定)をし、それを評価し、その対策を考える学習会を企画したいと考えました。そうした意味でもとても参考になる学習会でした。
 また、新谷さんが主催者に私たちが行くことを連絡しておいてくれたため、会場で紹介され、栗原の取り組みの報告をしてきました。

② 11.13 市民の会「食の安全チェックスタッフ」発足、

「ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会」には、私が責任者をしている「放射能自主測定スタッフ」というワーキンググループがあります。これに加えて、「食の安全チェックスタッフ」というのを発足させました。「食の安全チェックスタッフ」責任者は、10月30日の市民の会の総会で新役員になった松田さんです。この日は、彼の自宅に私が訪ねて行って打ち合わせをしました。

③ 11.17 市民の会の役員会での私の提案から

1 現状分析からその後へ、―栗原・東北・日本はどこへ、

 充分な測定。(空間環境、土壌、食べ物・飲み物、子ども妊婦を優先させた健康)
② 視野の広い冷静な評価。ここをしっかりやらないと①も②も不十分なものになってしまう。
③ ①と②が達成されて、初めて有効な対策が見えてくる。

 各地区のマップを地区の参加の下にさらに詳細なものにする。公園・公共施設ごとのマップを作ってもらい公開へ。学校等の施設は引き続き情報収集に努めますが、個別の課題について通学路等を含めて検討へ。土壌についても、農作物の安全確保のため(自家消費も)分析を進める。学校給食は、不検出を自己目的にせず、限りなくゼロをめざすことを時間をかけても追究する。(絶えずチェックをしていくこと) 一般の食べ物検査を、どんどん出来るようにする。(これは、汚染が比較的低濃度の地区においても強力に進めるように)「子ども妊婦を優先させた健康」問題については、簡単なものからでも実施するように持っていく。ただ、強力に進めるには、②が不可欠になります。② では、内部被ばく、低線量被ばくの危険性、「被ばくに安全な量はない」という安全を重視したスタンスと、特に子ども・妊婦・若い女性などを重視することの合意形成をはかる。学習会と、それに基づく独自のテキストのようなものをつくる。市職員の講師も良いが、私たちが講師を出来るくらいに。(今後、「学校教育と原発・放射能」という課題もある)また、各地域などで講習会や学習会、測定会、マップ作り、自主除染などを行うことが考えられます。その前提にここ、②をしっかりとしていく必要があります。

③ では、いよいよ栗原市にも除染計画を作ってもらわねばなりません。空間、土壌対策ですが、学校等は敷地内の仮置き場になりますが、他は、どうするか? まず、公共施設と公園等になりますが、市有地にということでしょうが、実施する業者はどうするか?住民、市民の協力や合意がないとなかなか、…それに何と言っても期限は、3年間なのか?最終処分地は、? 食などについては、全量・全品検査へにつながるようにしなければなりません。健康の対策もいろいろ工夫が必要になります。

これらのことに、栗原の明日がかかってくるだけでなく、東北、日本の明日がかかってきます。もう、総力戦、長期戦になることははっきりしています。あらゆる活動、取り組みや個々人の生活自体も「放射能汚染がつづく世界」の中で行われていきます。私たちは、その汚染された世界でも生きて行くと腹をくくり、その覚悟とそれを行うための態勢を個人だけでなく、協同で作り上げねばなりません。

2 「子どもたちを放射能から守る栗原ネットワーク」の結成へ、(省略)

④ 11.21 栗原市の教育委員会へ行って学校給食について懇談

(これは11月21日のブログに書きました。)

⑤ 11.23 飯田哲也さんが語る『自然エネルギービジョンin東北』

講師の飯田さんは、現在、非営利の研究機関の代表を務めつつ、複数の環境NGOを主宰し、自然エネルギー政策では国内外で第一人者として知られています。先進的かつ現実的な政策提言と積極的な活動や発言により、日本政府および東京都など地方自治体のエネルギー政策に大きな影響力を与えています。11月23日、朝の10時から一関市立東山図書館(東山地域交流センター)で開催されました。

話された内容は彼の著作を読んでいたくことで、紹介はしません。(私も何冊も本を買いました。)祭日の午前中という時間帯なのか、講師の知名度の割に参加者はそれほど多くありませんでした(200人いたか?)。もっとも、栗原からも私と鈴木代表と松田さんの3人だけでした。この講演会の主催は、一関地域温暖化対策地域協議会というところ、共催が一関市、岩手県中小企業家同友会でした。私たちは、新谷さんからの案内と①の学習会で誘われたものです。

主催団体は、平成19年に設立されたものですが、「今回の福島原発事故で放射能と向き合って生活せざるを得なり、いよいよ本格的に地域から地球温暖化防止・再生可能エネルギーの普及促進、エネルギーの自立を目指す」(主催者あいさつより)としていました。同様の姿勢は、飯田氏の講演に先立って「被災地が期待するエネルギーの将来像」として陸前高田の高田自動車学校社長が報告した内容―「陸前高田を他から電力をもらわない町に、エネルギー自立の町に」にも表れていました。

飯田氏の講演自体も大変わかりやすく、時代が、今、まさに変わっていくのだなと感じました。(内容は、また改めて後で)ただ、冒頭に述べたことー「日本社会が、3.11以降の今、明治維新、太平洋戦争後、の大きな転換と同じように第3の転換期にきている。」と、今回の元凶=この国の「旧いシステム」の連中が未だに責任を取らず、のさばっていることを痛烈に批判していたことが印象的でした。この日は午後から夜にかけて遠野で講演等があるようでそれがメインで、一関にはその前に寄っただけ?という感じでした。質問時間もありましたが、短くて、次回は、もっと時間をかけて話を聞いたり、論議もしたいと感じました。

それでも、主催団体などのNPOや官(一関市)、と市民、市民運動が、こうしたことで一緒に会することは栗原でも見習わなければならないことだと思いました。

⑥ 11.25 栗駒伝創館で、2.90マイクロシーベルト/時間 を計測

 この日は、午後3時に栗駒国保病院駐車場に集合。近くの三迫川河川公園でのノルディックウォーキングに参加しました。ここの場所は、どこでもだいたい(0.30,0.25,0.23)は、出るところです。参加者(みんな年寄り)の一部と勿論、主催者(菅原先生)には知らせてあります。今後、市民レベルでももっとオープンに広く知らせて、さらに詳しい調査をしようと考えています。この日も一応、自前の測定器を持っていきました。ちょっとだけ雨がぱらつく程度の天気でしたが、何とか4時過ぎには無事終了して、近くの栗駒伝創館に入って最後ストレッチをしました。ここまで歩くのが主で、とても途中で計測などできませんでした。ストレッチを終え、解散となり館を出ると少しだけ雨がパラパラ、館の方を振り向くと気になる箇所を発見。この栗駒伝創館には、雨どいがなく、普段はあまり気にならないのにこうしてパラパラ雨が降っていると、その雨の行き先が分かります。軒先にどんどん落ちているのですが、特にそれが集中している箇所が目につきました。

測ると、地表で2.2、50㎝で0.7,1mで0.5といったところでした。MAXは地表で1回ですが、2.90が出てしまいました。早速、管理者を呼んで2.2を確認してもらいました。(50㎝と1mも説明)近くに市役所の栗駒支所があり、そこに市の計測器あるので来てもらって測り直すようにお願いしました。念のため私の名刺も置いてきました。

栗原市では、10月17日に市内239の市関係施設で8月下旬から9月にかけて空間放射線量を測定した「市放射線量測定マップ」を作成したと発表しました。そこでは、最大値はこの近くの「栗駒つるが公園」の地表面で、1時間当たり0.67マイクロシーベルト。「安全レベルの範囲として利用制限はしていない。」「利用するかどうかは住民自身の判断に委ねたい」と話したということです。また、除染計画策定前の現在の市の除染対象はホットスポット的に同1マイクロシーベルトを超えた場所なので、「今回の測定期間では1カ所もなかった。」としていました。ところが今回、私は一発でこの1マイクロシーベルト超えを発見しました。

栗原市ではこの間、学校施設等では、学校長をはじめ教職員など施設管理者の「子どもたちを放射能汚染から守りたい」という強い意思の下に徹底した測定が長期にわたって行われてきています。それは、私たちでも、「ここは比較的低濃度なのだから、そんなに多く測定しなくても…」と思っていた学校等でさえ、時折り1マイクロシーベルト超え(これは処理された)や0.23越えに至っては頻繁にどこでも多く検出されるようになってきました。現場の先生方の気持ちが強く表れていることだと感服しています。市が行った学校等以外の市関係施設での調査に決して手抜きがあるわけではありません。ただ、まだまだ不十分なだけです。

⑦ 11.26 「放射能汚染にどう向き合うか―食の安全を求めてー」(仙台)に参加。

 11月26日午後1時半から4時半まで、仙台市の戦災復興記念館で行われたこのシンポジウムは、いろいろなところの共催で行われました。宮城と福島の日本科学者会議、東北大と福島大の組合。原発問題住民運動の宮城と福島の連絡センター、震災の復旧・復興支援の宮城と福島のセンター福島県の生協、福島県の九条の会といったところです。参加者は、科学者・専門家や仙台市民(高齢者と若い女性が多かった)が主で、私など他地域からは例外のようで全体で、200人以上か? 案内のチラシが、たまたま民間教育関係団体から妻宛に来ていた中にあったものです。

 「放射能汚染と私たちの健康・食は」を西村一郎氏(日本科学者会議食糧問題委員会)が、「水産物の放射能汚染にどう向き合うか」を片山知史氏(東北大農学研究科教授・沿岸資源学)が、「放射線と健康障害」を渡部朋幸氏(福島医療生協わたり病院副院長・内科循環器科)が、「脱原発、再生可能エネルギー社会へ」を和田 武氏(日本環境学会長)がそれぞれ報告しました。

 特に印象的だったのは、片山氏の「水産物の放射能汚染が表面化するのは今後なので、海域毎、魚種ごとの検出を第三者機関によって行う体制をつくりように」という提言。和田氏のドイツ、デンマークなど世界の再生可能エネルギー普及の動向と特徴、原発推進との関連での日本の遅れ、日本における脱原発・再生可能エネルギー中心社会への展望を語ったところです。片山氏の言っていることは、この後すぐに直面すること。和田氏の言っていることは、これまでの「シンク・グローバリー、アクト・ローカリー」に加えて、「シンク・オブ・ザ・フューチュアー、アクト・ナウ!!」ということでした。私たち自身が、その「子孫に対する責任を」という当事者意識をしっかり持つことの大切さを痛感しました。

 シンポジウム終了後、講師を囲んだ懇談会が記念館内別室で午後5~7時まで30人ほどの参加で行われました。これは、参加していた岡山 博氏によって、講師に対して鋭い質問、指摘が行われました。また、大河原の年輩の方が川島隆太氏の安全に偏った講演内容・言動の問題を指摘し、関連して多くの参加者より、村井県知事や宮城県の姿勢の問題が出されました。(子連れも)若いお母さんもここでも何人も残って熱心に質問していました。私も栗原の状況や測定運動などについて発言しました。私は、岡山氏とは「野焼き論争」になってしまって、県センターの中嶋さんが中に入って調整してくれました。でも、論争してかえって意気投合した岡山氏とは終了後、お互いの資料を交換しました。2時間ではとても時間が足りないといった感じでした。

⑧ 11.28 みんなの放射線測定室「てとてと」(大河原)見学

 このところ、新聞やTVのニュースでもよく取り上げられている11月23日に大河原にオープンした、みんなの放射線測定室「てとてと」です。ちょうどこの日は一関に行っていました。栗原でもまさに直面している食の問題です。ネットで下調べはしてありましたが、いつ行こうかと、それも松田さんと、と思っていたところ、彼から急に誘いが来ました。自家のお米と卵の測定を依頼に行くということで、たまたま代休の奥さんも一緒ということでした。午後12時半近くに彼の車に乗せられて出発。先方には2時ごろ着く(3時まで開所)と連絡しておいたとのこと。しかし、今回もまた福島まで行ってしまい、遅れるといった珍道中になりました。でも車中からですが福島に近づくにつれて急に線量がアップしていきました。福島の国見で車内でも0.5になってしまいました。宮城に戻るとそれが、0.2、0.1と下がり、帰り道では、0.05以下の世界でした。

 遅れてでしたが、「てとてと」では、快く応対していただきました。ベラルーシ製の放射線食品検査器が街中の蔵を事務所にして置かれていました。スタッフは2~3人。丁度、福島の市民測定所からも応援の方が来ていました。器械自体は、150万ほどでも周辺機器や場所の確保、スタッフの配置となるとその倍はかかるのか?とも。土壌だけのものも見せていただきましたがそれでも100万です。私は、県南は、初めてで、国の支援が受けられる「汚染状況重点調査地域」に県南では、丸森、白石、角田、七ケ宿、山元が手を挙げているとのこと。ここ大河原や亘理などはどうなるのやら?リーダーらしき方は角田で有機農業をしているとのこと。(県南の有機産直農家8軒で、ここを始めたとのこと)また、角田などでは「一般の持ち込みの食べ物検査を自治体がもう受け付けている」と話していました。検査料は2週間限定で1検体1000円とのことでした。確かに検出限界値を10ベクレルとしても30分かかり、スタッフを配置してでは、この価格では採算が取れない(福島では、1検体3000円でしている)ことは明らかです。

 こうした生産者自身が放射能汚染に立ち向かう取り組みは非常に重要です。栗原でも大いに参考にして行かなければなりません。しかし、とても栗原で同じようにはできないと思いましたが、なんとか土壌だけでも、これに近いものができないものか考えています。

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