触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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栗原市の給食放射性物質検査見学会報告

<原発・環境・エネルギー問題>             2011.12.5

栗原市の給食放射性物質検査見学会報告

この間の経過について

ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会と栗原母親連絡会は、12月2日午後3時から栗原市南部給食センターを訪ね、栗原市が実施している保育所、幼稚園、小中学校の給食用食材と調理品の放射性物質測定を見学しました。これは、11月21日に栗原市教育委員会と懇談を行った際に栗原市の給食食材測定の取り組み開始とその現状について意見交換の中で、同施設の見学を申し入れていたものです。日程の最終決定が間際でしたが、13人の参加がありました。マスコミへの連絡も私がギリギリでしたのですが、数社の取材がありました。このマスコミへの連絡を巡って、当日教育部次長より市民の会の鈴木代表へクレームが来ましたが、こうした見学会をオープンに行うことは常識と考え、全体としては無視することにしました。

測定器の見学

 測定器は、ガンマー線2パクトロメーターLD2045ドイツ製、ベルトールドジャパン社製のもの、機械の重さ:80kg・一台の価格: 280万円・一品の測定時間・・・20分(10ベクレルとして)7分(20ベクレルとして)これを検査の開始:11月1日で、4単独校―6 保育所―14合計24箇所・検査するサイクル・・・2週間に1回 ・検査する食材の納品:前日・一日に検査する施設:3箇所ということでした。1箇所から2食材と完成品の検査の3種(三品)を同時に行っているとのことでした。

  この見学会には、栗原市側より前述の教育委員会教育部次長の他、、危機管理室長と南部給食センター長、それにこの給食放射性物質検査のために雇用された臨時職員の3人の方などが出席しました。器械が置いてあるのは会議室(研修室)で、この日は、ニンジンや肉の検査を行っている時でした。器械の説明、取り扱い方などいろいろ実際の様子を見ることができました。

懇談と感想

一通り見たあと、その研修室で、市側との懇談と参加者の感想を出してもらいました。その中で、危機管理室長は、「栗原市の下限値:10ベクトル・市の基準値は決めてない。検査の結果、現行の国の暫定基準値を超えたら:直ちに食材購入地停止、食材は別の対策をとる」としていました。しかし、実際には、栗原市は11月16日に23ベクレルを検出した県産ジャガイモを使わず「不検出」の県外産に切り替えた実績があり、11月1日からの測定開始の前に20ベクレルを目安値として設定したことは明らかです。この日もこれについて私たちが言及しても否定はしませんでした。「完成品について例えば20ベクレル超えたら?原因追及は?」という質問には、20ベクレルとも市は明言できない中ですから、答えには困るのですが、センター長が「完成品にするまで、調理で徹底して洗うとか、減らす調理をするなどで結果として不検出になるよう努力している。原因追及はしていない。」ということでした。

危機管理室長は、「今後、あと1台が学校給食用に入り、検査の頻度を上げていく。もう1台を地場産品などの食品検査用にする。さらに1台を市民の持ち込み用の食品検査用にする。ただこれは移動式(自動車)ではなく、例えば、1週間ごとに各支所に置いてそこで行うなどしたい。」「時期は来年3月に納入されて、4月からになる。」ということでした。また「この器械は、土壌も、水も測れる」とのことでした。

懇談の中では、参加者より「魚の検査が納入者まかせになっているが、今後、特に要注意ですので、独自でも検査を、あと、キノコ、イモ、牛乳について、検査を増やし、特に注意をお願したい。」これまでの他の自治体に見られない、先進的な栗原市の食に関する取り組みを評価しつつ、「子どもたちの内部被ばくを防ぐには、学校給食がその最前線です。この給食を踏み込んでさらに栗原の食の安全・安心に繋がるように、栗原市の積極的な攻めの取り組みを期待しています。」と要望しました。こうした私たちの熱い要望に対して、センター長と危機管理室長にはしっかり受け止めていただけたものと感じました。

私の評価と今後の課題

 ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会と栗原母親連絡会は、この後、12月8日の午後6時~栗原市市民活動支援センターで、合同役員会を持ちます。そこでさらに詳しい分析・反省と具体的な今後の行動を決めていきます。その前に、私の個人的な感想を少しまとめてみたいと思います。

① 温度差はまだまだあるということ。センター長と危機管理室長との懇談はとても良い感じでした。しかし、早々と教育部次長は退席してしまいました。11月7日の市長との懇談の席でも彼とは違和感を感じましたが、今回もです。3次にわたる要望書の回答が未だに教育委員会で止まっています。今回、実際に給食放射性物質検査の現場に私たち市民が見学に行ったのですが、その記録の取り方が手作業であること、それが一旦、検査現場(南部給食センター)から、教育委員会に行ってから、危機管理室にいって後日発表になること。この間に恣意的な操作が入る余地が全くないわけではないと私は思いました。放射線量の空間測定では、この間の徹底した市の取り組みと私たちの働きかけの中でその信頼度は増してきました。しかし、まだまだ、この給食放射性物質検査とこの後にくる食べ物・飲み物検査はこれからです。学校・保育所などだけでなく、生産者や、企業も絡んできます。教育部次長のような方は、むしろ市の職員の中ではまだまだ多いはずです。子どもたち、妊婦さん、若いお母さん、などの命と健康、さらにもっと広い一般市民の健康や生産者や栗原の企業の活動までも守っていくには、栗原市の職員には、その最前線に立ってもらわなければなりません。

② 基準値についてー11月7日の栗原市長との会談において、佐藤 勇市長は、確かに「10ベクレルを栗原市の基準値とする」と発言してしまいました。提出した私たちの要望書には、求める基準値の数値を入れていません。500とか、200といった国の暫定基準が緩すぎて明らかに破たんしている中で、松本市が40ベクレルを早々に打ち出した後、それに見習うような動きもあり、確か30ベクレルというのも出ていたと思います。ですから、私たちも、こと、子どもに関しては、予防原則の立場に立ち、ゼロを目指しつつも機器の検出限界値や誤差なども含め「10ベクレルにして欲しい」とは思っていましたが、こちらからは切り出しませんでした。30とか、20でもなればというのが本心でした。ですから市長の口から「10ベクレル」と出た時は正直に言ってビックリ仰天しました。あとで、新聞報道などで確認してみるとやっぱり書いていません。その後、ホームページや新聞発表で不検出が続いていました。そこで、温度差もある中で、そのデータの信憑性を疑いました。しかし、すぐにジャガイモを23ベクレルで撥ねたことが出て、一安心しました。

  市長の10ベクレル発言は、文科省のこの間の40ベクレルを巡るゴタゴタと同種のものです。「検出限界値を10ベクレルに設定した」ことを「10ベクレルを基準値にした」と言ってしまったのです。だから、あえて、言った、言わない、の論争はしないことにしました。ただ、文科省の40ベクレル測れる器械程度ではお粗末です。また40でもいいわけではありません。ですから、実績として栗原市では、「20ベクレルで撥ねた」という事実が大きいのです。勿論、私たちの気持ちとしては、今でも「10ベクレルで撥ねて欲しい」ことには変わりはありません。

 「栗原産のものはベクレル表示が当たり前」の世界をー同種のもの1台が来年の4月から市民の持ち込んだ食品等の検査に使われるのですが、これを何とかもっと早くできないかと考えています。スピード感が必要です。例えば、土日はこの南部給食センターはお休みですが、器械は空いているはずです。研修室という場所もOKです。完全予約制にして必要な人員も配置をすれば可能かと思いますが…それも一般だけでなく、生産者のも早めにここで何とか一緒に受け付けられないか?4月でなく、一部を1月からできるようにして4月からは、「栗原市全体がこの体制に全面的に入る」ことを目指すべきかと思いました。「栗原産のものはベクレル表示が当たり前」の世界をいち早く作りたいものです。




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