触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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「学校再編計画」決定される。ー2/28市教委臨時会議傍聴記

  「学校再編計画」決定される。
            -2/28栗原市教育委員会臨時会議傍聴記


 一時間もかけず、すんなり原案通り決定。

 2月28日、午後6時半より、栗原文化会館2F和室において、平成20年第4回栗原市教育委員会臨時会議が開催されました。事前に「傍聴者が多くなりますよ」と言っておいたせいか40席ほど用意されていました。受付で氏名、住所を記入させられ、たった1枚の日程表と、前回はなかった6項目からなる「教育委員会会議望聴遵守事項」が書かれた紙切れを渡されました。傍聴者は約20人。記者席に2人。事務局は10人ほど。委員は5人全員出席のもと定刻どおり始まりました。私たちがこの会議に注目している点は、①高清水地区で「高清水中を再編計画から除外して欲しい」という願いの地区民の半数以上の署名に対して、②パブリックコメント110件の意見の圧倒的多数が、反対、慎重さを望んでいることに対して、③「栗原の教育を考える会」が2件、それに私個人の1件の請願と、2日前に出した公開質問状をどう取り扱うか、ということでした。
 結果は教育長と担当の報告の後、若干の質問があっただけで原案通り決定。1時間も経たない7時半前に全て終了しました。

 高清水中は当面存続、その他の修正はほぼなし、3月より説明会開始。(決定内容)

 今回の市教委決定の学校再編計画は、2013年度までに市内の小学校30校(栗駒小耕英分校含む)を12校に、中学校10校を8校に再編するなどとしたものです。当初の計画案で瀬峰中への統合が示され、地元から存続要望の声が出ていた高清水中については、「市南部に企業立地の計画が出てきたため、当面は存続させ後期までに見直しをする。」とし、先延ばしにしました。しかし、これが地元の反発が強かったなどとは決して言いませんでした。
 計画によると、「最終的(後期まで)には19年度を目標に、小学校は旧10町村地区ごとに1校の計10校、鶯沢、花山の2中学校はそれぞれ、栗駒と一迫に統合して中学校は計6~8校に再編する方針」を示しました。早期に「教育環境の改善を図るため」と称して緊急対策として13年度までの「前期計画」で、「小学校は複式学級の解消、中学校では全学年での複数学級を目指した。」としています。
 小学校は、「金成地区の5校は金成中との小中一貫校に、一迫地区の4校は一迫に、栗駒地区の6校と鶯沢は3校に統合する。築館地区は前期で玉沢が築館に、富野が宮野に、後期で宮野が築館にと最終的には1校に。若柳地区の5校は若柳に統合するほか、一部は学区再編でも対応する。前期計画を実施した後、児童・生徒の増減や地域事情を踏まえ、12年度に見直し作業を行なって後期計画を策定する。」(宮野の存続の可能性は?)としています。報告では、「計画の中で、改めて理念、基本的考え方、基準を明らかにし、記述した。」としていますが、その内容は、新聞記事にも出ておらず、また、入手もできていません。私たちが注目した点、②と③については、予想どおり肩透かし。しかし、教育長の報告の初めにこれらに配慮した如き言い回しー「意見内容に反対や、拙速であるというものが多かった。地域がコミュニティの核であり、今後の地域振興が心配だと言う声があったこと。」はありました。それに担当の説明でも何度も、決定後の3月には該当学校のPTA,地域に対して、「十分に時間をかけて丁寧に説明をしていく。」「課題を共有し、将来を考える契機としていく。」と対話路線を強調していました。このようにこの間の取り組みの影響は出てきているとは思われました。

 やっぱり「筋金」は入っていなかった教育委員。事務局主導で形骸化している会議。
 ―現状では、教育委員会は無用の長物に過ぎない―

 わずか1時間の会議だったから、それでは教育委員たちは計画内容、110件のパブリックコメント、3件の請願等をよく見て検討していないかというとそうでもありません。教育長の報告の中で「内部での話し合いを11回持ち、修正をかけてきた。」との発言に私は「おや?」と思いました。会議終了後たまたまトイレで彼と一緒になりそのことを問い質すと「委員長に対して…」と言葉を濁しました。その後1Fのロビーで反省会に出てから、私は帰りました。しかし、後から聞くところによると、その後も少し残っていた高清水の方が委員と会館の入り口で鉢合わせになった時に、「何故、拙速だという一言がいえないのだ!」と問い詰めると「11回も勉強会をしたのだ。」と言い訳をしたといいます。
 事前の勉強会自体がいけないのではなく、それが結果から見ても事務局主導で、教育委員のアラを出さないための事前討ち合わせのようなもの。だから本番の会議までには事前にすっかり中身は出来上がっているという代物。全く緊張感がありません。教育委員の合議制による十分な議論がなければなりません。形式だけの委員会の会議開催など意味がありません。すっかり、事務局主導で形骸化してしまっています。前鳥取知事の片山善博氏は県議会を事前に出来上がっているものから、真剣勝負のものに改革しました。と同時に、教育委員についてもその望まれる資質を「教育のプロでなくとも、教育行政の執行管理について説明責任を果たせる人…説明責任の重要性を自覚する見識とそれをきちんと実践することのできる力量とを備えた人…いうなれば「筋金入りの素人」でなければならない。」と言っています。
 この日、一人はりきっていた白鳥委員は、次のように発言しました。「私は、皆さんに地域の概念をもっと広く持っていただきたいと思っています。地域の学校とか、コミュニティの核とか、いろんな懸念、不安があるでしょうが、これからは、旧10カ町村を一つの地域と捉えていただきたい。」と各地域の住民の気持ちを逆なでするようなピントはずれの内容でした。これではいけないと思ったのか事務局の担当者がすぐに「地域の概念は、人によって捉え方が違ってきます。計画では、現在の小学校区を地域として捉え、これを大事にして、基礎にして、その上の連携、ネットワークができるのかなと考えています。」と市教委の立場を説明しました。教育委員会を公選制から任命制にしてしまった結果、教育委員には、行政の意のままになる人物ばかりが人選されています。やっぱり、「筋金」は入っていなかったのです。現状では、教育委員会は無用の長物に過ぎません。分かりやすく教育部局とでもしたほうがという見直し論は今、全国各地で出ています。

 傍聴記から外れますが…ちょっと考えてみてください。

 最後に、傍聴記ではないのですが、ちょっと気になる点が…
 そもそも、この「小学校の規模を220人位を最低基準として、300人程の学校規模を適正と決め付け、その他を切り捨てていく。」というこのとんでもない栗原市の学校統廃合計画は、どこから始まったの?という疑問が私にはあります。誰が、どこの地域が、そんなことを市に要望したのか?ということです。私自身は築館地区の富野小学校の地域です。児童数は41人と少ないですが、まわりの保護者や地域住民からは「統廃合をして下さい。」という声は聞いていません。他はどうでしょうか?私の知る限りでは、次に示す旧金成町以外では、若柳地区で佐沼に近い、市内で一番少ない児童数30人の大目小学校区の一部に統廃合を望む声もあるといわれているぐらいです。金成地区は、今度の計画でも最も極端な5小学校がと1中学校が一つとなる小中一貫校に、それも前期(~13年)に一挙にやってしまうというものです。金成地区のこれまでの動きを知る上ではっきり記録にあるのが、昨年2月の「市立小中学校及び幼稚園の適正配置・規模の中間報告(案)」に対するパブリックコメントの中にあった次のものです。

<意見の内容>
 ご存知かと思いますが、平成16年度の旧金成町時に、「金成町学校整備の未来懇話会」という検討会を3回実施され、私も委員として参加しました。
 事の発端は、私の子供が、萩野二小に入学する人数が3人だけという事実を知りました。私はあまりのショックに、自分の子供以降に入学する学区内の児童数を調べ、18年度以降、全校生徒で30人前後という少なさに愕然としました。そのため、学区内幼稚園以下の未就学児童の親を集め、ことの事実を報告し意見交換会を開催しました。そこで出された意見を教育長に説明し、上記懇話会でも報告し、町村合併前に小学校を再編するように訴えました。
 その結果、市になって引き継がれているかどうか分かりませんが、当時の教育委員会は、別紙のとおり、金成町の小学校の統合推進計画を出しました。そのため、金成地域の親たちは、近いうちに2または3校に統合され、最後には1校になるだろうと感じている人が多くおります。少人数にはそれなりの利点もあると思いますが、複式学級になるくらいの少なさは、子供成長過程においてなんらかの問題が生じると私は考えております。
 金成地区の学校再編に対する意識は、個人差はあると思いますが、大きな抵抗はないため、今回の報告会に参加する人が少なかったのは、天候のせいもありましたが、「どうせ近いうちに統合されるのだから。」と思っている人が多いことも、少ないという理由の一つと考えられます。
 このように、統合意識がある地域から早めの検討、方針をお願いします。
<これに対する検討委員会の考え方> 
 栗原市教育委員会に旧金成町教育委員会から「学校再編「小学校の適正規模」について」の事務的な引き継ぎを受けております。
 引き継ぎを受けた内容は,今回の中間報告(案)において示しているとおり,旧金成町に限られた課題ではなく,栗原市全体で同様の課題を抱えている現状から改めて,栗原市全体を視野に,「栗原市学校教育環境検討委員会」で,検討を進めているものでございます。
 「統合意識のある地域から」とのご提言は,これからの進め方について貴重な意見として受け止めさせていただきます。

 私は、この問題に関わった昨年末より、10カ町村の合併の過程で学校統廃合が行政手続きの上で意図的に隠されてきたことを問題にしてきました。とりわけこの旧金成町での動きが、旧他町村の住民には全く知らされていなかったこと。そして、新市となり、この金成地区の動きを利用する形で、多くの各地域住民が反対したり、拙速だと思っているにもかかわらず、こんなとんでもない内容の学校再編計画が出され、決定されたことのこの事実経過をしっかり見なければいけないと思います。


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