触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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12.3仙台へ行って「放射能汚染の中で子どもたちを守るとは」を話す

<原発・環境・エネルギー問題>      2011.12.7

12.3仙台へ行って「放射能汚染の中で子どもたちを守るとは」を話す

突然の講師依頼に

先月末のことです。ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会の代表の鈴木氏より、「12月3日に仙台の学習会へ行って話をする人が2人必要です。」と言われました。話は「栗原の放射能測定活動のこと」とのことでした。団体は、「宮城子どもを守る会」で、妻に聞くと「昔から活動している団体で、ロートルが中心、知っているメンバーもいる」とのことでした。代表が誰を誘うか?と思っていましたが、私が一応測定活動の責任者ですので、いずれ話が来るだろうと少しは覚悟をしていました。いよいよ日が迫ったので、「用意の都合上、話す内容を問い合わせたら」と彼に伝えました。すると12月1日、放射線測定に関する10項目の質問が寄せられました。見ると少し、頭を抱えました。結構、準備も大変そうです。それでも、代表と一緒なら補足で済むかもと思い何とかなると思っていました。

ところが前日になって、突然代表は、家庭の事情で仙台へ行けなくなったのこと。2人との指定ですので、もう一人は?となり、12月2日の学校給食放射性物質検査見学会で当たってもらいましたが、結局、誰も都合が付きませんでした。そこでたった1日で「放射能汚染の中で子どもたちを守るとは」というタイトルで、しかも10項目の質問にも答えてという準備を急きょしなければならなくなりました。

 学習会に用意した資料

 要請されている話のタイトルと10項目の質問に沿って新たに準備する時間は全くありません。そこで、これまで発行してきた資料や私がブログに書いてきた内容からピックアップするしかありませんでした。

 準備したものは、①チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守る強力な対策を」(ウラに栗駒中心部放射線量測定マップ)、②チラシ「放射線被ばくから栗原の子どもたちを守るために」(ウラにホットスポットマップNO.3)、③「この間参加した講演会、学習会などから」、④「教育委員会へ行って学校給食について懇談…」、⑤10月30日の矢崎先生の講演レジュメ、⑥第1回・第2回・第3回の自主測定の報告、第1次・第2次・第3次の栗原市における放射能対策を求める要望書とその報告、⑦原発震災に際しての私の行動(判断)基準その1・その2・その3、⑧「私が、交流集会でフクシマから学んだこと」、⑨「今、大切なこと、 人と人とのネットワークを」、⑩「自分の感覚、感覚のズレ、当事者意識の欠如、「加害者と被害者」、風評被害―その克服について」、⑪11月30日プライムニュース「福島悩ます分断の危機 除染活動と空洞化問題 草の根会議からの訴え」メモ、⑫「宮城県(一部岩手県南も)放射能問題に取り組むグループ」などです。

 それとこの日も、10月30日の講演会の会場と11月7日の栗原市長との会談の席上に持ち込んだ文部科学省や栗原市のデータに基づき会の方で作った「栗原市放射線量マップ」、「栗原市における放射線量測定校庭(園庭)マップ」 といくつかの地域の個別マップを広げました。市民に対して分かりやすい「放射能汚染の見える化」をこうして市にも勧めていることを紹介しました。

 私の話した内容と参加者との懇談

 放射線測定に関する10項目の質問の①は、「いち早く放射能測定を実施した動機は?」です。3.11から先ず、私たちは、栗原での学校被害を調べようとしていました。そして、6月18日には、古川での原発問題学習会へ役員の多くが参加しました。そこで、福島原発事故によってその放射能汚染が宮城県北と岩手県南に来ていることを知らされました。同時に女川原発で同様なことが起きれば栗原でどうなるかを考えました。そこでまず、自分たちで学校等の放射線量測定をしようということになりました。当時栗原市は、75カ所の学校等の放射線量測定を調べていたのを19カ所に縮小していました。学校等で子どもたちを守るためには、それを元の全施設に戻させ、さらにより詳しい調査をさせる必要性を感じていました。そこで、これまで大きな取組として3回にわたる自主測定を行ってきました。それも栗原市の協力を得ながら市の測定に立ち会って、その方法を学び、それに準じた測定を(市の測定の横で一緒に私たちも測定し捕集係数を割り出した)行いました。そこで、学校等の中で、市が測定していない怪しいと思われるケ所までそこの学校長や教職員の意向を聞きながら測定を進めていきました。市民の会の構成メンバーに教員OBが多いということも調査がスムーズにいった要因としてあります。

ある高濃度の汚染地域にある学校で、刈草を測ったところ、ホットスポットでした。そこをどうするかについて、直ぐ学校長に「市の危機管理室に通報して、即刻処理するよう」説得にかかりました。この後、栗原市ではこの間、学校施設等では、学校長をはじめ教職員など施設管理者の「子どもたちを放射能汚染から守りたい」という強い意思の下に徹底した測定が長期にわたって行われてきていること。それは、私たちでも、「ここは比較的低濃度なのだから、そんなに多く測定しなくても…」と思っていた学校等でさえ、時折り1マイクロシーベルト超え(これは処理された)や0.23越えに至っては頻繁にどこでも多く検出されるようになってきている。というような話をしました。

 懇談に入って、仙台での放射線量測定の状況を聞きました。仙台市は宮城県と同様に放射線量測定に積極的でないこと、公表されているす値が比較的低いこと。詳しい測定は行われていないこと。自分たちで公園などを測ると比較的高い数値も出ること。学校給食に関しては若いお母さんたちの働きかけもあって、ようやく食材の検査が始まっていること。などが出されました。

 私は、前日(12月2日)の学校給食放射性物質検査見学会の様子やこの間の栗原での食の問題での取り組みを話しました。参加者の中には元保育園長さんもいて、仙台市の給食の対応がお母さんたちの心配に沿うものに全くなっていないことを言っていました。参加者は栗原のババ友、ジジ友とほぼ同じで、懇談の内容も当初は空間線量の測定だったのですが、次第に食の安全確保の問題に移っていきました。

栗原の報告をして、自分たちの活動を見つめ直す

 このように仙台まで来て、栗原の取り組みの報告をしてみて、改めてこの間の私たちの取り組みが他では評価されているのだと思いました。私たちとしては、当たり前のことをしているのですが、まだまだ栗原のように、自治体の取り組み、市民の取り組みが進んでいない所が多いようです。岩手県一関や宮城県南に行って、いろいろ取り組みを見たりすると、栗原でもまだまだのことがたくさんあります。

しかし、栗原で進んでいると思われるのは、ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会のこの3年以上の学校統廃合問題での活動の蓄積と延長の上に今回の市民レベルの放射能への取り組みができていること。このジジ友の活動に今年になって、更に栗原母親連絡会というババ友の大きな力が加わったこと。両者とも団塊の世代が中心ですが、現職の教職員や保育士さんたちにも少しずつですが影響が広がってきていること。パパ友、ママ友へもウイングを広げようとしていること。測定でも、除染等対策でも自治体を丸ごと相手(対象)にすることで、全ての子どもたち、市民を視野に入れた取り組みをするよう心掛けていること。栗原市は10ケ町村が合併して、4年半になりますが、学校統廃合問題に引き続き、今回の放射能問題でも、私たちは、市民レベルで「栗原は一つ」という一体感を持って協同の運動を展開し、さらに広げようとしてきています。まだまだPTAや多くの保護者を巻き込んでいない、県南のように生産者の動きができてきていない、など弱点はいっぱいありますが、それも少しずつ解消していくようにしたいと思っています。

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