触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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「栗駒文字地区放射線量測定マップ」と「宮城県北部は放射能ホットエリアです。」

<原発・環境・エネルギー問題>        2012.2.11

地域放射能汚染マップ第3弾「栗駒文字地区放射線量測定マップ」と
全体の放射能汚染マップ「宮城県北部は放射能ホットエリアです。」を発行。


 ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会放射能測定スタッフ

連絡先 佐藤 茂雄:TEL・FAX 0228-22-7412 E-mailfa43725@yb3.so-net.ne.jp


< 栗駒文字地区の空間線量は若干減少傾向。 >
        (栗駒文字地区放射線量測定マップの説明)

 栗原市放射線量測定マップのデータなどを、文部科学省の航空機モニタリング調査による放射線量等分布マップ拡大サイトの上に落としてみました。

 国は、法定基準の被ばく線量年間1ミリシーベルトを1時間当たりでは、0.23マイクロシーベルトとし、それを超える宮城県の8市町村は、「汚染状況重点調査地域」の指定を受け除染計画を策定することになりました。栗原市でも、もうすぐ線引きを含む除染計画を作ることになります。

それでも高濃度地帯。地表は放射線管理区域と同程度。

 栗駒文字地区の文部科学省の航空機モニタリング調査による放射線量等分布マップを見ますと、当初(7月2日)出されたものから比べて、半年以上経ったものは、超高濃度地帯である(1mの高さの空間線量0.2~0.5マイクロシーベルト/時間)部分が減少してきています。(11月5日のもので比較して)しかしそれでも一部に超高濃度地帯と地点が残っています。

 更に、地表に関しては、セシウム134及びセシウム137の合計沈着量(ベクレル/㎡)は、ほとんど変わらず、放射線管理区域にあたる4万ベクレルを超えたままであると思われます。

< 4万ベクレル/㎡以上は放射線管理区域 >

 栗原市北部から西部にかけてなどは、放射線管理区域と同程度に地表にセシウムが沈着しています。

 「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」の放射線管理区域設定基準 3項によれば、部外者以外立ち入り禁止となる放射線管理区域設定基準は4万ベクレル(40,000Bq)/㎡です。

 この放射線管理区域は、本来ごく特殊な人間しか入ってはいけない区域です。放射線治療を行なう医療関係者(医療法)、放射線研究施設・原子力発電(処理)施設などの従事者(労働安全衛生法)などだけが対象とされていました。

 そこでは、放射線による被害を防ぐための注意事項の提示、遮へい壁、防護つい立てなどの設置や、常時立ち入る場所における外部放射線と内部被ばくによる線量の測定。女性の放射線業務従事者への配慮など必要とされています。

 京都大学原子炉助教の小出裕章先生は「私が働いている放射線管理区域の内部であっても、1万ベクレル/㎡(=150Bq/kg位)を超えている場所は、ほとんどありません。」と発言されています。

<ホットエリアとホットスポット>

 全体の放射能汚染マップ「宮城県北部は放射能ホットエリアです。」を見ていただければ分かりますが、栗原市北部から西部にかけてなどは、この放射線管理区域設定基準の4万ベクレルに相当する3~6万ベクレル/㎡の高濃度地帯が広範囲に拡がっています。ここは放射能汚染のホットスポットというより(当初は、私達も「宮城県北部にはホットスポットがある」という言い方をしていました。)、ホットエリアと呼んだ方が良いと考えます。さらに花山、栗駒、金成の山間部(+金成は有壁の市街地全部も)にはそれを上回る超高濃度地帯が拡がっています。中には極端に高濃度のウルトラ高濃度地帯ともいうべき地点がワンポイント的にあります。

 このホットエリア(高濃度地帯+超高濃度地帯+ウルトラ高濃度地帯)の特徴は、放射線管理区域相当の高濃度以上の地帯であり、要注意です。

 今回作成した「栗駒文字地区放射線量測定マップ」の栗駒文字地区はどこをとっても高濃度地帯です。それでも当初に比べ、超高濃度地帯と地点は大幅に縮小しています。それで、比較的に対策は取りやすいと思われます。

 高濃度地帯のどこでも、空間線量は、雨樋がない軒下、雨水が溜まる場所などでは、最高値で地表で、3.0μ㏜/h近く、50㎝で、1.0μ㏜/h前後、1mで、0.6μ㏜/hくらいは出てもおかしくありません。各戸の敷地内にホットスポットがあるということです。そこで、各戸ごとのホットスポットのチェックが必要となってきます。(その後、除染=隔離も必要になります。)

 また、この高濃度地帯では、土壌中の放射性セシウム(Cs)ですとだいたい500ベクレル/㎏は出てきます。その農地からの野菜やコメなどもある程度以上のセシウム(Cs)は検出されます。今、話題となっている福島のミミズは、川内村(土壌138万ベクレル)で2万ベクレル、大玉村(同8万~12万ベクレル)で1000ベクレル、只見町(同2万ベクレル)で290ベクレルということですから、こちらも栗原のホットエリア内の高濃度地帯でも、多分500ベクレル以上と予測できます。岩手県南では、この土壌調査がある程度進んできているようです。宮城県北でも、もっと多数の土壌調査とそれに関連しての農作物調査が必要です。

 宮城県南のまきストーブが問題となり、栗原でも調査が始まっています。まき自体もですが、むしろその燃え殻(灰)に濃縮され、空中に舞い上がるのが問題のようです。樹皮や葉に溜まりやすいようです。同様に野焼きや、樹木などを焼くのも調査が必要とされてきます。

 この高濃度地帯までは至らない比較的高濃度地帯(この名称は勝手に付けました)でも高濃度地帯に近いところでは、除染対象の1mで0.23μ㏜/h以上の地点は結構あります。それは、「栗駒中心部(岩ケ崎)放射線量測定マップ」でも「一迫地区放射線量測定マップ」でも同様にあります。両地区の学校等施設では、既に1μ㏜/h以上のホットスポットの処理は基本的に終わっています。その他の公共施設も栗原市の調査は一応1回行われました。しかしそこではホットスポットは見つかっていません。しかし私達が部分的に調査した結果、高濃度地帯ほどではなくとも同様の傾向でホットスポットが出ることが分かっています。更なる詳細な調査が必要です。この比較的高濃度地帯でも高濃度地帯と同様に多数の土壌調査とそれに関連しての農作物調査が必要です。

 中濃度地帯(ゾーン)というのは、低濃度地帯と比較的高濃度地帯の境界線にあたるところです。文部科学省の航空機モニタリング調査でも明確なゾーンは分かりません。この間の72カ所の学校等施設の調査でここもかなり綿密に調べて所があり、局所的にホットスポットが見つかっています。ここは全般的な除染は必要なく、このホットスポットだけをなんとかすれば済むはずです。ただ、調べているのが学校等施設だけですから、その他の公共施設などの調査も必要とされてきます。

<各地域・地区で、放射能汚染マップの作成を>

 地域放射能汚染マップは、第3弾まで出来ています。(ネット上にうまく載せられなくてすみません。)明日の2月12日(日)の午後1時半~4時まで 場所―文字小学校体育館での研修会「放射能から子どもたちを守るために、今、私達にできることは、」と、2月19日(日)午後1時半~6時まで、栗原市市民活動支援センター(栗原市築館総合支所2階)での<原発震災DVD上映会>で、全部、展示します。あと、2月16日(木)会場:仙台国際センター「放射能・原発事故とどう向きあうか」でのプレ企画 (ホール・ホワイエ・ロビー)で14時より「みんなの街の脱原発ポスター展」に展示します。(18時30分から講演:講師:安斎育郎 氏 )

 この地域放射能汚染マップは、さらに調査が進めば修正や集積が必要です。栗原市などの公的な調査だけでなく、それを踏まえて、更に市民の皆さんが自主的に行う調査で作る方がより実効性があるものになると思っています。まだまだできていない地域・地区がいっぱいあります。第4弾、第5弾…と出していければ良いと考えています。それにはそこに住む方、そこで営農・営業など営んでいる方々の協力が不可欠です。各地域・地区で、放射能汚染マップの作成をつくりましょう。私達が協力します。

 地域・地区の放射能汚染マップを作りたい方、私達(放射能測定スタッフ)の方にご連絡をお願いします。

ウルトラ高濃度地帯(UA) 空間線量(1m)0.2~0.5μ㏜/h  Cs134+137  6~10万㏃/㎡

超高濃度地帯(A)    空間線量(1m)0.2~0.5μ㏜/h  Cs134+137  3~6万㏃/㎡

高濃度地帯(B)     空間線量(1m)0.1~0.2μ㏜/h  Cs134+137  3~6万㏃/㎡

比較的高濃度地帯(C)  空間線量(1m)0.1~0.2μ㏜/h  Cs134+137  1~3万㏃/㎡

中濃度地帯(D)  空間線量(1m)~0.1μ㏜/h  空間線量(50㎝)0.1~0.2μ㏜/h  Cs134+137 ~1万㏃/㎡

低濃度地帯(E)     空間線量(1m)  ~0.1μ㏜/h   Cs134+137  ~1万㏃/㎡

(ウルトラ高濃度地帯などの名称は独自につけました。)
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