触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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盛況だった栗原での「小出裕章講演会」―でも、いろいろと…

<原発・環境・エネルギー問題>     2012.6.5 (6.6一部加筆)

盛況だった栗原での「小出裕章講演会」―でも、いろいろと…

この間の経過や私の感想も少し述べます。

―「知っておきたいホントの放射能のこと、こどもたちにつなぐ命 」―
「震災原発事故をまるでなかったことのようにして」そんな錯覚があふれる今 ニュースでは教えてくれない、原発のこと。賛成、反対、その前にちょっと勉強しませんか? 食のこと農のこと、環境のこと命のこと なによりも「子」や「孫」のために

 こんな案内で、震災で使えなくなっていた栗原文化会館がこの4月より使えるようになっての最初の大きなイベントとして、栗原市民講座実行委員会というところが主催して「小出裕章講演会」が6月4日に開催されました。空き席がほとんどない位ですから900人以上の参加があったと思います。

 昨年からの経過

小出裕章氏に関しては、著名な彼と私達は接点が全くなく、京都から来ていた新谷君より接点を持てるとの申し出があって、小出裕章氏講演会の検討を一度はしましたが、いろいろ躊躇し、断ち切れになっていました。それでも昨年末より、森の映画社・影山事務所制作の小出裕章氏関連のDVDを何本も購入し、その中で特に講演記録「被曝の時代」を中心に普及も行ってきました。2月19日には、「原発震災DVD上映会」を開催し、この講演記録と今中氏、中手氏のものの計3本の一挙上映を行いました。

そうしてこともあって1月に入って小出裕章氏講演会の再度の検討に入った中で、他のグループが、既に6月4日に小出氏を迎えるため栗原文化会館を抑えたという情報が入りました。そこで、主催するグループと接触を図り、既に発足している実行委員会への参加を申し出ました。しかし、参加を拒否されてしまいました。当日の会場でのチラシの配布も拒否されてしまいました。どうも市民運動との関連は一切拒否して、ひたすら「小出氏の話を聞く」という一点、学習だけをすることに限定したいようでした。その気持ちも分からないでもないのですが、それでは個々人の解釈で終わってしまう、個人が勉強し、納得して個人的に対処して行くしかなく、現実の問題解決にはなかなか繋がらないことは初めから明らかでした。それでも「人集めには協力して欲しい」というのです。私達も小出氏を呼ぶことを検討していたくらいですから大勢誘って参加することには、異議はありませんでした。限定された内容、取り組みでも有意義なことには協力は惜しみませんでした。

ただ、いくらシャットアウトされたからといって黙ってそのままにはしませんでした。勿論、実行委員会の意向を無視したりしたのではありません。たまたま私達の役員の一人が、すでに実行委員会に入っていたので、彼を通じて、私達が作った最も重要なマップ2つを展示してもらうことにしました。それが「宮城県北部は放射能ホットエリアです。」「農地土壌の放射性物質調査結果(栗原市分)」マップです。

 当日の様子

当日会場のロビーで様子を見ていると、やはりその2つのマップに多くの参加者が見入っていました。私が説明しては少しまずいと思いそれは遠慮しました。しかし、もう一つどうしても足りないことがその前日に気が付きました。それは、学習することで留まっている方に、その後の方向性を提案することです。そこで急いで「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」 (準備会)からのお知らせ (最後に載せました)のチラシを300部ほど作り7月29日の私達のネットワーク発会の案内チラシと一緒のセットにしました。私達は、それを会場内で手分けして、それぞれ個人的に手渡しすることにしました。その約300部は、ほとんどさばけました。しかし、小出氏は恐らくこの2つのマップもこのチラシもご覧になっていないと思われます。

 講演の内容に市長は憤慨して

 翌日(6月4日)は、私達が、午前10時から栗原市役所で、第5次の要望書を提出することになっていました。私達の説明の後に、挨拶・応答をした佐藤 勇市長は、冒頭に前日の小出裕章講演会での小出氏の話になり、かなり憤慨しているようでした。「栗原市が努力していることを少しも評価していない。」「栗原をただ上の方からの測定だけで、その全部が放射線管理区域で危険だ、自分の研究室に避難すべきだ、などと言う。」などその感想を述べていました。

 実は、私も市長の気持ちも分からないでもないのです。参加して小出氏に話を聞いた多くの若い人たちの反応は、「よくぞ言ってくれた」と言うことのようでした。しかし、私は、小出氏は、やはり、研究者の上から目線が強いと感じました。確かに、放射能のこと、原発のこと、それが今後どうなって行くのか、責任問題など、的確な指摘をたくさんされていました。その点は、さすがに今の日本における第一人者だと思いました。しかし、残念ながら、そこに日々、日常的に暮らす人たち、そこを離れては生産ができない人たちの気持ちの矛盾・葛藤にも思いが至っていないと感じられました。

 口では「第一次産業を守る」こと強調されていましたが、実際には、役に立つこと(それは、そこの実情に合ったきめ細かなことになる筈です)は、何もおっしゃっていません。それに、対話が少なすぎる、もっと地元のことを良く知ってもらいたいのです。自治体や市民がしている測定(空間も、食品も)を評価しないことは、全くおかしなことです。測定が大学並みでなくてもその活用によっては、かなり範囲で市民を守ることが出来るし、出来てきているのです。そうした地元の努力も全く見ていません。それは、小出氏の問題であると同時に、準備してきた主催者の自体の問題でもあると思いました。

 もっと事前に地元の情報を提供し、理解していてもらう必要があったのです。理解し、その上で専門家として責任を持って、ここ、栗原に暮らす人たちにとって良い方策を提案して欲しかったのです。「そもそも栗原などに住むべきでない。」「そこのものを子どもたちに食べさせるべきでない。」「東電に全て測定もさせ、汚染物も持っていかせるべき。」というのは、一面では全くその通りなのですが、実際には、それだけでは、事態は何も進んでいきません。30禁、40禁、50禁、60禁というのも一見正しいと思われますが、落とし穴があります。(これは、また別の機会に述べます。)

 小出裕章氏を”消費する“から、行動へ

 もっと丁寧に議論を積み重ねていって、もっと実現可能なことを提案して欲しいのです。全国で、また海外へも行かれて発言されていますが、それはそれとして結構なことでそうして役割の方がいることは重要です。しかし、全く同じような話だけをして回るというのも少し残念なことです。

 すべての地域に関わっていくことなどできないかとは思います。しかし、それでも、それをできるだけ自分の所に関わらせて行くのが、呼んだ主催者の役割ではないでしょうか。その方が実は、専門家にとっても有益なはずなのです。これでは、双方にとって講演内容をただ”消費している”に過ぎないと思い、もったいないことだと感じました。その点は、全国講師の安齋育郎氏なども同様のように思われます。でも、彼はいろいろその地元に配慮した言い方をしていました。しかし矢ケ崎克馬氏はちょっと違っていました。かなりその地元の情報を得ようとし、そこの人たちの考えを聞いて、疑問に丁寧に答えて、交流しようとする、双方向のやり取りをしていました。それでもやはり問題となる共通点はあるのです。(これも別の機会にのべます。)
 
小出裕章氏を”消費する“から、次にそれを消化し、生かしていくには、行動・運動へと進むことが必要となってくるのではないでしょうか。私達は、それは全てここに載せました、というのが前に紹介した次のチラシー「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」 (準備会)からのお知らせ ―なのです。



  
「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」 (準備会) か ら の お 知 ら せ  (7月29日結成の前にプレ6月例会を持ちます。)

  
「情報共有」「学習」「つながり」「交流」の広場
プレ6月例会 6 月 9 日 (土) 午前10時~12時 栗原市市民活動支援センター

① DVD「放射線内部被曝から子どもを守るために」(23分)を 上映 します。
内容は、福島第一原発事故の各地の汚染状況 (児玉龍彦氏) ヒロシマから始まった内部被曝 (肥田舜太郎氏)
チェルノブイリ原発事故・子どもたちへの影響、低線量内部被曝から子どもを守る生活の工夫 (菅谷 昭氏)
内部被曝から命を守る食生活の知恵(家庭栄養研究会)9・19さようなら原発集会 (落合恵子氏の発言) などです。
② 小出裕章さん講演会感想 を出し合いませんか。
③ 6月4日に栗原市長への要望書(第5次)を提出します。その 報告 をします。
内容は、・ 屋外での子どもたちの活動について ・ 第2次除染計画策定にあたって ・ 子どもたちなどの健康調査 ・ 放射線リスクの開示と防護に関する教育 などです。
④ 意見交換をします。
テーマは、「内部被曝と外部被曝の危険性について、 栗原の食べ物・飲み物は大丈夫か?子どもたちの屋外活動はどうすべきか」です。

この1ヶ月の間、多くの市民のみなさんが、栗原市の持ち込みによる食品の放射性物質測定を利用しています (701件)。その内、放射性セシウムが100ベクレル/㎏を超えたのが173件にもなっています。 (広報くりはら6月号) この他 独自に、土壌や水、牛乳などを検査に出している方々もいます。
これらの情報の交換をして、意見交換をしてみませんか。 また、暑くなってくる中での子どもたちの屋外での活動が活発になって来ています。放射線量の高い場所での活動は、どうしたらよいか、一緒に考えませんか。
そして、内部被曝と外部被曝の危険性についても学習しましょう。
      
          これから 毎 月 第2土曜日 午前10時~12時に、
栗原市市民活動支援センターで、 月 例 会 を持ちます。(出入り自由です。)


* 参加費:300円(資料代として)
* 会場には資料、汚染マップなどいろいろな展示を用意しています。
* お子さん連れの方も歓迎します。(託児コーナーもあります。)



「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」(準備会)  

 連絡先/本田敏夫 TEL・FAX 0228-23-7707 E‐mail gsbjj525@yahoo.co.jp
  「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」のブログ http://kuriharasimin.blog.fc2.com/

* ゆきとどいた教育をすすめる栗原市民の会 連絡先/ 鈴木健三 TEL・FAX 0228-47-2932
* 栗 原 母 親 連 絡 会    連絡先/ 佐藤澄子 TEL・FAX 0228-22-7412
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コメント


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花山村の線量

初めまして宮城県大和町在住の斉藤と申します。
こちらの栗原の会をネットで見つけまして是非ご相談したいことがありご連絡をさせていただきました。
 私は栗駒で生まれ、7歳まで美しい自然の中で育ちました。
子供の頃、夏になると田園から蛍がいっぱい庭に飛んで来てくれる光景は今でもしっかりとした記憶のなかにあります。

昨年の原発事故で宮城南部、北部がホットスポットになってしまったことに大きなショックを受け精神的にも少しずつではありますが平常心を取り戻しつつあります。
福島県と近県の人々は3.11から大変な被曝をしてしまいました。その様ななかでもこちらの会はいち早く立ち上がり子供たちを守ろうと情報を発信していただき心からありがたく思います。

 今年9月わが町小学校で恒例の花山合宿2泊予定があります。
去年のこちらの測定データーを拝見しますとかなり高い線量の場所もあります。栗原行政で公表している数値はこちらの大和町とほぼ変わりません。
実際は如何なものでしょうか?
3.11から飛散した放射能の量を考えるとなるべく子供たちの
被曝量を減らしていかなければと思います。学校では行事として決めたことですので、後は個人それぞれで判断する事かとおもいます。私の息子も今年参加する予定ですが、よいアドバイスなどありましたらよろしくお願いいたします。

斉藤 千恵 | URL | 2012年07月03日(Tue)17:25 [EDIT]


Re: 花山村の線量

> 初めまして宮城県大和町在住の斉藤と申します。
> こちらの栗原の会をネットで見つけまして是非ご相談したいことがありご連絡をさせていただきました。
>  私は栗駒で生まれ、7歳まで美しい自然の中で育ちました。
> 子供の頃、夏になると田園から蛍がいっぱい庭に飛んで来てくれる光景は今でもしっかりとした記憶のなかにあります。
>
> 昨年の原発事故で宮城南部、北部がホットスポットになってしまったことに大きなショックを受け精神的にも少しずつではありますが平常心を取り戻しつつあります。
> 福島県と近県の人々は3.11から大変な被曝をしてしまいました。その様ななかでもこちらの会はいち早く立ち上がり子供たちを守ろうと情報を発信していただき心からありがたく思います。
>
>  今年9月わが町小学校で恒例の花山合宿2泊予定があります。
> 去年のこちらの測定データーを拝見しますとかなり高い線量の場所もあります。栗原行政で公表している数値はこちらの大和町とほぼ変わりません。
> 実際は如何なものでしょうか?
> 3.11から飛散した放射能の量を考えるとなるべく子供たちの
> 被曝量を減らしていかなければと思います。学校では行事として決めたことですので、後は個人それぞれで判断する事かとおもいます。私の息子も今年参加する予定ですが、よいアドバイスなどありましたらよろしくお願いいたします。

気が付かず、返信が大変遅れてしまいました。スミマセン
花山合宿が9月ということなので、少し時間があり、ほっとしました。
でも、もうすぐ休みに入る(もう入っている?)のですね。
花山地区では、この7月17日に花山幼稚園と花山小学校が新たに除染対象施設に入りました。(第2次)
そこは夏休み中には終わりますが、花山地区のほかのところは、手付かずです。
多分、行かれるのは、国立花山少年自然の家の方だと思います。管理者はしっかりとした方々で、
計測もしっかりやっています。しかし、キャンプファイアー(燃焼で濃度が上がる、飛散から吸いもむ)
は、やはり問題です。土との接触もどの程度するのか?もちろん軍手は必要ですし、食事も天然のイワナをまさか、食べるわけはないと思っていますが、こうした、心配事をぜひとも先生に複数の親から相談して、施設側とのやり取りをしては、どうでしょうか。もちろん、私の感触では、施設側は、誠実に対応してくれると確信しています。
 
  今日、実は大和町での講演会に行ってきました。データも見させてもらいましたが、やはりそちらもある程度汚染されているなと思いました。明日は、栗原市に行ってきますが、花山のことも聞いてきます。あと、細かなやり取りが必要なら私の個人メールまでお願します。

   fa43725@yb3.so-net.ne.jp まで

                     2012.7.22



触媒生活 | URL | 2012年07月22日(Sun)22:59 [EDIT]


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