触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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土壌分析等の独自調査を実施しました。

<原発・環境・エネルギー問題>           2012.10.1

土壌分析等の独自調査を実施しました。

「放射能から子どもたちを守る栗原ネットワーク」放射能測定チーム
連絡先/ 佐藤 茂雄 TEL/FAX0228-22-7412 Emale fa43725@yb3.so-net.ne.jp

独自調査実施までの経過

  9月8日の9月例会に、「NO!放射能『東京連合こども守る会』」が出していた 高濃度セシウムを含む「黒い土」(「路傍の土」と呼んでいましたが)の資料を「高線量「黒い土」(路傍の土)= 藍藻(らんそう)?」という形で「砂場の砂の入れ替え問題」とともに、参加者の皆さんに紹介しました。この「黒い土」=「黒い物質」そのものは、雨や風によって集積した砂や泥。道ばた、雨が降った後に水が干上がりにくい場所、吹き溜まり(いずれもコンクリートやアスファルト上)に多く見られるものです。それが、福島第一原発事故によって放射能汚染された地域では、空間線量に比例して「黒い土」=「黒い物質」のセシウム濃度も高くなると考えられます。この東京都内の場合は、いずれも東部であり、汚染状況調査地域に指定され既に除染が始まっている千葉県東葛地区に隣接しているところです。報告では、東京都江東区や江戸川区で、9万㏃/㎏(1.3μ㏜/h)や24万㏃/㎏(2.3㏜/h)が検出されてということでした。「広い場所から集まれば集まるほど、そして、吹き溜まりや水溜りなど、上手く寄せ集まる条件が重なれば重なるほど、より高濃度になっていく。」としていました。

  実はここ、栗原市でも同様のものは既に見つけている(5月には、栗駒野球場で、6月ごろ栗駒体育館で)ので、事前の9月5日に栗駒体育館の方の測定(1.06μ㏜/h、5.03μ㏜/h、8.39μ㏜/hなど)をしてその写真も会場で紹介しました。それを分かりやすく編集し、記事にしたのが、9月11日の「栗原でも高濃度セシウム含む「黒い土」を見つけていました。」です。ただ、この時点での確認では、栗駒体育館の除染作業日程が決まっておらず、「後回しにされている」としましたが、その後、業者が決まり、除染が始まりました。その記事でも強調しましたが、栗原市の除染実施計画では、一年前の全市の汚染マップに比べ、かなり対象が絞られ過ぎていました。

  栗原市は、「空間線量が少し下がってそうなった。」という見解でしたが、私は、まず、「それでよいのか」と大いに疑問になりました。そもそも国の基準自体が安全基準でもない「ガマン値」であり、加えて、子どもに関する施設だけ50㎝でも、他が1mのままです。この間、再三にわたって、栗原市には、国の緩い基準ではなく、「子ども達や市民を守るため独自の判断を」と訴えてきていますが、あまり効果が出ていません。空間線量自体も外部被ばくを考えれば重要なのですが、かなり気候条件などで変動します。

 そもそも現時点で、放射性物質は、地表とか、建物、樹木、森林などに付着しているのが主な筈です。空間線量や表面線量だけが問題ではなく、そのもとになっている内部の汚染物質とその量が問題です。高濃度セシウムを含む「黒い土」=「黒い物質」に関しては、前述の「NO!放射能『東京連合こども守る会』」は、「通学路、遊び場、住宅地など子どもの行動範囲、生活圏のいたるところにあり、触る、踏む、転ぶ、ボールに付着する、手についたものが口に入る、風で飛んだ砂ぼこりを吸い込むなどしないよう気を付ける必要があります。」と注意喚起しています。私は、同じことは、「砂場に砂」についてもいえると思っています。砂場は、どこでも、一番よく、小さな子どもたちが遊ぶところなのです。これらの砂場の砂を含む土壌の調査は、必ず行わなければならないものだと考えました。それで、農地以外の土壌調査も、この間、栗原市に要望しているのですが、市は、やるようなことを言いながら、なかなか踏み出しません。

 土壌調査の必要性については、私は、9月15日の仙台での「放射能被害を語る宮城県民の集い」で、講師の今中哲二さんにも質問を出しました。今中さんは、はっきりと「空間線量だけでなく、土壌調査も必ずするよう」アドバイスしてくれました。

  私が、この土壌調査がどうしても必要だと感じたのは、7月31日に久しぶりに再開された官製の「くりはら市民会議」で、示された下記の鳥矢崎小学校校庭の正確な土壌調査の結果を見てのことでした。



栗原市鳥矢崎小学校校庭土壌調査結果 (7月31日 栗原市危機管理室発表)
0-1㎝ 1459±70 2920±90 4379±114
1-2㎝  205±25  320±28  525±37
2-3㎝   48±12   45±11    94±16
3-4㎝   20±8    16±7    36±10
4-5㎝   ND     ND      ND      (NDは、10㏃/㎏以下)
5-6㎝   ND     ND      ND 


0-1㎝の セシウム134、セシウム137(合計㏃/㎏)が、およそ4500㏃/㎏もある。というものでした。一般的な土壌調査の場合、0-5㎝の中心と四方から約1㎏採取して行うものです。これをそれに当てはめると、1042㏃/㎏となります。これは、今年初めに行われた宮城県の農地土壌分析(栗原市分203カ所)で、この周辺でも1000㏃/㎏超が、何カ所か出ていることと合致します。つまり、一般的な土壌調査で、1000㏃/㎏出ても、その表面だけとれば、4500㏃/㎏以上にもなるということなのです。

 9月15日の仙台での「放射能被害を語る宮城県民の集い」で、冒頭「主催者あいさつ」で、工藤昭彦氏は、「今、必要とされているのは、『正しい情報』ではなく、『正確な情報』なのです。」と、大変良いことを言っていました。立場によっても違ってくる「価値観」など入った「正しい情報」?「正しい知識」?なるものではなく、あくまでも「正確な情報」が必要とされています。それに基づいて私たち自身が、どのように考え、どのように行動するか、決めていくのです。このことは、「高濃度セシウム含む『黒い土』問題」、「砂場の砂の入れ替え問題」にとどまりません。この後に、ここ、栗原市でも出てくる「ガレキ処理問題」、「放射能汚染物処理問題」、「『指定廃棄物』県内最終処分場問題」などすべてに絡んでくることなのです。

独自調査の日程

9月19日~20日午前まで、 各班で各地区の空間線量の測定と、そこの土壌を採取。
9月20日午後2時~    放射能測定チーム責任者(佐藤茂雄)宅で、各班の採取した土壌の測定会開催。
9月21日~23日      追加の測定、追加の土壌採取。
9月25日         事務局チーム会議(役員会)で、あらましの報告、問題点の整理。
一部(7件)を大河原の市民放射線測定所「てとてと」の土壌測定
(ベラルーシATOMTEX社製 AT1125 鉛の遮蔽は自作)で行うことを決める。
9月28日~10月1日    栗原市除染実施計画(第1版、第2版)を使った栗原市の放射能汚染マップ(最新版)を作成。
9月29日         「てとてと」で、土壌分析行われる。
9月30日~10月1日    この報告書の作成。 

 土壌分析等の独自調査結果

9月20日、チーム責任者の佐藤宅で、本田事務局長所有の ベラルーシ製、PKC-107放射線測定器で13件の測定をしました。

① 栗駒体育館(管理棟上のオープンスペース)の黒い土 (ここは除染対象施設で9月18日より除染が始まりました。)                            
  結果― 15万6700 ㏃/㎏               (写真一番下:除染終了間近の陸上グランド)
  「てとてと」結果― セシウム137 10800、セシウム134 6500 合計 17万3000 ㏃/㎏
 
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8.39
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 以前、「栗原でも高濃度セシウム含む「黒い土」を見つけていました。」という報告の中で「9月5日午後3時過ぎに測ったところ8.39μ㏜/hでした」としました。それは、そこで、エステーエアーカウンターEXを使って測定したものでした。その後、それを、9月14日に約1㎏採取しチーム責任者の佐藤宅に持ち帰りました。それを、9月18日に入手した日立アロカサーベイメーターTCS-172Bで測定すると 4μ㏜/hほどしかなく、エステーエアーカウンターEXでもせいぜい 5μ㏜/hしか示しませんでした。9月20日午後2時からのチーム責任者、佐藤宅での測定会でも同じ結果でした。しかも、約100gほどに小分けしたものを測定すると、もっと低い数値(2μ㏜/hほど)しか示しませんでした。
そこで、後日9月21日(小雨、気温は、20℃ほど)現地へ行って、再測定(日立アロカサーベイメーターTCS-172Bを使用)しました。結果は、 地表 7.83μ㏜/h と9月5日とほぼ同じ結果が出ました。

② 旧文字幼稚園の土壌 (除染対象外)

旧文字幼稚園砂場の砂 (9月18日採取) 空間線量?
      結果― 600 ㏃/㎏

旧文字幼稚園花壇の土 (9月18日採取) 空間線量?
      結果― 400 ㏃/㎏

③ 若柳川北公園 (除染対象外)

若柳川北公園柳の下 9月20日AM測定 空間線量(0.16 0.18 0.19)μ㏜/h

若柳川北公園遊具の下の土 9月20日AM測定 空間線量(0.17 0.15 0.16)μ㏜/h
      結果― 400 ㏃/㎏
「てとてと」結果― セシウム137 356、セシウム134 217 合計 573 ㏃/㎏

④ 若柳川南公園 (除染対象外)

若柳川南公園すべり台の下 9月20日AM測定 空間線量(0.15 0.18 0.17)μ㏜/h
若柳川南公園ブランコの下 9月20日AM測定 空間線量(0.14 0.13 0.13)μ㏜/h
      結果― 500 ㏃/㎏

⑤ 栗駒上町裏住宅公園西 (除染対象外)

栗駒上町裏住宅公園西(中央) 9月19日AM測定 空間線量(0.33 0.21 0.19)μ㏜/h          
     (すべり台下)              (0.61 0.25 0.20)μ㏜/h
      結果― 5000 ㏃/㎏
「てとてと」結果― セシウム137 2630、セシウム134 1600 合計 4230 ㏃/㎏

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⑥ 栗駒上町裏住宅公園東 (除染対象外)

 栗駒上町裏住宅公園東(中央) 9月19日AM測定 空間線量(0.26 0.19 0.17)μ㏜/h
      (すべり台下)               (0.41 0.23 0.18)μ㏜/h
      結果― 3900 ㏃/㎏

⑦ 栗駒田町遊園地 (除染対象外)

 栗駒田町遊園地(中央)  9月19日AM測定 空間線量(    0.22 0.19)μ㏜/h              
    (東フェンス近く)            (0.39         )μ㏜/
    (壊れた雨樋下)             (0.69         )μ㏜/h
    結果― 4100 ㏃/㎏ (ここは、このすぐ近くの栗駒中野保育所の土壌と同レベルと考えられます。)
「てとてと」結果― セシウム137 2030、セシウム134 1240 合計 3270 ㏃/㎏  

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⑧ 栗駒田町会館と栗駒中野保育所の中間の空地(ドブ上げ)(除染対象外,但し、申請すれば除染対象になる筈)

 9月19日AM測定 空間線量(1.38 0.42 0.28)μ㏜/h
     結果― 2万4800 ㏃/㎏
「てとてと」結果― セシウム137 12600、セシウム134 7600 合計 2万200 ㏃/㎏

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⑨ 栗駒中野保育所駐車場東側溝近く(ドブ上げ)(除染対象外,但し、申請すれば除染対象になるかも?)

 9月19日AM測定 空間線量(0.61 0.32 0.24)μ㏜/h ここは、空間線量の測定のみです。

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  (駐車場とフェンスの間に側溝がある)

⑩ 栗駒上野児童遊園 (除染対象外,但し、申請すれば除染対象になるかも?)
栗駒上野児童遊園(すべり台下)9月19日AM測定 空間線量(0.58 0.28 0.21)μ㏜/h         
  (中央盛山草地)              (0.26 0.23 0.21)μ㏜/h
      結果― 9100 ㏃/㎏ (草混じりの土)
「てとてと」結果― セシウム137 3670、セシウム134 2230 合計 5900 ㏃/㎏

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 (きれいに整備されていて草の上に寝そべったら気持ちがよさそう。)

⑪ 栗駒つるが公園 (除染対象地区であり、ここは除染される筈)

 栗駒つるが公園(すべり台下)9月19日AM測定 空間線量(0.43 0.22 0.21)μ㏜/h         
     (中央)            (0.31 0.26 0.23)μ㏜/h
       結果― 4100 ㏃/㎏
 ここは、岩ケ崎保育所(除染対象施設)のちょうど手前にあります。保育所には、砂場があり、きっちりとビニールシートで覆われていました。ここは、多分除染されるものと思われます。
 

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⑫ 宮野中央第3号公園など <9月22日 追加> 実施者(本田事務局長)(除染対象外)
      
 宮野中央第3号公園砂 空間線量(0.022 0.066 0.076)μ㏜/h 
結果― 1900 ㏃/㎏
「てとてと」結果― セシウム137 328、セシウム134 200 合計 528 ㏃/㎏

  宮野中央第3号公園黒い砂 空間線量(0.145 0.095 0.047)μ㏜/h 
結果― 1833 ㏃/㎏

  築館高校グランド南方面 空間線量(0.19           )μ㏜/h 
結果― 2300 ㏃/㎏

(その2) <9月23日>、チーム責任者の佐藤がここの空間線量を再調査しました。

  宮野中央第3号公園コケ類 空間線量(0.16      )μ㏜/h
  築館高校グランド南方面近くの路傍の土 空間線量(0.20     )μ㏜/h 
 栗原農業共済会館入口近くの「黒い土」 空間線量(0.44     )μ㏜/h 

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⑬ 栗駒中江の路傍の土(黒い土)  <9月21日 追加> 実施者(佐藤)
 
 結果ー 地表 0.6μ㏜/h(除染実施区域近くであり、除染されとは思われます。)

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⑭ 栗駒陸上・サッカーグランド下の路傍の土(黒い土)  <9月21日 追加> 実施者(佐藤)

 結果― 地表 2.2μ㏜/h(除染実施区域内、施設の除染、後にここも最後きれいにしてもらいたいものです。)

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 (正面が栗駒体育館、右上が陸上グランド、左上が野球場 いずれも現在、除染中です。)

⑮ 栗駒猿飛来上の路傍の土(黒い土)<9月23日 追加> 実施者(佐藤)

結果ー 地表 0.6μ㏜/h(除染実施区域の少しはずれ、ここは、一応、除染対象外)

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 (正面が成田橋、ここを超えた右手前方のみ除染対象地区です。)

⑯ 栗駒桜田上川原 みつはしドライブインのあった所付近 路傍の土(黒い土) <9月23日 追加> 実施者(佐藤)

  結果ー 0.94 μ㏜/h (除染実施区域からはかなり離れています。ここは、一応、除染対象外)    
  
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まとめ

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 9月20日の土壌測定会には、上の写真の ベラルーシ製、PKC-107放射線測定器を使用しました。これは、シーベルトもベクレルも測れる簡易測定器です。まず、測定する場所のバックグランドの数値を出して、それを土壌などの測定した結果から引きます。20日は、佐藤宅(築館黒瀬)で、数多くの検体を測定しました。しかし、⑫ 宮野中央第3号公園など <9月22日 追加> 実施者(本田事務局長)の3検体は、本田宅(築館宮野)で行いました。バックグランドが宮野の方が低く、そのためか、(1900,1833,2300)㏃/㎏という少し高めの数値が出ました。1900㏃/㎏ のを30日に「てとてと」へ持っていった他の6検体と一緒に測ったところ、528㏃/㎏ と出ました。他の6検体に関しては、「てとてと」結果と、この簡易測定器の結果が、かなり近いことが分かりました。
 また、このベラルーシ製、PKC-107放射線測定器のベクレルのほうの検出限界値は、100㏃/㎏ということです。(食品などの検査には不向きです。) 

 ここから言えることは、この簡易測定器では、①たくさんの検体を一度に検査して、相対的な評価は充分にできる。②高濃度(2000~3000㏃/㎏以上)の検体に関しては、かなり実際に近い数値が出る。③1000㏃/㎏以下の数値に関しては、信頼性が少し欠ける。と思われました。要は使い方次第で、この簡易測定器は、十分に使えると判断しました。(確信が持てなければ、今回のように「てとてと」に持ち込んでダブルチェックすればよいのです。)

強力な助っ人が活躍中です。

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 この記事の途中から写真にももう登場しています測定器「日立アロカサーベイメーターTCS-172B」(右写真の左端)は、最近、活躍し出しているものです。

 これは、当初は、国や大学・研究機関(せいぜい県)だけが使っていたものです。最近になってようやく栗原市でも使い出しました。9月中旬より、私の大学時代の後輩からの好意で借りているものです。(写真上のバッグに入れて宅急便で送ってきました。) 10月下旬には、また返却しなければなりませんが、それまでの間、栗原で十二分に活用する予定です。写真の真ん中は、この8月から活躍している「エステーエアーカウンターEX」です。コンパクトで使いやすく、「日立アロカサーベイメーターTCS-172B」と並べても使っていますが、あまり遜色ありません。左端は、昨年7月から長く活躍している「ガイガーカウンター SOEKS-01Mロシア製」です。しかし、低濃度の測定の精度に難があります。

 栗駒岩ケ崎地区周辺のマップを作ってみました。

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 今回の16カ所の土壌分析等の独自調査では、その内11カ所(+1カ所)が、栗駒岩ケ崎地区の周辺に集中しています。それをマップにしたのが、この写真です。斜線部分が除染実施行政区です。しかし、この行政区だけで除染実施区域を線引きすることには無理があるのです。それは、実際に空間線量や土壌調査をしてみればみるほどわかりました。実際には、こんなに入り組んで汚染があるわけではありませんでした。例えば、栗駒中野地区(除染対象外)にある栗駒中野保育所は、市の測定値でもいつも、50㎝で、0.23μ㏜/h前後で、たまたま測定日でそれに達していなかっただけです。その周りを今回,念入りに調べましたが、現状では、小さな子ども達にとってはとても危険だと判断しました。同様に栗駒岩ケ崎地区周辺に関しては、どこをとっても一定以上の汚染があることは、今回の土壌調査から判明しました。南東は、岩ケ崎の少し手前(猿飛来上)から始まって、岩ケ崎全体、それから栗駒中野から、稲屋敷、鶯沢袋にかけての一帯は、どこにでも高濃度セシウムを含む「黒い土」はあるのです。

 10月21日、くりこまクリニックで、健康福祉友の会主催の「健康まつり」が行われます。私は、そこで、放射能問題に関しての展示協力をすることになっています。そこでこのマップを写真入りで紹介します。(10月13日の10月例会でも紹介します。)できれば、展示だけでなく、放射能測定チームとして、空間線量を測る、高性能測定器「日立アロカサーベイメーターTCS-172B」と、土壌分析をする、ベラルーシ製、PKC-107放射線測定器の2台を使ってのデモンストレーションも行いたいと思っています。会場で、持ち込みの土壌を測ります。また、「日立アロカサーベイメーター」を持って、会場周辺の空間測定をするのです。また、そこで気になった土壌も採取して、後で、会場で検査するのです。出てきた数値をどう見るかは、その場で皆さんと考えれば良いのです。私自身は、限りなくゼロベクレルを目指すべきだと思っています。私は、今回の福島原発事故では、「東電(加担した国も)によって、私たちの生活・生産環境に毒物が撒かれてしまった。」と考えるべきだと思っています。

 新しい「栗原市放射能汚染(除染)マップ」(H24年10月作成)ができました。

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 「てとてと」でのダブルチェック待っている間、栗原市除染実施計画(第1版、第2版)を使って最新の栗原市の『放射能汚染マップ』を作ってみました。市の計画書には、255の行政区ごとの平均空間線量と最小値と最大値を一覧表にして出しています。最後のページでやっと「除染区域図」なるものが出てきますが、とても分かりづらいものです。そもそもこの行政区だけで区切った除染実施区域なるものは、デコボコです。前述したように、実際に空間線量や土壌調査をしてみれば、その矛盾点に気づきます。

 そこで、ある一定のルールに従っての行政区の汚染のランク付け(A~Dまで)をして、それをA-1(全版)の大きさのマップに落としました。さらにそれから、傾向を読み取り、おおよそ、1mの高さの平均空間線量0.10μ㏜/h以上のライン(黄色)、0.15μ㏜/h以上のライン(桃色)、0.20μ㏜/hのライン(赤)の3種を引いてみました。そうすることによって始めて、放射能汚染の特徴が見えてくるのです。以下は、そのマップに付けた解説文です。


<行政区だけで除染実施区域を線引きすることには無理があります。>

 太字が放射性物質汚染対処得措法に基づき国の補助を受けて除染する除染実施区域。(A) 国の基準は、1mで0.23μ㏜/h以上であり、行政区での平均値がそれを上回った場合のみ国からの除染費用が出てきます。対象地区に漏れた行政区の中にも1mで0.23μ㏜/h以上の地点が数多くあります。(B) また、この国の基準は、安全基準ではなく、あくまでも社会的・経済的な条件を配慮した「ガマン値」にすぎません。小さな子どもの生活空間―施設、家などで1mではなく、50㎝、地表での線量で判断することが求められます。((C)も対象になります。) さらに高濃度のセシウムが含まれる「黒い土」などのマイクロホットスポットは、高濃度の汚染地区でなくとも、濃縮作用によって、ある程度の汚染地区ではどこでも出現します。((D)も対象になります。)

 行政区だけで除染実施区域を線引きすることには無理があります。空間線量に加え、その地点の土壌検査をして、行政区を横断する汚染マップを作成する必要があります。

A : 除染実施区域の行政区              24カ所  9.4%
B : 行政区内にMAXが0.23μ㏜/h以上の地点がある。 32カ所 12.6% 
C : 行政区内にMAXが0.20μ㏜/h以上の地点がある。 21カ所  8.2%
D : 行政区内にMAXが0.15μ㏜/h以上の地点がある。  33カ所 12.9% (ABCDの合計110カ所は全体の43%)



10月16日、「藍藻」とした表現を「コケ類」に訂正しました。
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