触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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市政懇談会に参加して

図書館資料費と学校図書費予算化問題                     
                                     2008.6.8 佐藤 茂雄

  四項目の要望に対し、
     市長は「(前向きに)検討する」と約束。


6月6日(金)午後7時~市政懇談会(築館地区ふるさとセンター)に参加して 

 会場の雰囲気は…

 平成20年度の市政懇談会が、今年も5月14日から6月11日にかけて市内10地区18ヶ所で行われています。昨年までは1地区1ヶ所で、築館地区は1ヶ所だけでしたが、今年は3ヶ所になりました。私の住む富野(小)地区は、それに入っていないため、築館地区の中央(築館小)地区の会場、ふるさとセンターに参加しました。(学校図書館のことで築館小のことも訴えたかったこともあって)
 6月6日午後7時よりの懇談会にギリギリで飛び込んでみると結構、多勢いる。私は、この間一緒に学校統廃合反対の運動を進めてきた同地区の知人の横に座りました。そして、よくあたりを見ると何か少し違う。まわりの住民席には、20人もいない。その前と、両横に市長をはじめとする市幹部が20人ほど。さらに後に、市職員が30人ほど出席していました。同会場で昨年12月15日に開催された学校再編計画(案)の市民説明会では、全部で30人ほどの出席者で、教育委員会の市職員も多かったのですが、全体の半分以下でした。会場数が多いとはいえ、住民の参加の少なさと、行政側の多さのギャップに驚きました。約一ヶ月にわたり同様にあと17ヶ所も市政懇談会を開催するのは大変なことだと思いました。

 市長の挨拶より
 
 はじめに、佐藤 勇市長の挨拶が行われました。ここで特に印象に残ったことは、「市の財政を健全化に向かわせていること。借金をこの4年間で、101億円返し、大変努力してきた。(←実質。統計上は68億円。)これは、合併前の1つの町の借金全部に相当する。逆にこの間、隣の登米市は47億円、大崎市は23億円も借金を増やしている。」「職員も1661人いたのが、91人減らしてきている。」「今後は、最小の経費で、最大の効果を挙げていく。行政改革についても広報等で逐次お知らせしていく。」といったことです。

 発言を準備して

 会場で当日配布された懇談会の次第の案内を見ると、このいくつかの後、「5 市民との懇談 挙手制 一人5分程度の質問時間 (1時間30分) 」となっている。市長の挨拶を聞きながら、それに噛み合うようにして、いかに私の言いたいことを、データを示しながらも理性だけでなく、いかに感性にも訴えて、しかも約5分間という短い時間内で、理解を求めていくかを、同時進行で準備を始めました。
 まず、要望を分かりやすく、簡潔に、思い切って絞る。単純化する。そうすると頭の中で次の2種類、4項目になり、急いでメモしました。

1 早期に実現を要望すること。(9月補正で)
 ① 図書館資料費をあと1000万円増額すること。
 ② 学校図書費もあと1000万円増額すること。
2 今年度中に実現を要望すること。
 ③ 「図書館整備計画」の策定。
 ④ 学校図書館の充実計画を盛り込んだ「子どもの読書推進計画」の策定。
 

 私の発言内容

 予算の概要等の行政報告の後、7時30分より、懇談が始まりました。これまで、この種のもので、途中で発言の時間がなくなり、尻切れトンボになってしまったこともあって、今回は、トップバーターに挙手しました。
 会の会報「本のあるくりはら」第8号と9号を示しながら、先ず、図書館の資料費の伸びが少ない問題を。
「築館町時代に図書資料費は、一人当たり400円近くまであったものが、市になり、5倍の人口、13倍の面積で一人当たり、100円そこそこ。(110.5円)資料費が抑制され続けている中で、築館地区の貸出しは減少、全体でも昨年度初めて減少に転じています。」「合併後の2~3年、貸出しが伸びたのは、車で築館の図書館まで来られる人だけが利用してるだけ。全市にサービスが平等に行き届いていません。また、築館地区に関しては、サービスは低下しています。」「今年度は、1080万円出ていますが,これを少なくとも全国平均の一人当たりの資料費255円に近づけるために、現在の2倍に、あと1000万円を9月の補正で組んでいただきたい。」
 そして、図書館整備計画の策定については、「合併前に今日の状況は、既に予測していたため、会報を使って、提言を出しました。また、住民ワークショップにも参加し、提言を出し、現在の総合計画の前の新市建設計画には、反映していました。それが、現在、断ち切れとなっています。昨年度の市立図書館の基本方針にあるように、「市民が居住する地域で利用できるよう図書館整備計画の策定等を図る。」の実施を是非とも今年度は、していただきたい。」
 次に、学校図書費の予算化問題を取り上げました。「4月に朝日と読売新聞に載った、学校図書費、2割流用の記事。5月に河北新報で宮城県もかなり悪い(半分ほども流用)と分かり、文部科学省のホームページで詳しく調べると、栗原市は、更にひどい、6割以上を流用していることが分かりました。国は、学校図書費を充実させるため、年間100億円を5年間、150億円を5年間、そして昨年度より、廃棄-更新分を含めて200億円に増額してこれも5年間地方交付税として交付しています。この措置率が今、問題となっているわけです。100%措置するならば、本来、1772万円になります。ところが、実際には、平成18年790万円、19年680万円、(これが措置率38.4%)今年は、もっとひどくて、600万円しか確保されていません。率にして33.4%です。少なくともあと1000万円を9月の補正で組んでいただきたい。」
 「今週、3つの小学校の学校図書館を訪問しました。築館小学校では、図書費が町時代に比べて半減しています。合併によって図書館サービスが築館地区住民にとって薄まるだけでなく、学校図書館も築館地区の1中学校、4小学校の学校図書館は、町時代にそれなりの水準まで上げてきたのに、それが、市になってダウンしている。これは、旧築館町民としては、ガマンならんのです。築館地区を下げるのではなく、他地域のサービスを上げるべきです。」
 最後に、「子どもの読書推進計画」の策定について。「学校図書館に関してこうしたことをきちんとするためには、国の「子どもの読書活動推進法」にもとづき県でも「みやぎ子どもの読書活動推進計画」が4年前にでき、現在、各市町村段階でも策定が進められています。栗原市は、昨年度までの2年間も続けて「検討中」の回答をしています。そして、現在の実態は、検討している様子はありません。今年度こそ、「検討中」ではなく、学校図書館の充実計画を盛り込んだ「子どもの読書推進計画」の策定をぜひともお願いします。」 「節約、節約もいいけれど、本来出すべきものは、出していただきたい。作るべきものも…そして、自ら声を上げられない子どもたちに対しては、その育つ環境について、もっと私たち大人が責任を持って、心を砕く必要があります。」

 市長の答弁内容

 5分という制約は少し守れず、7~8分では収まった私の要望発言に対し、市長は、「ご指摘のことは、よく分かりました。補正をも含めて、できるかどうか、検討させてもらいます。」「前向きに」という、言葉自体はなかったと思いますがそのような感じでした。そして、「図書館、学校図書館がどうあるべきかは、確かに考えなくてはならないことだと思っています。瀬峰の駅文庫の方々も頑張っていらっしゃることも存じあげていますが、こうしたことも含めて方向を考えていくべきかと思います。」というような発言。これも今後に期待が少し持てるようになって来ました。あとは「教育長から…」とバトンを渡しました。

 教育長の補足答弁内容

 まず、県内の主要な図書館の中では、最後に取り残されていたインターネットへの図書館の蔵書目録公開と公民館図書室等とのコンピューターシステムの統一について。ようやく腹が固まったと見えて、自信たっぷりに、「これから実施します。」と宣言。さらに、「おかげさまで、栗原市では、学校図書館の図書標準を小学校では100%達成しています。中学校の方は、残念ながらそうではありませんが…」とこれも自信たっぷりに発言。思わず私は、「事実はそうではありませんよ。」と発言の途中をさえぎってしまいました。気を取り直し、「後で、反論しますから…」と一旦引きました。「いや、ちゃんと達成していますよ。…」となおも言っていましたが、発言が終わるのを待ちました。

 私の教育長への反論内容

 最新の「本のあるくりはら」第9号で詳しく指摘していますが、(教育長は見ていないようです。)「100%予算措置しない理由に栗原市は、「学校図書館図書標準を達成しているため」と、ここ、2年間も答えているけれども、これは、明らかな間違いです。同じ年の別の文部科学省の調査で栗原市は、100%達成している小学校は、12校の、41.4%、中学校では、3校の30%と回答しています。」「現に、今日、ここに来る3時間ほど前に、私は、金成地区の津久毛小学校の学校図書館を訪問してきたばかりですが、ここには、蔵書は、2859冊しかありませんでした。ここでは学校図書館標準では、4560冊が必要となります。僅か62.7%しか有りません。しかも、かなり古い図書も含んでです。辞典なども、もう30年以上も前のもの。子どもたちがよく読む本は、背表紙のタイトルがもう見えなくなっていて、マジックで書かれていました。そのような本も沢山有りました。ここの子どもたちは本が大好きです。何とかしていただきたいと思います。」「私が今週、見てきたのは、まだ3つの小学校の学校図書館だけです。築館地区以外はまだ1つ。あれこれ言う前に、先ず、各学校図書館の正確な実態を把握していただきたいと思います。」

 懇談会を終えて

 この後、何人かの参加者より質問、要望等があり、それらに対する答弁がされました。それでも、参加者数自体が少ないため、直ぐに終わってしまい、市側から栗原中央病院の経営状況、総合防災訓練や、4号線バイパス建設の見通し等が報告されました。それでも、予定の午後9時までが大幅に早まり、8時15分頃には終わってしまいました。
 市長は、「真ん中にでも集まってざっくばらんに懇談しませんか」と誘いましたが、一部で少し残って話がされていましたが、それも直ぐに終わり、会場の片付けに入りました。市長も帰り支度を始めたので、私は、資料の会報「本のあるくりはら」第8号と第9号を渡し、「しっかりと、お願いします。」と念を押しました。
 その後、私は、会場の出入り口の方に向かい、丁度その時、教育長と一緒になりました。それで、彼にも二つの会報を渡しました。その際、教育長から「いや、助かりましたよ。市長がその気になってくれて…」と感謝の言葉をかけられました。

 今後はどのように?

 「3つの学校図書館を訪問して」を6月7日に完成させ、その次にようやくこの市政懇談会の報告が出来上がりました。これら内容は、かなり今後の展開にとって大切なものとなると確信しています。印刷物、ブログ等を用いてこれらの内容を、多くのこの問題に関心を持っている方々と共有し、さらに深めることができればと考えています。よろしくお願いします。

 (この記事はリンクしている「図書館をもっと大きく育てる会(栗原市)」のブログ「本のあるくりはら」に、同日に、同内容でアップしています。)

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