触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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MOVIES-アメリカ、イギリス、日本映画の各一本。

MOVIES-今日は、アメリカ、イギリス、日本映画の各一本づつ。                   
                               2008.9.23


さよなら。いつかわかること         2008.8.23

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 製作年度2007年、85分のアメリカ映画。 関連するリンク先ーさよなら いつかわかること

あらすじースタンレー(ジョン・キューザック)の妻は、陸軍軍曹としてイラクに単身赴任中です。彼は12歳のハイディ(シェラン・オキーフ)と、8歳のドーン(グレイシー・ベドナーチク)とともに妻の帰りを待ちわびながら暮らしていました。だがある日妻の訃報が届き、娘たちに母の死を伝えることができない彼は、突然、今までの厳しい態度から一転。セキを切ったように、衝動的に彼女たちを連れて遊園地に向かう旅に出ます。途中、実家に寄り、価値観の合わない弟と会うが、彼の反対を押し切り、更に旅を続けます。いきなり父親のテンションが上がったのにビックリする姉妹ですが、勘の良い長女は、だんだんと気が付いていきます。遊園地で充分に遊んだ後、帰路に向かい、彼等が辿り着く海で、父親はやっと真実を娘たちに告白しました。

 この映画については、既に8月30日に記事「二日間(8月23,24日)の東京」の中で<映画鑑賞>として少し、紹介しました。見逃してしまったのですが、1週間ほど前に、NHKスペシャルでイラクでの女性兵士の問題を取り上げていました。日本では、なかなか想像しにくい問題ですので、なおさら注意深く関心を持とうと思い、東京の飯田橋での一館だけの公開を観にいったということです。

 大切な人の「死」を、その「喪失感」を、家族が受け入れるのに必要なのは、「時間」。ロードムービー風に淡々と展開していくスートリー。車の中、立ち寄り先での様々な出来事。最初はぎくしゃくしていた父と長女の関係が、旅を通して少しずつほぐれていきます。これらを映画は、丁寧にじっくりと見せます。そして、前の記事で紹介した感動的なラストシーンへとつながっていきます。

 こうしたテーマに、この映画の場合、さらに「戦争」というファクターが加わってきています。前の記事で私は、この映画を「反戦ではなく、厭戦とでもいうべきもの」としましたが、やはり「広い意味での反戦」と訂正します。確かに、戦闘シーンも、兵士である妻の姿も、写真すらも出てきません。声高に「反戦」を叫んでいるわけでもありません。ただ一人、価値観の合わない弟に「反戦」を語らせています。主演と製作を担当したジョン・キューザックの考えは、父に娘が「仲が悪いの?」と聞かれる場面で、「考え方が違うだけ、仲が悪いわけじゃない」答えさせているように明らかに弟を尊重し、容認しています。つまり、彼は、弟に製作者の考えを代弁させているものと思いました。私の場合、そもそも、イラク戦争自体を、無意味どころか有害であり、世界中の憎悪を増幅させたもの、とみています。しかし、さらに、この映画を観ているうちに、アメリカにおいても最愛の人を奪っていくイラク戦争は、一刻も早く止めさせなければならないと思いました。と同時に、それを生み出しているアメリカの政治がいかに醜いものかと思えてきました。

エリザベス・ゴールデン・エイジ        2008.8.31

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 製作年度2007年、114分のイギリス映画。  関連するリンク先ーエリザベス・ゴールデン・エイジ


あらすじー1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの女王としてイギリスを統治していた。だが、スペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は、東方でキリスト圏を脅かすトルコを叩き、次いでカトリックに逆らうエリザベスを討伐してカトリック復権を目論む彼女の失脚を画策する。そんな女王の前に、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が現れ、「君主の義務」と「女性の幸せ」の狭間で葛藤が生じます。国内の反抗勢力の旗頭にされるメアリーの処遇を先送りしようと悩める国家元首が、暗殺未遂事件によりメアリーの処刑に踏み切ります。さらに、忠実な侍女とローリー卿との結婚による失恋に、スペイン無敵艦隊の来襲、これら試練によってエリザベスの迷いが払拭されていきます。そして、国を、国民を守る神々しい女王へと完全脱皮していきます。

 実は、これより2週間前に間違えて10年前の前作「エリザベス」を借りてきてしまいました。(隣に新作があった。多分、前作は、ビデオで見たと思いますがこれはDVD。)新作を見る上での予習と思えばと割り切り、見ましたが、やっぱり良くできた映画でした。私は、歴史にそれほど強くなく妻に「これって、日本だと何時代?」と聞きました。彼女は、「信長、秀吉、家康の時代よ」と。このエリザベス以後、イギリスの突き進んだ道は、ネーションステートへの道。帝国主義です。これに少し遅れて他の西欧の列強国が加わり、世界分割に乗り出していきました。アメリカも、加わり、そして戦前の日本も遅れて仲間に。(ソ連とその前後のロシアも帝国主義国のようなもの)

 映画では、エリザベス女王が神から授けられた王権を受け継ぐ絶対君主としての義務―国と国民を守る者としてのその強さを様々な葛藤や矛盾を抱えながらも良く出していました。前作の時、ケイト・ブランシェットは30歳、今回はその後半。前作で初めて世界に知られるようになった彼女は、まだ初々しい感じでした。それが今回は、演じる実年齢が50歳ほどですからメークで少し老けさせていますが、女らしさを残しながら威厳に満ちていました。まさにはまり役、彼女しかこの役はできません。スペイン艦隊との戦いの戦場に出向いて、甲冑を身に着け、兵士たちを鼓舞する演説の場面、いいですね。豪華絢爛な衣装、髪型、映像も前作より格段も綺麗になっていました。

 そういえば、これを書いていて今、TVドラマで夫婦ではまっている「篤姫」を思い出しました。いわゆる大奥ものは大嫌いでしたが、スタートが大奥でないため見始めたらやめられません。女傑ぶりというか、その言動、立ち振る舞い、そして衣装に髪型。共通するものを感じました。ただ、少し脱線しますが、エリザベス以後の帝国主義化していったイギリスと同時期のほとんど戦争らしきことをしなかった平和な日本の江戸時代。明治維新、日清・日露戦争から第二次大と戦後処理、天皇制、ともう一度このドラマを見ながら、歴史の見直しを(現在の時点で私が見る歴史)してみたいと思っています。

歓喜の歌         2008.9.12

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 製作年度2007年、112分の邦画。 関連するリンク先ー歓喜の歌


あらすじー文化会館で働く主人公の飯塚主任(小林薫)は、似た名前の2つのコーラスグループを聞き違え、大晦日のコンサートホールをダブルブッキングしてしまう。双方に掛け合うものの、どちらも一歩も譲らず大問題に発展。何事も事なかれ主義で生きてきた飯塚だったが、2つのグループの板ばさみとなってしまい途方に暮れる。飯塚主任と部下の加藤俊輔(伊藤淳史)が、両方の合唱発表会がなんとか開催できるように奔走し、擦ったもんだの末、コーラスグループのリーダー五十嵐純子(安田成美)・松尾みすず(由紀さおり)ら、沢山の人々の協力もあって無事開催にこぎつける。

 原作が立川志の輔の落語で、本人はほんの少しだけ出演しています。確かにストーリーからして、普通の人達が織りなす、ちょっとおかしい群像劇で、彼らのちょっと間の抜けた行動はまさに落語ならではの題材です。(落語の方も聴いてみたい。)ただ、この映画を見だした初めは主人公の飯塚主任のあまりにも気概がなく、いい加減な生き様に呆れるのを通り越して、少しムカっときました。(「こうした人がいるから、公務員全体が攻撃されるんだ。」と)しかし、ストーリーが展開していくにつれて情けなく、笑えてしまう姿を見せながらも「あること」をキッカケにして奮闘するようになります。そんな彼を見続けていると、いつの間にかちょっと温かい眼で見守っている自分に気がつきました。(そう、「全体の奉仕者たる公務員はこうすることもできるんだ。」と)

 その「あること」とは、飯塚主任のいう「ギョウザ、ギョウザですよ!」です。-つまりこのエピソードはー中華料理店を営む夫が入院中で自分の服のリホーム店と掛け持ちをする妻(藤田弓子)(忙しい二つの仕事の合間にもママさんコーラスにも打ち込む)が、主任らからの注文受付ミスに対して、謝罪だけでなく「思いやりと誠意」を形ある「ギョウザ」のサービスで示しました。それに比べダブルブッキング問題で自分たちの採った「情けなく、無責任な行動は…」と反省したのです。合同発表会を説得するシーンで主人公の「実行した結果の後悔よりも、実行しなかったことへの後悔のほうが強いのだ。」の言葉は、これまで窮地に追い込まれると、ついつい何かのせいにして逃げてきた自分自身にも言っているのだと思いました。

 それにしても、キャスティングがいいですね。「こういう奴、いるいる」と思わせるダメ公務員の典型を小林薫が、その下の少し頼りない部下を伊藤淳史が、安田成美は相変わらず綺麗だし(ユーモアも上手く)、その他ダニーボーイのソロを歌った方(名前?)頑張り母さんの藤田弓子、離婚を迫るが最後は許す主人公の妻を浅田美代子、母子家庭でニートの息子を抱え、ファミレスでミニスカを履いて働く根岸季衣など。個性的な多くの俳優さんたちが見事な群像劇を見せてくれます。(女性、女優が多く元気です。)
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のぞみ | URL | 2009年03月09日(Mon)11:37 [EDIT]


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