触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

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MOVIES-映画の最後はアメリカ2本、イタリア1本。 

MOVIES-12本の映画の最後はアメリカ2本、イタリア1本。             
                            2008.9.24

 アメリカン・ギャングスター      2008.9.14

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製作年度2007年、157分のアメリカ映画。関連するリンク先はーアメリカン・ギャングスター

あらすじー1970年代の初頭のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。その彼を正義を貫く麻薬捜査刑事のリッキー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)が追い詰めていく。そして、ロバーツはルーカスを捕まえるが、その後、減刑を取引にして底なしに腐敗したニューヨーク市警の摘発に乗り出す。

 何と言ってもデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウという共にオスカー俳優でもある2人の競演ということに惹きつけられてしまって見ました。この映画の中では、ルーカスは警察に眼をつけられないよう、目立たないように生活していたが、自分では絶対に買うことはないが、妻からの贈り物ということで、豪華な毛皮のコートを着てアリ対フレーザーのボクシングの世界タイトルマッチ戦のリングサイドに陣取ったことで、ロバーツの眼に止まってしまうのがこの二人の初めての出会い。ルーカスは、ヘロインをベトナムから直接密輸する新ルートを開拓し、社会の裏面でのアメリカンドリームを実現した。普段は目立たないように地味なスーツに身をつつみ、美しい妻と家族を愛し、日曜日には教会で祈るし、親や兄弟、親族を大切にする。一方のロバーツは当時の警察の慣習に従わず100万ドルという大金を着服しないなど決して不正をしない、見逃さない正義漢な刑事です。しかし、私生活では妻との約束は守らない、浮気はするし、息子の療育権をめぐって法廷に立たされ四面楚歌になり、結局子どもを自ら手放してしまう派茶めちゃな状態。こうした二人の生き様が極めて対照的に描かれています。それが、最後にはロバーツは、逮捕したルーカスに不正に関わっていた悪徳刑事の名前をルーカスの個人的な恨みで告発させるようにしていく。勿論、ロバーツもこの悪徳刑事と腐敗しきったニューヨーク市警に個人的にも恨みを持っていました。そこに二人の取引成立となったわけです。

 「実話に基づいて作られたストーリー」(このところのアメリカ映画に多い)ということでしたが、それでは、実話とはどう違うのかが気になりました。まず多分、実際のフランクはデンゼル・ワシントンほどカッコイイわけがありません。デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウという2人の実力派俳優と脚本と監督の手腕が良くてこうした見ごたえのある映画ができたのでと思いました。

 ミルコのひかり           2008.9.16

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 製作年度2005年、100分のイタリア映画。関連するリンク先はーミルコのひかり

あらすじー1971年、イタリアのトスカーナ地方で、10歳のミルコ(ルカ・カプリオッティ)は銃の暴発により視力を失う。視覚障害者は特殊学校に入るという当時の法律により、彼はジェノヴァの全寮制の盲学校に転校する。厳しい校則のもと、新生活になじめないミルコは、寮母の娘フランチェスカ(フランチェスカ・マトゥランツァ)と2人で“音”を集め始めます。ミルコは、1台のテープ・レコーダーとの出会いによって新しい世界を見つけ、自由と希望を獲得していきます。このテープ・レコーダーを使った音作りの楽しみが、ミルコから障害者という理由で閉ざされた世界に留まっていた他の子供たちへと広がって行きました。そして、彼らの夢や希望は、フランチェスカや教師でもあるジュリオ神父、その学校の卒業生らに助けられながら世論をも突き動かしていく…。こうしてそれまでの大人たちの常識や型にはめる教育を、変える力になり、1975年イタリアでは法律を変え、全寮制の盲学校は廃止され、視覚障害児も普通学級で学べるようになりました。

 イタリア映画界で活躍する実在の盲目のサウンド・デザイナー、ミルコ・メンカッチの体験を基に作られたといいます。監督の演出がいいのと、イタリア全土でオーディションをしたという、晴眼者、視覚障害者の両方の子供たちが生き生きとした演技をしていて素晴らしいです。「電話交換」「機織り」などの職業に就かせ社会適合させるのが当校の方針、「盲人に将来などない」などと言い放つ校長。その校長とミルコの音に対する想像力を認めるジュリオ神父は議論を戦わします。ジュリオ神父の口から「ファンタジア」(創造の力、イマジネーションの源泉)という言葉が、何度も何度も語られます。人間の、そして子どもたちの、「ファンタジア」の力を誰も奪ってはならないし、奪われないようにしなければいけません。それこそが生きる力の源です。健常者である私達自身のほうがかえって、表面的な上辺だけの世界しか見ていないのかも知れません。映画に出てくるこの子達は目が見えなくても風の音や雨の音を体いっぱいに感じ取ろうとしていました。見たことのない空の色や花の色を頭の中で「ファンタジア」の力で一生懸命にイマジネーションしていました。

 イタリアの現在の視覚障害者に対する教育もこの映画だけではよく分かりません。まして、日本ではどうなっているのか?二十数年前、千葉にいた頃、盲学校の教師をしていた方を知っていました。ここ宮城では、まわりにその関係者もいません。様々なハンディキャップを持った人と接する機会もありますが、視覚障害者については、すっかりこのところ私自身の視野から落ちていたことに気づかされました。もう少し関心やかかわりを持たねばと思いました。

 この記事を書き終えた夜、NHK教育で8時~8時半、「静かな甲子園」というタイトルで、浜松視覚支援特別学校(旧浜松盲学校)の野球部(グランドソフトボール)の活躍を取り上げていました。この4月から加わった社会人になってから失明した元高校球児がムードメーカーとなり、「声を出して」仲間を信頼して「頂点への道」(全国制覇)を目指す彼らの姿はとても輝いていました。 関連するリンク先ー(視聴覚障害者を対象としている特別支援学校


 レッスン!          2008.17

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 製作年度2006年、117分のアメリカ映画。関連するリンク先はーレッスン!

あらすじー路地裏で校長の車を叩き壊している生徒ロック(ロブ・ブラウン)を目にしたピエール(アントニオ・バンデラス)は、翌日、スラム街の高校に出向き、校長に社交ダンスで学生たちを変えてみたいと直訴します。しかし、ピエールがダンス指導することになったのはロックら高校の地下室で居残りをしている問題児の生徒たち(不良生徒たち)が集まる特別クラス。家庭の問題を抱える彼らは、社交ダンスを通して人生に希望を見いだしていく、その生徒たちを更正させるという感じのストーリーです。初めは社交ダンスに見向きもしなかった生徒たちの前に、女性花形ダンサーを連れてきて二人で「タンゴ」を踊るのですが、高校生たちもその素晴らしさに圧倒されます。高校生たちも素直に感動し、自分たちも「タンゴ」踊りたい!となりました。そして、社交ダンスを覚えていくにつれ、ダンスの素晴らしさが分かっていき、猛特訓してクライマックスとなるラストの社交ダンスのコンテストでは、見事、それまでの成果を見せます。

 社会の底辺で生き、将来にも夢や希望を持てない生徒達に、何かを通じて更正させて、生きる喜びを見出させるためには、夢中になって打ち込めるものをと、ダンスを通して不良生徒たちを更正させた、社交ダンス世界チャンピオンのピエール・デュレインの実話を基に映画化した青春映画です。現在ではニューヨーク120校の高校で社交ダンスクラブがあり、今も全米に波及中だそうです。

 ピエールが劇中で校長とPTAの父母に社交ダンスをする意味を、説明するシーンがあります。「社交ダンスは男女ペアで踊るために、一人で自由に踊るダンスと違って、相手のことを考えなければいけません。」社交ダンスを通じて生徒たちに伝えていること。それは、「人を信じる事。」「それ以上に自分を信じる力を持つ事。」「女性を礼儀正しく扱う事。」だとピエールは彼らに訴えます。ここは、とても説得力があり、ダンスシーンに劣らず感動しました。ピエールに説明を求めに来ていた父母たちは彼の説明の前後で180度、態度が変わってしまいました。ピエールが最後に質問はと聞くと「保護者対象のクラスは無いんですか?」ときました。(あれば私も入りたい!)事実、生徒たちは、レッスンを通じ、ピエールの誠実さに触れるうちに、相手を生かすこと、尊重することを身に着けて、徐々に変わっていきました。このまま行けば将来は犯罪者になるに違いないと思われる生徒が、社交ダンスに打ち込むことで、相手を尊重することを身につけて、紳士的なふるまいをするようになっていったのです。ラストのコンテストでは、クラシックの音楽もラップも入り乱れ、ワルツもストリートダンスもミックスして踊るシーンがあります。特別クラスの生徒たちだけでなく全ての参加者、関係者が巻き込まれて、楽しく踊り出しました。ここは、観ていて圧巻でした。私は、エアロビもダンスも苦手なのですが、この映画を観ていたら、何だか少し踊りたくなりました。
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