触媒生活

セカンドライフに入っての日常生活を文章、日記などで表現します。「触媒」のような役割を果したいというのが私のモットーです。コメント等をブログでも受けますが、連絡はメールでfa43725@yb3.so-net.ne.jp まで。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

子どもの本シリーズ 8

<子どもの本シリーズ 8 >

10月のストーリーテリング勉強会 (10月26日)                 
                                       2008.10.27

 この日の発表者は5人でした。
① I さんの「三枚のお札」 おはなしのろうそく5(東京子ども図書館)
② S さんの「あなのはなし」 おはなしのろうそく4(東京子ども図書館)
③ T さんの「おいしいおかゆ」 おはなしのろうそく1(東京子ども図書館)
④ A さんの「あなのはなし」 おはなしのろうそく4(東京子ども図書館)
⑤ T(男性) さんの「星の銀貨」 グリム童話
 この中から、②④と⑤を取り上げます。

(NO.21) あなのはなし 
 ミラン・マラリーク作、間崎ルリ子訳 おはなしのろうそく4(東京子ども図書館編)

あらすじーあるところに、あなの開いた靴下があった。そのあなは、どんどん大きくなって、靴下を飲み込んでしまった。あなは、ぶらりと外へ出かけていく。途中で、ドーナツ、かえる、つばめ、ひつじに会い、一緒に歩いていく。やがて、大きな森にやってきて、その夜は一軒の小屋に泊まることになる。ところが、夜中、おおかみがやってきて、ドーナツやかえるをどんどん「パクリ!」と飲み込んでしまった。とうとう最後に、あなまで飲み込んでしまった。ところが、あながおおかみのお腹に入ると、おおかみのお腹に、あなが開いてしまいました。そのあなから、ひつじ、つばめ、かえる、ドーナツが外へ這い出しました。あなは、どんどん大きくなって、すっかり、おおかみを飲み込んでしまいました。

 こうした奇想天外で、聞き手の意表をついた内容のお話です。繰り返しが多く、リズムよく話ができます。森の小屋に入ってから、話の流れが変わりますので、上手く場面の切り換えをすることが、腕の見せ所です。勉強会では、たまたま二人もこのお話を選んでいました。比較しながらも二度聞くと、より深くお話を味わうことができました。5分程度で、小さな子に向く、とても愉快な創作のお話でした。

(NO.22) 星の銀貨 
 グリム童話 

あらすじーむかし、あるところにたいそう貧しい少女がいた。彼女の両親は亡くなってしまい、住むところも食べるものも着るものも無かった。親切な人からもらったひとかけらのパンと彼女が着ている服だけが彼女に残された唯一のものであった。しかし、彼女はとても良い心の持ち主だった。彼女が道を歩いていると、おなかを空かせた男に出会う。彼女はためらいもなく男にパンを渡し、また歩き出す。今度は寒がっている子どもに出会う。彼女は親切に着ているオーバーを差し出し、また歩き出す。すると、また別の寒がっている子どもに出会う。彼女は着ているスカートを子どもに与え、歩き出す。そうしているとまた別の子どもが現れ、彼女に唯一残されたシャツを欲しがる。彼女はシャツもその子どもにあげてしまう。やがて、着るものも食べるものも失ってしまった彼女がその場にたっていると、星が彼女のもとに降ってくる。彼女の行いを神がほめたためだった。降ってきた星は銀貨となり、少女はいつの間にか新しいシャツを着ていて、拾い集めた銀貨で裕福に暮らしたのだった。  

 勉強会でこの作品の素話を聞いた時、すぐにはグリム童話だとはわかりませんでした。私には、グリム童話は結構、残酷なものが多いという印象があるのですが、これはまったく違うメルヘンな作品です。グリム童話は何人もの方が翻訳されています。彼の使った本は、どれかはまだ特定できていません。細かいことですが、少女が与えていく服の種類が本によって違ってくるのです。また、この話、昔の翻訳ではドイツ語 「ダ・シュテルン・ターラ」 のタイトルが「星の金貨」となっています。ダ・シュテルンは「星」、・ターラは、当時のお金の名前だそうです。この物語ができた当時、金貨はまだなく、銀・銅で硬貨は作られていたそうで、結局、その後、「星の銀貨」に落ち着いたようです。

 話し手のTさんは、今回が初めてということで、4ヶ月前より準備を始め、1ヶ月前には一応、出来上がったがったという、力の入れようでした。「フレーズ毎に、間を多く取るようにした」そうで、とても丁寧に話され、独特の世界作っていました。ただ、勉強会のように大人対象では良いのですが、子ども向きにはなっていないと感じられました。後で調べても、この作品は大人向きに拡がっていることがわかりました。大人向きのビジュアル絵本が出ています。さらに、1995年より続編も含めて何度も作られたテレビドラマの「星の金貨」は、この「星の銀貨」をモチーフにして作られたものといっていいと思います。私自身は、最初のものしか見ていません。確か、「無償の愛」がテーマの一つになっていて、最終回のラストシーンは、見上げると、満天の星…空から金貨が降ってくるのが、見えるような感じだったと思います。
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。